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「大阪シティバス井高野営業所」の版間の差分

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== 車両 ==
== 車両 ==
2010年5月現在は大型車と中型車が配置されている。メーカーは、2002年の路線再編以前は大型車・中型車とも[[三菱自動車]](現[[三菱ふそうトラック・バス]])製に統一されていたが、車両の転属や経年での置き換えが進行し、現在は大型車が[[いすゞ自動車]]製、[[日野自動車]]製、[[UDトラックス|UDトラックス(旧:日産ディーゼル)]]製が配置されている。中型車は[[いすゞ自動車]]製と[[日野自動車]]製が配置されている。
2010年5月現在は大型車と中型車が配置されている。メーカーは、2002年の路線再編以前は大型車・中型車とも[[三菱自動車]](現[[三菱ふそうトラック・バス]])製に統一されていたが、車両の転属や経年での置き換えが進行し、現在は大型車が[[いすゞ自動車]]製、[[日野自動車]]製、[[UDトラックス|UDトラックス(旧:日産ディーゼル)]]製が中型車は[[いすゞ自動車]]製と[[日野自動車]]製([[ジェイ・バス]]統合車種の配置もあり)が、赤バス車両は[[オムニノーバ・マルチライダー]]と[[メルセデス・ベンツ スプリンター#メルセデス・トランスポーターT1N]]の両方が配置されている。


== 脚注 ==
== 脚注 ==

2011年6月17日 (金) 23:10時点における版

大阪市営バス井高野営業所(おおさかしえいバスいたかのえいぎょうしょ)は、大阪府大阪市東淀川区井高野にある、大阪市営バスの営業所である。バス側面および後面窓ガラスに貼られる所属営業所を示すシールの表記は「井」である。

主として東淀川区を通る路線を担当しており、操車は井高野車庫で行っている。2007年1月8日のダイヤ改正以前は守口車庫や新森公園で操車する路線も受け持っていたが、この改正の際にこれらの路線は守口営業所のみの担当となった。その後、2009年3月29日より新森公園で操車する路線の担当が井高野・守口古市東成の4営業所の共同運行として復活している。2010年3月28日より守口車庫で操車する路線の担当も復活したが、同時に新森公園への運用からは撤退している。

また、2011年4月1日より、赤バスの運行も一部で開始された。

沿革

現行路線 (一般路線)

25号系統

  • 25:東淀川駅前―新大阪駅東口―三国本町―三津屋公園―加島駅前
    • 2002年(平成14年)1月27日に新設。当初は古市営業所担当だった。
    • 2008年3月30日から西淡路二丁目 - 阪急崇禅寺駅前 - 中島中学校前間を短縮し、新大阪駅東口経由になった。
    • 2010年3月28日のダイヤ改正で古市営業所閉鎖に伴い、井高野営業所に移管される。同時に平日・土曜日のみの運行(休日は運休)となる。

34号系統

35号系統

37号系統

運行区間
概要

37号系統東淀川区井高野地区から阪急京都線上新庄駅淀川通長柄橋天神橋筋を経由して、大阪駅とを結ぶ路線である。東淀川区の鉄道空白地域を通っており、東淀川区の主幹路線である。また、上新庄駅折り返し便として37B号系統が設けられている。また、井高野地区と阪急京都線相川駅とを結ぶ37A号系統も設けられており、平日・土曜の朝夕ラッシュ時に運行される。

地下鉄今里筋線が東淀川区井高野地区に乗り入れているため、一時期減便されたが、今里筋線が乗客の流動に合っていない路線設定となっており(市内中心部を経由せず、他路線との乗り換えを前提にしているなど)、乗客が想定通りに今里筋線にシフトしきれなかったことから、現在でも一定本数が確保されている。

沿革
  • 古くは江口橋を終点としていた。
  • また、かつては区間便として、井高野車庫~天神橋六丁目を運行する幹線37A号系統が運行されていたが、のちに廃止となった。
  • ゾーンバス制度が導入されてから2002年1月27日のダイヤ改正まで37号系統は幹線37号系統、37A号系統は支線37号系統、37B号系統は幹臨37号系統と称していた。井高野車庫前-瑞光二丁目・上新庄駅北口の区間は37B号系統も加わりかなりの高頻度運転であったが、地下鉄今里筋線開業後の2007年1月8日に37号系統・37B号系統とも大幅に減便された。
  • この2007年1月8日のダイヤ改正で減便された37号系統を補完する役目として大阪駅前 - 上新庄駅前間に37C号系統が新設された(担当は中津営業所)が、37C号系統は2010年3月28日のダイヤ改正で廃止となった[1]
ダイヤおよび停留所
  • 37号系統は、平日昼間は1時間あたり5本、土曜・休日昼間は1時間あたり5-6本の運行となっている。
  • 37A号系統は、平日の朝夕ラッシュ時のみの運行である。
  • 37B号系統は、復路(井高野車庫前行き)の休日昼間は1時間あたり3本の運行だが、往路や平日・土曜の復路は時間帯によって運行本数が一定しておらず、1時間近く間があく場合もある。

井高野南口停留所と江口橋停留所は大阪市と摂津市の市境を挟んで設置されている。大阪駅前では安全地帯のりば(青色)4番のりばから発車している。

78号系統

83号系統

86号系統

運行区間
  • 86:上新庄駅前 - 豊里 - 地下鉄太子橋今市 - 地下鉄今福鶴見 - 地下鉄深江橋 - 地下鉄新深江 - 布施駅前
概要
布施駅前ロータリーにて。写真の車両は当時東成営業所所属で、現在は既に廃車、転属済み。

東淀川区阪急京都線上新庄駅)から国道479号(大阪内環状線)を経由して東大阪市近鉄奈良線布施駅)とを結ぶ路線である。途中旭区城東区東成区を経由し、一部区間では守口市も経由する。上新庄駅前-布施駅前間は片道約40-45分程かかり(渋滞多発地帯を走ることもあってか1時間以上かかることもある)、大阪市営バスの中では運行距離の長い部類に入り、大阪市東部を縦貫するため利用者は多い。また、多くの鉄道路線と接続している。上新庄駅と布施駅以外では、以下の駅で接続している。

なお、大桐一丁目-清水小学校前間で地下鉄今里筋線と並走しているが、今里筋線の路線設定が乗客の流動に沿っていない(市内中心部を経由しない、上新庄駅を経由しないなど)こともあり、今里筋線開業後も利用者数は多い。

大阪市東部を縦貫する長距離系統としては、35号系統も同様であり、35号系統とは地下鉄太子橋今市で交差している。

沿革

大阪市バス再編時(2002年1月27日)に、支線27号系統(上新庄駅前-新森公園前、担当営業所は井高野および古市)と幹線86号系統(新森公園前-布施駅前、担当営業所は東成および古市)が統合して、この86号系統が誕生した。この系統の一部の区間は2006年12月24日に開業した大阪市営地下鉄今里筋線と経路が重複しているため、2007年1月8日より、幹線86号系統時代と同じ、新森公園前-布施駅前間の86C号系統を、また守口車庫前-上新庄駅前間に86D号系統(2002年まであった支線27A号系統と同一路線で、守口や井高野、東成担当)を新設した。一部を除き86号系統と並行する67号系統(新森公園前-東深江)についても、86C号系統と同じ経路への変更が行われた。86C号系統と86D号系統が新設されたため、86号系統は終日(朝・夕のラッシュ時も含めて)1時間に2-3本程度と減便された。同時にこれまで東成営業所との共同で担当していた同系統は主に井高野営業所の担当になった。なお、86Cは古市営業所、86Dは守口営業所の担当路線だったが、2010年3月28日のダイヤ改正で86号系統に統合され廃止になった[1]

  • 布施駅前停留所はかつては布施駅北口と名乗っていた。近鉄布施駅北口付近の再開発のために布施駅北口停留所は布施駅南側に移設され、停留所名を布施駅前に変更した。そして再開発事業完成後に停留所は布施駅北側に戻ったが、停留所名は布施駅前のまま現在に至っている。
停留所およびダイヤ

平日・土曜・休日とも、20分毎に運行している。平日および土曜のラッシュ時には運行本数が増える。高井田-布施駅には近鉄バスの長堂停留所が存在するものの本系統には停留所はない。

その他

かつては黒字額が市営バスでもベスト5に入るぐらいの黒字路線であったが、2008年度決算では赤字路線に転落し、約156万円の赤字である。

93号系統

運行区間
  • 93:井高野車庫前 - 瑞光二丁目 - 長柄橋 - 十三 - 歌島橋バスターミナル
概要

93号系統は、東淀川区井高野地区から淀川通を経由して西淀川区とを結ぶ路線である。途中淀川区を通る。淀川通を東西に貫いており、多くの鉄道路線と接続しているため、比較的利用客が多い。鉄道とは以下の駅で接続している。

井高野車庫前-歌島橋バスターミナルは片道約45-50分程かかり、比較的長距離の路線である。

沿革
  • 93号系統は2002年1月27日のダイヤ改正までは幹線93号系統と称していた。一時期支線93号系統(現在の93B号系統)と連結運転も行っていた。
  • 2010年3月28日のダイヤ改正まで、歌島橋バスターミナルを経由せず大和田橋を経由し福町まで運行する93C号系統と地下鉄西中島南方止まりの93D号系統が存在した。93C号系統は当時の大阪市営バスの循環経路を除いた最長路線だった。
  • 93C号系統も2002年1月27日のダイヤ改正までは特93号系統と称されており、幹支区界は歌島橋であった。
ダイヤおよび停留所

平日・休日の昼間はおよそ40分毎、土曜昼間はおよそ30分毎に運行している。

95号系統

  • 95:上新庄駅前―豊新四丁目―豊里団地前
    • 一部の便を除き37B号系統と連続運行していたが、2009年3月29日から再び単独運行へ戻った
    • 2002年1月26日以前は支線95号系統という系統番号であった。
    • 2010年3月28日のダイヤ改正より、中型車での運行も始まる。

110・110A号系統

現行路線(赤バス系統)

2010年3月28日に古市営業所が廃止されて以降、担当路線を長吉営業所や住之江営業所で埋め合わせる状況が続いているが、赤バスの回送距離が大幅に伸びてしまう問題が生じていた。この為、2011年4月1日より、一部路線を井高野営業所で担当する事となった。

西淡路 - 区役所

  • 新大阪駅東口―阪急崇禅寺駅(菅原方向)/東淀川駅前(新大阪方向の一部のみ)―淡路三丁目―下新庄四丁目―東淀川区役所前―菅原二丁目
    • 2010年3月28日より、前日までで閉鎖となった古市営業所に代わって住之江営業所の担当となる。
    • 2011年4月1日より、井高野営業所担当となる。

東淀川東ループ (213-1,2号系統)

  • 東淀川区役所前―上新庄駅北口―相川駅前―地下鉄瑞光四丁目―豊里五丁目―東淀川区役所前
    • 2010年3月28日より、前日までで閉鎖となった古市営業所に代わって長吉営業所の担当となる。
    • 2011年4月1日より、井高野営業所担当となる。

旭ループ (216号系統)

  • 守口車庫前 - 地下鉄太子橋今市 - 千林 - 旭区役所区民センター前 - 生江(ループ運行)
    • 2010年3月28日より、前日までで閉鎖となった古市営業所に代わって長吉営業所の担当となる。
    • 2011年4月1日より、井高野営業所担当となる。

城東北ループ (217-1号系統)

  • 関目二丁目南→地下鉄関目成育→地下鉄今福鶴見→地下鉄蒲生四丁目→関目二丁目南
    • 2010年3月28日より、前日までで閉鎖となった古市営業所に代わって長吉営業所の担当となる。
    • 2011年4月1日より、井高野営業所担当となる。

城東南ループ (217-2号系統)

  • 城東区役所前→天王田→地下鉄緑橋→城東区役所前
    • 2010年3月28日より、前日までで閉鎖となった古市営業所に代わって長吉営業所の担当となる。
    • 2011年4月1日より、井高野営業所担当となる。

車両

2010年5月現在は大型車と中型車が配置されている。メーカーは、2002年の路線再編以前は大型車・中型車とも三菱自動車(現三菱ふそうトラック・バス)製に統一されていたが、車両の転属や経年での置き換えが進行し、現在は大型車がいすゞ自動車製、日野自動車製、UDトラックス(旧:日産ディーゼル)製が、中型車はいすゞ自動車製と日野自動車製(ジェイ・バス統合車種の配置もあり)が、赤バス車両はオムニノーバ・マルチライダーメルセデス・ベンツ スプリンター#メルセデス・トランスポーターT1Nの両方が配置されている。

脚注

  1. ^ a b 2007年1月8日のダイヤ改正で守口車庫前 - 上新庄駅北口 - 大阪駅前間を運行していた27号系統(2002年1月27日のダイヤ改正までは特27号系統)が廃止となったが、今里筋線の開業に伴い37号系統・86号系統共に減便となり、これを補完するために大阪駅前 - 上新庄駅前間運行の37C号系統と守口車庫前 - 上新庄駅前間運行の86D号系統が運行を開始したので、実質は27号系統を上新庄駅前を境に37C号系統と86D号系統に分断した形となった。しかも2010年3月28日のダイヤ改正で37C号系統・86D号系統はともに、それぞれ37号系統・86号系統に統合される形で廃止となった。

外部リンク