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{{Otheruses|2012年に発足したオーケストラ|それ以前に同名で呼ばれたオーケストラ|バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団}} |
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{{Infobox Musician <!--プロジェクト:音楽家を参照--> |
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{{Portal クラシック音楽}} |
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'''南西ドイツ放送交響楽団'''( |
'''南西ドイツ放送交響楽団'''({{lang-de|SWR Sinfonieorchester}})は、[[ドイツ]]の[[バーデン=ヴュルテンベルク州]]にある[[南西ドイツ放送]]所属の[[オーケストラ]]。本拠地は[[シュトゥットガルト]]。 |
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== 概要 == |
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[[1946年]]2月1日、新設された南西ドイツ放送(厳密には現在の同名の放送局とは異なる、略称SWF)所属のオーケストラとして設立された。当時、[[ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団]]の首席指揮者であった[[ハンス・ロスバウト]]を迎え、[[現代音楽]]を演奏することを重要な目的とした演奏活動を行う。特に、[[1950年]]より出演している[[ドナウエッシンゲン音楽祭]]において重要な役割を果たし、この音楽祭での世界初演曲は今日までに400曲以上にも上る。1950年代には[[イーゴリ・ストラヴィンスキー|ストラヴィンスキー]]が幾度かにわたり自作を指揮、また[[ピエール・ブーレーズ|ブーレーズ]]がロスバウトの代役で指揮台に上り、指揮者としての本格的なキャリアをスタートさせたのもこの時期である。 |
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=== 沿革 === |
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2012年9月28日、南西ドイツ放送の顧問委員会が財政上の理由から、傘下にある[[シュトゥットガルト放送交響楽団]]と[[バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団]](元は後者が「南西ドイツ放送交響楽団」の名称であった)の統廃合を決定し誕生した。 |
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発足時点での常任指揮者は不在、初代音楽監督には[[エッセン]]のコンツェルトハウス管弦楽団で支配人を務めたヨハネス・ブルトマン<ref>[http://www.swr.de/unternehmen/johannes-bultmann-uebernimmt-die-kuenstlerische-gesamtleitung-fuer-klangkoerper-und-festivals-des-swr/-/id=3586/did=10871896/nid=3586/4jk2fi/index.html 南西ドイツ放送とのインタビュー{{De icon}}]{{リンク切れ|date=2021年2月}}</ref>が就任した。 |
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ロスバウトの後にも現代音楽を得意とする指揮者を首席指揮者に迎えており、現代音楽の演奏で大変有名という珍しいオーケストラの伝統は現在でも続いている。 |
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2016年9月20日、[[エトヴェシュ・ペーテル|ペーター・エトヴェシュ]]を指揮者に迎え、第1回の公演をシュトゥットガルトで行った。2017年の9月22日まで南西ドイツ放送のオンラインで視聴することができた。 |
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正式名称に2つの地名が入っているが、[[1996年]]に新しいフライブルクのコンサートホールが完成し、主要な演奏会をそのホールで行うようになったため、名称にフライブルクを付け加えられるようになったものである。ちなみに現在では、定期演奏会と特別演奏会が催されているのはフライブルクのみである(南西ドイツ放送主催の定期演奏会が[[シュトゥットガルト放送交響楽団]]との持ち回りで[[マンハイム]]でも行われている)。 |
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=== 初回公演の演奏曲目と奏者 === |
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現在は [[シルヴァン・カンブルラン]]を首席指揮者、前任の[[ミヒャエル・ギーレン]]、そして[[ハンス・ツェンダー]]を首席客演指揮者に迎え、現代音楽のみならず幅広いレパートリーをカバーした活動を行っている。また録音の分野でも、ヘンスラー・クラシックが母体の南西ドイツ放送と2000年5月に設立した新レーベルFaszination Musikから、カンブルランの[[エクトル・ベルリオーズ|ベルリオーズ]]や[[オリヴィエ・メシアン|メシアン]]、ツェンダーの作品集、「[[セルゲイ・ディアギレフ|ディアギレフ]]と[[バレエ・リュス|ロシア・バレエ団]]の音楽」シリーズ、ギーレンの[[バルトーク・ベーラ|バルトーク]]作品集、[[ヨハネス・ブラームス|ブラームス]]、[[グスタフ・マーラー|マーラー]]の交響曲全集、ツェンダーの[[フランツ・シューベルト|シューベルト]]交響曲全集など、数多くのCDをリリースしている。以前にもインターコード・レーベルからギーレンの[[ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェン]]交響曲全集など、数多くの録音が発売させていたが、マーラー、[[アントン・ブルックナー|ブルックナー]]など一部の録音は、現在ヘンスラーFaszination Musikから発売されている物と同じ音源である。 |
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;第1部 |
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[http://www.ardmediathek.de/tv/SWR-Symphonieorchester-Das-erste-Konze/Das-erste-Konzert-Teil-1-Saariaho-und-/SWR-Fernsehen/Video?bcastId=37907794&documentId=37907818] |
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* [[カイヤ・サーリアホ|サーリアホ]]:オペラ『遥かな愛』より四つのかがやき - ラッセル・ブラウン(バリトン)、ピア・フロイント(ソプラノ) |
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* [[エトヴェシュ・ペーテル|エトヴェシュ]]:ヴァイオリン協奏曲第2番『ド・レ・ミ』 - [[パトリツィア・コパチンスカヤ]](ヴァイオリン) |
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* [[グスタフ・マーラー|マーラー]]:[[交響曲第10番 (マーラー)|交響曲第10番]]より”アダージョ” |
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;第2部 |
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[http://www.ardmediathek.de/tv/SWR-Symphonieorchester-Das-erste-Konze/Das-erste-Konzert-Teil-2-E%C3%B6tv%C3%B6s-und-Ba/SWR-Fernsehen/VideobcastId=37907794&documentId=37907852] |
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* [[バルトーク・ベーラ|バルトーク]]:『[[中国の不思議な役人]]』作品19 Sz.73 |
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== 歴代首席指揮者など == |
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2008年/2009年のシーズンには客演指揮者として[[大野和士]]、[[佐渡裕]]の2人の日本人指揮者が初登場するのも注目されている。 |
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* [[テオドール・クルレンツィス]] (2018年 - 2025年)<ref>{{Internetquelle |autor=SWR2 |url=https://www.swr.de/swr2/musik-klassik/teodor-currentzis-dirigent-swr-symphonieorchester-100.html |titel=Teodor Currentzis – Chefdirigent des SWR Symphonieorchesters |datum=2019-07-17 |sprache=de |abruf=2024-04-15}}</ref><ref>{{Internetquelle |url=https://crescendo.de/currentzis-verlaengert-beim-swr-symphonieorchester/ |titel=Currentzis verlängert beim SWR Symphonieorchester |werk=crescendo.de |datum=2021-09-15 |sprache=de |abruf=2024-04-15}}</ref> |
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* [[フランソワ=グザヴィエ・ロト]](2025 - )<ref>{{Internetquelle |url=https://www.swr.de/swr2/musik-klassik/symphonieorchester/francois-xavier-roth-wird-chefdirigent-swr-symphonieorchesters-ab-2025-100.html |titel=François-Xavier Roth wird Chefdirigent und Künstlerischer Leiter des SWR Symphonieorchesters |werk=SWR |datum=2022-09-30 |abruf=2024-04-15}}</ref> |
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== 脚注 == |
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{{脚注ヘルプ}} |
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*1948年 - 1962年 [[ハンス・ロスバウト]] |
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*1964年 - 1979年 [[エルネスト・ブール]] |
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=== 注釈・出典 === |
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*1980年 - 1986年 [[カジミエシュ・コルト]] |
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*1986年 - 1999年 [[ミヒャエル・ギーレン]] |
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*1999年 - [[シルヴァン・カンブルラン]] |
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== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
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*{{Official website|https://www.swr.de/swrclassic/symphonieorchester/index.html}}{{De icon}} |
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[[Category:2016年に結成した音楽グループ]] |
2024年4月15日 (月) 05:47時点における最新版
南西ドイツ放送交響楽団 | |
---|---|
出身地 |
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ジャンル | クラシック音楽 |
活動期間 | 2012年~ |
公式サイト | 公式ウェブサイト |
南西ドイツ放送交響楽団(ドイツ語: SWR Sinfonieorchester)は、ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州にある南西ドイツ放送所属のオーケストラ。本拠地はシュトゥットガルト。
概要
[編集]沿革
[編集]2012年9月28日、南西ドイツ放送の顧問委員会が財政上の理由から、傘下にあるシュトゥットガルト放送交響楽団とバーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団(元は後者が「南西ドイツ放送交響楽団」の名称であった)の統廃合を決定し誕生した。
発足時点での常任指揮者は不在、初代音楽監督にはエッセンのコンツェルトハウス管弦楽団で支配人を務めたヨハネス・ブルトマン[1]が就任した。
2016年9月20日、ペーター・エトヴェシュを指揮者に迎え、第1回の公演をシュトゥットガルトで行った。2017年の9月22日まで南西ドイツ放送のオンラインで視聴することができた。
初回公演の演奏曲目と奏者
[編集]- 第1部
- サーリアホ:オペラ『遥かな愛』より四つのかがやき - ラッセル・ブラウン(バリトン)、ピア・フロイント(ソプラノ)
- エトヴェシュ:ヴァイオリン協奏曲第2番『ド・レ・ミ』 - パトリツィア・コパチンスカヤ(ヴァイオリン)
- マーラー:交響曲第10番より”アダージョ”
- 第2部
歴代首席指揮者など
[編集]- テオドール・クルレンツィス (2018年 - 2025年)[2][3]
- フランソワ=グザヴィエ・ロト(2025 - )[4]
脚注
[編集]注釈・出典
[編集]- ^ 南西ドイツ放送とのインタビュー[リンク切れ]
- ^ SWR2 (17 July 2019). "Teodor Currentzis – Chefdirigent des SWR Symphonieorchesters" (ドイツ語). 2024年4月15日閲覧。
- ^ "Currentzis verlängert beim SWR Symphonieorchester". crescendo.de (ドイツ語). 15 September 2021. 2024年4月15日閲覧。
- ^ "François-Xavier Roth wird Chefdirigent und Künstlerischer Leiter des SWR Symphonieorchesters". SWR. 30 September 2022. 2024年4月15日閲覧。