コンテンツにスキップ

「交通の教則」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
交通の方法に関する教則
文章修正など
1行目: 1行目:
『'''交通の教則'''』(こうつうのきょうそく)(2021年現在は題名が「わかる 身につく 交通教本」となっている。)とは、一般[[財団法人]][[全日本交通安全協会]]が発行する運転手向けの教材。[[運転免許証]]更新時や違反講習時に必ず配布される書籍である。また、全日本交通安全協会の[[ウェブサイト]]では、pdf版が閲覧できる。
『'''交通の教則'''』(こうつうのきょうそく)とは、一般[[財団法人]][[全日本交通安全協会]]が発行する運転手向けの教材。[[運転免許証]]更新時や違反講習時に必ず配布される書籍である。

国が定める「交通の方法に関する教則」に基づいて作成され、改正されている。

== 交通の方法に関する教則 ==
[[道路交通法]]第108条の28第4項に基づき、[[国家公安委員会]]が作成し公表している<ref>[https://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku/kyousoku/index.htm 交通の方法に関する教則] 国家公安委員会告示第三号、警察庁交通局、2018年12月14日現在</ref>。法律上の内容は次の3点である<ref>[https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=335AC0000000105_20210401_502AC0000000052&keyword=%E9%81%93%E8%B7%AF%E4%BA%A4%E9%80%9A%E6%B3%95 道路交通法] e-GOV法令検索</ref>。
* 法令で定める道路の交通の方法
* 道路を通行する者が励行することが望ましい事項
* 自動車の構造その他自動車等の運転に必要な知識
昭和53年(1978年)10月30日に最初の教則が定められた後、度々改正されている。

「わかる 身につく 交通教本」は、上記の「交通の方法に関する教則」に基づき、[[道路交通法]]の交通方法、安全のために守らねばならないことなどを図解でわかりやすく説明している。また、道路交通法の改正や運転に関する話題なども特集している。近年には、運転の基本を確認できる「交通関連クイズ」も新設されている。


国が定める「交通の方法に関する教則」に基づいて作成され、改正されている。「交通の方法に関する教則 」は、[[道路交通法]]第108条の28第4項に基づき、[[国家公安委員会]]が作成し公表している<ref>[https://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku/kyousoku/index.htm 交通の方法に関する教則] 国家公安委員会告示第三号、警察庁交通局、2018年12月14日現在</ref><ref>[https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=335AC0000000105_20210401_502AC0000000052&keyword=%E9%81%93%E8%B7%AF%E4%BA%A4%E9%80%9A%E6%B3%95 道路交通法] e-GOV法令検索</ref>。
== 内容 ==
== 内容 ==
内容については下記の構成からなっており、道路交通法の改正等に伴い定期的に改訂されている。pdfによって閲覧することができる<ref>[https://archive.org/details/20194/page/n17/mode/2up わかる 身につく 交通教本] 全日本交通安全協会、2019年4月</ref>。また販売もされている<ref>[http://www.jtsa.or.jp/about/teaching.html 交通安全教材等のご案内](財団法人全日本交通安全協会)</ref>。
内容については下記の構成からなっており、道路交通法の改正等に伴い定期的に改訂されている。pdfによって閲覧することができる<ref>[https://archive.org/details/20194/page/n17/mode/2up わかる 身につく 交通教本] 全日本交通安全協会、2019年4月</ref>。また販売もされている<ref>[http://www.jtsa.or.jp/about/teaching.html 交通安全教材等のご案内](財団法人全日本交通安全協会)</ref>。

2021年12月1日 (水) 08:37時点における版

交通の教則』(こうつうのきょうそく)とは、一般財団法人全日本交通安全協会が発行する運転手向けの教材。運転免許証更新時や違反講習時に必ず配布される書籍である。

国が定める「交通の方法に関する教則」に基づいて作成され、改正されている。「交通の方法に関する教則 」は、道路交通法第108条の28第4項に基づき、国家公安委員会が作成し公表している[1][2]

内容

内容については下記の構成からなっており、道路交通法の改正等に伴い定期的に改訂されている。pdfによって閲覧することができる[3]。また販売もされている[4]

  • トピックス
    新たに追加、改変された法令などを載せている。
  • 第1部 安全運転のために
    基本的な安全運転の心得などを載せている。
  • 第2部 交通の方法に関する教則
    教則の本文であり、イラスト・図表以外は、国家公安委員会が定める教則と同一である。
    標識や標示、車両の種類なども載せている。
  • 第3部 交通違反点数と講習制度など

教本の統合

2010年平成22年)5月20日に行われた行政刷新会議による事業仕分けで、運転免許証更新時の講習で必ず配布される3〜4冊の教本について、電通への随意契約を改め『交通の教則』を改良・縮小して、運転手の免許更新費用削減すべきとの仕分け人意見があった。これを受け警察庁は、2011年(平成23年)5月12日、コスト削減のため『交通の教則』『人にやさしい安全運転』の2冊を統合し、分量も4分の1程度削減し、1冊の新教本とするという通達を発表。2012年(平成24年)4月以降の更新講習には、新教本として『わかる 身につく 交通教本』が配布されている[5]

脚注

  1. ^ 交通の方法に関する教則 国家公安委員会告示第三号、警察庁交通局、2018年12月14日現在
  2. ^ 道路交通法 e-GOV法令検索
  3. ^ わかる 身につく 交通教本 全日本交通安全協会、2019年4月
  4. ^ 交通安全教材等のご案内(財団法人全日本交通安全協会)
  5. ^ 更新時講習の教材の在り方の見直しについて

関連項目

外部リンク