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「君が教えてくれたこと」の版間の差分

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; 雨宮潤
; 雨宮潤
: 演 - [[藤原竜也]]
: 演 - [[藤原竜也]]
: 繭子の弟、高校3年生。17歳。放課後に予備校で慎一の授業を受けている。将来の夢は医者になること。非常に姉思いな性格で、気象観測以外あまり外出せず他人と関わろうとしない繭子のことを心配しており、前々から社会進出してほしいと願ってきた。ある日繭子のブログを宣伝したり、慎一に障害を持つ姉の相談相手になることを頼んだことで彼女自身や生活に変化が訪れる。
: 繭子の弟、高校3年生。17歳。放課後に予備校で慎一の授業を受けている。将来の夢は医者になること。非常に姉思いな性格で、気象観測以外あまり外出せず他人と関わろうとしない繭子のことを心配しており、前々から社会進出してほしいと願ってきた。ある日繭子のブログを宣伝したり、慎一に障害を持つ姉の相談相手になることを頼んだことで彼女自身や生活に変化が訪れる。暮らしている父母は実の親ではなく、繭子との血のつながりもない
; 雨宮亜希子
; 雨宮亜希子
: 演 - [[真行寺君枝]]
: 演 - [[真行寺君枝]]
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: 「ウェザー・ワールド」社の社員。後日同社で働き始めた繭子の直属の先輩社員となる。繭子について「天気予報が趣味のネットアイドル」という認識をしており、入社当初から彼女を快く思っていない。また、気象予報が優れる繭子を妬み、変わった行動とのんびりした性格の彼女に対し徐々に敵意を持ち始める。せっかちな性格で自分の感情を率直に表し歯に衣着せぬ物言いをしており、繭子に聞こえるように嫌味を言う。ある時自身のミスで法人顧客から苦情の電話が入るが、繭子との話の行き違いから彼女のせいにする。
: 「ウェザー・ワールド」社の社員。後日同社で働き始めた繭子の直属の先輩社員となる。繭子について「天気予報が趣味のネットアイドル」という認識をしており、入社当初から彼女を快く思っていない。また、気象予報が優れる繭子を妬み、変わった行動とのんびりした性格の彼女に対し徐々に敵意を持ち始める。せっかちな性格で自分の感情を率直に表し歯に衣着せぬ物言いをしており、繭子に聞こえるように嫌味を言う。ある時自身のミスで法人顧客から苦情の電話が入るが、繭子との話の行き違いから彼女のせいにする。
; 井沢圭介
; 井沢圭介
: 演-田付貴彦
: 演-[[田付貴彦]]
: 圭子の先輩男性社員。職場では繭子の向かいの席に座っている。他の社員と共に慎一から繭子の障害について詳しく話を聞いた後、彼女に異性としてアプローチする。
: 圭子の先輩男性社員。職場では繭子の向かいの席に座っている。他の社員と共に慎一から繭子の障害について詳しく話を聞いた後、彼女に異性としてアプローチする。
:'''村上知恵'''
:'''村上知恵'''
: 演-植松真実
: 演-[[植松真美|植松真実]]
: 「ウェザー・ワールド」社で、繭子の隣の席の社員。
: 「ウェザー・ワールド」社で、繭子の隣の席の社員。
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; 気象予報士
; 気象予報士
: 演 - [[森田正光]]
: 演 - [[森田正光]]

2022年7月28日 (木) 08:48時点における版

君が教えてくれたこと』(きみがおしえてくれたこと)は、2000年4月13日から6月29日まで毎週木曜日21:00 - 21:54(JST)に、TBS系の「木曜21時」枠で放送された日本テレビドラマ。主演はともさかりえ

高機能自閉症の女性と、恋人を亡くしたトラウマから精神科医をやめてしまった予備校講師との恋愛を描く。主人公のバイト先である「ウェザー・ワールド」社の社員役として森田正光森朗真壁京子ら、民間気象情報会社ウェザーマップのスタッフが出演した。

ストーリー

高機能自閉症の障害を持つ雨宮繭子は両親と弟と暮らしながら、趣味で日々の気象観測をしては自身のウェブサイトに天気予報を載せていた。繭子は両親からできるだけ家で過ごすよう言われていたが、社会との繋がりを願う弟の紹介で元精神科医の予備校講師・狭山慎一と出会う。対人関係が苦手な繭子は、健常者が日常的にする仕草の意味や感情表現の方法などを狭山から徐々に教わり始める。

そんな中繭子のブログがテレビのお天気コーナーで取り上げられたことが転機となり、彼女は得意な天気予報を活かして気象会社で働くことに。その後繭子は慎一の支えを受けて様々な問題を乗り越えると、いつしか彼に恋心を抱くようになる。一方慎一には恋人を亡くした過去を心の中で引きずっており、新しい恋愛に踏み出せずにいた…。

キャスト

雨宮繭子(あめみやまゆこ)
演 - ともさかりえ
高機能自閉症(知的障害のない自閉症)の20歳の女性。これまで障害者であることに気付かず[1]、第1話で意図せず知ってしまう。天気予報に秀でた才能を発揮し、自分で調べたデータ[2]に基づいて天気を予報しており、作中ではかなりの確率で的中させている。
パソコンの専門学校に通っていたことがあるため書類作成などができ、自宅のパソコンでは自らのサイトも開設している。その後慎一や美咲とはメールのやり取りをする。記憶力が優れている[3]。「サモア島の歌」[4]がお気に入りで時々口ずさんでいる[5]
障害の影響で苦手なことが多く、特に自分の感情を人にうまく伝えることができない。また、相手の気持ちを読み取ることが苦手なため、人付き合い自体が得意ではない。感覚過敏なため音や光に敏感で、親しい人に突然ちょっと肩に触られるだけでも極度に緊張してしまう。ただし、キラキラしたものが好きで自室には光るキーホルダーのような小物を集めた回転するインテリアがある。嫌いな食べ物は、ビーフシチュー。
狭山慎一(さやま)
演 - 上川隆也
東都医大の元精神科医で、現在は予備校講師で理系科目を教えている。31歳。函館市出身。精神科医だった頃は自閉症は専門外だったが、ある日知り合った繭子と友人として交流を始め、彼女の苦手なことや「みんな(健常者)はこういう時どうするの?」という彼女の疑問に色々と助言する。2年前に目の前で恋人を事故死させた責任からPTSDになり、そのショックで涙が出なくなり現在は目の乾燥防止のため1日に数回目薬を差している。繭子とは彼女がよく行く公園で待ち合わせして会うようになる。ある時繭子が拾ってティア[6]と名付けた猫を自宅で飼えない彼女の代わりに自宅マンションで飼い始める。
雨宮潤
演 - 藤原竜也
繭子の弟、高校3年生。17歳。放課後に予備校で慎一の授業を受けている。将来の夢は医者になること。非常に姉思いな性格で、気象観測以外あまり外出せず他人と関わろうとしない繭子のことを心配しており、前々から社会進出してほしいと願ってきた。ある日繭子のブログを宣伝したり、慎一に障害を持つ姉の相談相手になることを頼んだことで彼女自身や生活に変化が訪れる。暮らしている父母は実の親ではなく、繭子との血のつながりもない。
雨宮亜希子
演 - 真行寺君枝
繭子の母親。40歳。料理上手な専業主婦。家族思いな性格で特に繭子のことを気にかけているが、心配性で過保護な所がある。失敗を繰り返しながらも少しずつできることが増えていく娘に一喜一憂し、自身も娘に笑顔の作り方や人を抱きしめるという行為について教える。気象情報会社で働き始めた繭子を応援する。当初繭子に元精神科医として助言してくれる慎一を好意的に見ていたが、娘が彼に好意を持ったことに気づき、必要以上に2人が親しくならないよう注意深く様子を見るようになる。
雨宮洋平
演 - 加藤茶
繭子の父親で、建設会社「雨宮建設」の社長。57歳。これまで障害を持つ繭子の言動に振り回されたり、周りから「子供のしつけができていない親」として夫婦で偏見を持たれてきた。また繭子が周りから笑いものにされたこともあるため、「娘が傷つくぐらいならひっそりと暮らした方がいい」という考えを持つ。気難しい性格で家族ともぶっきらぼうに会話している。自宅にある大きめの水槽でクラゲを飼っている。ある日週刊誌に繭子が働き出した後障害のことが記事に載り、水島から「記事には慎一が関わっているかも」と言われたことから娘と慎一との仲をさこうとするようになる。
矢口リナ
演 - 椋木美羽
雑誌記者。慎一の亡くなった恋人の妹。26歳。出版社「トレンドジャーナル」で働き、「SCOOP」(スクープ)という記事を扱っている。現在は政治家である水島のネタを探るため、親しく接している。障害を持ちながら天気予報のブログでちょっとした話題となった繭子に興味を持ち始める。過去に自身の姉と慎一が交際しており、「繭子との交流で慎一が精神科医だった頃を思い出して傷つくのでは?」との思いから繭子に冷たい態度で接する。自分の考えを周りの人に押し付けてしまう所がある。
佐久間稔
演 - 斎藤洋介
慎一の医大時代の先輩。現在は東都医科大学附属中央病院のの医師として働き、時々患者として訪れる繭子を診察している。また、医者を辞めた後の慎一とも交流を続けており、彼の心を気にかけながらも医師に戻ることを願っている。繭子の就職後障害により同僚との外食が上手く行かず、彼女の代わりに相談に来た慎一に対策をアドバイスする。
矢口有希(ゆき)
演 - 森下涼子
亡くなった慎一の恋人。リナの姉。2年前に慎一がプロポーズするつもりで会う約束をしたが、当日予定より少し遅れてやって来た彼の目の前で車にはねられて亡くなった。
大野美咲
演 - 山口もえ
繭子と同じく自閉症の女性。23歳。“EZAKI INDUSTRY”という製造工場の労働環境に満足しており楽しく働いている。気象会社に就職する前の繭子が、洋平から働き口として工場を紹介され自身と話したことで友人となる。それ以来繭子とメールでやり取りしたりたまに直接会って交流し、自閉症者同士だからこそ分かる日常生活の生き辛さなどを語り合ったり悩みに助言する。ロンドン橋落ちたの歌が好きで、作中では英語歌詞で歌うシーンがある(第5話)。以前は恋人がいたようだが、今の所1人でいる方が気楽と思っている。
西崎千尋
演 - 初音映莉子
潤の同級生。17歳。潤と同じく進学塾に通っている。潤に密かに片思いしている様子だが、なかなか気づいてもらえない状態。きょうだい仲がいい潤と繭子の関係を微笑ましく思っている。
水島賢吾
演 - 宅麻伸
代議士。45歳。洋平の古くからの知人で過去に彼の実家の近所に住んでいた。福祉国家をテーマにした会合をするなど、議員活動では福祉の充実を訴えている。障害のある繭子を気にかけており就職口として工場を紹介したり、時々洋平と会ったり電話をかけて雨宮家とも交流を続ける。しかしほどなくして繭子の知名度を利用しようとする。
篠田一之
演 - 甲本雅裕
「ウェザー・ワールド」社の天気予報を扱う部門のサブリーダー。森田から繭子の指導係を任される。誠実な人柄。週刊誌により繭子の自閉症が判明し、他のスタッフが腫れ物に触るように接し始める中、きちんと彼女と向き合おうとする。繭子の障害について説明するために会社を訪れた慎一に、社員たちに彼女の障害について理解を深めるため詳しい彼女の症状とそれに対する周りの対応の仕方を教えてくれるよう依頼する。
佐伯圭子
演 - 川越美和
「ウェザー・ワールド」社の社員。後日同社で働き始めた繭子の直属の先輩社員となる。繭子について「天気予報が趣味のネットアイドル」という認識をしており、入社当初から彼女を快く思っていない。また、気象予報が優れる繭子を妬み、変わった行動とのんびりした性格の彼女に対し徐々に敵意を持ち始める。せっかちな性格で自分の感情を率直に表し歯に衣着せぬ物言いをしており、繭子に聞こえるように嫌味を言う。ある時自身のミスで法人顧客から苦情の電話が入るが、繭子との話の行き違いから彼女のせいにする。
井沢圭介
演-田付貴彦
圭子の先輩男性社員。職場では繭子の向かいの席に座っている。他の社員と共に慎一から繭子の障害について詳しく話を聞いた後、彼女に異性としてアプローチする。
村上知恵
演-植松真実
「ウェザー・ワールド」社で、繭子の隣の席の社員。
気象予報士
演 - 森田正光
「ウェザー・ワールド」社の天気予報を扱う部門の責任者らしき存在。繭子の気象に関する観察力や分析力などの能力を高く評価している。繭子の天気に関する意見を、社の最終的な判断として天気予報に取り入れることもある。忙しい立場なので時々職場に訪れて、その日ごとの天気を他の社員たちとともに最終的な予想を決める。ちなみに公的な気象予報業務は気象予報士の資格がないとできないため、「ウェザー・ワールド」社のバイトとして入った繭子に対して、あくまで“助言”という形で仕事を手伝ってもらう。
気象予報士
演 - 森朗
「ウェザー・ワールド」社社員。パソコンを使ってその日の天気を予想していた所、会社の採用試験に訪れた繭子が予想図をひと目て「2時間後ににわか雨が降ります」と予想したことがきっかけで[7]、彼女の採用が決まる。
気象予報士
演 - 真壁京子
第1話で森田と共にテレビ番組のお天気コーナーを担当。ネットで天気予報をしている繭子の予報の的中率が高く、時々自身も参考にしていることをテレビで取り上げる。

スタッフ

撮影・ロケ地

受賞歴

放送日程

各話 放送日 サブタイトル 脚本 演出 視聴率
第1話 2000年4月13日 私はひとりじゃない? 武田百合子 吉田健 15.7%
第2話 2000年4月20日 あなたの心がわかりたい 14.8%
第3話 2000年4月27日 あなたのために笑いたい 大岡進 14.7%
第4話 2000年5月4日 最初の一歩 13.4%
第5話 2000年5月11日 先生が嘘をついた 内田誠 12.5%
第6話 2000年5月18日 恋人になりたい 原田菜緒子 吉田健 13.7%
第7話 2000年5月25日 ふたつの涙 武田百合子 12.7%
第8話 2000年6月1日 抱きしめられたい 大岡進 13.0%
第9話 2000年6月8日 私に嘘をついて… 内田誠 14.4%
第10話 2000年6月15日 あなたを忘れられない 原田菜緒子 大岡進 13.5%
第11話 2000年6月22日 君を愛している 武田百合子 吉田健 15.6%
最終話 2000年6月29日 君はひとりじゃない
平均視聴率14.0%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

脚注

  1. ^ 「私には普通の人と違って変な所がある」とだけ認識していた。
  2. ^ 毎日外に出かけて温度計や風力計で気温・風力を調べ、雲の様子をチェックし海流前線の動きなども考慮している。
  3. ^ 「ウェザー・ワールド」社の筆記試験では満点を取っている。ただし本人によると「私は忘れることができない」とも言っている(第4話)。
  4. ^ 歌詞GETより「サモア島の歌」
  5. ^ 第7話では慎一と2人で歌う。
  6. ^ 英語で「涙」を意味する「Tear」から。
  7. ^ 思ったより気象予報士の資格を持つ応募者が現れたため繭子は不採用になりかけるが、その後予想が的中して自身が森田正光に報告したことで
  8. ^ 『全国映画ドラマロケ地事典』p359 日外アソシエーツ編集(2011年)全国書誌番号:21946393

関連項目

外部リンク

TBS 木曜21枠ドラマ
前番組 番組名 次番組
3年B組金八先生(第5シリーズ)
君が教えてくれたこと