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2010年4月9日 (金) 05:13時点における版

山本達郎(やまもとたつろう、1910年6月16日 - 2001年1月24日)は、東洋史学者、東京大学名誉教授。東京生まれ。

旧姓は松村。日銀総裁などを歴任した祖父の山本達雄男爵の養子となる。東京帝国大学卒、東方文化学院研究員を務め、1944年東京帝国大学助教授、49年東大文学部東洋史学科教授(南方史講座)、71年定年退官まで長く学科主任を務め、退官後は国際基督教大学教授。75年国際哲学人文科学協議会会長。

専攻は東南アジア史・インド史。南方史研究会(東南アジア史学会(現東南アジア学会)の母体のひとつ)を組織した。また、「平成」の新元号の提案者であると言われている。山本達郎本人の証言等、確たる証拠は無いが、平成の他の2案の提案者がそれぞれの提案(目加田誠が「修文」を、宇野精一が「正化」を提案したこと)を認めている為、山本達郎が平成の提案者であるのはほぼ間違いないと思われる。1967年日本学士院会員。1986年文化功労者1998年文化勲章受章。主著は『安南史研究Ⅰ』。

著書

  • 印度支那諸民族に関する民族学的研究の現状 帝国学士院, 1942
  • 安南史研究 Ⅰ 山川出版社, 1950
  • 歴史の見方 三省堂, 1957 (社会科歴史文庫 ; 1)

編著共著

  • 岩波小辞典世界史 東洋 岩波書店, 1958
  • 世界の歴史 第8 東洋の専制帝国 山口修共著 集英社, 1968
  • 東南アジアの宗教と政治 日本国際問題研究所, 1969
  • 東南アジアにおける権力構造の史的考察 竹内書店, 1969
  • ベトナム中国関係史 山川出版社, 1975
  • 比較文化の試み 研究社出版, 1977

記念論集

  • 東洋史論叢 山本博士還暦記念東洋史論叢編纂委員会 山川出版社, 1972
  • 東南アジア・インドの社会と文化 山本達郎博士古稀記念論叢編集委員会 山川出版社, 1980