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→杉下右京(すぎした うきょう): PS1における評価(2023年)について加筆 タグ: 2017年版ソースエディター |
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:分野を問わず様々な知識に精通しているほか、記憶力にも優れている。一方、恋愛や女性の機微を察することは不得手{{Efn2|大学時代に[[フランス文学]]の講義を受講していたが、恋愛絡みの内容が多かったため単位を落としていた(S7-15)。}}であるほか、「理屈の通じない」子供の尾行に苦手意識を持っている様子(S14-7)。 |
:分野を問わず様々な知識に精通しているほか、記憶力にも優れている。一方、恋愛や女性の機微を察することは不得手{{Efn2|大学時代に[[フランス文学]]の講義を受講していたが、恋愛絡みの内容が多かったため単位を落としていた(S7-15)。}}であるほか、「理屈の通じない」子供の尾行に苦手意識を持っている様子(S14-7)。 |
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;現実世界での扱い |
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:ニュースサイト「クランクイン!」は2023年に公開した記事の中で、PS1における右京は行動を共にするのが嫌になるほどの変人ぶりが強調されているとし、薫とのコンビが数シーズンにわたって続いていたことについて、右京がこれまでの行動を反省し、薫と一緒にいるうちに性格が丸くなったのかもしれないと分析している<ref name="CrankIn20230121P1">{{Cite web |title=『相棒』2000年の第1回を見てみたら…右京さんがティーポットを高くあげない! (1ページ目)|url=https://www.crank-in.net/column/121013/1 |website=クランクイン!- エンタメの「今」がわかる 映画&エンタメニュースサイト |date=2023-01-21 |access-date=2024-03-16 |language=ja}}</ref>。「クランクイン!」はこの時点において右京と薫という対照的な2人による「バディもの」として確立されていたことに加え、出世欲のないキャリアの右京と出世欲にとりつかれたノンキャリ幹部という対比も浮かび上がっていたとしている。一方、同サイトはシリーズを重ねるうちに右京のキャラクター性が肉付けされていったと分析しており、たとえば「おやおや」「妙ですねぇ…」などの口調はPS1の時点ではなかったという<ref name="CrankIn20230121P2"/>。また、当初右京は普通に紅茶を注いでいたが、カップに紅茶を注ぐ時にポットを高く引き上げて戻すようになり、シリーズが進むにつれて少しずつ高くなっていった<ref name="CrankIn20230121P2">{{Cite web |title=『相棒』2000年の第1回を見てみたら…右京さんがティーポットを高くあげない! (2ページ目)|url=https://www.crank-in.net/column/121013/2|website=クランクイン!- エンタメの「今」がわかる 映画&エンタメニュースサイト |date=2023-01-21 |access-date=2024-03-16 |language=ja}}</ref>。これは水谷本人の「こんな風に注いだら、紅茶がおいしくなりそうだし紅茶の時間が楽しくなる」という考えに由来する。その際、熱い飛沫が自分の手に飛び散るところを我慢しながらやっており、水谷本人によると「本能が刺激されてどれだけ高くまでいけるかやってみたくなった」(2008年4月30日放送の『[[スーパーJチャンネル]]』)という。なお、この淹れ方はルール違反であり、紅茶の専門家から紅茶教室の生徒が真似をして困る、と抗議されかけた<ref>朝日新聞テレビラジオ;2014年1月1日見出し面より</ref>。 |
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:また、水谷が他局の番組(例:『[[FNS歌謡祭]]』<ref>{{Cite web |title=フジで「右京さん」だと!? 水谷豊、14年ぶりFNS歌謡祭で“紅茶対応” 番組飛び越えたサービスに「他局なのに」「まさか見れるなんて」 |url=https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2212/08/news100.html |website=ねとらぼ |access-date=2024-03-08 |date=2022年12月08日}}</ref>)に出演する際にこの注ぎ方が再現される場合もある。 |
:また、水谷が他局の番組(例:『[[FNS歌謡祭]]』<ref>{{Cite web |title=フジで「右京さん」だと!? 水谷豊、14年ぶりFNS歌謡祭で“紅茶対応” 番組飛び越えたサービスに「他局なのに」「まさか見れるなんて」 |url=https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2212/08/news100.html |website=ねとらぼ |access-date=2024-03-08 |date=2022年12月08日}}</ref>)に出演する際にこの注ぎ方が再現される場合もある。 |
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:米沢役の六角精児は右京について、初期はもう少し人情味を前面に出すべきだと考えていたが、水谷の細やかな演技を通じてそれが端々にちゃんと出ているため、これといった要望もないと「シネマトゥデイ」とのインタビューの中で振り返っている<ref>{{Cite web |title=「相棒」の人気キャラ、鑑識・米沢守にインタビュー!右京の弱点とは?|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0017092 |website=シネマトゥデイ |date=2009-03-31 |access-date=2024-03-09 |language=ja}}</ref>。 |
:米沢役の六角精児は右京について、初期はもう少し人情味を前面に出すべきだと考えていたが、水谷の細やかな演技を通じてそれが端々にちゃんと出ているため、これといった要望もないと「シネマトゥデイ」とのインタビューの中で振り返っている<ref>{{Cite web |title=「相棒」の人気キャラ、鑑識・米沢守にインタビュー!右京の弱点とは?|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0017092 |website=シネマトゥデイ |date=2009-03-31 |access-date=2024-03-09 |language=ja}}</ref>。 |
2024年3月16日 (土) 00:56時点における版
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相棒の登場人物(あいぼうのとうじょうじんぶつ)は、テレビ朝日系でシリーズ化されている刑事ドラマ『相棒』(テレビシリーズ)に登場する主な人物について説明する。
特命係関係者
主要・準レギュラー
- 警視庁:内村完爾、中園照生、伊丹憲一、芹沢慶二、出雲麗音、益子桑栄、角田六郎、大木長十郎、小松真琴、大河内春樹、米沢守、衣笠藤治、三浦信輔
- 警察庁:小野田公顕
- 内閣情報調査室:社美彌子
- 法務省:日下部彌彦
- 政治家:瀬戸内米蔵、片山雛子、鑓鞍兵衛
- 主要人物の親族:けんたろう、雁屋耕大、社美彌子の母親、社マリア、市原里奈
その他特筆すべき登場人物
- 政府関係者:北条晴臣、朱雀武比古、坊谷一樹、折口洋介、三上冨貴江、鶴田翁助、柾庸子、栗橋東一郎、袴田茂昭、結城宏
- 警察庁関係者:三奈瀬恭介、佐藤静夫、鈴木、横田、渡辺真澄、長谷川宗男、山崎哲雄
- 警視庁本庁:梅沢、田嶋栄一郎、山岸、日野警部補、原武清文、吉岡琢磨、早乙女美穂、川上博康、金子文郎、田丸寿三郎、原子嘉和、井手実篤、田中靖、岩月彬、小田切亜紀、大石真弓、天野是清、松永、結城守、綿貫肇、吉田剛、谷崎莊司、石川大輔、土師太、塚本
- 警視庁所轄:佐古秀樹、海音寺菊生、相原誠、堀江邦之、沢田泰三、土屋公示
- 報道関係者:照山、照本、鹿手袋啓介、大久保康雄、守村やよい、黒崎健太、鷹島瑤子、八津崎奨、森尾淳史、岡元文彦
- 法曹関係者:浅倉禄郎、武藤かおり、三雲法男、常盤克信、瀬田宗明、倉田映子、連城建彦、中郷都々子、三門安吾、階真
- 財界関係者:桂川宗佐、加西周明
- 芸能関係者:倉本雄一、倉本美奈子
- 医療関係者:内田美咲、安斉直太郎
- 反社会勢力:向島茂、田村秀明、本多篤人、早瀬茉莉、桑田圓丈、鬼丸播磨、虎鉄、虎太郎
- その他の犯人:阿部貴三郎、田端甲子男、三好倫太郎、奥村光良、池谷隆平、山崎正一、北一幸、平井貞夫、南井十、遠峰小夜子、朱音静、藤原久美子
- その他の被害者(死亡者以外も含む):斎藤英彦、若杉栄一、ヤロポロク・アレンスキー、新崎芽依、
- その他:ヒロコ、吉田一郎、蓮妙、遠山ちず、矢木明、磯部、リサ、江波和江、万津蒔子、磯部昭夫
凡例
登場人物の所属名、役職、階級、読み仮名などは番組公式ウェブサイト[1][2]と番組オフィシャルガイドブックに従って掲載。また、文中の「S」や「PS」は、「season」「pre-season」の略称で、数字は話数を示す。本稿では特命係(陣川含む)の親族を除き異なるエピソードで2回以上登場している人物。
ゲスト以外の登場回の記載の仕方
- クレジットに俳優名が載っている場合 → 俳優名の右横の括弧内に記載
- ノンクレジットの場合 → 注釈で記載
(例)
特命係関係者
主人公・相棒 /緊急対策特命係・特命係に配属実績のある人物 /特命係の親族 /特命係と所縁のある女性
主人公・相棒
右京の相棒となる人物の名前は、全員名字が「か」で始まり名前が「る」で終わるという法則がある[3][注 3][注 4]。設定上は薫の前にも6人の特命係員がいたが、彼らは代数には含まれず、本編での登場もしていない。なお、陣川や青木も過去に特命係へ配属された時期があるが、同様に歴代相棒には含まれない[注 5]。また、特命係に配属された者はネクタイを締めないという特徴がある(「特命係・第三の男」にあたる人物を除く)。
杉下右京(すぎした うきょう)
演 | 水谷豊、真飛聖(宝塚版[4]。[5]) |
経歴 | |
階級 | 警部補[注 6] → 警部[6][警 1][注 7] |
趣味 | |
好きなもの | 紅茶[注 8] |
苦手なもの |
- 演 - 水谷豊[注 9][7][8](小学生:新井真悟[9]〈S14-16〉)
- 年齢〈45(S1時点)[1][注 10]〉
- 本作品の主人公。「陸の孤島」と揶揄される窓際部署「特命係」に在籍しながらも、卓越した捜査能力と強い正義感で数々の難事件を解決に導いてきた。以前の組織図は、警視庁生活安全部特命係[注 11][10][11][12]及び警視庁刑事部臨時付特命係[注 12] であったが、現在は警察庁長官官房付特命係警視庁預かり。
- 人物
- 警視庁特命係係長。
- 東京大学法学部を首席で卒業後国家公務員I種試験の合格を経てキャリアとして警察庁に入庁。入庁後最初の事件は「昭和五十九年 文京区強盗殺人事件」である(S5-1)。20代後半のころ、3年間のスコットランドヤードでの研修に参加していた(S1-7)。この時はオックスフォード大学名誉教授の吉岡国光夫妻のもとで過ごしており、子どものいない夫妻から可愛がられていた(season2のDVD特典映像)。
- その後警視庁刑事部捜査第二課に出向する。捜査第二課に在籍中、外務省高官の北条邸人質篭城事件において、当時公安部参事官だった小野田公顕が非公式に結成した緊急対策特命係に作戦参謀として招集され犯人との交渉にあたるが、政治的理由から早期解決すべく強行突入を望む小野田と対立し、作戦参謀を解任される。その後、小野田が決行した強行突入により隊員と人質に多数の死者を出す惨事となり、右京はその責任を全て擦り付けられる形で特命係へ押し込められる事になった。事件から15年後、当時の人質の変死事件に関連して薫と共に警察庁勤務の内示を受け捜査に着手、一連の事件に隠された北条晴臣の不正や殺人行為を明らかにし、過去の因縁に終止符を打った(S1-最終話)。
- 捜査終了後、警視庁警察学校の教官に異動となるが自ら休職してロンドンに渡航し、吉岡の妻・アリスの墓参も行っている(season2のDVD特典映像)。 浅倉禄郎から過去の事件の再捜査を依頼されたことで帰国し、事件解決後は小野田による計らいで特命係に再度異動となった(S2-1、2)。内閣官房長官の圧力により懲戒処分を受けた(S3-4、5)他、警察庁FRSセンターの分析官として尊と一緒に、警視として警察庁復帰の内示が出た(S8-最終話)事もあるが、何れも立ち消えになっている。享が「ダークナイト」事件を起こした際には上司としての責任を問われ無期限停職の処分を受けた[警 2](S13-最終話)。
- 停職期間中は渡英してスコットランドヤードに捜査協力をしていた。帰国後、亘と一緒に刑務所内で発生した刑務官殺害事件を捜査し、事件解決後に停職処分が解除され復職した(S14-1)。その後ある事件において、亘が裁判所の令状発行を阻止する「捜査妨害」を行なっていた(S14-15)事が警察上層部に発覚し、右京も「連帯責任」として亘と一緒に謹慎処分を受け[13]、再び懲戒免職の危機に晒される。しかし、直後に発生したテロ事件の解決に貢献した事を評価され、峯秋の根回しにより減俸処分に留まった(S14-最終話)。
- 作中では右京の私生活などが触れられる事は少なく、出身地や自宅、少年期・青年期などの情報は明らかにされていない。宮部たまきとは元夫婦で、彼女が「花の里」を切り盛りしていた頃は同店を行きつけの店とし、芝居やコンサート、食事に連れ立って出かけるなど離婚後も良好な関係にある。右京と血縁関係のある人物としては、遠縁の杉下花が登場している。
- 常にポケットチーフを挿した仕立てのスーツを着用し、どのような場面でも着崩す事はないが一度だけ三つボタンを全開にしながら聞き込みをしていたシーンがある(PS3)[注 13]。ベルトは使わずにボタン留のサスペンダーを愛用しており、冬場にはフォーマルなチェスターフィールドコートを着用している(黒のシングル1着→黒のダブル、ライトグレーとダークブラウンのシングルの計3着)。また、不測の事態に備えて白手袋(S6-10)や紐付きの指錠(S7-11)を携行している。
- 性格・口癖
- 極めて理性的で冷静沈着。誰に対しても丁寧に、時には慇懃無礼に接しつつ思ったことをずばりと言ってのける。大抵のことに動じることはなく周囲を振り回すマイペースな変わり者で、その強烈なキャラクターについていけずに配属された部下が次々に辞めていくことから彼が籍を置く特命係は「人材の墓場」と呼ばれている[14]。普段は紳士的で温厚な態度を崩さず、部下や子供に対しても敬語で接する。一方、シリーズが進むにつれてやや芝居がかった言動もでてきた[要出典]。また、自他の生命を粗末にしたり、自らの行いを省みない犯人に対しては声を荒らげて激昂することがある。
- 良くも悪くも場の雰囲気に流されない性格のため、関係者に不躾な質問をしたり、相手の心情を考慮せず辛辣な発言するため、事件関係者や部下を怒らせる事が多く、その「組織の利害」を一切考慮せず、真実を追い求める姿勢から、相手の立場関係なく嫌われることがある。また、ややおしゃべりなきらいがある。
- 基本的に一人称は「僕」、二人称は「君」(稀に「あなた」)。
- 捜査・推理
- 明晰な頭脳と鋭敏な観察眼を持ち、鋭い推理力を発揮する。事件現場や聞き込み先に自ら出向いて他人が気にも留めない些細な事柄に着目し、現場の不審な点や証言の矛盾を論理的に突いて犯人を追い詰めるのが常で、尊からは「ある種の天才」、亘からは「相手の守りをぐいぐい打ち破るタイプ」と評されている。
- 本来ならば特命係には捜査権は無いが、型通りの捜査を他部署に委ねて別の角度から独自に事件に首を突っ込み、捜査一課の聞き込み先や取調室に割り込んで必要な情報を聞き出すことも日常茶飯事。真相究明のためなら違法行為も辞さず強引な手段に訴える事もあり、小野田から「杉下の正義は時に暴走する」と評されている(S6-最終話)。
- 煙たがられる存在ではあるものの、警察幹部の多くはその能力を認めている。警察関係者以外でもその有能さを評価するものは多い。
- 一時期、原因不明のスランプに陥ったこともあるが、いつも通り事件を解決していたので周囲は彼の変化にまったく気付かず、右京が自身の不調を訴えたことに驚いていた[注 14]。幸子が店を閉めた際にも、本人は自覚していなかったが普段ではありえない凡ミスを繰り返すなどして尊や亘などに心配されていた(S18-最終話)[15][注 15]。
- 主義・信条
- 出世や手柄には全く興味を示さず、自ら解決に導いた事件の手柄を他部署に横取りされても意に介さずあくまで事件の真実を明らかにすることに重きを置く。「人は犯した罪を法で裁かれなければならない」という信条を胸に、個人的感情よりも法の番人たる警察官としての矜持を貫く強い信念と正義感を持ち、組織の論理や政治的利害といった事情を一顧だにせず真実を追求するが、その姿勢は警察上層部や他の政府機関を相手にしても変わらず、上層部と対立して圧力がかけられることもしばしば。
- 止むを得ない事情で罪を犯した人間についても、その動機や心情を汲み取りつつも決して犯罪を正当化しない(S5-1、劇場版IIなど)。状況や犯人の動機次第では、直ちに逮捕せず自首を勧める、もしくはさせるように仕向けたり、罪の重さによっては逮捕を見送ったりするなど右京なりの柔軟さを見せることもある(S5-1、19、劇場版II、S13-2など)。一方で、自殺で罪を償おうとすることに対しては否定的であるが、自殺を試みた犯人を必ずしも否定しないことや、自殺を止めたことが最善であったか思い悩むこともある(S3-9、S11-11)。復讐に関しても決して容認することはないが、切実な理由で復讐を遂行しようとした人物の想いを汲み取って捜査に臨むこともある(劇場版II)。
- 一方で、「情より法」「真実の追求による救済」を絶対的な正義として掲げ、興味本位で醜聞を暴き立てて個人の生命や社会的立場を顧みず断罪しようとする過激な一面もあり、関係者や相棒から深刻な反発を招くことも多い。峯秋は、享が「ダークナイト」事件を起こした切っ掛けを「右京への対抗心」だと推察し、その様な危険性を孕んでいる右京の正義感を「劇薬」と評した(S13-最終話)。
- 人命が失われる事態を嫌い拳銃は決して携行せず、警察官の義務である射撃訓練すら忌避している(S2-4)。また、過去のトラウマから籠城事件に対する強行突入はあくまで最後の手段とみなしている。
- 特命係に配属される部下に対しては「来る者拒まず、去る者追わず」を原則としている一方、亘に対しては例外としてこの原則を自ら破り、歴代の相棒では初めて慰留の言葉をかけている(S20-最終話)。
- 趣味・嗜好
- チェスや落語、クラシックやレコード鑑賞などが趣味である。特に落語は同じ趣味を持つ米沢と話が盛り上がり、調査協力の謝礼として落語がらみの物品をあげることもある。
- 警察庁時代の研修以降度々イギリスを訪れており、特にS8以降は概ね3年に1回のペースで半年ほど渡英するのが恒例となっている[注 16]。
- 幽霊や超能力を否定せずに深い関心を寄せており、心霊現象が絡んだ事件の際には嬉々として捜査に参加する。自身は幽霊を実際に目撃した経験がないことを悔しがっているが、本人はそうと知らずに幽霊の少女と接したことがある(S11-18)。
- 特技
- 総じて手先が器用なことに加え、剣道(S5-7)や護身術の心得があり、体格差のある相手や複数人相手でも難なく渡り合う。
- 初期のシリーズでは、車での移動の際には相棒に運転を任せることが多かったが、S11より愛車のフィガロ[16][注 17] (S11-1〜S19-11)の助手席に享や亘を乗せて自らハンドルを握るようになった。
- 分野を問わず様々な知識に精通しているほか、記憶力にも優れている。一方、恋愛や女性の機微を察することは不得手[注 18]であるほか、「理屈の通じない」子供の尾行に苦手意識を持っている様子(S14-7)。
- 現実世界での扱い
- ニュースサイト「クランクイン!」は2023年に公開した記事の中で、PS1における右京は行動を共にするのが嫌になるほどの変人ぶりが強調されているとし、薫とのコンビが数シーズンにわたって続いていたことについて、右京がこれまでの行動を反省し、薫と一緒にいるうちに性格が丸くなったのかもしれないと分析している[17]。「クランクイン!」はこの時点において右京と薫という対照的な2人による「バディもの」として確立されていたことに加え、出世欲のないキャリアの右京と出世欲にとりつかれたノンキャリ幹部という対比も浮かび上がっていたとしている。一方、同サイトはシリーズを重ねるうちに右京のキャラクター性が肉付けされていったと分析しており、たとえば「おやおや」「妙ですねぇ…」などの口調はPS1の時点ではなかったという[18]。また、当初右京は普通に紅茶を注いでいたが、カップに紅茶を注ぐ時にポットを高く引き上げて戻すようになり、シリーズが進むにつれて少しずつ高くなっていった[18]。これは水谷本人の「こんな風に注いだら、紅茶がおいしくなりそうだし紅茶の時間が楽しくなる」という考えに由来する。その際、熱い飛沫が自分の手に飛び散るところを我慢しながらやっており、水谷本人によると「本能が刺激されてどれだけ高くまでいけるかやってみたくなった」(2008年4月30日放送の『スーパーJチャンネル』)という。なお、この淹れ方はルール違反であり、紅茶の専門家から紅茶教室の生徒が真似をして困る、と抗議されかけた[19]。
- また、水谷が他局の番組(例:『FNS歌謡祭』[20])に出演する際にこの注ぎ方が再現される場合もある。
- 米沢役の六角精児は右京について、初期はもう少し人情味を前面に出すべきだと考えていたが、水谷の細やかな演技を通じてそれが端々にちゃんと出ているため、これといった要望もないと「シネマトゥデイ」とのインタビューの中で振り返っている[21]。
亀山薫(かめやま かおる)
演 | 寺脇康文 |
経歴 | |
趣味 | ランニング |
好きなもの | |
苦手なもの |
- 演 - 寺脇康文[23][24](PS1〜S7-9 / S16-13〈回想〉 / S17-19〈回想〉 / S21-1〜)[注 1]
- 年齢〈36(S1時点)[1][注 2]〉
- 右京の初代・五代目相棒。歴代最長の在籍期間を持ち、長らく右京と共に数々の事件を解決に導いてきた。[注 20]
- 階級
- 巡査部長[25][注 21]→嘱託職員(S21-2)→巡査部長(S21-12)
- 人物
- 実家は新潟県[注 22]で造り酒屋を営み、父親は市議会議員も務めている[注 23]。妻の美和子や浅倉禄郎は大学時代の同級生。新潟県立阿賀野東高等学校卒業後は野球でのスポーツ推薦で城東大学法学部法学科に進学し、大学卒業後は警視庁に入庁。所轄勤務を経て警視庁刑事部捜査第一課入りを果たすが、飲食店で遭遇した指名手配犯・阿部貴三郎を捕まえようとして逆に人質にされるという失態を犯し特命係に追いやられた(PS1)。
- S1では一時的に警察庁長官官房付として警察庁に出向した他、S2では特命係復活までの間に警視庁の運転免許試験場、S3では所轄である麹町東署の刑事課捜査一係(強行犯係)に勤務した経歴を持つ。S5-最終話では懲戒免職処分に追い込まれるも地方公務員法を逆手に取った右京の策略[注 24]で免れている。大学時代からの交際相手である美和子と同棲しており、一度は美和子の浮気により破局に至ったが、後に復縁して入籍している(S3〜4)。
- 右京のことを「右京さん」と呼ぶが、第三者との会話では「杉下さん」と呼んだこともある(S6-17)。愛称は「亀ちゃん」。美和子やヒロコからは「薫ちゃん」と呼ばれており、鑓鞍からも当初は名前から女性と勘違いされていたこともあり、「薫ちゃん」と呼ばれている。また、S2以降伊丹からは「亀」と呼ばれるようにもなっている。
- 服装は、 フライトジャケット[26]にトレーナー(季節によりTシャツ)、カーゴパンツの組み合わせがほとんどである。ただし、尾行中(S22-6)[27]など、通常とは異なる服装の場合もある。国賓として一時帰国した際は使節団の歓迎パーティーにサルウィン式の正装で出席し(S21-1)、それ以外では半袖のYシャツを着ていたが、特命係への復帰後から嘗ての服装に戻した(S21-2)。
- 性格
- 根が真っ直ぐな熱血漢で[28]、楽天家で「腰が重い割に口が軽い」と右京に評される。一人称は、ほとんどの場合「俺」。一度気に掛けた相手を放っておけないお人好しな性格や思慮の至らなさが災いしトラブルを引き寄せることが多い。嘘を付くことが苦手で、ごまかそうとしても敬語で話してしまい簡単に見抜かれてしまう。
- 当初は捜査一課への復帰を目指し手柄に執着している様子を見せており、伊丹から「特命係の亀山~!」と呼ばれることを特に嫌っていたり、犯人逮捕だけに注目するあまり地道な捜査を疎かにする態度を見せて右京から叱責されていた(PS2など)。しかし、月日が経つにつれ現状に満足するようになり、振る舞いにも余裕を見せていった事に加えて、数々の事件を通じて右京の正義感に触れるうち、次第に手柄に執着する事もなくなった。また、サルウィンからの帰国後に嘱託職員として復帰した際は、厳密には警察官ではなかったため、捜査権や警察手帳も持たない状態であったが、「元々、特命係に捜査権はなかったでしょ?」と言って一切意に介さない(S21-2)等、以前以上に余裕を持った姿勢を見せている。
- 子供好きの一面を持ち、その扱いにも長けている。
- 能力
- スポーツ推薦を貰う程運動神経に優れている。持久力も相当であり犯人により重傷を負わされたり長期監禁されてもせいぜい短期の入院ぐらいで済んでおり美和子達を感心させている。頭を使うことがやや苦手で、一般常識や教養にやや疎い所がある(S3-14、S4-12、S5-5)。また、人間関係を洞察する能力に優れており右京を度々感心させている(PS1、S3-9)。 味覚や嗅覚に加え、勘も非常に鋭い。サルウィンから帰国後は、捜査能力が向上した一方、年相応に体力は落ちている描写がある。
- 右京との関係
- 当初、右京とは反りが合わずに彼の辛辣な発言に腹を立てることもあったが、後に右京の心情や思慮に触れる中で彼を徐々に認めていき、右京からも自身の行動や思慮を認められたことで彼の良き相棒となる。時に右京の強引さや策略に振り回されたり、右京の正義に戸惑うこともあったが、その信頼は揺るがず、右京が捜査に際して法に触れても彼を信じ抜く意思を貫くようになっていった。自身の持っている警察官の仲間意識を「諸刃の剣」と右京に評される(S7-7)こともあったが、人情・優しさによる穏健な行動で右京を支えることも多い。右京が捜査に首を突っ込むようになったのは薫の配属以後であることから、小野田からは「薫がいてこそ右京の能力が発揮される」とも認識されていた(S5-最終話)。 また、プライベートにおいても右京と交流があった。
- サルウィンでの長年の活動を経て右京と再会した当初は、以前と異なり右京の推理や正義を信頼しきれていない節があったが(S21-1)、その後は国賓の立場を利用して右京の後ろ盾となったり(S21-2)、自身が殺人容疑をかけられた際には右京を頼りにしたりと(S21-3)、以前と変わらず右京に信頼を置くようになった。
- サルウィンに奉仕活動へ
- NGOのスタッフだった高校時代の友人・兼高公一が殺害された事件が切っ掛けとなり、兼高の妻に夫の死を知らせに彼が活動していたサルウィン共和国へ渡航(S7-2)[26]。そこでの出会いを通じて、兼高の遺志を継ぐと共に腐敗が蔓延しているサルウィンの子供達に正義の精神を教えることを決意する[29]。国立微生物研究所での事件解決後、右京に別れを告げて警視庁を退職し、美和子と共にサルウィンへ旅立ち(S7-9)。サルウィンでは学校建設などの事業に携わり、子供たちに正義の精神や日本語などを教え、校長先生の役職も歴任した(S21-1)。
- 日本への帰国・警視庁への再就職
- サルウィンの腐敗政府を倒した反政府リーダーのアイシャ・ラ・プラント[注 25]の訪日に伴い、その恩師である薫もサルウィン親善使節団の一員として国賓の扱いで一時帰国し、使節団の歓迎パーティーに右京を招待して再会を果たした[30]。しかしその直後、薫を含む使節団関係者たちに向けて乗客乗員を人質に取った航空機テロの脅迫事件が起こり、アイシャや妻の美和子が巻き込まれたことで再び右京と捜査に当たった(S21-1)。
- 事件解決後、サルウィン政府より美和子と共にペルソナ・ノン・グラータの指定(事実上の国外退去処分)を受け、日本に帰国[31]。伊丹の尽力とそれを受けた峯秋の根回しにより、警視庁に「嘱託職員」としての籍を得て、再び特命係に勤務することになった(S21-2)[注 26]。その後、ある事件で関わった衆議院議員・袴田茂昭の計らいにより、司法警察職員(警察官)として正式に再雇用された(S21-11)[注 27][注 28]。
- 現実世界での扱い
- 寺脇は本作以前に『刑事貴族2』でも水谷と共演しており、再び共演できる自分は幸せ者であるとスポーツ報知とのインタビューの中で話し、水谷からいろんなことを学んだと振り返っている[32]。
- 寺脇は薫について、「静と動」という対比がわかりやすく、情のもろさや勢いなど、右京にはない要素があり、事件に向かう際のバランス感覚は薫が一番合っていると番組のファンだというお笑い芸人・ヒデによるインタビューの中で説明している[24]。
- 初期は演技プランを立ててから現場入りしたが、シーズン3あたりから、亀山が勝手にやってくれているような感覚になったことがきっかけで、現場入り前の準備がセリフと気持ちの流れを覚えるだけになった[32]。また、S21での復帰にあたっては、亀山に「鍛えてこい」と言われたと寺脇は話している[32]。
- テレビ朝日は、薫が普段羽織るフライトジャケットは、AVIREXややALPHAといったアメリカのメーカーが多いと本作のブログの中で説明している[33]。なお、このジャケットは2008年にグッズ化された[34]。
神戸尊(かんべ たける)
演 | 及川光博 |
経歴 |
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特技 | 絵(S10-1)[注 29] 、チェス |
好きなもの | |
苦手なもの |
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- 演 - 及川光博[35][36](S7-最終話〜S10-最終話 / X DAY / 劇場版III / S15-13、14 / 劇場版IV / S17-10、19〈回想〉 / S21-20、最終話)[注 31]
- 年齢〈39(S7-最終話)[注 32]〉
- 右京の二代目相棒。推薦組を経て警察庁に入庁したエリートで、警察上層部の密命を受け、特命係に配属された(通算9人目[注 33])。
- 階級
- 警視 → 警部補[37][注 34] → 警視[注 35]
- 人物
- 東京都大田区田園調布の出身。東京都世田谷区成城の在住[注 36]。1993年に中央大学法学部を卒業して警視庁に入庁、警視庁警備部警備第一課警備情報第4係の配属を経て推薦組として警察庁に採用される。警備局警備企画課課長補佐時代には顔認識システムを搭載した巨大監視システムの開発を主導していたが、突如2階級降格の左遷という形で特命係に配属される。尊はこの人事の裏で「特命係が警察組織にとって必要な存在か」を調査する「庁内S」の特命を課され、自身はその必要性に疑問を持ちながらも内偵対象の右京と共に数々の事件と遭遇する事になった(S8)。
- 尊に命じられた庁内Sの真の目的は、先述の監視システムを備えた警察庁付属機関(FRSセンター)の本格稼働前に際し、分析官・運用官として候補の挙がった右京と尊の連携を審査するというものだった[注 37]。尊はある産業スパイ事件を機に同システムに纏わる警察上層部の不祥事、そして自身に課された特命の真実を右京と共に知る事になり、事件解決後は警察庁勤務の内示を断って警部補の階級のまま特命係に留まる道を選んだ(S8-最終話)[注 38]。
- 警視庁警備部時代には、友人が殺害された事件の裁判において被告に不利になるような偽証を行っていたが、被告の冤罪が発覚した事で贖罪の念を抱いている(S10-1、16、最終話)。
- 首席監察官の大河内とは警察庁時代からの旧知の仲で剣道仲間。恋人は現在おらず、大学時代には警視庁勤務が決定した時期に当時の恋人から理由を告げられずに破局している(S8-10)。
- 性格
- クールかつ気障な自信家で、出世街道を歩む経歴からエリート然とした雰囲気を醸し出している。捜査の基本原則に忠実で、手段を選ばない右京のやり方に時に苦言も呈し、意見する際の「お言葉ですが…」は口癖と化している。「トリオ・ザ・捜一」や内村・中園の嫌味もそつなく躱して上司には逆らわないが、意見はしっかり主張する(S7-最終話)。
- 記憶力や洞察力に優れており総じて頭の回転は速いが、やや迂闊な所がある。また、「自分は他人より頭がいい」と思っているプライドの高い人間には嫌悪感を露わにする(S8-4)。育ちは良い(S8-18、S9-7)が、事件に関わった子供を「僕も嘘の上手な子でした」という理由で気にかける(S9-13)など、複雑な家庭環境だったらしい描写がある。
- クールな振る舞いを旨としつつも、不遇な人間への同情や不条理な現実に直面した際には義憤にかられ感情的になり、時には人目を気にせず大胆な行動に出る事もある。また、徹底して正義を貫く右京とは異なり、状況によっては主張を変えて物事を割り切るドライな部分も持ち合わせている。
- 一人称は基本的に「僕」であるが、生の感情が出る時には「俺」になり、言葉遣いも荒くなる。「トリオ・ザ・捜一」からは陰で「ソン」と呼ばれており[注 39]、尊本人はそう呼ばれる事を快く思っていない。
- 趣味・嗜好
- 愛車は黒の2009年式スカイラインGT-R(劇場版Ⅲの時点では2013年式のホワイトを所有)。着脱式回転灯とサイレンは搭載している一方、警察無線は装備されていない(S10-10)。移動の際は専らこの車を運転するが、状況に応じてたまきの愛車・K12マーチ(S9-最終話)、芹沢が運転する覆面パトカー・Y50フーガ(S8-1)、事件関係者の車・E51エルグランド(S10-最終話)を運転したこともある。なお、運転は荒い。育ちの良さから物を見る目は肥えており(S8-18、S9-7)、女性の香水やファッションにも詳しく(S9-1、9)、それらの知識が捜査の役に立つ事も多い。警備畑出身のため、警備業界の事情や防犯カメラなどの設備にも詳しい(S10-10、18)。
- 遅刻が多く(S9-11)、貧血気味の体質である。
- スパイだった当時は右京に関する感想を報告書に綴り(S7-最終話、S8-4、12など)、「報告」していた[注 40]。
- 右京との関係
- 特命係に配属された当初は右京の事を「杉下警部」と呼んでいたが、月日が経つにつれ「杉下さん」に変化していった。
- 配属当初は、右京に「君は亀山君の代わりにはなれません」と距離を置かれながらも(S7-最終話)、自ら「花の里」に来る(S8-8)など、右京への興味を隠さずに行動を共にしていた。右京にはあしらわれ自身の動向に関心を持たれなかったが、様々な事件を通じて互いに歩み寄り、スパイとしての立場を捨てて以降は右京に認められ、相棒としての信頼関係を築いていく事になる(S8-最終話)。また、当初は組織寄りの行動を取る事が多かったが、次第に自身の正義感に準じた行動を取るようにもなっていき、その変化を見た小野田からは「青くなった」と称された(劇場版II)。
- 負けず嫌いの性格から右京とは何かと張り合い、互いの痛いところを突き合うも一枚上手の右京にやり込められてムキになる事がしばしば。
- 右京の卓越した推理能力を「ある種の天才」(S8-15)と称しつつも、組織や個人の事情を顧みず頑なに真実を追求しようとする右京の姿勢に対しては、度々疑問を投げかけて対立している(S7-最終話、S9-10など)。相手の事情を汲み取った妥協案を提案したり、上層部に掛け合い証拠の隠滅を図るなど右京の「暴発」を止めるべく強硬策を取った事もあった(S9-6、S10-最終話)。
- 警察庁への異動
- クローン人間を造る実験に絡んだ殺人事件の捜査の中でクローンの社会的立場を争点に右京と対立し、最終的には右京に信念を曲げさせている。その罪悪感から特命係を去ろうと決心したところを右京になだめられて思い留まるが、直後に長谷川宗男の根回しにより、長谷川と同じ警察庁長官官房付へ警視として異動する事になる(S10-最終話)[28][注 41]。
- 警察庁復帰後も右京との交流は続いている(X DAY、S11-最終話、劇場版III、S15-13、14、劇場版IV、S17-10、S21-20、最終話)。
- 現実世界での扱い
- 尊が普段着用する濃い色柄もののワイシャツはコットングラフィックとテレビ朝日が共同で製造したオリジナルシャツ(劇場版IIオフィシャルブックより)で、2010年に行われた「相棒展」及び、テレビ朝日の公式グッズで「尊シャツ」として販売された[38]。
- また、S9から尊が着る明るい色のシャツは及川本人の希望による(劇場版IIオフィシャルブックより)。
甲斐享(かい とおる)
演 | 成宮寛貴 |
経歴 |
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階級 | 巡査部長[39] |
特技 | |
好きなもの | 炭酸飲料 |
苦手なもの | 幽霊 |
- 演 - 成宮寛貴[40][41](S11-1〜S13-最終話 / S15-最終話〈回想〉 / S17-1〈回想〉、2〈回想〉、19〈回想〉 / S22-10〈回想〉)(少年期:橋爪龍〈S12-9〉[注 42]/ 青年期:上田晟人〈S13-最終話〉)
- 右京の三代目相棒。恋人と旅行に来ていた香港にて偶然右京と遭遇、そのままとある事件に共に関わり、解決後は右京に引き抜かれる形で特命係に配属された。
- 人物
- 1983年7月7日生まれ、東京都港区芝の出身で、警察庁次長の甲斐峯秋を父に持つ他、海外に母と兄がいる(S11-9)。また、客室乗務員の笛吹悦子と交際している。2005年に大学を卒業してノンキャリアとして警視庁に入庁、交番勤務を経て署長推薦の選抜試験に合格し中根警察署刑事課捜査一係に配属された。念願の刑事になった直後の香港旅行中、日本大使館での拳銃暴発事故に遭遇し、偶然知り合った右京と共に事件解決に奔走する。その際右京に警察官としての価値を認められ、彼直々の要望を受けて特命係へと引き抜かれた(S11-1)。
- トラブルに巻き込まれやすく、特命係へ異動した後は様々な災難に巻き込まれている。
- 性格
- 御曹司という出自とは裏腹に、荒っぽく血の気の多い性格。やや感情的な言動が目立ち[28]、挑発的な言動を取る人物・反省の色が見られない人物に激昂して掴みかかり、右京などに止められることもある。さらには迂闊なミスから取り返しのつかない事態を引き起こすなど、大きな失敗をする事もあった(S11-3、最終話)。しかし、自分の失敗にしっかりと向き合い、忘れずにいようとする意識も持っており、良くも悪くも素直な性格。特命係で過ごすうちに言動にも落ち着きが出てくるようになった。若年ながら細かな事にも気付く優れた観察力を持ち、勘も非常に鋭い。
- 峯秋との親子仲は冷えきっている一方、複雑な感情を抱いている様子。
- 子供の頃に見ていた刑事ドラマの影響で刑事課への憧れは強く、特に捜査一課配属を目指している事から、他の歴代相棒とは異なり捜査一課の面々を素直に慕っている(S11-2など)。特に芹沢には可愛がられており、情報提供のやり取りを頻繁に行っている。伊丹らとは特段仲が良いわけでも悪いわけでもなく、概ね対等に接している。
- 趣味・嗜好
- 幼少期にピアノを習った経験から絶対音感を持つ(S11-1)。
- 不測の事態に陥った場合を除き(S12-10)、車の運転は普段は右京や悦子に任せている。
- 右京との関係
- 右京のことは「杉下さん」と呼ぶ[注 43]。右京からはあだ名で「カイトくん」と呼ばれているが、公的な場では「甲斐くん」と呼ぶ事もある(S11-4、S12-10)。
- 香港で右京と邂逅して当初は、その変人ぶりに辟易して悪態をついたり特命係配属への不満を露骨に示していた他、個人的感情を排し冷徹に事件の真相を追求する右京に対し反発する事もあった。それでも数々の事件に関わって右京の能力と正義感を認めるようになり「最強の味方」と吐露する程の信頼を寄せるまでになった(S12-10)。右京もそんな享が秘める正義感を以て「警察官にとって一番必要なものを持っている」と改めて評価し、互いに信頼し合える相棒関係を築き上げていった。感情的な言動が鳴りを潜めてからは生来の刑事としての資質を遺憾なく発揮し右京の右腕として活躍していた。
- ダークナイト事件により懲戒免職
- しかし、特命係に在籍中(S11とS12の間)、親友の妹を殺した容疑者が心神喪失で不起訴処分になった際、妹の仇を討たんとする親友の犯行を止めるべく、自ら容疑者を襲撃して死なない程度の傷を負わせる。それが切っ掛けとなって、警察の追及を逃れた犯罪者たちに制裁を下す暴行犯「ダークナイト」として2年に渡り犯行を重ねるようになってしまう[42]。模倣犯の出現を機に右京と共に捜査に着手するが、その陰では自分とは異なり被害者への過剰な暴力で相手を死に至らしめた模倣犯に怒りを覚えていた。その後、右京の疑いの目を自分から逸らす工作も兼ねて模倣犯に報復したが、最終的には右京に真実を突き止められる[28]。この時「杉下さんも人間だから、推理でミスもするだろうと思っていたけど、甘かった」と自嘲し、さらには潔く、犯行時に着用していた衣服を証拠物件として提示し、峯秋の意を受けた大河内の介入によって即時逮捕とはならなかったものの懲戒免職となることが事実上確定した(S13-最終話)。
- 仇討ちに留まらず犯行を重ねた心境については自身でも判然としておらず「世間からの賞賛が気持ちよかった」旨を述べた。峯秋は右京への対抗心によるものではないかと推察している。逮捕後、峯秋の計らいにより「実況見分」の名目で、イギリスへ旅立つ右京を涙を浮かべながら見送った(S13-最終話)。
- それから数年後、右京が悦子や享との間に生まれた息子・結平との交流を続けている一方で、享自身は刑務所に服役中であり、結平への影響を懸念してからか、悦子との婚姻届提出を拒み続けている(S22-10)。
冠城亘(かぶらぎ わたる)
演 | 反町隆史 |
経歴 | |
階級 | 巡査[43] |
趣味 | 渓流釣り |
好きなもの | コーヒー |
苦手なもの | 幽霊 |
- 演 - 反町隆史[7][8](S14-1〜S20-最終話 / S22-12〈回想〉)(少年期:榎本司〈S20-11〉)
- 右京の四代目相棒。法務省キャリアとして警視庁に出向中、ある事件を通して右京と出会い、解決後もそのまま特命係に居残る。共に数々の事件を解決に導いていくうちに、ある事件で起こした捜査妨害が切っ掛けで法務省を退官[13]。元上司の伝手で警察学校に入った後に警察官に転身、紆余曲折の末に特命係に配属された。在籍期間としては初代の薫に次ぐ長さとなる。なお、出演回数は2021年11月24日放送のS20-7で、それまでの最多記録だった薫を演じる寺脇の124回を更新し、歴代相棒としては反町が最多となり、その後も2022年3月23日の時点で138回まで記録を更新したが、2023年2月1日放送のS21-15で、寺脇が出演回数記録を139回に再更新している。
- 人物
- 1975年2月9日生まれ、東京都港区北麻布に在住[注 44]。1997年に早慶大学法学部法律学科を卒業し、法務省に入省。
- 「現場に興味がある」との理由から、通例となっている警察庁ではなく警視庁への出向を希望し、人事交流の名目で警視庁警務部付に配属されたが[注 45]、警視庁内では「お客様」扱いをされてろくな仕事を与えられず、右京の無期限停職処分に伴って空き部屋となった特命係で暇を持て余す日々を送っていた。その後、刑務所内で発生した殺人事件の捜査に日下部の命でオブザーバーとして参加した際、旅行から帰国していた右京と出会う。共に捜査を進める中で右京に興味を持ち、事件解決後は法務省復帰の打診を断り警視庁に留まった(S14-1)。その後も「同居人」として様々な事件の捜査に加わり、右京と共に解決に導いていった。
- その後ある事件で、裁判所の令状発行を阻止する「捜査妨害」を行なっていた(S14-15)事が警察上層部に発覚し、法務省への帰任及び地方転勤を命じられる可能性が高くなったが[13]、日下部から天下り先の斡旋を受け(S14-最終話)、ノンキャリアとして警視庁に入庁した。警察学校での研修後、本庁勤務となるが[44]「捜査部署への配属は一切認めない」という報復人事により社が課長を務める総務部広報課に配属された[45](S15-1)。
- 広報課でも大した仕事は与えられず暇を持て余す日々を送っていたが、日下部から社の監視という密命を受けると、それを逆手に取って社に直談判し、最終的には社の依頼を受けた峯秋の根回しにより念願の特命係に配属された(S15-1)。
- 法務省時代には、「赤いカナリア」による脅迫に際し小野田が結成した「チーム」に参加していた(S14-10)他、刑期を終えて出所した受刑者の円滑な社会復帰を促す「協力雇用主制度」の策定に携わる(S15-12)など、その能力を活かし活躍していた事が明かされている。
- 性格
- 掴みどころがなく飄々とした性格で、英語交じりのおどけた軽口や芝居がかった仕草を絶やさず、周囲にもフランクに接している[28]。コミカルな振る舞いが主だが、時として頭脳明晰で理知的な一面を覗かせ、大河内をして「一見飄々としているが何を考えているのかわからない恐ろしい男」と言わしめている。右京と同じく「真相の究明」を主眼に置いており、目的のためなら利用できるものを存分に利用し、相手を籠絡させ揺さぶりを掛けたりすることで情報を引き出そうとする切れ者でもあり、一歩間違えれば失敗しかねない手段にも平然と打って出る大胆さも持ち合わせている。
- 右京のことすらも「相手の守りをぐいぐい打ち破る」「細かいところが気になる悪い癖」といった性質や洞察力をも理解した上で利用する。警察組織を相手に単独で捜査をしていた時には、「自分の相棒(享)をも逮捕した男」である右京を信頼した策を取った事がある(S14-2)。当初は日下部という後ろ盾を利用し自由に行動し、出向中には彼の意向を受けて行動することがあった(S14-4など)。しかし、とある事が切っ掛けで日下部が特命係を敵視するようになってからは、その傾向はなくなっている。
- 事件捜査を「全てが新鮮で刺激的で面白い」と公言して憚らず、「暇潰し」の一環として事件の捜査に首を突っ込もうとしては右京に怒られている一方、行く先々で事件に遭遇する右京を面白がっており、彼に同行して事件に遭遇した事もある(S15-5)。
- 傍若無人とも言える自由な振る舞いが目立つ一方、非道な犯罪への憤りも持ち合わせており、他者の思いを汲み取り、時に情に走った行動に出ることもある。自ら「ロマンチスト」を自称し、社の隠し子疑惑を冷徹に追求する右京に対して苦言を呈し、それに対して乱暴な言い方をされた際は本気で憤った事もあった(S15-最終話)。
- 一方、姉の由梨からは「わーくん」と呼ばれ、恥ずかしがっている。小学生の頃に親しかった友人・和也との間に切ない思い出がある(S20-11)。
- 趣味・嗜好
- 愛車のスカイラインセダン(各シリーズごとの年式、カラー、グレードに関してはV37スカイラインの記事を参照)が移動手段。他人の運転する車に乗ることを嫌い、右京の運転する車の中で気分を悪くする場面もある(S14-1、3)。
- 鼻が利き、コーヒーの香りを嗅いだだけでその香りを嗅いだ場面を想起させる記憶力を持っている(S14-12)他、嗅覚を事件捜査に役立てている場面がある(S15-15)。また、法務省の元官僚ならではの知識やコネをフルに活用して活躍する場面も多い。
- キャリア官僚[44]という出自ゆえ現場経験が一切なかったが、同じく警備畑で現場経験がない尊とは対照的に死体への抵抗はない。右京と共に大勢の暴力団関係者を制圧した事もあり、格闘能力も高い。
- 遊び人気質で女性に軽薄な一面が窺え、惚れ性の気もある。幸子に気があり、しばしばアプローチを繰り返すが、当の本人からは軽くあしらわれている。またかつての上司でもある社とその愛娘・マリアを特に気にかけており、そのことが原因で右京たちとも対立したり、その関係をダシに青木から警察各所へ「パパ活」疑惑の文章が流布されることもあった。
- 右京との関係
- 峯秋など右京を知る人々から右京との関わり合いを警告されながらも意に介さず、自分の名前入りの木札を自分で作る(S14-7)などして積極的に右京に接している。また、「相棒」ではなく「同居人」であるという考えから、右京の人となりをからかったり本人の前で不躾な発言をしたりして、右京を憮然とさせることも多い。特命係への正式な配属後も亘に一定の信頼と警戒感の両方を抱いていたが、長年関わるうちに徐々に信頼関係を強めていった。最終的には右京から「相棒として不名誉な事は放っておけない」と発言されるまでになり(S20-19)、特命係を離れる際に唯一慰留されている(S20-最終話)。
- 当初は峯秋の「危険人物」という右京評にちなみ、右京を「ミスター・デンジャラス」と呼ぼうとした。しかし右京本人に却下されたため、薫と同じく「右京さん」と呼ぶようになった(S14-1)。ただし、上層部の人間と話をする際など、公的な場面では「杉下さん」と呼んでいる(S14-最終話)。また、右京の「はいぃ?」の口癖や右京の紅茶の注ぎ方を真似たりする事がある。
- 稀に右京と対立する事もあるが、基本的には右京の事を尊敬しており、歴代相棒の中で唯一、自ら志願して特命係に異動した。
- 公安調査庁への転職
- 法務省時代の上司であった日下部から「公安調査庁への転籍」を打診されて承諾し、警視庁を退職して特命係を去った(ただし、契約職員としての採用であると日下部から告げられている)[44][注 46]。右京からは歴代相棒としては初めて「もう少しだけ一緒にやりませんか?」と一度引き留められるが「自分としては最高のはなむけの言葉です」と挨拶を交わし、右京と別れた(S20-最終話)[46]。
- 現実世界での扱い
- 水谷は反町の演じる亨から色気を感じるものの、自分の若いころに通じる不安定さがあったとも話している[47]。
脚本家の輿水泰弘は、反町の顔立ちと知性的な雰囲気を活かした、従来の相棒とは異なる属性を持たせたいと考え、「ワンシーズンを同居人として過ごす」キャリア官僚の設定を思いついた。ただし、ベースとなる設定はその程度であり、以降は実際の反町の演技を見て、キャラクターの肉付けをしていった。当初輿水は亘を二枚目として執筆していたが、反町本人は三枚目として演じたがっており、ひょうひょうとしたキャラクターが出来上がり、青木とのやり取りの中で、亘が青木の髪の毛をかき回す場面など、反町の提案がもとになった要素もある。また、S15-最終回において右京と亘の関係が悪化する場面について、輿水は右京が亘を対等の存在と認めていたからこそ立腹したと「まんたんウェブ」とのインタビューの中で話しており、亘だからこそ成立した場面だと述べている。[48]
緊急対策特命係・特命係に配属実績のある人物
- 石嶺小五郎(いしみね こごろう)
- 演 - 森本レオ(S1-11、最終話)[注 47]
- 警視庁本郷警察署警務部所属。特命係の前身である「緊急対策特命係」の元隊員。階級は不明。
- 緊急対策特命係の一員として参加した外務省公邸人質籠城事件の人質解放作戦が失敗に終わった後、自身や萩原は失敗の責任が及ぶこと無く順調に出世した。しかし、参謀だった右京だけが出世を絶たれて閑職に閉じ込められてきたことをずっと重荷に感じており、事件から15年後、警察を辞めることを決意。人質解放作戦が失敗に終わった原因を作った小野田を狙撃するが、失敗して右京に被弾させてしまった。右京には貧乏くじを引かせてしまった負い目があり、右京が負傷して入院した際には偽名で花を贈っていた。後に小野田の執務室を訪ねて再度射殺を試みたが、射撃の衰えで失敗し逮捕された。
- 萩原壮太
- 演 - 内藤剛志(S1-最終話)
- 警視庁富士見警察署署長。緊急対策特命係の特殊部隊元隊員。階級は不明。
- 外務省高官人質籠城事件の際、右京や小野田と解決に向けて対応に当たっていた。しかし、強行突入の際に北条晴臣が自身の汚職の隠蔽のため部下を射殺しており、それを目撃した緊急対策特命係の隊員1名にも銃撃していた。彼はその隊員が亡くなる直前に全てを聞かされていたが、当時の上層部は荻原の報告に取り合わず、また彼自身も出世のため黙殺していた。
- その15年後に籠城事件に関与していた人物が次々と不審死を遂げたことから、当時の北条邸の料理人から真実を聞き出し殺害。自身の顔を覚えていなかった北条を殺害した上で自殺しようとするが、右京たちに止められた。逮捕されてからは持病により、命が長くないことを右京に明かしている。
- 彼もまた石嶺と同様に右京に対して(自身の方が右京より階級が上であるはずの立場ながら)敬語で話すなど、右京に対する尊敬の念が見られる。
- 陣川公平(じんかわ こうへい)
- 演 - 原田龍二[49][50](S3-6 / S6-2 / 劇場版I / S7-18 / S9-5、9、17 / 劇場版II / S10-17 / S11-13 / X DAY / S12-11 / S13-17 / S14-12 / S15-16〈写真〉 / S16-11 / S18-16 / S20-4 / S22-3)
- 経歴:警視庁刑事部捜査第一課第一係
- → 警視庁特命係(S3-6)
- → 警視庁刑事部捜査第一課第一係(S3-6)
- → 警視庁刑事部捜査第二課(S16-11)
- S3-6で一時的に特命係に異動となった、初代「特命係・第三の男」[51]。階級は警部補。大阪府寝屋川市出身(S3-6)。
- 刑事事件の捜査員希望だったことから捜査に勝手に首を突っ込み、それが原因で誤認逮捕を二度も起こして特命係へ左遷されたが[51]、すぐに一係の経理に欠員が出たことで復帰した(S3-6)。その後も登場の度に災難に巻き込まれたり、厄介事の火種を特命係に持ち込んでいる。
- 基本的には実直で人柄の良い性格だが、思い込みが激しく人の話を全く聞かない上に情に流されやすい[51]。捜査に私情を持ち込んでは周囲の迷惑を顧みない行動で騒動を巻き起こすトラブルメーカーであり、警察内の関係者からは関わり合いを極力避けられている。未だに刑事への憧れを捨て切れておらず、自宅の部屋中に指名手配犯の手配書を貼り付けて刑事になるチャンスを虎視眈々と狙っていた[51]。捜査能力には欠ける一方で、経理マンとしては優秀な能力を持ち(S3-6、X-DAY)、日商簿記検定一級の資格を有する(S3-6)。
- その能力を目にした右京には畏敬の念を払っており、度々特命係への配属を希望している。薫に対しては階級は上だが年齢は下のため後輩として敬語で接している。一方で、彼以外の特命係に採用された相棒たちには特命係の先輩として上から目線で接している。尊に対しては初対面から先輩風を吹かせ、面と向かって「ソン君」と呼んでいた。享に対しては「父親のコネで異動した」と言いがかりをつけて露骨に敵意を向け(S11-13)、誤解が解けた後も享に対しては高圧的に接していた(S12-11)。一方、法務省から出向していた亘に対しては「先輩」と呼んで慕い、彼が巡査階級で警視庁に天下りしてからも同様だった。青木に対しては、刑事の先輩として上から目線で接している(S18-16)。
- 上記の性格の他に「美人に翻弄されやすい」「捜査対象の女性に惚れる」という欠点があり[51]、犯罪に巻き込まれた美女とたまたま出会って思いを寄せては、既に恋人がいたり女性が真犯人だったことが判明し、結局「花の里」や「こてまり」で酔いつぶれるのがお約束となっている。酒癖が悪く、酔った際には「杉さん・お杉さん(右京)」や「亀ちゃん(薫)」など馴れ馴れしい呼称になる。また、話し方も大阪弁となる(S18-16)。
- 亘が法務省から出向していた時期には行きつけの喫茶店の店主・矢島さゆみに思いを寄せるも、その彼女を殺した者への復讐に燃え、自力で犯人を見つけ過剰に暴行を加えた上、相手からナイフを奪って殺そうとしたところを駆け付けた右京らに阻止され、その後の事情聴取で取り乱して暴れたところを右京に諌められた(S14-12)。その後はスコットランドヤードへの海外研修に行き(S15-16)[51][注 48]、帰国後ロンドンで知り合った女性についての相談を特命係に持ち掛けた。その解決後は新たに捜査二課への配属が決まり(S16-11)、念願の刑事となって「捜査二課のエース」を自称している(S18-16)[注 49] 。しかし、経済事件を扱う捜査二課所属であるにも関わらず、有給休暇を取得してまで殺人事件の捜査を行おうとしていることから、刑事事件を扱う捜査一課の刑事になるという夢は諦め切れていない様子が窺える(S18-16)。
- 現実世界での扱い
- 「テレ朝ポスト」によると、抜けたところがあるものの、純粋でひたむきだからこそ視聴者への人気が集まったとされている[49]。
- 姉川聖子
- 演 - 田畑智子[52](S7-10)
- 法務省官房長補佐官。入省8年目の若手官僚。瀬田宗明法務大臣の息子が行方不明となった事件を極秘で捜査するため、瀬田と小野田の根回しで一時的に特命係に配置された(対外的には「法務省との人材交流」という名目の出向となっている)。右京の相棒として共に捜査に当たり、男性警察官顔負けの体を張った捜査で事件を解決に導いた[52]。事件解決後は右京に見送られ、法務省に復帰している。
演 | 浅利陽介 |
生年月日 | 1987年(昭和62年)11月4日 |
経歴 |
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階級 | 巡査部長 |
趣味 | チェス |
好きなもの | |
苦手なもの |
- 青木年男(あおき としお)
- 演 - 浅利陽介[53][54](S14-15 / S15-1〜S20-最終話 / S22-1、2)[注 51][注 52]
- 警視庁サイバーセキュリティ対策本部の一員。
- ひねくれた性格で、極度の「警察嫌い」[55][56]。
- 区役所に勤めていた頃、自宅の向かい部屋で殺人事件を目撃したことで、特命係や捜査一課からの捜査協力要請を拒否し続けたものの、右京の策に嵌まる形で警察に協力する羽目になった(S14-15)[55]。
- その後、亘と同期で警察学校に入校・警視庁に入庁し、新設されたサイバーセキュリティ対策本部第5課に配属された[警 3]。特命係にもしょっちゅう顔を出し、現場から離れた米沢に代わり、そのデータ収集能力を活かして益子と並ぶ特命係の協力者というポジションとなった[55]。表面上は特命係と和解して良好な関係を築いているが、先述の一件から、特命係をはじめとして警察に並々ならぬ憎悪を抱いており、嫌がらせに加え、特命係を追い込むために暗躍していた(S15-11、S16-1、12)。記者の楓子が突き落とされ怪我を負った一件ではその所業を特命係に暴かれ、監察官聴取を受けることになるも、「過失傷害」を主張し続け、最終的には衣笠の思惑により特命係へと異動した(S16-最終話)が、のちにサイバーセキュリティ対策本部に復帰した(S17-10)。
- 日頃から嫌味な態度や物言いが目立ち、性犯罪以外であれば、犯罪行為すら躊躇なく行うモラルの低さもあって、職場ではかなり浮いているほか、交友関係も希薄である。サイバーセキュリティ対策本部の同僚である土師太とは特に仲が悪い。当初は亘のことを毛嫌いしていたが、月日が経つにつれて彼への態度は軟化しており、最終的には直接ではないが彼を「友達」と呼ぶ(S20-最終話)ほどの仲にまでなっている。年齢差や体格差もあってか、亘からは常にタメグチを叩かれたり、頭や顔を撫でられたりと子供扱いされることを嫌がっている。また、陣川とは相性が悪く、右京に対する態度を注意されたり、嫌味をぶつけても褒め言葉と受け取られ喜ばれてしまうことがあった(S18-16)。
- 一方、女性の扱いは下手であり、度々騙されている(S15-4、S18-7)。
- 父・綱一郎も警察官で、副総監の衣笠とは「竹馬の友」の間柄[55]。衣笠とは綱一郎の息子として生まれた時からの付き合いである。そのため青木の警視庁入庁は衣笠のコネによるものと噂されており、刑事部長である内村からは「虎の威を借る狐」と揶揄されている。また、父親との確執が「警察嫌い」の原因となったことが示唆されているが、衣笠はそのことを知らないようで、衣笠に父親の近況を聞かれると当たり障りのない返答をしつつも顔を曇らせている。
- 特命係に在籍していた頃は「T.AOKI」と書かれた名札の他、特命係の室内に仕切りまで設置して「サイバーセキュリティ対策本部分室」を自称するなど、特命係員としての立場を頑なに拒み続けていたが、右京から「今は僕が上司なのだから早く教えなさいよ!」と叱責されて以降、右京と亘に対し度々情報提供をしており、サイバーセキュリティ対策本部に復帰後も協力関係は続いていた。 [注 53]。
- その後、亘が自身と飲みに行く約束を二度も反故にした腹いせに、彼が社の娘・マリアとパパ活をしているという怪文書を警視庁他各所にばら撒く。自身の行為を暴かれ、衣笠から叱責された際、自身をクビにすれば警察の秘密を暴露すると宣言して衣笠と決別する。その後、亘が社に推薦したことで内閣情報調査室へ異動し、警視庁を去った(S20-最終話)[57][58]。内調異動後も特命係と接点を持っている。
- 現実世界での扱い
演者の浅利は子役時代から実績を積んできたが、作品の空気を感じながら演じるのが難しく、最初は緊張していたと「サンスポ」とのインタビューの中で明かしている。また、コンピュータに明るく記憶力も高いという設定故、セリフを覚えるのにも苦労したが、のちに癖がついてすんなりと覚えられるようになったとも話しており、本作に出演したことは自分にとっての武器になるとも述べている。[54]
特命係の親族
- 亀山美和子(かめやま みわこ)
- 演 - 鈴木砂羽(PS1〜S7-9、S21-1[29]〜)
- 経歴:城東大学
- → 帝都新聞社会部(PS1〜S4)
- → フリージャーナリスト(S5〜S7-9)
- → フリーライター(S21-11)
- 薫の交際相手で、のちに薫と結婚した[59]。帝都新聞社会部の元記者(警視庁記者クラブ所属)で、フリージャーナリスト[59]。旧姓は奥寺(おくでら)、生年月日は1970年(昭和45年)11月12日で、S1時点で32歳[1]である。
- さばさばした性格で気が強い快活な女性[59]だが、薫に他の女性の影を感じると嫉妬してしまう一面もある。職業柄事件に関する情報を持っていることが多く、特命係に情報を提供したり、逆に上層部が握りつぶした不祥事などを特命係から提供されたりと、公私ともに持ちつ持たれつの関係を築いている。薫とは大学時代から交際して長い間同棲しており、自身の浮気を発端とした破局・復縁などの紆余曲折を経て薫と入籍した(S3、S4-12〜20)[59]。その後、10年余り勤めた帝都新聞を辞めてフリージャーナリストに転身し(S5)、特命係を去った薫とともにサルウィンへ旅立った(S7-9)[29]。
- 後年、訪日使節団の一員に選ばれた薫に同行して一時帰国するが、その際に本人の預かり知らないところで航空機テロの標的として事件に巻き込まれかける[29]が、無事に到着を果たした(S21-1)。その後は右京と再会し、捜査のためサルウィンに向かう右京の案内役として現地に同行するなど、右京と薫の捜査に積極的に協力していた。しかし、事件の真相が日サ間の外交関係に影響するものであったことから、薫と共にサルウィン政府よりペルソナ・ノン・グラータの指定を受けて日本に帰国する。その後は茉莉に「こてまり」でのアルバイトに誘われ(S21-2)、実際に勤務している(S21-4)[60]。また、ジャーナリストとしての経験を活かしてネットニュースのライターとしても活動している(S21-9、11)。
- 基本的に彼のことは「薫ちゃん」と呼んでいる。普段の料理の腕は悪くないが、創作料理の腕前に関しては壊滅的であり、「美和子スペシャル」という妙な色合いの料理を度々披露して右京や薫を辟易させている(S5-13など)。
- 宮部たまき(みやべ たまき)
- 演 - 益戸育江(PS1〜S10-1)[注 54]
- 右京の元妻。「花の里」(PSでは「新ふくとみ」)の初代女将[28]。生年月日は不明だが、S1時点で38歳[1]である。常に和服姿[注 55] で、誰にでも分け隔てなく接する物腰の柔らかい女性。右京と結婚・離婚した経緯は明かされていないが、本人は惚れた理由と別れた理由について「頑固で不器用で天邪鬼な所」を挙げている。美和子とは違って事件に首を突っ込むことは基本的にないが、右京の考えていることを言い当てたりするなど元夫婦ならではの鋭さを見せ、右京を度々感心させている。尊にも友好的で、右京と彼の間を取り持とうとしたり(S8-1、S8-10)、尊と映画を観に行ったりしている(S9-7)。右京と薫だけがJR東日本の寝台特急カシオペアに乗ったことで不機嫌になっていたり、途中駅での発着時刻に妙に詳しかったりと、鉄道ファンらしき言動も見受けられるが、本人は否定している(S6-10)。雷が大の苦手(S2-3)。
- 日本や世界各地を旅することを理由に突如として「花の里」を閉店し(S10-1)[28]、店は後に幸子が引き継ぐことになった(S10-12)。
- 現実世界での扱い
- S4までの「花の里」の外観・内装と所在地周辺の風景はシーズンごとに若干異なっていたが、S5より固定された。花の里の外観は以前赤坂で実際に営業していた小料理屋のものである。また、店内に他の客や他の従業員がいたり、テレビが置いてあり現在と異なる。PS時の「新ふくとみ」は渋谷に実在した店でスタッフクレジットにも撮影協力者として表記されていた。初期の頃と店名や外観が異なるのは撮影に協力した実在の店の店主の死去などで撮影協力が得られなくなったからである。[要出典]
- 益戸が、2016年10月25日に大麻取締法違反(所持)の容疑で逮捕されたため、同日にテレビ朝日で放送予定だったS7-13の再放送が急遽S14-12に変更された[61][62][63]。また、同日に朝日放送で放送予定だったS2の再放送は急遽『新・科捜研の女2』に変更された他、同局で28日と31日に放送予定だったS2の再放送もS13に変更され、暫くの間は益戸の出演回は再放送が自粛されたが、現在は益戸が刑期を終えた事に伴い自粛は解除されている[64]。
- アキコ・マンセル
- 演 - 草村礼子(S1-7)[注 56]
- 美和子の伯母。イギリス人のアルバート・マンセルと結婚してロンドンに居住していたが、夫の死去直後に一時帰国し、薫と美和子宅に数日間泊まる。その間、マイペースな行動で二人を振り回すが、ロンドン在住経験のある右京とは意気投合した。
- 亀山正枝
- 演 - 深浦加奈子(S3-8)[注 57]
- 薫の母。新潟県で造り酒屋を市議会議員の夫・勇と共に営んでいる(名前・職業は、PS1で映される薫の履歴書の情報による)。
- 杉下花(すぎした はな)
- 演 - 原沙知絵[65](S4-16)
- 右京の遠戚で、ニューヨーク在住のフォトグラファー[65]。ハーバード大学を卒業し同大学院に進むが、中退して現在の職業に就いている。頭脳明晰な点や人差し指を立てながらポイントを説明する癖、紅茶を入れる所作や理屈を並べたがる点、しゃべりだすと止まらない点などは右京とよく似ているが、後先を考えずに行動することがあり、それが原因で警察に連行されたことや犯罪に巻き込まれかけたこともある。
- 右京の曽祖父と花の高祖父が兄弟に当たる関係であるが、詳細な家族関係については右京と花の間で認識が食い違っており、互いに自身の知る家族関係こそが正しいと主張し合っている。このため、面倒を避ける目的で普段は「右京の姪」と紹介されている。また、「花の里」の名前は彼女に由来している(S4-16)[65]。
- 磯村茜(いそむら あかね)
- 演 - 戸田恵子[59](S4-最終話)
- 薫の実姉[59]。新潟県在住。パワフルな性格で、声が大きい上に世話好きであるが、お人好しなところは薫に似ている。新潟から上京してきた際には美和子が落とした婚姻届を拾って勝手に役所へ提出した[59]。
- 甲斐峯秋(かい みねあき)
演 | 石坂浩二 |
経歴 | |
階級 | 警視監 |
- 演 - 石坂浩二[66](S11-1〜)
- 享の父親。階級は警視監。かつての小野田のポジションを受け継いだ作中の狂言回しの一人。
- 表向きは穏健な好々爺らしく振る舞うが、自身や組織の利益のためには手段を択ばない狡猾な一面を持つ。一方で警察官僚としての矜持は持ち、特に「テロリストとは交渉しない」という基本理念への固持から、外務省出向時代に邦人の人質を結果的に見殺しにしてしまった過去があるほか、自身が誘拐された際にも「交渉による自身の解放は望まない」旨を発言した(S12-1)。
- 毀誉褒貶の多さは承知の上で右京を高く買い友好的に接しているが、上述のような非合法的な取引に手を染める立場から特命係と対立することも多い。更に享が「ダークナイト」事件の犯人として逮捕された際には、右京の強烈な正義感にあてられたという考えから、右京を「劇薬」だと危険視している(S13-最終話)。しかし、それでも、自身の思惑のために右京を利用したり(劇場版III)、時には右京の要望に同調して手助けをする(劇場版IV)など、状況に応じて右京ら特命係を動かしている。
- 享とは仲が悪く、享への称賛も素直に受け入れられずにおり、彼が警察官になったことにも否定的で、右京から享のスカウトの要望があった際には以前の部下たちの様に自分で警察を辞めていくだろうと考え、快諾している(S11-1)。享が全国指名手配された際には警察官としての立場から「警察庁次長の息子という理由で、現場で適切な行動が妨げられてはならない」と幹部たちに指示し、射殺命令すら躊躇せず出していた(S12-10)。一方で、享が警察に就職するまでの経緯を右京から聞いた際には驚きと共に笑顔を見せていたり(S12-5)、享が逮捕された時には処分が下されるタイミングを遅らせるために逮捕の直前に大河内を通じて監察官保留とし、逮捕後も自身の立場を利用して享に旅立つ右京を見送らせるように便宜を図る(S13-最終話)など、ある程度は父親としての情も持っていた。悦子との間に生まれた桔平は可愛がっている。
- 享の逮捕後には責任を取る形で警察庁長官官房付への降格処分を受けるが、参事官である中園曰く降格は一時的な「緊急避難的措置」であり、停職中だった右京を簡単に復職させたり(S14-1)、亘を特命係に異動させるよう根回しをしたり(S15-1)、伊丹の懇願を受けて薫を警視庁の嘱託職員枠で再任用する手筈を整える(S21-2)など、その権力が衰えている様子は全く見られない。
- のちに副総監である衣笠から打診を受けた「特命係の指揮統括役」への就任を熟慮の末承諾し、特命係を配下に置く立場となった(S16-2)。
- 絵に造詣があるほか、享の不祥事により閑職に回されてからは茶道を嗜むようになり、執務室に茶道具を置き、訪問者に薄茶を点てて振る舞っている。
- 笛吹悦子(うすい えつこ)
- 演 - 真飛聖[66](S11-1〜S13-最終話 / S17-19〈回想〉/ S22-10)
- 享の恋人で、日本国際航空(NIA)のCAとして働いている。彼より年上で、気風のいい姉御肌然とした性格の女性。
- 渋谷での合コンで彼に家まで送ってもらったことが切っ掛けで交際を始めた(S11-10)。一方で甲斐親子の確執については頭を痛めており、峯秋との会食をセッティングしたり、峯秋との和解を結婚の条件にするなど、2人の関係を取り持とうと苦心している(S13-1)。その後は妊娠と同時に、急性骨髄性白血病の発症も判明し入院(S13-15、16)。後に寛解し、息子・結平を出産。現在も航空会社の客室乗務員として働いており、亨の逮捕後も右京との交流は続いている(S22-10)。
- 結平の担任教師・姉小路に言い寄られており、それを逆恨みする栗原志津子の罠に嵌められ、東国にてスパイ容疑の濡れ衣で連行されそうになるが、内調まで巻き込んでの特命係の決死の作戦で辛うじて東国から脱出した(S22-10)[67]。
- 映画『或る夜の出来事』が好きで、記憶喪失になった亨に劇中のストーリーを彼との出逢いの経緯として語ったことがある(S11-9、10)。ボールルームダンス(社交ダンス)を趣味としている(S12-4)。
- 享の母
- 劇中では直接は登場せず、名前も不明ながら何度かその存在に触れられている。初めて言及されたS11-9では海外で暮らしており、そのごのS11-18では誕生日を迎えた峯秋のためにお菓子(スイーツ)の詰め合わせを贈ったが、この件に対して峯秋は右京に対し「私は誕生日のプレゼントにわざわざ欲しいと思うほど甘い物が好きというのではないのに、それをすっかり忘れている」と愚痴をこぼしている。
- 陣川美奈子(じんかわ みなこ)
- 演 - 水崎綾女(S13-17)
- 公平の妹。人材会社「ゴールド・サーチ」のヘッドハンター[68]。勤務先の機密情報を悪用していた犯罪グループに拉致され、特命係と公平によって救出される。その後、特命係の捜査を通じて情報流出に勤務先が関わっていたことを知り、退職した。
- 惚れっぽく失恋を繰り返すなど公平と似通った性格を持つが、ヘッドハンターという仕事に対しての責任感は非常に強く、いざという時の機転も効き、公平以上に優れた面を持つ。普段は憎まれ口を叩き合っているものの兄妹仲は良く、「自分が公平を警視庁一の刑事だと思い込んでいる」という彼の認識が単なる思い込みに過ぎないことを黙っているなどの気遣いも見せている。
- 冠城由梨(かぶらぎ ゆり)
- 演 - 飯島直子(S20-11)[注 58]
- 亘の姉で、都内の広い屋敷で一人暮らしをしている。弟の亘を「わーくん」と呼でおり、彼が実家を離れた後も姉弟仲は良好である。ピアノ教師の傍ら、聖マティス教会のボランティア活動にも精力的に取り組んでいる[69]。性格は温厚で誰に対しても優しく接している。
- 現実世界での扱い
- 飯島は自分が亘の姉を演じることに驚いたと話している[69]。
- 青木綱一郎
- 演 - 浅利陽介(S20-最終話〈写真〉)[注 59]
- 年男の父親。元警察官。交番勤務時代からの同僚である衣笠とは親しい関係にある一方、実子の年男とは確執がある。長らく作中において衣笠と年男の会話で名前が出てきたのみだが、S20-最終話において衣笠が机から二人での写真を取り出したことにより初めて作中での登場となった。
- 甲斐秋徳(かい あきのり)
- 演 - 新納慎也(S22-10)[67]
- 峯秋の長男で、享の長兄[67]。享が特命係にいたころから何度か言及はあったが、S22-10にて直接的な登場を果たした[67]。
- 初めて直接登場したS22-10時点では財務省の官僚。
- 峯秋に反発していた享とは異なり、親子仲も悪くなく、享と悦子の息子・結平の父親代わりを務めている[67]。峯秋からは享と比較して「頭の出来も素行も良い立派な息子」と思われているが、女性関係についてはそうでもなく、過去には結婚するも離婚に至ったバツイチで、別の女性と再婚して新しい家庭を築くことへは消極的。
特命係と所縁のある女性
- 月本幸子(つきもと さちこ)
- 演 - 鈴木杏樹[70](S4-19 / S6-11、12 / S10-12〜S17-19)
- 「花の里」の二代目女将。住所は東京都国分寺市西恋ヶ窪6-3-15(S17-19時点)[注 60]。
- 自らを「ついてない女」と自称し、ことごとくツキに見放された人生[注 61] を送っていた[28]。夫を亡くし暴力団幹部の愛人として身を寄せていたが、後に夫を死に追い込んだ人物がその暴力団幹部だと知って復讐を決行、直後に海外逃亡を図ろうとしたが途中で出会った特命係によって緊急逮捕された(S4-19)。その後は彼らの言葉で前向きな心境に変化したことで真面目に刑期を務めていたが、ある女性受刑者の脱獄計画に巻き込まれてしまう。挙句事件の首謀者に殺されかけるも特命係に救出されて再び服役期間が延びた(S6-11、12)。
- 服役中に調理師の他、様々な免許を取得。出所後はある外食チェーン経営会社の社長の元で家政婦として雇われていたが、会社の商品開発担当にもなって社長にプロポーズされるといった前述の境遇とは一転したツキすぎた出来事から自分が狙われていると勘繰ってしまい、相談した特命係や「トリオ・ザ・捜一」を巻き込んだ騒動の末早とちりだと判明する。一生の大チャンスを逃し家政婦もクビになってしまうが、右京の薦めで「花の里」を引継ぎ、二代目女将となった(S10-12)。
- 恵まれない人生はおっちょこちょいで思い込みの激しい性格に由来するが[28]、出所後は波乱万丈の人生を歩んだ経験から大抵の物事には動じない肝の据わった女性となった。また、特命係をはじめ警察関係者が捜査について話す際には、買い出しを装い席を外すなどの気遣いを見せ、峯秋や社などの警察幹部からも高く評価されている。
- ある事件に関わった青年との触れ合いを切っ掛けにかつては自身が特命係に助けられたように、今度は自らが悩みや問題を抱える子供たちの力となりたいと思うようになり、花の里の女将を辞する事を決意、特命係と最後の一夜を過ごした後、右京に涙を浮かべて感謝の言葉を述べ、激励の言葉を右京から受け、花の里を去った(S17-19)。
- 風間楓子(かざま ふうこ)
- 演 - 芦名星(S15-最終話 / S16-1、13、14、最終話 / S17-1、2、10、最終話 / S18-1、2、4、最終話 / S19-1、2)[71](幼少期:古川凛[72]〈S16-最終話〉[注 62])
- 葉林社「週刊フォトス」編集部の記者[71]。縁のある記者からの依頼で当時広報課長だった社の「隠し子疑惑」を記事にした(S15-最終話)事が切っ掛けで特命係と交流を持つようになる。警察の不祥事を度々記事にすることから副総監の衣笠をはじめとする警察上層部からは睨まれており、衣笠の思惑を受けた青木によって階段から突き落とされたこともある(S16-最終話)。
- 関西の広域指定暴力団銀龍組傘下「風間燦王会」組長の実娘という出自を持ち(S16-最終話)[73]、片山雛子とも繋がりがあるなどその人脈は幅広い。
- 現実世界での扱い
- 演者の芦名がS19の撮影開始後の2020年9月に死去したが、テレビ朝日は代役を立てない意向を示している[74]。S19以後も他の登場人物の会話などで名前のみ登場しており、S20以降のシリーズの公式サイトの相関図でも掲載されている。
- 小出茉梨(こいで まり)
- 演 - 森口瑤子[75](S18-最終話〜)(高校時代:早川りこ[76]〈S19-14〉)
- 赤坂の芸者「小手鞠」で、今もお座敷に伝手があるほか、峯秋とは懇意にしており、政界とも繋がりがある。峯秋の進言により、家庭料理「こてまり」[注 63] の女将となった[60]。
- 本人曰く「細かいことは気にしない」性格であり、右京とは正反対の気質。亘曰く「ひょうきん」で、ノリが良く軽妙な話し方をするが、自身の深い話題になると冗談を言って煙に巻いてしまう[28]。亘からは好意的に接されるも「選ぶ権利がある」と言ってかわす。また、とっさの機転が利く上、度胸も座っており、ヒロコからは「ただ者ではない」と言われている(S19-15)。
- 第八西高等学校出身(S19-14)。
- 帰国した亀山夫婦ともすぐに打ち解け、美和子を「こてまり」でのアルバイトに誘うなど良好な関係を築いているが(S21-2)、彼女の創作料理には辟易している。
- 現実世界での扱い
- 森口は元々番組のファンであり、思い入れがある分プレッシャーも感じているが、水谷ら共演者やスタッフの皆のおかげで落ち着いて演じられたと「サンスポ」とのインタビューの中で感謝を示している[77]。演技に当たり、森口は「いい意味で毒のようなものを言葉の端々に入れながらお話しする部分があるので、そこを魅力的に見せられたら」と「サンスポ」とのインタビューの中で話している[77]。森口は1993年から2003年の間に放送されたテレビドラマシリーズ『地方記者・立花陽介』で水谷の妻役として共演していたが、昨日まで一緒だったかと思うほど違和感がなく、水谷がそのまま現場に入っていける雰囲気を作ってくれたと話している[77]。
主要・準レギュラー
刑事部 / 刑事部捜査第一課 / 刑事部鑑識課 / 組織犯罪対策部 / 警務部 / 警察学校 / 警視庁幹部 / 退職者 /警察庁 / 内閣情報調査室 / 法務省 / 政治家
主要・準レギュラーに記載するキャストはこちらを参考[78]
警視庁
刑事部
- 内村完爾(うちむら かんじ)[注 64]
- 演 - 片桐竜次(PS1〜)
- 警視庁刑事部長。階級は警視長[警 4]。
- 薫を捜査一課から追放[注 65] し、特命係へ左遷させた張本人。特命係の存在を最も毛嫌いして疎ましがっており、勝手に事件に首を突っ込んでくる特命係の2人を刑事部長室に呼び出して激しく叱責するのは日常茶飯事[注 66]。特に、左遷した薫が特命係に配属していたS7中盤までは、特命係が捜査一課の部屋などにいるのを見かけただけで「誰の許可を取って入ってきた?」や「誰が勝手にここに入っていいと言った?」と咎める事が多かった。S19-10の人格変貌後は右京をはじめとした特命係とも友好的に接したり、部下への叱責も保身から正義の遂行のためへと変化していたが、S22-9で再度の人格変貌により元に戻ってしまった。
- S19-10の人格変貌前は右京個人についても疎ましく思っていたが[注 67]、その一方で警察庁の面々に対し「我々は、独自の捜査網を持っている」と自慢するほどに捜査能力自体は認めており、私用で特命係を動かしたり(S10-14)、重大事件の際には万が一の責任を右京や部下でなおかつ参事官でもある中園に押し付ける保険を立てつつも右京の提言を聞き入れて捜査員を動かす事もあった(S10-10、S17-最終話など)。手柄は奪ってでも全て自分のものにしたがる、失態や責任は全て部下や所轄に押しつけるなど、人としてかなり器が小さく、それゆえに上層部に嫌われて中々出世出来ないでいることが三浦から指摘されている[注 68](裏相棒 第5話)。その一方、自分が被疑者扱いされても大学時代の親友のために黙秘を貫いたり、検察を動かしたりしようとするなど義理人情に厚い部分もある(S17-16)。
- 剣道に造詣が深いらしく(S5-7)、大学時代は山岳部に所属していた(S17-16)。好きな女優やウイスキーの話になると見境が無くなるなどミーハーな一面を持つ(S5-19、S6-14)。甘いものが好物だが、最近では健康のためか、甘いものを控えて青汁を愛飲している(S13-4)。自室に「古轍」[注 69] と書かれた書を飾ってある。しかし、後述の経緯で投げ捨てS20からは「規矩」[注 70]に変更されている(S20-2)。
- 警察庁官房長だった小野田から「悪人顔」と称される(S6-最終話)ほどの強面。失態を犯した者に対して「バカモン!!」(もしくは「バカモノ!!」)と怒鳴る[注 71]のが口癖。PS1では部下に対しても敬語口調であったが、それ以降は基本的に命令口調である。
- 付き合いの深い関係者がいる事から暴力団との癒着が囁かれており、楓子が突き落とされた一件では実際に伝手を使って風間燦王会会長の妻である匡子と密会を果たしている(S16-最終話)。前述の長年関係がある暴力団関係者として、扶桑武蔵桜の組長・桑田圓丈であることが明かされている(S19-1)。その扶桑武蔵桜絡みの事件で頭部に重傷を負い、一度は心停止して死亡を宣告されるも奇跡的に息を吹き返す。以降は人が変わったようになり、「今まで出世のために蔑ろにしてきた正義を取り戻したい」と宣言し、扶桑武蔵桜と絶縁したり、呼び捨てしていた中園を「中園君」と呼んだり、特命係に友好的に接するようになった(S19-10)[注 72]。後に、日本に帰国した薫に対しても寛大な態度で接し、正義の遂行のために捜査権のない彼にも捜査への参加を認め、薫を驚かせた(S21-2、6)。
- 人が変わって以降も失態をしでかした部下を叱責すること自体はこれまで通りではあるが、叱責の理由は己の保身や警察の面子の類ではなく、「警察官としての道義的責任」を重視する方向に変わっている[注 73]。また、これまでは上層部に表立って楯突く事は無かったが、臨死体験以降は副総監の衣笠にも正論を以って詰め寄り、それが聞き入れられなかったため憤激して、座右の銘の「古轍」の額縁を投げ捨てるという、かつての自身とは決別したかのような姿も見せた(S19-最終話)。また、人格変貌後は好々爺として頓珍漢な言動をすることも増え、中園や衣笠を呆れさせることもある(S21-最終話など)。前述の通り、S20からは以前の自身の姿とは異なる意味合いを持つ「規矩」の額縁を飾っている(S20-2)。他にもS19-12からは度々「デュー・プロセス(法の適正な手続き)」と口走ることがある。
- しかし、扶桑武蔵桜が解散する旨を中園から報告された際に衝撃で階段から足を踏み外し転落。生死の境を彷徨いながらも生還するが、昏睡状態で見た桑田圓丈の幻影に「自分らしく生きろ」と諭されたことで元の性格に戻ってしまい、再び元の官僚主義的な人格に戻り、特命係を邪険に扱うようになった。また飾られている額縁の漢字も「古轍」に戻っている(S22-9)。
- 中園照生(なかぞの てるお)
- 演 - 小野了(PS1〜)[79]
- 警視庁刑事部参事官。階級は警視正。
- 上司かつ刑事部長の内村の腰巾着的だが、その一方で内村に対する鬱憤はかなり溜まっており、最近では度々反抗的な言動を取るようになってきている(S11-9など)[79]。しかし内村が人質にされた事件で、救出された彼に開口一番で憎まれ口を叩かれても、その元気ぶりにほっとしたような笑顔を浮かべたり(S18-11)、内村が死亡したと聞いて泣き崩れるなど(S19-10)、心底嫌っているわけではない。内村が正義感に目覚めていた時期も戸惑いつつ彼の命令には従っているが、「一緒に責任を取ってやる」と言われ「あの時死んでしまえばよかったのに」と愚痴をこぼしたり(S19-11)、上層部などの意向より正義を優先するようになった内村に辟易するシーン(S21-2、6)が見られた。内村が人格変貌により制御出来なくなったことから、副総監の衣笠からは内村のコントロール役として期待されている(S21-2)。その後、S22-9での事故を経て内村が再び特命係を敵視するようになって以降はコントロールがしやすくなった様子を見せている[注 74]。
- 内村と同様に特命係を毛嫌いしてはいるものの、どちらかと言うと上司である内村に単に追従しているだけである節があり、事件解決の理由を「特命係のおかげ」と口走ったり(S6-2、S13-10)、特命係に個人的に情報を提供したり(S15-11など)したこともある[注 75]。重大事件が起きた際には積極的に右京の頭脳を頼る傾向があり(S10-10など)、完全な独断で特命係を事件の捜査に参加させた事もあった(S13-10)。また、失踪していた右京が無事だと知らされた際には「残念だ」と言い放った内村・衣笠とは対照的に嬉しそうな表情を浮かべていたり(S18-1)もするなど、内心では内村程特命係を嫌っていない節がある。
- 不祥事の謝罪会見を内村に押しつけられることがよくあり、会見で涙を流した際には内村から「大根役者」、当時警察庁官房長だった小野田から「アカデミー賞もの」という両極端の評価を受けた(S6-最終話)。
- 家族は娘と霊感の強い妻がいる[注 76]。娘の安否を心配して特命係を動かしたり(S11-14)、家族の写真を携帯電話の待ち受けにするなど大切に思っている反面、当の家族からは軽んじられている模様。また、ストレスによる薄毛を気にしている(S18-最終話など)。
- 現実世界での扱い
- 相棒シナリオ傑作選の輿水泰弘インタビューによると、当初の輿水は中園を捜査第一課長のつもりで書いていたとい、管理官と同様の役回りとして所轄署で捜査の指揮を執ったり、時には犯人の取り調べに自ら出向く場面が存在する。
刑事部捜査第一課
- 伊丹憲一(いたみ けんいち)
- 演 - 川原和久[80](PS1〜)
- 警視庁刑事部捜査第一課7係[注 77] の刑事。階級は巡査部長[注 78]。「トリオ・ザ・捜一」[注 79] の最年長(三浦の在籍時は中堅刑事)。
- 「トリオ・ザ・捜一」のリーダー格で、窓際部署ながら事件捜査に首を突っ込む特命係の存在を疎んでおり、毎回事件現場や聞き込み先で顔を合わせるたび悪態をついている。捜査一課でのライバルだった薫が特命係へ左遷されて間もなかった時期には、特命係を毛嫌いして捜査から積極的に追い出そうとすることが多かった。尊の配属後は、特命係の能力を認めつつあくまで「利用する」というスタンスで連携を取ることも多くなり、臨時相棒という形で右京と一時的なコンビを組んだり(S9-6、S10-10、S21-3)、特命係の取り調べを邪魔しようとした人物を外へ追い出したり(S8-最終話)、捜査資料を特命係に横流しすることもあった(S9-最終話)。月日の経過と共に特命係に対する態度は軟化してきており、右京のことを「意味の無いことは絶対にしない人だ」と評したこともある(S11-18)ものの、享に対して「捜査一課に配属されることは絶対にない」と断言するなど、未だ一線の距離を保っている様子が見られる[注 80]。
- 短気で頭に血が上りやすく、容疑者に怒号を上げるなど荒っぽい取り調べをしている。特に初期シリーズでは凡庸な刑事として描かれ、短絡的な見込み捜査をしては右京から良いように扱われることも多く(S2-13など)、子供にすら「多分出世しない」と酷評されることもあった(S1-5)。強引な取り調べから恨みを買ったり(S8-15)、短気な性格から一般人を突き飛ばしてしまい、窮地に立たされたこともある(S14-13)。また、特命係と異なり警察組織の人間として枠をはみ出さないことを基本姿勢としている。しかし、刑事としての仕事には誇りと責任感を持っており、組織の不条理など「筋の通らない事」を嫌う正義感を秘めている。時には上層部の理不尽な命令に啖呵を切ったり(S2-18)、怒りを爆発させ独自の捜査に走ることもある(S7-7など)。月日の経過につれて、右京からも警察官としての姿勢を信頼されるようになっている(S8-15、S21-8)。また、所轄勤務時代から事件調書を作成する際には事細かに記入するスタイルを貫いており、右京を感心させている(S15-2)。その一方、臆病なところもあったり、犯人に激高した同僚の警察官を冷静に宥めることもある(S7-8、S8-10など)。警察官としての仲間意識は強く、三浦が事件捜査の際に負った怪我の後遺症で以前のように捜査が出来なくなり、依願退職する羽目になった際は人目を憚らず涙を見せていた(S12-1)。
- 右京に対しては自分より階級が上であるため、慇懃無礼に「警部殿」「警部さん」などと呼び、嫌味っぽく接する。薫とは犬猿の仲であるものの、全くの不仲というわけではなく、事件や状況によっては薫と連携して一緒に捜査に当たっていた[81]。また、薫がサルウィンへ旅立つ際には憎まれ口を叩きながらもきちんと戦友を見送るなど律儀な面もある(S7-9)。法務省から出向していた亘に対しては「お客様」と呼び慇懃無礼に接していたが、彼が巡査階級で警視庁入庁を果たして後輩となった際には呼び名が「冠城」に代わり、敬語も一切使わなくなり「(階級が)どうせ追い抜かれるだろうからそれまでは徹底的にいびってやる!」と先輩面を提げて粗暴な言動を取るようになった(S15-1)。薫が日本に帰国した際には警視庁に戻ってくるように促し、かつてのように憎まれ口を叩く傍ら峯秋に土下座をしてまで薫の復帰に尽力した(S21-2)。
- 好物はニンニク入りの豚骨ラーメン(S8-15)とフルーツサンド(S19-16)で、牛乳を飲むと腹を下す(S19-16)。子供の相手は苦手(S5-12など)。惚れっぽい性格で美女には弱い一方、恋愛下手なため、芹沢からも右京と併せて「女心わからないブラザーズ」と揶揄されるほどでもある(S11-17)。なお後に配属された女性刑事の出雲に関しても彼女が自分たちの班への初の女性刑事の配属であることもあり、扱いにかなり困っている。当初は彼女への対応もお手上げ状態で、回によって対応が違うといったこともあった。
- 事件関係者が有名人であっても気づかないなど世情には疎いが、元アイドルの野崎春菜(S4-12)や美人女優の桜庭かなえ(S14-11)の大ファンで、後者が巻き込まれた事件では亘から「実際に会えるかもしれない」と唆され、警視庁の管轄外でありながら特命係と行動を共にした。誰かに噂されると背中が痒くなる(S3-9、X DAY)、ドアや取調室のマジックミラー越しに様子を窺う特命係の存在に気付くなどの特異体質を持っている。剣道が得意で薫を打ち負かしており、剣道の師匠が殺害された事件に右京が興味本位に首を突っ込んだ時は不快感を露にしていた(S5-7)2013年3月23日公開のスピンオフ映画『相棒シリーズ X DAY』では岩月彬と共に主役を務めている。なお、同作品は演者の川原にとっては映画初主演である。
- 現実世界での扱い
- 川原は大学生時代に設立した劇団ショーマの出身であり、自分のような小劇団出身者が入れるはずがなく、シリーズ化する段階で降ろされると思っていたことを2021年の「サンスポ」とのインタビューの中で振り返っている[82]。また、台本が起点という考えから役作りのこだわりを持てない一方、正義感の強さや、思ったことを口に出しては失敗するところなどの共通点が多く、自分の癖が反映されている部分もあると話している[83]。
- ファンやスタッフからは「イタミン」と呼ばれている[83]。元々は掲示板やブログなどでファンが呼ぶだけであったが、2008年5月1日放送の裏相棒第八夜のサブタイトルに使われるなど、いつの間にか公式化している[注 81]。
- また、川原の本作での出演はこの役のみであり、同じ捜査一課の刑事役の 大谷亮介や 山中崇史とは異なり、別役での出演実績はない。
- 芹沢慶二(せりざわ けいじ)
- 演 - 山中崇史[80](S2-4〜)[注 82]
- 階級:巡査 → 巡査部長
- 警視庁刑事部捜査第一課7係の刑事。「トリオ・ザ・捜一」[注 83]の中堅刑事(三浦の在籍時は若手刑事)で、薫や伊丹の後輩にあたる(ゆえに、薫と伊丹を「亀山先輩」、「伊丹先輩」と呼ぶ)。ノリの軽いお調子者で、失言が多く、伊丹らの悪態に同調して、軽口を叩いては薫に殴られることもしばしば。
- 「トリオ・ザ・捜一」の中では特命係に対する反感は少なく、薫に捕まったり右京や尊の話術に嵌ったりして捜査情報を漏らすこともあった。特命係の捜査能力の高さをあてにして自ら情報提供をすることも多く、知人に起きた事件を解決するために特命係を頼って共に捜査をしたことすらある(S4-3、S7-16)。しかし、基本的には特命係が捜査に関わることを良しとはしていない立ち位置を取っており、伊丹程ではないが、特命係が事件に首を突っ込むのをやや疎ましがる素振りを見せることもある。
- 登場して間もない頃は伊丹らとの関わりは薄かったが、シリーズを重ねるにつれ、次第に伊丹らと共に「トリオ・ザ・捜一」の一員として深く関わるようになり、長らく「トリオ・ザ・捜一」の下っ端という立場が定着していたが、シリーズが進むにつれて特命係を邪魔者扱いするようになった。三浦の依願退職後は、伊丹の相棒的なポジションで捜査に当たると共に、三浦に代わる伊丹のストッパー役も兼ねるようになり、従来の若手刑事から中堅刑事というポジションに収まった。S19〜20では、伊丹の言葉を真に受けて出雲に嫌味を言ったり怒鳴りつけたりしていたが、彼自身の本来の性格は善良であるため、S21からは彼女への嫌がらせをしなくなった。
- 島根県出身で、大学在籍時には国際法のゼミに所属していた(S4-3)。また、お調子者という性格上仲の良い人物は多いのだが、友達や同期に関しては運がなく、大学時代の同級生や警察学校時代の同期、高校時代の同級生の恋人が被害者や事件関係者だったり同級生全員が犯人だったこともあった。恋人がいるが、本編では伊丹宛に送られた写メールでのみ姿を見せている(S10-10)。従兄弟が自衛官(S13-1)。伊丹が「イタミン」という愛称があるのを羨ましく思っており、伊丹から「スイ-ツ芹沢」と愛称を付けてもらった(裏相棒3 第1話)。
- 出雲麗音(いずも れおん)
- 演 - 篠原ゆき子[85][86](S19-1〜)
- 警視庁交通部交通機動隊→警視庁刑事部捜査第一課7係(S19-1 - )
- 警視庁刑事部捜査第一課7係の刑事。階級は巡査部長。元々は交通機動隊の白バイ隊員であったが狙撃事件で負傷した後遺症により交通機動隊から離れた。その後当時の広報課長であった社や副総監である衣笠の斡旋により刑事部捜査第一課7係に配属された。
- S19〜S20では、配属の経緯、ならびに「捜査一課は男の職場である」という考えや現場への抵抗感や当時紅一点的存在だったことからお荷物扱いを受けており、内村や伊丹を始めとする刑事部の面々は彼女の配属を快く思っておらず、伊丹らが特命係に押し付けていた小さな雑用も彼女の役目となっていたが、S21以降は伊丹らからも仲間として認定されるようになり、一緒に行動する場面が増え、同時に特命係を邪険に扱うようになった。
- 初期の頃は捜査一課内では伊丹らと違って、特命係とは友好的な関係を結んでいたが、上述の通り、伊丹ら共々S21以降は特命係を邪険に扱うようになった。 当時の広報課長であった社とは警視庁内の女性職員の交流グループ「警視庁ガールズボム」(通称・KGB)に参加する間柄でもあった。また、危機的な状況から奇跡的に一命を取り止めた経緯もあって、当時サイバーセキュリティ対策本部に在籍していた青木からは「不死身ちゃん」と呼ばれていた。薫からは「麗音ちゃん」と呼ばれている(S21-13)。
- 現実世界での扱い
- 篠原は「ザ・テレビジョン」とのインタビューの中で、従来は母親役など柔らかな役が多かったため、本作の出雲のようなタイプが違う役は新鮮だったと話しており、刑事役も本作が初である。[86]
- また、彼女はレギュラー出演する前に別役での出演実績はなく、本作ではこの出雲役のみであり、S19で初登場してからS20までは本作の歴代レギュラーキャストでは最年少だった。
刑事部鑑識課
- 益子桑栄(ましこ そうえい)
- 演 - 田中隆三[87](S15-1〜)
- 米沢の後任として登場した警視庁鑑識課員。階級は巡査部長。現場検証中は刑事すら立ち入らせないようとしないなど、前任の米沢とは異なるベクトルで職人気質な人物である。常に無愛想で右京に対してもぶっきらぼうに接するがその腕は確かで、上層部からの圧力を嫌うなど正義感の強い面も見せる(S18-18など)。薫や伊丹、及び大木・小松コンビの同期[注 84]。同期の伊丹とは親しく、彼の個人的な依頼に応じて鑑識を融通させてくれることがある。ぶっきらぼうな性格に反して猫好きという一面を持ち、趣味は魚釣り。
- 前任の米沢の異動後、鑑識課は上層部の意向に従い特命係には非協力的であり、益子も例外ではなく特命係に対して邪険に接していたが、趣味の釣りの穴場や猫の写真集といった亘の買収工作に負けたことで、特命係に対する態度はシリーズが進むにつれて徐々に軟化してきており、青木卒業後のS21以降は特命係に協力することも増えている。
組織犯罪対策部
- 角田六郎(かくた ろくろう)
- 演 - 山西惇(PS2〜)(中学生:吉田晴登[88]〈S15-9〉)
- 経歴:警視庁生活安全部薬物対策課課長(PS2)
- → 警視庁組織犯罪対策部組織犯罪対策第五課課長(S5-1)
- → 警視庁組織犯罪対策部薬物銃器対策課課長(S21-1)
- 警視庁組織犯罪対策部薬物銃器対策課の課長[注 85]。階級は警視。丸刈り頭に黒ぶち眼鏡、夏でも着る派手な色のベストをトレードマークとしている。作中のムードメーカー・コメディリリーフ的な存在。
- 米沢と並ぶ、特命係の数少ない理解者の一人。同課の居室に特命係の小部屋が併設されているために特命係とは「お隣さん」の関係であり、付き合いは長い。特命係の小部屋を訪れては「暇か?」の掛け声[90][注 86]と共に雑談に花を咲かせるのが日常となっており、彼が漏らした何気ない一言が右京に閃きを与えることもある。特命係とは持ちつ持たれつの関係であり、様々な面で協力を惜しまない一方、暴力団絡みの一斉摘発では特命係に協力させている。また警察上層部や政府などが関係した事件の場合には、特命係が警察内部で信頼出来る数少ない警察関係者であるので、事件の重要人物などの護衛を依頼され、大木と小松を護衛として派遣したりもする。そのため「特命係の協力者」と認知され上層部からにらまれているが、本人はこれ以上の出世を諦めている節があり、特に気にしていない。
- 右京でも知らない情報を持っており、特にヤクザ・暴力団関係に詳しい。
- 普段は気さくかつ温厚で飄々とした人柄だが、自身が担当する暴力団関係の捜査となると態度が一変し、被疑者に対しては高圧的な態度を取り、殴る蹴るなどの行為で徹底的に締め上げて自白に追い込む事もある(S13-13など)。また、被疑者のみならず他の警察官に対しても攻撃的になる場合もあり、銃や薬物が絡んだ殺人事件では捜査一課と手柄の奪い合いを繰り広げたり、右京にすら八つ当たりしたこともある。
- 右京のことは「警部殿」と呼ぶが、「あんた」や「お前」、時と場合によっては右京本人に対して直接「杉下」と呼び捨てにすることもある。
- かなりのコーヒー好きで、元々は薫の淹れるコーヒーを目当てに特命係の部屋へ赴いていた(PS2)。特命係の棚にはパンダのマイカップ[注 87] を置き、特命係のコーヒーメーカーを勝手に使っている[注 88]。コーヒーを淹れていた薫の退職後に配属された尊や享に用意するように要求し、用意されていないと不平不満を漏らしたこともあったが、亘に至っては彼の淹れる濃厚なコーヒーには興味を示さず「いつもの薄いのでいいや」と自分でコーヒーを用意するようになった(S14-1)。
- 妻は山形県の酒田出身(S15-4)。中学時代は写真部に所属しており、当時の彼女が現在の妻である(S15-9)。京都府警察に勤務している双子の兄がおり[注 89]、本人は「犬猿の仲」と語っているが、実際は角田が一方的に毛嫌いしているだけである(S1-10)。ほとんどの人が「微妙」と評した美和子スペシャルをべた褒めしたり(S5-13)、コーヒーの味についてインスタントと挽きたての区別がつかない(S8-13)など、やや味覚音痴気味。先述のカメラの他に釣りが趣味であり、部下の大木や小松と一緒に釣りをしていた時に死体を発見したことがある(S3-9)。
- 現実世界での扱い
- 山西惇は「サンスポ」とのインタビューの中で、憎まれ役かなと思いつつ演じたと振り返っている[92]。台本には話の入り口として「おう、特命さんヒマか?」と記されており、当該場面のリハーサルに際しては「ヒマか?はないだろう」と周囲の爆笑を誘い、まさか20年言い続けることになるとは思わなかったと山西は振り返っている[92]。また、組織の中で縛られない立ち位置から、一時期は「警視庁の寅さん」を意識したとも話している[93]。
- 「サンスポ」によると、とげのあるキャラクターでありながら、山西の味わい深さも相まって「人のいいおじさん」として扱われるようになり、児童虐待を扱った回では人情味と男泣きの場面が話題となり、「角田課長」がツイッターでトレンド入りしたという[93]。
- 大木長十郎(おおき ちょうじゅうろう)[注 90]
- 演 - 志水正義(PS1〜S17-3、8)
- 小松真琴(こまつ まこと)[注 91]
- 演 - 久保田龍吉(PS1〜S17-最終話)
- 経歴:警視庁生活安全部薬物対策課
- → 警視庁組織犯罪対策部組織犯罪対策第五課
- → 警視庁組織犯罪対策部薬物銃器対策課
- 警視庁組織犯罪対策部薬物銃器対策課の刑事[89]。階級は巡査部長。いずれも角田の部下で、薫や伊丹、及び益子の同期。大木は小柄で声が低く、小松は長身で声が高い。S17以前のシリーズにおいて2人でいつも窓から特命係の様子を覗き見していた[90][94]。
- 角田・大木・小松の関係は良好である。初期シリーズでは特命係と直接絡むことが殆ど無かったが、シリーズの経過に伴って特命係の捜査に協力する場面も見られるようになった。
- 角田と同様に捜査一課とは事件の処遇を巡って揉めることが多いが、昼食で伊丹と出くわした際には会釈するなど[注 92](S8-15)付き合いはそれなりに良好。
- 大木に関しては、演じる志水正義が2018年に死去した[95]ため、S17-8以降は過去の回想シーンなどを除き登場していない。また、小松を演じる久保田龍吉もS17を最後に登場していない。ただし、同シリーズに限り、最終話まで志水の死去後も久保田が単身で出演していた。
- S18以降のシリーズの公式サイトの相関図では、2名とも引き続き掲載されている[96]。
警務部
- 大河内春樹(おおこうち はるき)
- 演 - 神保悟志(S2-1〜)[97][98]
- 経歴:警視庁警務部人事第一課主任監察官
- → 警視庁刑事部捜査第一課臨時管理官
- → 警視庁警務部人事第一課主任監察官
- → 警視庁警務部首席監察官
- 階級:警視(S2〜S9) → 警視正(S10〜)
- 警視庁警務部首席監察官[97][注 93] で、警察庁キャリアとして警視庁に出向中(S6-10)である[警 5]。かなり神経質な性格で、携帯しているラムネ菓子を噛み砕く姿から「ピルイーター」の異名を持つ[98]。
- 監察官という立場から、勝手な事件捜査を行う特命係の動向には常に目を光らせる[98][97]一方、職務を離れた私見では特命係の能力を高く評価しており、捜査に協力したり、右京の懲戒処分を引き延ばそうとするなど、警察幹部の中では特命係と比較的良好な関係を築いている。また、個人的な事情で特命係に事件の捜査を依頼した際には、自分が同性愛者であるという秘密を打ち明けた(S2-18)[98]。
- テロ対策における警視庁と各県警本部の公安部及び公安調査庁の連携不足の懸念から、アメリカ合衆国並みの国家安全保障局設立という大望を抱いており、右京と薫の登用を考えていたほか、小野田に自分なら右京をうまく操れると豪語したこともある(S6-10)。一時期は特命係と距離を置くようになった(S7-1)が、旧友の尊が特命係に配属されて以降はむしろ特命係との関係を深め、内部査察のため特命係に協力を仰いだこともある(S9-16)。
- 自分の部下であっても私見に囚われることなく容赦ない視点で接するなど職務に忠実かつ厳格である一方、功を急ぐ余りに失敗してしまうという場面も見られた。
- 尊とは警察庁時代からの旧知の仲で親交が深い一方、彼以外の人物とは特にこれといった親交はない。また、尊のことを度々気にかけており、彼が推薦組(準キャリア)として警察庁への登用が決まった時には彼の将来を考えて上申書を出してまで反対していた(S8-最終話)。
警察学校
- 米沢守(よねざわ まもる)
- 演 - 六角精児(PS2〜S14-最終話 / S15-13、14 / 劇場版IV / S16-5 / S20-17 / S21-20、最終話)[注 94]
- 経歴:所轄署刑事課鑑識係
- → 警視庁刑事部鑑識課(PS2〜S14-19)
- → 警視庁警察学校教官(S14-最終話〜)
- 階級:巡査部長[99]→警部補(S21-20)
- 警視庁警察学校教官・元警視庁刑事部鑑識課員。血液型はB型。
- 特命係に友好的な警察関係者の一人。PS2で特命係と面識を持って以降、右京へ捜査情報を提供したり、非公式に鑑識・鑑定作業を行うなど、特命係の捜査に全面的に協力している。時には自ら特命係を事件現場に呼び、特命係が事件に関わる切っ掛けを作ることも少なくない。特命係との協力関係は捜査一課や警察上層部の間では公然の秘密と化しており、事件現場に特命係が姿を現すと呼び寄せた張本人として真っ先に疑われることもある。
- 饒舌かつ冗談好きで、事件について語る時には願望込みの想像を交えてドラマ仕立てで語ったりする(S2-18)。主な趣味は落語であり、携帯の着メロも落語の出囃子『一丁入り』であるほか、同じ趣味の右京とは話が合い、捜査情報を提供した報酬も「高座のチケット」など落語がらみである。ほかにも読書や鉄道などたくさんの趣味がある。一方、将棋やチェスなどの駒を使うボードゲームは大の苦手[注 95](劇場版I)。
- 右京に対しては、落語の趣味が一致しているだけでなく捜査能力への尊敬の念も持っており、右京を「敬愛する刑事」と語っている。また、右京の相棒に対しても邪険にせず、右京と同じく好意的に接する。例外的に亘とはとある出来事が切っ掛けで、あまり反りが合わず折り合いが悪い傾向にあったが、月日の経過に伴って友好的に接するようになった(S20-17)。特命係の急な頼みごとにも快く応じてくれるが、一方で右京の人使いの粗さには辟易しており、面と向かって文句を言ったこともある[注 96]。
- 長年特命係に協力し続けてきたが、亘に騙されて情報を素直に教えてしまったせいで(S15-13)警察学校教官への異動辞令[警 6]が下されると「無難に務めて早く現場に復帰したい」との思いから特命係への協力や要望に応えることに難色を示すようになる。右京への積年の不満や、亘との折り合いの悪さもあり特命係との関係は悪化していき、教官研修中に遭遇したテロ事件を節目に、正式に警察学校の教官に就任し特命係に別れを告げた(S14-最終話)。
- 教官就任後も特命係との交流は続いており、特命係に復帰した薫とはサルウィンからの帰国直後に対面し、互いに再会を喜んでいた。
- 以前に妻に逃げられて離婚した経験があり、現在は独身。別れた妻のことは今でも想い続けており、S5-3では「元妻の行方を捜してかれこれ3年」とも話しているが、警察学校の教官となって以降も未だに再会には至っていない[注 97]。米沢が主人公を務めるスピンオフ小説『鑑識・米沢の事件簿〜幻の女房〜』においては離婚に関する詳細が記されており、米沢本人は周囲に対して妻の知子と離婚に至った理由について酒が原因と語っているが、実はそれは表向きで、仕事に夢中になるあまり家庭を顧みなくなった結果、知子から愛想を尽かされて離婚に至ったのが真相である。また、これを原作とする映画『相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿』においては米沢の言によると、長らく取り掛かっていた仕事が終わり、久しぶりに帰宅すると妻の知子の姿が無く、代わりに彼女の名が記載済みの離婚届が置かれており、それを目にして頭に血が上った米沢が怒り任せに離婚届を役所に提出したことで離婚が成立したが、当の米沢は現在ではその行動を反省している。なお、小説・映画共に別れた元妻と思しき「真鍋知子」(実際は顔と下の名前が同じだけの別人)を発見するも、結局会う勇気を持てずに顔を合わせることなく去ってしまった。
- 『警視庁捜査一課9係(現在の特捜9)』において、同じ役柄でゲスト出演したことがある。
- 現実世界での扱い
-
- キャスティング
演者の六角は「TVer plus」とのインタビューの中で、『相棒』のプロデューサーが小劇場での舞台が好きだったため、自分の印象がその人に残っていたのではないかと分析している。六角は所属事務所のマネージャーから聞いた話として、当初は犯人か監察医の役のどちらかが候補に挙がっており、シリーズ化した際に再登場する可能性のある後者を選んだと言い、最終的に鑑識の役になったと話している。また、それに加えて鑑識の米沢守とは別人という設定で、監察医の米沢役での出演実績がある[100]。
警視庁幹部
- 衣笠藤治(きぬがさ とうじ)
- 演 - 大杉漣(S15-1〜S16-13)[注 98] → 杉本哲太(S16-最終話〜)[注 99][103]
- 警視庁副総監。階級は警視監。1959年(昭和34年)10月2日生まれ。
- 権力に固執する典型的官僚ではあるが、サイバーセキュリティ対策本部[警 3]の発足に携わるなど、警察組織の改革にも意欲的に取り組む野心家。また、警察内外を問わず、各方面の有力者ともコネを作っているが、その相手の後ろめたい事情が明らかになって失脚しそうになった場合は見捨てることも辞さない(S16-10、S17-10、S22-2)。
- 法務省を追われた亘に対する「捜査部署への配属は認めない」という報復人事に関わって総務部広報課に配属させたが、峯秋の依頼により亘を特命係に異動させた(S15-1)。その後、娘の里奈が目撃者となった殺人事件以降、特命係を「警視庁の負の遺産」として危険視するようになり(S15-11)、特命係を政敵の峯秋もろとも葬り去ろうと様々な陰謀を巡らせるようになる。また、娘が特命係と関わることも良しとしておらず、遠ざけさせている。
- 神奈川県警本部長時代にはカルト教団の一斉摘発に関わるなど順調な出世街道を歩んでいる(S16-12)反面、自宅に脅迫状が送り付けられた一件もあり、家族仲は良好とは言えない(S15-11)。妻は療養を余儀なくされ、里奈にも妻の旧姓を名乗らせるなど気苦労も多い。
- 青木の父親・綱一郎とは交番勤務時代からの付き合い[警 7]で「竹馬の友」の間柄であり、彼が警視庁に配属された背景には衣笠のコネがあったと噂されている。衣笠自身は青木のことを他者の前では厳しく批判している(S17-1、2)一方、青木が風間楓子を突き落とした一件では、犯行動機が自分のためだったと察し、水面下では彼のために尽力している。このため峯秋からは青木との関係性を指摘されており、本人も「ある種特殊な関係性」と語っている。しかし最終的には問題ばかり起こす青木を見放し、開き直った彼から「自身を切り捨てれば警察の秘密を公表する」と脅されたため決別した(S20-最終話)。
- 特命係を敵視しており、袴田茂昭から薫を正式に警察官として再任用するように要請を受けた際には薫に激しく詰め寄っていた(S21-11)。
退職者
- 三浦信輔(みうら しんすけ)
- 演 - 大谷亮介(PS2〜S12-1 / S14-10)[81]
- 経歴:所轄署刑事課強行犯係
- → 警視庁刑事部捜査第一課第七係主任(PS2〜S11-最終話)
- → 警視庁刑事部捜査第一課第七係係長(S12-1)
- → 依願退職(S12-1)
- 階級:巡査部長 → 警部補
- 警視庁刑事部捜査第一課7係の係長[警 8] 。
- 「トリオ・ザ・捜一」の最年長・リーダー格[81]。所轄署の盗犯係(S5-4)などを経て警視庁本部の捜査一課に配属された叩き上げの刑事である。特命係を疎ましく思ってはいるものの、比較的穏健な態度を取っており、右京に対しても「警部殿」と呼ぶなど慇懃に接している[90]。特命係の能力は認めており、個人的に捜査の依頼をして以降(S5-4)、陰で特命係を信頼する様子も見せるようになった。
- 荒っぽい伊丹に比べて捜査は堅実。また直情的な伊丹を宥め、上層部との軋轢を取り成すなど「トリオ・ザ・捜一」のブレーキ役を担っていた。一方で仲間が命の危機に晒された際には被疑者を締め上げて吐かせようとしたが伊丹が止めに入る場面もあった(S7-9)。
- S12では昇進試験に合格し警部補階級の7係長に就任するが、甲斐次長誘拐事件の捜査中に太腿を刺され負傷してしまう。一生杖が手放せないほどの後遺症が残り、内勤の慰留も固辞して警視庁を依願退職した(S12-1)。これにより、「トリオ・ザ・捜一」という枠組みは消滅し、その後は伊丹と芹沢の2人体制となった。退職後は日本全国を放浪する旅人のような生活を送っており、花の里で再会した右京に本多篤人の情報を提供している(S14-10)。
- 「トリオ・ザ・捜一」では唯一の所帯持ち。FBIへの出向経験があり、英語が出来る(S10-9、劇場版III序章)。
警察庁
- 小野田公顕(おのだ こうけん / きみあき[注 100][1])
- 演 - 岸部一徳[105](S1-1〜劇場版II / S9-最終話 / S16-13〈回想〉)[注 101][注 102]
- 経歴:東京大学法学部
- → 警察庁入庁
- → 警視庁公安部参事官(S1より15年前)
- → 警視庁警備部緊急対策特命係長(S1より15年前)
- → 警視庁公安部長
- → 警察庁長官官房室長(S1-1)
- → 警察庁長官官房教養課課長(S3-2)
- → 警察庁長官官房室長(S3-4)
- → 殉職(劇場版II)
- 警察庁長官官房室長(通称・官房長)[注 103]。階級は警視監。故郷は群馬県で、6月4日生まれ[106] だが、年齢は不明[注 104]。
- 一見飄々としとぼけた雰囲気をまとっているが、その実警察内部のみならず政府関係者とも太いパイプを持つ隠れた実力者で、組織的に重要な利を得るためなら取引をして当事者の罪すら見逃し、様々な策を巡らす老獪で食えない人物である。特命係の誕生並びに現状に至る原因を作った人物でもあり、浅からぬ因縁のある右京とは互いに牽制しつつも利用し利用される関係にある[注 105]。その政治力を駆使し特命係の処分を抑えたり捜査を支援するなど、基本的に特命係と協力関係を築いている一方、警察上層部や政府が絡んだ事件の際には国家の威信を守る立場から対立することも多い。しかし、犯罪や組織の腐敗を憂う気持ちは持っており、権威を利用して犯罪を隠蔽しようとした官僚に対して彼なりの制裁を加えることもある(S1-最終話、S5-最終話、S8-7など)。この点については右京の「絶対的な正義」と小野田の「大局的な正義」の2人がそれぞれ持つ異なる正義感のぶつかり合いであると述べられており(劇場版IIエクステンデッド・エディション)、互いに相容れないながらも信条は理解し合う関係にあった(S12-最終話)。
- 群馬県の名家の次男坊[注 106]として生まれ、東大入学を機に上京(S21-20)。若かりし頃は友人の本多と共に学生運動に参加していたが、小野田自身は早々に転向した(S8-1)。大学卒業後、キャリアとして警察庁に入庁。出向して警視庁公安部参事官を務めていた際、外務省公邸人質監禁及び籠城事件に対処すべく「緊急対策特命係」を非公式に結成し、作戦参謀として当時捜査二課で活躍していた右京を招聘して事態の解決に当たった。しかし、アメリカ国務長官の来日が決定したことを受け、政治的配慮から「国務長官の来日までに事件を終わらせて、日本政府と警察の面子を保つ」と突入作戦の実施を決断。交渉による人質解放を主張していた右京と決裂し、右京を解任して突入を強行した。その結果、隊員と人質に犠牲者を出す惨事を引き起こしてしまった。しかし上層部は責任の大部分を右京に押し付け、小野田は警察庁への帰任・閑職への一時的な左遷で済まされた(S1-11、最終話)。これらの事情からか、「緊急対策特命係」の生き残った隊員と右京を「自分を殺してもいい人間」に挙げている(S1-11)。
- かねてから日本版CIAやFBIの設立及び警察庁の警察省への格上げを目論んでおり、警視庁人質篭城事件に際し計画に反対する警視庁幹部一掃の人事を進めるが、2010年7月20日[注 107]にその人事の煽りを受け懲戒免職になった生活安全部部長の三宅貞夫によって刺殺された(劇場版II)。その後、生前購入した[注 108]東京都内の寺に埋葬され、墓石には「融通無碍」の言葉が刻まれている[注 109]。
- 本人の没後も、「赤いカナリア」が引き起こした炭疽菌テロに対処するため、片山雛子と共に本多の「超法規的措置」による秘密裏の釈放(S9-最終話)や、日本では施行されていない証人保護プログラムの違法適用(S12-最終話)など様々な裏工作に関わっていた事が判明したり、自身の遺骨が盗まれる(S21-20、最終話)など、特命係をはじめ警察組織各所に影響を及ぼし続けている。
- 警察庁の要職にある身ながらも、あまり目下の人間に対して偉ぶることはしない。階級の低い、あるいは年齢の若い警察官に対しても敬語を使ったり、「○○さん」と呼びかけることもある。しかし付き合いの長い右京に対してだけは「杉下」や「お前」と呼び捨てで呼んでおり、敬語を使う度合いも他の人間と比べて少ない。また、警察官としての枠を超えて暴走した者に対しては冷淡に接する一面を持っている(S3-9)。
- 美和子に対して「僕は、特命係を動かしているのは杉下だとばかり思っていましたが、実は君の旦那様(=薫)なんだね」と語る(S5-15)など、薫を高く評価している。右京の能力は薫がいてこそ発揮されるとも認識しており、自身と右京が決定的に対立した際には、薫を懲戒免職することで右京を潰すことを画策した(S5-最終話)。一方で、違法な家宅捜索の令状や三雲法男が裁判官を辞めた理由に気づかず、右京の暴走を見逃してしまった薫に対して警告同然の忠告をしている(S6-最終話)。尊に対しても、特命係に来てから組織の体制よりも個人としての正義感や感情を優先させるようになったことを「青くなった」と評している(劇場版II)。
- プライベートでは孫[注 110] を自らの運転で幼稚園に送迎するほどの孫煩悩で、孫からは「じいじ」と呼ばれていた(S1-5)。また、従兄弟の雁屋耕大とは歳が近いこともあって仲が良く、彼からは下の名前に因んだ「きみちゃん」の愛称で呼ばれていた(S12-最終話)。
- 右京と2人で食事をすることがよくあり、勝手が分からずに回転寿司店で取った皿や食べ終わった後の皿をレーンに戻してしまう、湯飲みでボタンを押すお湯の注ぎ方がわからずに指を火傷する(S7-12)など庶民の知識に疎い場面がある[105][90][注 111]。
- 現実世界での扱い
右京が警視庁の中で無敵の存在になるのを防ぐため、小野田はかなわない存在として生み出された。二人の関係はユーモラスでありながらも時には激しい対立にもなり、そこから警察組織の裏側や機敏が見えてくる構図となっていたため、小野田の存在は本作における「裏相棒」でもあった。[105]
内閣情報調査室
- 社美彌子(やしろ みやこ)
- 演 - 仲間由紀恵[107](S13-1〜)
- 経歴:東京大学
- → 警察庁入庁
- → 警視庁組織犯罪対策部組織犯罪対策第二課
- → 警察庁長官官房国際課
- → 内閣官房内閣情報調査室総務部門主幹
- → 警視庁総務部広報課課長
- → 内閣情報官
- 階級は警視正。昭和49年5月3日生まれ。東京都世田谷区西代沢に在住。内閣官房内閣情報調査室総務部門主幹として出向していたが、ロシア人スパイ・ヤロポロク・アレンスキーの亡命騒ぎに端を発した連続殺人事件の黒幕として内閣情報調査室長が逮捕されたことに伴い、総務部広報課に人事異動した(S13-1)。亘が広報課に配属された際に直属の上司となったが[45]、亘が自身の身辺調査を行なっていることを明かしたため彼の提案を飲む形で、亘を特命係に異動させるよう峯秋に根回しを依頼した(S15-1)。
- スパイの協力者を「国賊」と言い切り毅然とした態度を見せる。
- 「私の趣味ではない」と苦言を呈しながらも、右京の捜査能力を評価しており、特命係とは捜査の依頼を出して動かしたり(劇場版IV)、逆に右京からの頼み事を引き受ける(S21-1など)など持ちつ持たれつの間柄である。
- 東京大学出身で、世代こそ違うものの右京と同じ教授に師事しており(S13-15、16)、大学時代は将棋部に所属していた(S15-18)。峯秋とも警察庁時代から親交があり、秘密裏の調査依頼や相談事をし合う間柄。警察組織における女性進出を推し進めており、KGBの主催者でもあるほか、衣笠に出雲の捜査一課への異動を打診したこともある(S19-1)。
- 国家公安委員長の鑓鞍兵衛とも繋がりがあるようであり、内閣官房長官の鶴田翁助による人事にて内閣情報官のポストが与えられ、その鶴田が自身の不祥事により失脚すると、閣僚等の政府関係者から一度は社の人事は白紙にすべきだとの意見が出ていたが、事前に鑓鞍を味方に付けていた社は政府関係者を説得して抑えさせて貰う形で手助けを受け、そのまま内閣情報官に就任した(S20-3)[警 9]。しかし、彼女からすると内閣情報官としてのポストは単なる通過点でしかないらしく、その後は、峯秋と結託して間接的に特命係を動かして公安部が隠蔽していた事案を探り、それに絡んだ理由で自身が銃撃されて重傷を負わされたことすらも利用した上で、公安部部長を失脚させて組織の勢力図に大きな変化をもたらした。さらには副総監の衣笠や公安部の弱みを握り、警察組織の中枢にまで食い込むべく暗躍するなど、野心家としての一面を覗かせている(S22-1、2)。
- 平時はクールな女性官僚として描かれ、どの様な場面でも表情を出すことは少ない。一方、ヤロポロクとは密かに関係を持っており、彼との間に娘のマリアをもうけていたほか、ヤロポロク本人の死を悲しむ場面もあった。また、娘や家族のことになると感情的になりやすく、亘とマリアとの関係が警察各所にて流布された際には怒り気味で当人たちを追及する(S20-最終話)場面もあった。
法務省
- 日下部彌彦(くさかべ やひこ)
- 演 - 榎木孝明[108](S14-1〜S17-10 / S20-19、最終話)
- S14-1より登場した法務事務次官。検事の資格を持たないものの、前任者が急逝したことにより次へのつなぎとして例外的に法務事務次官に任命されたために検事総長を頂点とする通例の出世コースからは外れており、それ故にあらゆる圧力にも動じることなく、自らの思うままに行動している。
- 元部下である亘には非常に目を掛けており、彼の要請にも臨機応変に対応し、亘が裁判所の令状発行を阻止する「捜査妨害」を行なっていた(S14-15)際には峯秋にその事実を告発して亘を法務省から退官させ、彼の念願である警視庁特命係への配属が可能にするよう根回しを行ったこともある(S14-最終話)。
- 亘が右京と行動を共にする事の危険性から右京に苦言を呈したこともある(S14-1)が、特命係の捜査を元に東京地検特捜部を動かし家宅捜索に警視庁の人間を立ち会わせる(S14-4)など、基本的に特命係に対しては協力的な姿勢を見せていた。しかし目を掛けていた検事・倉田の些末な不正を右京が暴き辞職に追い込んだ一件から特命係を敵視するようになり(S15-8)、特命係の廃止に向け暗躍するようになった(S16-1、2)。
- また、ロシア人スパイとの関係が疑われていた社についても秘密裏に調査を進めており、広報課に配属された亘に素行調査を命じたことがある(S15-1)。
- 公安調査庁の組織改革を推し進めようと考えており、そのための人材として亘に接触し、ヘッドハンティングをして彼を引き抜く形で公安調査庁への転職を決意する切っ掛けをもたらした(S20-最終話)。
政治家
- 瀬戸内米蔵[注 112] (せとうち よねぞう)
- 演 - 津川雅彦(S2-最終話 / S3-1、2、3、最終話 / S4-1 / 劇場版I / S7-1、2 / S9-最終話 / S12-最終話 / S16-13、14)[注 113]
- 元法務大臣・元衆議院議員。徹正院の住職「照妙」。常に江戸言葉の一本筋の通った性格で、非常に強い正義感の持ち主。「徹正院」という寺に生まれ、幼少の頃に得度を受けた経緯から人命を非常に尊重しており、法務大臣在任中には死刑執行命令書への署名を一切しなかった(S2-最終話)。特命係を高く評価する数少ない理解者の一人で、捜査への協力も惜しまない。
- 人命尊重の理念から紛争地域で活動するNGOへの活動支援を積極的に行い、資金集めのためのパーティーで得た収入を全額寄付していた。しかし、その活動の中で現地政府の腐敗により支援を十分に受けられない子供たちの存在を知り、彼らを救うため国際支援物資を巡る不正を行い、薫の友人が殺害された事件を切っ掛けに露見して逮捕された(S7-1〜2)。
- この事件により懲役10年の実刑判決をうけて収監された後、仮出所して実家の「徹正院」に戻り、寺の再興を目指す。収監された後から徹正院の住職についた後も特命係とのかかわりを続けている。
- 小野田とは長い付き合いのある昵懇の間柄。北条晴臣に対する超法規的措置(S4-1)や、小野田による「証人保護プログラム適用」の計画(S12-最終話)にも関わっていた事が彼の口から明かされている。
- なお、演者の津川が2018年8月4日に死去したため、最後の登場はS16-14となったがS17以降のシリーズの公式サイトのキャスト一覧では引き続き掲載されている。
- 片山雛子(かたやま ひなこ)
- 演 - 木村佳乃[109](S3-1、2、3 / S6-16 / 劇場版I / S9-最終話 / S10-最終話 / X DAY / S13-18 / S14-10 / S16-13、14 / S18-1、2 / S20-19、最終話 / S21-1、2)(高校時代:安田愛里[110]〈S13-18〉)
- 年齢〈28(S3時点)〉
- 経歴:衆議院議員(S3-1〜S14-10)
- → 内閣総理大臣補佐官 (S9-最終話)
- → 内閣官房副長官
- → 出家(S16-13、14)
- → 防衛技術振興協会顧問 (S18-1、2)
- → 衆議院議員(S20-最終話〜)
- 若手女性議員で、長年外務大臣を務めた父・洋一の地盤を継いでいるために初当選から一度も落選しておらず、S20-最終話の時点で当選5回の負けなし。
- 数々の事件の渦中にいながらも自分に不利になる事柄だけは巧みに隠蔽、あるいは逆に利用しのし上がっていく、狡猾さとしたたかさを併せ持っている[111]。また、自身の保身のためであれば冷酷無残な手段も厭わず、その影響力は政府中枢を始めマスコミや警察内部にまで及んでいる。一方で、父親の不祥事すら公表する姿勢(劇場版I)を見せたことで世間からは「清廉潔白」との印象を持たれている。
- 右京らとは首相補佐官の殺害疑惑の捜査を通じて面識を持った(S3-1)。当時の内閣官房長官・朱雀武比古に取り入り、愛人とも噂される関係にあったが、事件に朱雀が関与していたことが発覚したため見限っている(S3-1〜3)。その後も様々な事件で特命係と関わるが、その度に右京の追及をかわし続け、内閣総理大臣補佐官(S9-最終話)や内閣官房副長官を歴任。更には時の内閣官房長官との新会派結成を通して、女性初の内閣総理大臣の座も近いとまで目されるほどの安定した地位を築いてきたが、本多篤人が起こしたテロ事件で件の内閣官房長官が殺害されたため責任を取る形で議員辞職を表明した(S14-10)。
- しかし、辞職後も政界への野心は失っておらず、次期総選挙での政界復帰を視野に入れており、出家というパフォーマンスによって世間の注目を集めるという思惑から仮出所した瀬戸内のもとを訪ねて得度式を依頼し、尼僧「妙春」として出家した(S16-13、14)[109]。その後は髪を伸ばしているが「尼僧 妙春 (片山雛子)」という名前でSNSにアカウントを所有したり(S18-2)[注 114]、再び選挙に出馬した際の選挙ポスター等には尼僧時代の写真を使用したり、袈裟を着用している(S20-19)。その後は「防衛技術振興協会」の顧問就任を経て(S18-1、2)、再び東京7区から無所属で立候補する(S20-19)。その際に刺客候補として山梨県の選挙区から国替えした鑓鞍と相対することとなる。そして鑓鞍を破って当選し、政界への返り咲きを果たした(S20-最終話)。選挙戦では鑓鞍と戦うなどの確執があったが、当選後はパーティーに共に出席するなど表向き親しい間柄となっている(S21-1)
- 学生時代は父親からの重圧の下で自信の持てない地味な学生生活を送っており、ある失恋の経験によって現在のようなしたたかさを身に着けていった事が自身の口から語られている(S13-18)。「日本国家と結婚いたします」と宣言するほど結婚願望はない。瀬戸内から「雛ちゃん」と呼ばれることに快く思っていなかったが、周辺環境の変化から容認するようになっている(S16-13)。
- 現実世界での扱い
- 演者の木村は、片山の剃髪姿が描かれたS16の300回記念スペシャルに寄せたコメントの中で、20代から長く演じ続けている役は本作の片山だけであり、自分の俳優人生において意味のある仕事であり、現場の皆が温かく迎えてくれるので同じ役を継続できると語っている[109]。また、彼女は片山の出家を知った際は驚いたものの、時代の流れを考えると納得できたとも話しており、『西遊記』に登場する三蔵法師のような容姿で面白かったとも語っている[109]。なお、この坊主頭は特殊メイクである[112]。
- 雑誌「週刊ポスト」においては悪女として扱われており、コラムニストの吉田潮は同誌に寄せたコメントの中で、雛子の貪欲さを小池百合子と稲田朋美を掛け合わせたようだとしている[111]。
- 鑓鞍兵衛(やりくら ひょうえ)
- 演 - 柄本明[113](S17-1、2 / S18-2 / S19-19、最終話 / S20-19、最終話 / S21-1、2)
- 衆議院議員・国家公安委員長。
- 飄々としつつも本心をなかなか表に出さない。耳が良い事を自慢にしているが、それは同時に『地獄耳』である事を誇示する意味合いもある。
- 公安委員の一人が関わった学校法人理事長殺害事件において捜査を静観していうるちに、警察組織の中で独自の動きを見せる特命係に興味を持つ(S17-1、2)。特命係を評価する一方で危険視してもいる。
- かつて党の選挙対策委員長を務めていた際に自身と親交のあった奥多摩の名家の御曹司・王隠堂鷹司を党の公認から外して落選に追いやったが、その後鷹司が事故死したことから王隠堂家当主の鷹春や書生の京匡平から恨まれ、その京から襲撃される(S20-19)[113]。
- 雛子との間に何らかの確執を抱えており、自身の地盤である山梨県内の選挙区を地元選挙事務所の秘書に譲って、雛子の選挙区でもある東京7区に刺客として国替えした(S20-19)。選挙区では雛子に敗れ落選するも、右京からは比例区での復活当選も織り込み済みの国替えと目されており(S20-最終話)、実際に当選した。その後はパーティーに共に出席するなど、表向きは友好的な間柄となっている(S21-1)。
主要人物の親族
- けんたろう
- 演 - 向山大夢(S1-5)
- 小野田の孫[注 115]。小野田のことを「じいじ」と呼ぶ。小野田から溺愛されており、小野田自ら幼稚園に送迎している。送迎途中に尿意を催し、公園で用を足している際に死体を発見する[注 116]。
- 雁屋耕大
- 演 - 井上高志(S12-最後話)[注 117]
- 小野田の従兄弟。茨城県新浜町役場職員。小野田の本当の名前の読み方が「きみあき」であることを知る数少ない人物である[注 118]。
- 社美彌子の母親
- 演 - 三谷侑未(S13-1 / S15-1、最終話 / S20-最終話)[注 119]
- フルネームは不明。多忙な彼女に代わり、孫のマリアの面倒を見ている。
- 社マリア
- 演 - ピエレット・キャサリン(S15-1、最終話) → ギラルド沙羅[114](S16-10、13) → 土方エミリ[115](S20-19、最終話 / S22-10)
- 美彌子の娘。初登場時は幼児であったがその後成長し、S20-19では中学生、S22-10では高校生となっている。亘がマリアに進学祝いを贈ったことから親しくなり、一緒に遊園地を訪れたり、学校の送迎を頼んだりしている(S20-19)。その事もあり、彼に「パパ活」疑惑がかけられる事になる[注 120]。また母親の職業柄や自身の出自からメディアの記者に付きまとわれている場面がある。
- とある事が切っ掛けで峯秋の孫の結平と知り合い、お互い父親が事情があってそばにいないと言う共通点から意気投合し、頻繁に連絡を取り合う間柄となっている(S22-10)[116]。
- 現実世界での扱い
S20以降のマリアを演じた土方エミリは『おはスタ』や『Eダンスアカデミー』など子ども向け番組に出演してきたが、テレビドラマへの出演は本作が初めてである。土方はメディアに寄せたコメントの中で、著名な俳優である仲間由紀恵と反町隆史の二人に囲まれるだけで非常に緊張したと振り返っている[115][117]
- 市原里奈(いちはら りな)
- 演 - 桜田ひより[118](S15-11 / S16-12)
- 衣笠藤治の娘。「西應学園中学校」に通う中学3年生。父が脅迫された事件を受け、母の旧姓である「市原」を名乗って暮らしている。
- 帰宅途中に殺人事件を目撃したこと(S15-11)がきっかけ特命係とかかわり、彼らを「友達」として扱っている。
- 仕事で家を留守にしがちな父との確執は深く、友人には「父は(高位の警察官僚ではなく)普通の役人」と話している。機転が利く一方無茶な行動に及ぶことが多く、そのために度々襲われそうになったり、右京から叱責を受けたこともある。
その他特筆すべき登場人物
政府関係者/警察庁関係者/警視庁本庁/警視庁所轄/報道関係者/法曹関係者/財界関係者/芸能関係者/医療関係者/その他の犯人(被疑者・被告人・服役囚等)/その他の被害者(死亡者以外も含む)/その他
政府関係者
劇中で北条が語るアイアンハート城に関するエピソードは、実際のロックハート城に纏わるエピソードが元になっている。なお、この城はS5-17でもロケ地として使用された。
- 北条晴臣(ほうじょう はるおみ[120])
- 演 - 長門裕之[121](S1-最終話 / S4-1)
- 元外交官で、外務省事務次官や特命全権大使を歴任した生粋のエリート。非常に傲慢な性格で、「閣下」と呼ばなければ返事をしない。S1-最終話時には東京都大田区田園調布の広大な屋敷に住み込みの女子大生・川端蘭子[注 121] と二人で暮らしていた[注 122]。人質事件の際は渋谷区松濤に居住していた。
- 条約局長時代に起きた外務省公邸人質籠城事件では人質にされていた。強行突入の際、自身の横領の罪を告発しようとした外務省職員をどさくさに紛れて射殺し、その現場を目撃した緊急対策特命係隊員も射殺していた。15年後、当時の人質の変死事件の捜査を始めた特命係によりその犯行が暴かれ逮捕された(S1-最終話)。
- その後起訴されるも、かつて外務省幹部が犯した公金横領を告発することを条件に司法取引並みの駆け引きで保釈を認めさせた[警 10]。保釈中、奥多摩にある別荘のアイアンハート城で暮らしていた際に秘書の女性と婚約を発表するが、特命係への意趣返しを目的に執事を殺害し、紆余曲折を経て逮捕・再収監された(S4-1)。
- 朱雀武比古(すざく たけひこ)
- 演 - 本田博太郎(S3-1、2、3 / S20-1)[122]
- S3-1、2、3における内閣官房長官。官房長官室に盗聴器を仕掛けた首相補佐官の沢村久重を首相秘書官の加賀谷秀之が絞殺している場面を見かけ、自身もその殺害に加担した。その後、小野田を教養課課長へ降格させる[123]など裏で手を回して自身の罪を隠蔽しようとするも、右京に罪を暴かれて逮捕された(S3-1〜3)。逮捕直前に警察庁主席監察官・木佐貫功へ手を回して右京を懲戒処分に追い込んだが、最終的には小野田の裏工作で取り消された(S3-4・5)。
- その後、懲役18年の判決を下されて2006年から服役していたが、6年もの刑期を残して2018年に仮出所していた。その後は乗馬クラブに勤務し、自ら馬の世話をしている(S20-1)。彼の仮出所に鶴田の関与を疑った特命係の訪問を受け、約17年振りに右京と邂逅を果たした。話を聞く最中で自身が服役している間に薫が警視庁を退職していた事や、小野田の死を初めて知り、驚いた様子を見せた。また亘とはこの時が初対面であったため、当初は単に薫がイメージチェンジしたものだと勘違いしていた。
- 坊谷一樹(ぼうや かずき)
- 演 - 蔵原健[124](S15-1 / S16-13、14)[注 123]
- 法務省公安調査庁の職員。日下部の密命を受け、ヤロポロクとの関係が疑われる社の身辺調査を行っていたが突如失踪する(S15-1)。
- 1年半後、瀬戸内の実家「徹正院」の院内墓地から白骨遺体で発見され(S16-13)、特命係の捜査により、恋愛感情から社を付け回していた人物に殺害されていたことが発覚した(S16-14)。
- 折口洋介(おりぐち ようすけ)
- 演 - 篠井英介[125](劇場版IV / S16-10)[注 124]
- 劇場版IVにおける内閣官房副長官。政府内では穏健派である。
- S16-10にも登場。圧力をかけて息子の不祥事をもみ消していたことで内閣情報調査室内閣審議官から脅迫を受けており、内調による政府要人への脅迫事件が明るみに出た際には自らその事実を公表し、責任を取る形で辞職した。
- 三上冨貴江(みかみ ふきえ)
- 演 - とよた真帆[126](S16-最終話 / S17-1、2)
- 成林大学経済学部経済学科教授。国家公安委員も務める[126]。峯秋とは旧知の間柄。
- 夫から義父の殺害を告白された際、保身欲から事件の隠蔽工作を図り、警察を撒いたものの、右京の作戦により遺体の存在を暴かれ、死体遺棄容疑で逮捕された(S17-1、2)。また、鑓鞍の意向により国家公安委員も辞任することになるが、右京が殺害事件の「本当の真相」を暴いた後で面会に来た峯秋から「私は以前は、躓いた人間はもう終わりだと思っていたが、今はそうではなく、やり直すことが出来ると思っている」と、冨貴江と同じく法で裁かれる側に立たされた息子の享に因んだ言葉を掛けられた(S17-2)。
- 鶴田翁助(つるた おうすけ)
- 演 - 相島一之[127](S18-最終話 / S19-19、最終話 / S20-1、2、3)[注 125]
- S18からS20における内閣官房長官。S3時点における内閣官房長官・朱雀の弟子で、「理想の権力者」として小野田を崇拝している。
- 政府の依頼でディープフェイク映像の研究をさせていた特任准教授の鬼石が桂川を殺害する事件が発生した際、この事態を逆に利用し、鬼石が柾庸子に罪を擦り付けるために作ったフェイク映像が警察に見破れるかどうか試そうと思い、だまし切れれば鬼石に研究を続行させる腹積もりでいたが、特命係に真相を突き止められ、鬼石は逮捕された(S18-最終回)。
- IT長者の加西とも癒着していたが、自身がひそかに進めていた国民監視計画を知られたため、朱音静の計画に乗じて内調に雇わせた本物の殺し屋に加西を殺害させた。この件は愛人である庸子が全て罪を被ったものの、右京に「あなたの悪事は必ず暴いてみせる」と挑戦状を叩きつけられ、特命係の抹殺を目論むようになった(S19-19、最終話)。
- その後、特命係の上司である峯秋のスキャンダルをでっちあげ、立場を悪化させる事で間接的に特命係に圧力をかける一方、庸子の自殺を偽装して彼女を国外に逃がそうとしていた。しかし庸子の死を訝しんだ中郷が加西の残した「切り札」の鍵を盗み出して特命係に渡したことを知り、ディープフェイク画像で冠城を鍵泥棒の犯人に仕立て上げて逮捕させた上、鍵を奪回した上で栗橋に命じて中郷を始末させた(S20-1、2)。その後、右京の説得の末、自分の居場所がなくなったと観念して自首した(S20-3)。
- 柾庸子(まさき ようこ)
- 演 - 遠山景織子(S18-最終話 / S19-19、最終話 / S20-1、3)[注 126]
- 内閣情報調査室カウンターインテリジェンスセンター職員。内調時代の社とは同期であり[注 127]、官房長官の鶴田とは愛人関係にある。
- 鶴田の指示により、桂川殺害容疑の汚名を被りながら真犯人の鬼石を匿い、研究を続行させようとするが、特命係によって失敗に終わり、犯人蔵匿の罪を問われる。結局彼女は逮捕されたが、自身は政府相手に事を構えたくない内村の判断により釈放された(S18-最終回)。
- その後、鶴田から加西抹殺の命を受け、静が殺し屋を雇って加西の殺害を計画したのに乗じ[注 128]、偽情報で特命係の目を逸らしながら、自分で用意した殺し屋を差し向け、加西とSP7名を死に追いやる。逮捕後は鶴田の関与を口にする事なく一人で罪を被った(S19-19、最終話)。
- その後は小野田が構築した「証人保護プログラム」を用いて死を偽装し、別人の戸籍謄本やパスポートを取得しパリに逃亡していた(S20-3)。しかし、逃亡前に後輩の中郷がかつて自身が用いた殺し屋に殺害された事を知り、殺し屋を殺害した上で右京たちの捜査に協力し、鶴田や栗橋への復讐を果たした(S20-3)[注 129]。
- 栗橋東一郎(くりはし とういちろう)
- 演 - 陰山泰[127](S18-最終話 / S19-19、最終話 / S20-1、2、3)[注 130]
- 内閣情報官[127]で、鶴田の腹心の一人。庸子と同様、桂川殺害事件の犯人である鬼石を匿ったとして犯人蔵匿罪として追及されかけるも、その追及を逃れきった(S18-最終話)。その後、庸子の思惑により警察に逮捕される(S20-2)。
- 袴田茂昭(はかまだ しげあき)
- 演 - 片岡孝太郎[128](S20-11 / S21-11)
- 衆議院議員[128]。与党・自生党の政調会長を務める重鎮で、子供政策等に熱心である。自身に関する疑惑を暴こうとした最高裁判所判事を秘書の結城宏に負傷させ、さらには目撃者たちの抹殺も画策した。しかし特命係に真相を暴かれ、さらには結城への殺人教唆の証拠となる発言を右京に録音される。だが、袴田に恩を売りたい社が動き、右京のパソコンから秘密裏に証拠データを抹消させたため、全ての罪を実行犯である秘書に被せて袴田自身は右京の追及を回避した(S20-11、S21-11)[128]。
- その約1年後、自らが保有する金資産の窃盗予告事件に絡み、右京と再会する[128]。事件解決後、亘に代わって右京の相棒となった薫が息子の茂斗に熱く語り掛けた様子を見て、副総監の衣笠に圧力をかけ、薫が正規の警察官として復帰出来るよう取り計らった。その後、右京が内調に異動した青木からカフェで証拠の録音データを取り戻したことにより捜査一課に連行された(S21-11)。
- 政治家一族の袴田家の入婿であり、妻に頭が上がらない。他人からは出世欲に溢れている様に見られがちだが、清廉潔白であった義父を尊敬しており、若い頃は目指す存在としていた(S21-11)。
- 結城宏
- 演 - 弓削智久[129](S20-11 / S21-11)[注 131]
- 袴田の公設秘書[129]。
- 袴田の意に沿わない最高裁判所判事・若槻正隆を説得しようとした際に突き飛ばしてしまい、若槻が死亡したと勘違いしていた。その様子を録画して強請ってきた人物を殺害したのち、目撃者の男子小学生をも探し出して若槻もろとも監禁したが、右京たちの働きにより袴田の悪事も発覚し、逮捕された(S20-11)。その後、袴田からの生活支援が無いことなどから妻を通じて袴田家を強請っている(S21-11)。
警察庁関係者
- 三奈瀬恭介
- 演 - 崎山凛(劇場版I / S10-10)[注 132]
- 警察庁警備局公安課課長補佐
- 佐藤静夫(さとう しずお)
- 演 - なかみつせいじ[130](S7-19 / S8-12、最終話)[注 133]
- 警察庁長官官房人事課長。
- 鈴木
- 演 - 影山英俊(S7-最終話 / S8-最終話)[注 134]
- 警察庁長官官房審議官。
- 横田
- 演 - 福田信昭(S7-最終話 / S8-最終話)
- 警察庁長官官房参事官。
- 渡辺真澄(わたなべ ますみ)
- 演 - 吉満涼太[131](S8-12、最終話)[注 135]
- 警察庁長官官房首席監察官。
- 金子文郎(かねこ ふみお)
- 演 - 宇津井健(S9-9 / 劇場版II / X DAY[132])
- S9-9時点以降における警察庁長官(『X DAY』時点においても現職)。警視庁ですら地方の県警本部と同列であるとし、その上で全国の警察を警察庁の指揮下に置こうという思惑から、警視総監の田丸と対立している。冤罪に始まる警察の不祥事を防ぐためには「上級組織である警察庁の徹底的な監視が必要である」という思想を基にした、いわゆるシビリアンコントロールの構築を目論んでおり、小野田と共に警察庁を警察省へと移行する計画を進めていた。警視庁人質篭城事件に際して計画に反発していた警視庁幹部達の一掃を企むが、小野田の死によって計画は頓挫し、田丸による長谷川一派の処分で「痛み分け」の結果に終わった(劇場版II)。
- 長谷川宗男(はせがわ むねお)
- 演 - 國村隼[133](劇場版II / S10-最終話)
- 経歴:東京大学
- → 警視庁副総監兼警務部長(劇場版II)
- → 警察庁長官官房付(S10-最終話)
- 階級は警視監。次期警視総監と目される実力者で、右京を高く評価している警察幹部の一人。東京大学セーリング部出身で、同郷の部長らと共に派閥を作っている。
- 公式の人事記録には存在せずに表沙汰に出来ない公安の案件を取り仕切る「影の管理官」という裏の顔を持っている。テロの危機に晒されることが少ない日本で存在意義が危ぶまれた公安の存続のためにテロ事件を捏造し犠牲者を出したが、その事件関係者が「影の管理官」の存在を突き止めようと警視庁籠城事件を起こしたために、仲間の部長らと共謀して秘密裏に殺害した。後に特命係によって真実を暴かれ逮捕されるが、警察の威信を守った上で警視庁に貸しを作ろうとした小野田の策で不起訴になり、自身の一派共々処分を受けた(劇場版II)。その後警察庁長官官房付の閑職に回されるも復権を目論んでおり、クローン人間を作る実験が成功した事実を隠蔽するために雛子と共に暗躍[133]。右京を止めるため尊に接触し、事件の解決後は彼を自らの元に異動させるように根回しをする(S10-最終話)。
- 山崎哲雄(やまざき てつお)
- 演 - 菅原大吉(S15-13、14 / 劇場版IV)[注 136]
- 経歴:警察庁長官官房総務課課長
- → 警察庁警備局長
- 警察庁長官官房総務課課長として初登場。階級は警視監。女性蔑視的な思想を持つ「健全な家庭を守る会」の会員という顔を持つ。
- 亘の法務省官僚時代に発生した立てこもり事件に「健全な家庭を守る会」の会員が関わっていることを知り、真相の発覚を防ぐため事件に介入した(S15-14)。
- その後、立てこもり事件での功績が認められ警察庁警備局長に昇進。国際的犯罪組織「バーズ」による身代金を要求するテロ予告が行われた際には要求を拒否し、テロ未遂事件を引き起こしてしまう。事態収拾後は事件の隠蔽工作に動くがマスコミに事件がリークされ失敗に終わった。
警視庁本庁
- 梅沢
- 演 - 奥田達士(S1-9 / S2-14)[注 137]
- 警視庁捜査三課盗犯担当。
- 田嶋栄一郎(たじま えいいちろう)
- 演 - 坂田雅彦(S2-17 / S3-8、12)[注 138]
- 警視庁刑事部捜査第一課特殊犯捜査係(SIT)の班長で、誘拐や立てこもり事件などの緊急性の高い事件でたびたび指揮を執っている。邪険にこそしないが、捜査に介入する特命係を疎ましく思っている節がある(S3-8)。
- 山岸
- 演 - 吉田朝(S2-18 / S3-13)[注 139]
- 警視庁広報課長。
- 日野(ひの)警部補
- 演 - 寺島進[52](S5-11 / S13-10)
- 警視庁警備部の狙撃班所属。階級は警部補。「警視庁一のスナイパー」と評されるほどの高い狙撃能力を持ち、直接の面識はないものの、特命係の窮地を度々救っている[52]。
- 原武清文
- 演 - 山田明郷(S6-1 / 劇場版I)[注 140]
- 警視庁警備部長。
- 吉岡琢磨(よしおか たくま)
- 演 - 坂田雅彦(S6-8、15 / S8-11 / S10-10 / S13-10 / S15-7、13、14)[注 141]
- 警視庁刑事部捜査第一課特殊犯捜査係(SIT)の班長で髪型は丸刈り。誘拐や立てこもり事件などの緊急性の高い事件でたびたび指揮を執っている(S10-10他)。捜査に介入する特命係を邪険にこそしないが、疎ましく思っている節がある(S8-11)。
- 早乙女美穂(さおとめ みほ)
- 演 - 奥田恵梨華(米沢守の事件簿 / S13-11)
- 米沢と同じ班に所属する鑑識課員。「(鑑識の)師匠だと思っている」と述べるなど米沢を鑑識課の先輩として慕っており、米沢がクビ寸前の危機に陥った際には彼を助けるべく特命係の捜査に協力した(S13-11)。
- 川上博康(かわかみ ひろやす)
- 演 - 重松収(S9-6 / 劇場版II)[注 142]
- 劇場版II時点以降における警視庁組織犯罪対策部長・警視長。角田の上司でもある。S9-6においても現職である。摘発などの手柄を立てる為ならば不都合な真実には目を瞑る等の強かな一面を持つ(S9-6)。
- 田丸寿三郎(たまる じゅさぶろう)
- 演 - 品川徹[135](S9-9 / 劇場版II / S11-1)
- S9-9からS13-10までの時点における警視庁警視総監。警視庁こそが日本の首都東京を守る「最高の捜査機関」であるというプライドを持ち、警視庁を厳しい管理下に置こうとしている警察庁と対立している。また劇場版IIでは、小野田と金子が進める「警察庁の警察省化」に対して、従来の警察組織全体のトップである警察庁長官は警察出身者のポストであるが、警察庁が警察省になれば、警察出身者ではない者が任ぜられる「警察大臣」が警察組織のトップとなるという理由で反対している。
- なおS15-10の時点で警視総監のポストには四方田松榮が着いている。
- 原子嘉和(はらこ よしかず)
- 演 - 大出俊(劇場版II / S10-10 / S12-1)
- 経歴:警視庁公安部長(劇場版II時点以降)
- → 警視庁副総監
- 階級:警視長 → 警視監
- 少なくともS12-1までは警視庁公安部長であった。その後副総監に就任する。
- S12-10では警視庁公安部長のポストには正木浩輔が就いている。
- 井手実篤(いで さねあつ)
- 演 - 井上高志(劇場版II / S11-1)[注 143]
- 劇場版II時点以降における警視庁警備部長・警視長。S11-1においても現職である。
- 田中靖(たなか やすし)
- 演 - 五王四郎[136](劇場版II / S11-1)[注 144]
- 劇場版II時点以降における警視庁総務部長。警視長。S11-1においても現職である。
- 岩月彬(いわつき あきら)
- 演 - 田中圭(X DAY[137] / S11-17、最終話)
- 警視庁生活安全部サイバー犯罪対策課専門捜査官の巡査部長で、『相棒シリーズ X DAY』における伊丹の相棒[137]。
- ネット上に機密情報を流出させた容疑者として自身がマークしていた銀行員が転落死したために不正アクセス容疑の見地から捜査を開始、当初より因縁のあった伊丹と対立しながらも捜査を進めていく中で財務省の金融封鎖計画「X DAY」の存在を知り、ことの重大さに悩んで捜査を打ち切ろうとするも最終的には捜査を続行、銀行員を殺害した犯人を逮捕し事件を解決に導いた(X DAY)。
- その後、伊丹からある殺人事件に関わる交流サイトのアカウント解析を強引に依頼されたことで特命係と知り合い、共に事件の捜査にあたる事になる。マイペースな右京に当初は反発するも、事件解決を機にその能力を認めるようになり(S11-17)、享のスマートフォンに盗聴盗撮アプリが仕掛けられた際にはその解析に協力して発信元を突き止めた(S11-最終話)。
- 「専門捜査官は専門捜査官の仕事をする、殺人事件の捜査はしない」と自らの仕事に対してある程度割り切った考えを持っていたが、上述の事件を通してその心境にも変化が見られ、当初は反発していた伊丹にも全幅の信頼を寄せるようになる。ただ、強引に捜査を依頼する伊丹や右京には辟易している。
- 小田切亜紀(おだぎり あき)
- 演 - 関めぐみ(X DAY / S11-17)
- 警視庁生活安全部サイバー犯罪対策課専門捜査官で、同僚である岩月のサポートを担っている。岩月に比べて捜査一課や特命係には協力的だが、打ち切られた捜査を岩月が続行していた際には難色を示したことがある。
- 大石真弓(おおいし まゆみ)
- 演 - 松本若菜(S11-11 / S12-10)
- 警視庁刑事部総務課の警官で、警察学校からの同期である享を通じて特命係に度々協力する(S11-11、S12-10)。柔道は3段を持つ腕前。
- 天野是清
- 演 - 羽場裕一(S13-1 / S15-最終話)[注 145][138]
- 経歴:警視庁公安部長
- → 警察大学校長(PS2)
- → 内閣情報調査室長(S13-1)
- → 東京拘置所 刑事被告人(S15-最終話)
- 警察庁から出向していた内閣情報調査室長で、社の元上司。
- アメリカ合衆国に亡命したロシア人スパイ・ヤロポロクに情報を売り渡していた協力者の存在を知り全員の殺害を企むが、連続殺人の端緒をつかんだ特命係に真相を暴かれ、逮捕された(S13-1)。
- かつて情報を売り渡していた内調プロパーを罪に問えなかった苦い過去から、スパイへの協力者を「国賊」と断じて激しい怒りを見せ、その考えが上記の熾烈な「粛清」につながった。逮捕後も自身の思想を世に伝えるために控訴を続けている。一方で、社とヤロポロクの関係を薄々察していながらも黙認しており、更に殺害対象の一人・下山秀和が関係をネタに社を強請った際には口封じに殺害したため、右京にある疑念を抱かせることになった[注 146]。
- 松永
- 演 - 大山竜一[139](S15-1、最終話 / 劇場版IV)[注 147]
- 警視庁広報課。社の部下。
- 結城守
- 演 - 平井真軌(S15-7 / S17-10)[注 148]
- 警視庁刑事部特殊犯捜査係の刑事。
- 綿貫肇
- 演 - 児島功一[140](S15-10、13、14、16 / 劇場版IV / S16-6、10 / S17-10、最終話 / S20-17)[注 149]
- 警視庁捜査一課の刑事。
- 吉田剛
- 演 - 田中啓三(S15-10 / 劇場版IV)[注 150]
- 警視庁捜査一課の刑事。
- 谷崎莊司
- 演 - 柴木丈瑠(S15-最終話 / S16-2、10、12)
- 元警視庁サイバーセキュリティ対策本部専門捜査官。青木の元同僚。
- ネットを通じてカルト教団の監視も担当していたが、逆に教団に感化されて衣笠副総監の襲撃に協力した事が発覚し、逮捕された(S16-12)。
- 石川大輔
- 演 - 林泰文[141](劇場版IV / S16-10 / S20-11 / S21-11 / S22-19、最終話)[注 151]
- 警視庁広報課。社の部下。社が内閣情報官に就任した際は、秘書を担当している(S20-11)。
- 土師太(はじ ふとし)
- 演 - 松嶋亮太(S16-最終話 / S18-1、2、12、最終話 / S19-1、11 / S20-9、11、最終話 / S21-1、2、4、5、11、18、20、最終話 / S22-2、10、11、12、15、19、最終話)[注 152][142]
- 警視庁生活安全部サイバーセキュリティ対策本部特別捜査官。元同僚の青木とは仲が悪い。
- 青木の内調異動後は、捜査本部での捜査活動[注 153]だけでなく、右京たちへの捜査協力を強要される事も増えている。
- 薫からは「土師っち」と呼ばれている(S21-4)[注 154]。本人曰く、飲み物は緑茶派(S21-18)。
- 塚本(つかもと)
- 演 - 井川哲也(S19-3、10)[注 155]
- 警視庁捜査二課の刑事。
警視庁所轄
- 佐古秀樹(さこ ひでき)
- 演 - 山崎一(S1-4 / S4-4、5)[注 156]
- 階級は巡査部長。強盗事件の捜査のために保護した泥酔者を放置して死亡させてしまったことが発覚し、責任を取らされる形で退職する(S1-4)。退職後はおでん屋台を経営し、後に薫に連続殺人事件の被害者の遺留品を預けた(S4-4、5)。
- 海音寺菊生(かいおんじ きくお)
- 演 - 竹中直人(S3-1、2、4、5)
- 警視庁麹町東警察署刑事課長の警部で、一時期異動してきた薫の直属の上司となった。口は悪いが正義感が強く、特命係の能力の高さを見込んで懲戒免職を受けた右京を麹町東署に引き入れて特命係を作ろうとしたこともあった(S3-4)。本人曰く「坊主とエリートが大嫌い」。
- 相原誠(あいはら まこと)
- 演 - 萩原聖人(米沢守の事件簿 / S10-15)
- 所轄の千束警察署刑事課強行犯係の刑事で、『鑑識・米沢守の事件簿』における米沢の相棒。
- 自身の元妻が死亡し、その事件を自殺として処理されたことに納得できずに独自にその真相を究明するために「名前も一緒で顔も瓜二つ」の女性と離婚したという共通項を持った米沢とコンビを組み、元妻を殺害した犯人を突き止めて元妻の職場である警察OBの天下り先の横領も絡んでいた事件を解決に導いた(鑑識・米沢守の事件簿)。その後、捜査方針に反発したために連続通り魔事件の捜査を外され、米沢を頼ったことを通じて右京と尊と共に連続通り魔事件を捜査する(S10-15)。
- 熱血漢で人情家だが、終始先走った行動を取っては周囲を振り回している。少年係にいた時期がある(S10-15)。
- 離婚の原因は、捜査第一課への配属を目指して仕事に邁進していたことによるすれ違いによるもの。
- 堀江邦之(ほりえ くにゆき)
- 演 - 山口良一[143](S11-1、2、6 / S13-5)
- 警視庁中根警察署刑事課捜査一係係長。享が中根署に配属されていた時の上司で、彼は「自分を刑事にしてくれた恩人」として慕っていた[143]。
- 過去に担当していた強盗殺人事件の取り調べ中に司法取引に近いやり取りを行い、結果的に冤罪を作ってしまった過去を持つ。特命係の捜査によってその事実が発覚し、享の父・峯秋ら上層部の判断によって退職に追い込まれた(S13-5)。再就職の斡旋も断って実家に帰ることを享に告げたが、「(特命係のおかげで)重荷が取れた」と感謝を表している[143]。
- 沢田泰三
- 演 - 園岡新太郎(S11-1、6 / S13-5)[注 157]
- 警視庁中根警察署刑事課捜査一係の刑事。堀江の部下。
- 土屋公示
- 演 - 芹沢礼多(S11-1 / S13-5)[注 158]
- 警視庁中根警察署刑事課捜査一係の刑事。堀江の部下。
報道関係者
- 照山
- 演 - 石橋祐(S3-1、2)[注 159]
- S3に出演し、帝都新聞首相官邸記者クラブに所属している記者。
- 照本
- 演 - 石橋祐(S6-16 / S11-12)
- S6から出演し、帝都新聞政治部に所属している美和子の先輩記者。政界やマスコミの裏事情に通じており、右京にたびたび情報提供を行う(S6-16、S11-12)。
- 鹿手袋啓介(しかてぶくろ けいすけ[144])
- 演 - 西村雅彦(S3-1、2、3、最終話 / 劇場版I)[注 160]
- 院内紙記者で、元帝都新聞政治部記者である美和子の先輩。主に政治家のスキャンダルを狙っており、一種のタカリとも評されている。官房機密費流用疑惑を追ったため雛子の秘書が雇った暴漢に襲撃されてしまう(S3-1)が、後に雛子への情報提供者となっている(S6-16、劇場版I)。美和子の浮気相手で結婚直前の関係にまでなった事もあるが、後に破局した(S4開始時)。
- 大久保康雄
- 演 - 阿南健治[145](S3-11、13 / S5-18、20 / S6-1)[注 161]
- 帝都新聞記者で、警視庁記者クラブのキャップを務める美和子の元上司。かなり保身的な性格で美和子とはしばしば対立していた一方、退社後の美和子から協力を求められていた[145]。
- 守村やよい(もりむら やよい)
- 演 - 本仮屋ユイカ(劇場版I / S10-5)
- 東京ビッグシティマラソン爆破予告事件の関係者だった女性。本名は木佐原康江だが、エルドビアの反米ゲリラに拉致された兄・渡 へのバッシングの影響から、父・芳信の判断で「守村やよい」へと名前を変えている。過去の事件に関連した連続殺人事件が起きた際には事件の被害者を訪ねていたことが判明し、事件の重要参考人となる。事件解決後は兄の遺志を継いでNPOの活動に参加することを決意し、特命係に見送られ旅立った(劇場版I)。
- 帰国後は「東都通信社」の駆け出しのジャーナリストとなり、遭遇した奇妙な出来事について特命係に相談する(S10-5)。
- 黒崎健太
- 演 - 内田裕也[71](S14-4、10 / S15-10 / S16-8 / S19-5)[注 162][注 163]
- 東京地検特捜部の検事。法務省時代の同僚である亘をよく思っていない。一方で、捜査二課時代の活躍を知る右京に対しては尊敬の念を表しており、特命係の協力を得て大物フィクサーの逮捕に成功して以後(S14-4)、特命係の捜査に快く協力してきた(S14-10、S15-10)。しかし、公安警察が絡む殺人事件の捜査に協力したことで日下部により高松に左遷されてしまう。その後法務省を退職して「日刊トップ」の記者に転職した。
- 現実世界での扱い
2020年11月、ニュースサイト「週刊女性PRIME」は、2021年11月の記事の中で制作会社関係者およびテレビ朝日関係者の話として、記者である楓子を演じた芦名星の没後、本作に記者役が必要だということで、ファンから人気の高い黒崎が検事から日刊紙の記者に転身することを伝えた。また、同サイトはテレビ朝日関係者の話として、黒崎の転身が芦名の代役ではなく、当初黒崎はS19-8に登場する予定だったが、S19-5に前倒しになったことを伝えている。[71]
- 鷹島瑤子
- 演 - 小森郁子(S14-10 / S15-7)[注 164]
- テレビ局のニュース番組アナウンサー。
- 八津崎奨
- 演 - 橋本拓也[146](S16-最終話 / S17-1 / S18-最終話 / S19-1)[注 165]
- 葉林社「週刊フォトス」の編集長。風間楓子の上司。
- 森尾淳史
- 演 - 古山憲太郎(S18-17 / S19-7)[注 166]
- 「月刊プレス」の編集長。
- 岡元文彦
- 演 - おかやまはじめ(S19-5、11)[注 167]
- 「日刊トップ」の編集長。
法曹関係者
- 浅倉禄郎(あさくら ろくろう[147])
- 演 - 生瀬勝久(PS2 / S1-5 / S2-1、2、10、最終話 / S3-18)(幼少期:下城正義 〈PS2〉 / 少年期:関口龍之輔 〈PS2〉)
- 東京地方検察庁刑事部の検事で、亀山夫婦の大学の同級生であり、無二の親友だった男。
- 厳しい取り調べで犯人を落としたり、研修時代には次長検事に真っ向から意見するなどしていたため、次長検事からは目を掛けられていた。
- 自分が「不義の子」であることがトラウマとなっており、売春に手を染めていた母親を幼少期に、自身の婚約者を7年前にそれぞれ殺害している。婚約者の件を切っ掛けに娼婦に対する殺意が目覚め、連続殺人犯「平成の切り裂きジャック」」として犯行を重ねたが、特命係にその正体が露見して逮捕された(PS2)。
- S2で死刑判決を受け東京拘置所に収監されるが、二度に渡る脱走の末、千葉県の海岸で断崖から投身自殺を図り、一時期行方不明となってしまう(S2-1、2)。奇跡的に助かったものの、記憶喪失となり、ホームレスとして生活し始める。その約半年後に発見されて再収監されるも、記憶が完全に戻ることは無く、最期は拘置所内で次長検事の教唆を受けた刑務官によって殺害されてしまった(S2-最終話)。
- 死後、記憶喪失時に娼婦の遺体の入ったトランクを運んでいた事実が判明し殺害容疑をかけられたが、薫の尽力により無実が証明された(S3-18)。
- 武藤かおり
- 演 - 松下由樹(S1-8 / S2-1、2、最終話 / S6-9 / 劇場版I)
- 武藤法律事務所の弁護士。亀山が逮捕した強盗犯の弁護人を務めたことで特命係と知り合い(S1-8)、自身が担当した裁判を通じて特命係とたびたび遭遇することになる。
- 薫の強盗犯逮捕に違法性があることを立証して被告人の無罪を勝ち取ったり、死刑判決の下された浅倉禄郎と連絡を取る方法を考案する(S2-1)など、有能な弁護士。前述のとおり浅倉の担当弁護士という建前で特命係との連絡役を務めた。
- 三雲法男
- 演 - 石橋凌(S6-1、最終話)[148]
- 裁判官。担当した裁判において社会的弱者に有利な判決を下すことが多く、マスコミからは「司法の良心」と呼ばれている。
- 試験導入された初の裁判員制度による公判の裁判長を務め、周囲に対しては裁判員制度に賛成だと語っていたが、本心では「人を裁いていいのは、裁く覚悟がある者だけ」という理由で反対していた。制度にダメージを与えることを狙い、担当裁判員の個人情報を匿名で新聞記者に漏らしたが、それが遠因となって記者が裁判員を事故死させる事態を引き起こしてしまう。特命係は記者の逮捕には成功したが、証拠不十分のため三雲の検挙には至らなかった(S6-1)。
- 彼が裁判員制度に反対する大きな背景は、若手時代に担当した「品川母娘放火殺人事件」の公判において、個人的心象では被告人が無実であると思っていたものの、裁判自体は被告人有罪の死刑判決が下される形で結審したことが心残りとなっていたためであった。この被告人が獄中死した後新たに起こった事件関係者の殺害事件について、右京に押し切られて証拠不十分の段階で被疑者宅の捜索差押令状を発付し、その責任を取って裁判官を辞職。弁護士への転身もせずに法曹界から去った(S6-最終話)。
- なお、この退場劇について小野田は「優秀な裁判官が1人いなくなった」と惜しがった一方で、礼状発付の件は本来なら決して認められない行為であることから「形の上では辞職でも、実質的には懲戒免職と何ら変わらない」と断じた(S6-最終話)。
- 常盤克信
- 演 - 伏見哲夫(S6-1、最終話)[注 168]
- 法務省司法調査部部長。
- 瀬田宗明
- 演 - 渡哲也[149](S7-10 / S10-2)
- 弁護士。社会的弱者の立場を案じて数多くの国家賠償訴訟に携わっていた正義感あふれる人物で、民間人閣僚として法務大臣に登用されていた(S7-10)。在任中、息子が巻き込まれたテロ事件の背景に自らが関わった公害訴訟が関係していたことを知ると法務大臣を辞任し「小さな声なき声に耳を傾けて手を差し伸べるため」弁護士に戻った[149]。
- 倉田映子(くらた えいこ)
- 演 - 鶴田真由[150](S15-8 / S16-1〈回想〉 / S17-15)
- 法務省時代の亘の同期で、東京地方検察庁の女性検事をしていた。検事時代はその有罪率の高さから「100%の女」の異名を取り、批判の多い検察の変革を目指す正義感あふれる女性だった。
- しかしある時、担当した裁判の結果に不満を持つ関係者から絞殺されかかって以降、官給品である風呂敷を「首を絞められる物」というイメージから使えなくなり、定期的なカウンセリングも欠かせなくなったが、周囲から見下されることを恐れてそのことを伏せていた。ある殺人事件を担当した際、自身の通院の事実を隠すため証人に証言を変えさせるという不法行為を行ったことがあり、その事実を特命係に暴かれて自ら職を辞した(S15-8)。
- その後、ホワイトリーガル法律事務所の弁護士に転身。経産省官僚殺害事件において被疑者の弁護人を買って出て、検事時代に担当した機密漏洩事件の真相を突き止めようと画策する。同じく捜査を始めた特命係と共に真相を突き止め、自身が有罪にした機密漏洩事件の被告人の冤罪を晴らした。しかし、過去の事件で自身が真犯人の狙い通りに動かさせられていたことが判明したため、亘から「99%の女」と呼ばれた(S17-15)。
- 連城建彦(れんじょう たけひこ)
- 演 - 松尾諭[151](S15-16 / S16-6 / S17-6 / S18-17、19 / S19-7)
- 連城法律事務所の弁護士[151]。北の弁護を担当しており、彼の脱走事件を通じて特命係と出会って(S15-16)以来、特命係と浅からぬ因縁を持つ。
- 頭が切れ弁護士としては優秀だが、裁判をゲームのように楽しむ不遜な人物である。また記憶力には絶対の自信を持ち、守秘義務の観点から、留置場での手紙のやり取りは一切行わず、その抜群の記憶力により内容を諳んじて相手に伝えるという方法をとっている。
- 右京とは互いの優秀さを認め合っている。
- 中郷都々子(なかざと つづこ)
- 演 - 織田梨沙[152](S19-19、最終話 / S20-1、2)
- 「エンパイヤ・ロー・ガーデン」弁護士で、庸子とは同郷の幼馴染の間柄である。弁護士らしからぬギャル風の派手なファッションで着飾っている。
- 出雲狙撃事件に関する口止めとして、加西から静への金の流れを段取りした。この買収行為で物証を残してしまい、倫理規定違反を問われそうになったため、責任を取り事務所を辞めた(S19-19、最終話)。
- その後、庸子が鶴田を庇って簡単に殺人教唆を認めたのを疑問に感じていたところ、彼女が自殺した事を知る。納得できず、生前の加西が「切り札」と言って三門に預けていた鍵が鶴田の弱みにつながると考え、鶴田に真相を問い質す交渉の材料として鍵を盗み出して特命係に調査を依頼するが、それが鶴田の逆鱗に触れる結果となり、自殺を装って殺害された(S20-1)。
- 三門安吾(みかど あんご)
- 演 - 山田明郷(S19-19、最終話 / S20-1、3)[注 169]
- 「エンパイヤ・ロー・ガーデン」所長。
- 階真(きざはし まこと)
- 演 - 辻本祐樹(S20-1、2、3 / S22-9、10)[153][154]
- 東京地検検事。暴力団嫌いで「ヤクザは社会のクズ」と公言して憚らない。
財界関係者
- 桂川宗佐(かつらがわ そうすけ)
- 演 - 村上新悟[155](S18-1、2、9、最終話)[注 170]
- 東亜ダイナミクス社長。防衛技術振興協会の副会長も務めている。同協会の顧問に就任した雛子と共に行動し、「日本は強くあらねばならない」との信念の元、武器輸出推進の旗振り役を担っていた(S18-1、2)。自社の製品をサルウィンの武装勢力に提供し、それがドローン爆弾としてテロに利用されていたことが発覚して失脚する(S18-9)。
- その後社長を辞任し会社も倒産に追い込まれたが、起訴は免れ、新会社・桂川コーポレーションを立ち上げて表舞台への復帰を狙っていたさなかに、自宅で殺害された(S18-最終話)[156]。
- 加西周明(かさい しゅうめい)
- 演 - 石丸幹二[157][158](S19-1、2、19、最終話 / S20-1、2、3)
- IT長者。事業で築いた巨万の富をバックに自由奔放に暮らしており、「人間は金次第で何でもする」と考えている。また、内閣官房長官の鶴田とも癒着していた。
- 仮想国家「ネオ・ジパング」を設立し、その国王として国民(ユーザー)に多額の金品を振る舞う気前の良さで知られていたが、裏では、金で釣った相手に危険な行為や犯罪をさせて楽しんでいた。その一環として出雲の銃撃を静に命じ、特命係の捜査の手が伸びるが、衣笠を介した鶴田の計らいにより逮捕は免れる(S19-1、2)。
- その後、静の雇った殺し屋に命を狙われたほか、自分への影響や国民監視計画を知られたことに焦った鶴田から静の計画に乗じる形で本物の殺し屋を差し向けられ、食事中の一酸化炭素中毒事故を装い殺害された(S19-最終話)。
- なお、加西本人は、鶴田の国民監視計画に関する秘密を仮想空間内に隠しており、右京はアバターとして残っていた加西の姿を借り、秘密抹消のために侵入してきた鶴田と対決する(S20-1、2)。
芸能関係者
- 倉本雄一
- 演 - 小宮孝泰(S1-3 / S22-16)[159][160][注 171]
- 落語家。芸名は橘亭青楽(たちばなてい しょうらく)[注 172]。真打に昇進したが、元アイドルの妻・美奈子を脅迫していた男を殺害して特命係に逮捕された(S1-3)。出所後、刑務所でのボランティアなどを行いながら落語を続け、復帰公演を開けるまでに至ったが、交流のあった受刑者の服役する原因となった事件に関わったがために、公演を前に誘拐されてしまい、特命係に助けられた(S22-16)。
- 倉本美奈子(くらもと みなこ)
- 演 - 大西結花[161](S1-3 / S22-16)
- 雄一の妻。家族料理「美奈子」の女将も務めている。かつて「荻野美奈子」の芸名のアイドルだったが、麻薬所持疑惑で芸能界を引退した[161]。その後青楽と結婚するも、彼が真打に昇進したのを切っ掛けに、過去の不祥事を知る男に脅迫され、青楽が男を殺害してしまう(S1-3)。それでも別れることなく青楽を待ち続け、夫の出所後も、落語家復帰のため献身的に支えている(S22-16)。
医療関係者
- 内田美咲(うちだ みさき)
- 演 - 奥貫薫(S4-4、5 / S5-5)
- 精神科医・犯罪心理学者。恵和医科大学教授[注 173]。かつて殺人容疑をかけられ心神喪失となっていた患者のカウンセリングをしていたことで特命係と知り合い、患者や助手の安斉が犯していた連続殺人事件に巻き込まれることになる(S4-4、5)。その後、東京医療大学付属病院に転職。二人の本性を見抜けなかったことを悔いており、安斉が殺害された事件を機に辞職を考えたが、特命係の説得により思いとどまった(S5-5)。
- 安斉直太郎(あんざい なおたろう)
- 演 - 高橋一生(S4-4、5 / S5-5)
- 内田の助手。カウンセリングを行っていた連続殺人犯に魅了されて逆転移を起こし、後継者として同じ手口で連続殺人を犯していたが、その事実を特命係に突き止められ逮捕された(S4-5)。逮捕後は精神鑑定で心神喪失による刑事責任能力なしとの鑑定結果により、不起訴処分となって釈放され措置入院(強制入院)処遇となるが、外出訓練中に被害者遺族の一人に殺害された(S5-5)。
反社会勢力
- 向島茂(むこうじま しげる)
- 演 - 正城慎太郎[162](S4-19 / S6-11、12)
- 城代金融の幹部。死に追いやった男の妻だった幸子を愛人として囲っていたが、真相を知った彼女に撃たれてしまう[162]。一命は取り留めたものの[注 174]、右京らによって犯罪が暴かれたことで城代金融は崩壊した(S4-19)。その後はある女受刑者の口封じを企む人物の計画に加担し、幸子に復讐する目的で護送車襲撃事件を起こすが、実際は最初から彼女に復讐する気は更々なく、幸子の逃走を見逃し、その後駆け付けた伊丹ら捜査一課に逮捕された(S6-11、12)。
- 田村秀明
- 演 - 児玉貴志(S4-19 / S6-11、12 / S10-12 / S16-16)
- 城代金融構成員で、向島の部下(S4-19)。向島が計画した幸子への復讐に関わり共に護送車襲撃事件を起こすが、幸子の説得を受け改心。事件の黒幕を撮影し恐喝に及ぶが、返り討ちにされてしまった(S6-11、12)。出所後も幸子を慕うも、本人からはたびたび一蹴されている。
- 本多篤人(ほんだ あつんど)
- 演 - 古谷一行[163](S8-1 / S9-最終話 / S14-10)
- かつて左翼過激派のテロ組織「赤いカナリア」の大幹部として1970年代に大々的なテロ活動を行っていた元テロリスト。爆弾についてはプロ級の知識と技術を持ち、また国外逃亡中に紛争地帯に潜伏していた経緯から戦闘術にも長けている。
- かつては「伝説の革命戦士」として名を馳せていたが、紛争地域での体験からテロリズムによる革命を無意味なものと悟るようになり、自分の行いに後悔の念を抱くようになっていた。しかし、左翼運動の復活を企む人物から娘の茉莉を人質に日本でのテロ活動を強要されると帰国、後にその首謀者が彼女であると知ると、小野田に自身と引き換えに茉莉の釈放を認めさせて逮捕された(S8-1)。
- 逮捕後死刑が確定し東京拘置所に収監されていたが、政府に対して「赤いカナリア」による脅迫が行われると、取引のために死刑執行が行われたことにして秘密裏に釈放される。その後茉莉もろとも「赤いカナリア」の残党絡みの事件に巻き込まれるが、その事件解決後に全てを公表するために特命係の協力を得てマスコミを呼び、自らの生存を公にすると共に警察に出頭した(S9-最終話)。
- 事件後超法規的措置により「木本遼一」と名前を変えて生活していたが、復讐を企む青年たちに触発され再びテロを計画する。東京都民を人質に、内閣官房長官を標的とした爆弾テロを宣言するがSPの銃撃を受け息を引き取った(S14-10)。
- 早瀬茉莉(はやせ まり)
- 演 - 内山理名[163](S8-1 / S9-最終話 / S14-10)(幼少期:池田心雪〈S8-1〉[注 175])
- 篤人の娘[163]で、区役所職員として働いていた。
- 父がテロリストであることが原因で幼少の頃からいじめに遭い、加えて公安からも「本多と接触しうる人物」として母共々マークされており、それでも父を英雄として語る母の言葉もあってヒーローとして敬慕していた。その彼が今までのテロ活動を後悔していることを知ると、篤人を信奉する者達と共謀し「本多が後悔しているテロ活動を再び起こさせる事」で彼への復讐を果たそうと計画する。真相を暴いた特命係により共謀者共々身柄を一旦拘束されるが、小野田と篤人の取引により釈放された(S8-1)。
- その後、本多が絡むテロ事件に巻き込まれて警視庁内に拘束(実態は小野田の計画に基づいた「保護」)され、最終的には小野田の死によって事実上先の取引が消滅した結果として一度は見逃された先の事件について取調べを受けた(S9-最終話)。この事件を通じて篤人と数十年ぶりの親子の再会を果たし、「直に接した事でかつての憎しみは消え、親として慕う気持ちが芽生えた」と告白している。
- 事件後は篤人と同様に「木本百合」と名前を変えて生活していたが、不治の病に冒されてしまう。復讐を企む青年たちと出会ったことで篤人に再びテロを起こす事を願い、息を引き取った(S14-10)。
- 桑田圓丈(くわた えんじょう)
- 演 - 大石吾朗(S19-1、10 / S22-9)[注 176][164]
- 広域指定暴力団「扶桑武蔵桜」組長。
内村と癒着しており、警察に情報を渡す代わりに組の活動を目こぼししてもらう間柄だった(S19-1)。贋作絵画の販売を収入源の一つにしていたが、それに関わる事件で重傷を負って臨死体験したことで人格変貌した内村から、絶縁を宣告される(S19-10)。[164]
- 若頭の鬼丸が青年実業家の弓生崇智に殺害される事件が発生し、報復しようと逸る虎鉄や虎太郎を制しつつ、暴対法で身動きの取れない現状から組の解散を決意する[164]。しかし自ら鬼丸の仇を取ろうと通夜の席で弓生を射殺しようとするが、右京や伊丹らに阻止され逮捕される(S22-9)。
- 鬼丸播磨(おにまる はりま)
- 演 - 三国一夫(S19-1、10 / S22-9)
- 「扶桑武蔵桜」若頭。資金繰りに行き詰まった弓生の会社に出資して窮地を救う代わりに、毎月礼金を要求していた。金額の吊り上げを巡ってトラブルになり、弓生に殺害される(S22-9)。
- 虎鉄(こてつ)
- 演 - 鳥谷宏之(S19-10 / S22-9)[165][注 177]
- 「扶桑武蔵桜」若頭補佐。贋作工房で描かせた絵画を、情婦の四条真奈美が営む画廊で販売し、組の資金源にしていた(S19-10)。鬼丸が殺害された事件で、仇を取るべく密かに拳銃を入手していたが、桑田に見抜かれて拳銃を没収された(S22-9)。
- 虎太郎(こたろう)
- 演 - 田中俊介(S19-1、2、10 / S22-9)
- 「扶桑武蔵桜」組員。鬼丸が殺害された際には、勝手な真似はするなと桑田や虎鉄に釘を刺されていたにもかかわらず、独断で弓生をつけ狙う(S22-9)。
その他の犯人(被疑者・被告人・服役囚等)
- 阿部貴三郎(あべ きさぶろう)
- 演 - 武野功雄(PS1 / S3-13)
- 前科3犯の凶悪犯。指名手配中に薫に発見されて逮捕されそうになるが、逆に銃を突きつけて彼を人質にし、大衆食堂に立てこもった(PS1)。その後、所轄署地域課の警察官の変死現場を目撃してしまい、その殺害犯として疑われた(S3-13)。
- 田端甲子男(たばた きねお[166])
- 演 - 泉谷しげる(S1-1 / S2-最終話)
- 東京大学卒業の自称「模範的一般市民」。日頃の警察の不祥事を憂いて警視総監に向けて何度も手紙で訴えたが、返答が全くないことに業を煮やし、ダイナマイトを携えて薫を人質に警視総監室に立てこもった末に、右京や薫の機転によって逮捕された(S1-1)。後日面会に訪れた右京から、警察庁長官からの誠意ある手紙を示されて感服する。その後は「日本の裁判制度をとことん体験したい」という理由で有罪判決を受けても控訴を続けている(S2-最終話)。
- 三好倫太郎 (みよし りんたろう)
- 演 - 蟹江敬三(S1-7 / S6-14)
- カクテルバー「リメンバランス」の店長を務めていたバーテンダー。「全てのカクテルには客の思い出がある」という信念を持っている。缶入りカクテルの商品化により経営危機を乗り切ろうとした経営者と対立し殺害してしまうが、後に右京の追及によって逮捕された(S1-7)。仮釈放後は服役中に懇意にしていた以前の顧客からの打診を受けて顧客がオーナーを務めるシガーバー「Cask」の3号店「CaskIII」の店長を任されていたが、自身の過去を雑誌で公表しようとした評論家を殺害した疑惑を向けられた(S6-14)。
- 奥村光良
- 演 - 金井勇太(S8-17 / S10-14)
- 池谷隆平
- 演 - 三宅弘城(S8-17 / S10-14)
- 山崎正一
- 演 - 松本実(S8-17 / S10-14)
- 鈴川管工社の元社員の三人組。一番後輩で優柔不断な上に気が弱い奥村、三人組の先輩かつリーダー格で、先のことに対して楽観的な大雑把な性格の池谷、競艇や麻雀といったギャンブル好きの山崎と、性格はバラバラだが仲が良い。
- 勤務先の鈴川管工社が倒産してしまい、それぞれ金銭難で悩んでいた時に、ある民家の地下に大金があることを奥村が聞きつけたことを発端にその民家の隣の空き家に侵入、その隣家で掘った穴を通じて大金を奪おうとしていたが、同じく大金を狙っていた同家の住人に逆に拘束され生き埋めにされかけてしまう。最後は事件を見破った特命係の活躍により救出され、三人共々逮捕された(S8-17)。
- 出所後、奥村は友人が社長を務めるIT企業会社の役員、池谷は喫茶店の雇われマスター、山崎は同じ刑務所仲間と共に借金の取り立て屋とそれぞれの生活を送っていたが、特命係が内村の私用で探していたとある人物を介して犯罪に利用され、事件解決後に連行された(S10-14)。
- 北一幸
- 演 - 野間口徹[167](S14-12 / S15-16)
- 表向きは「北司法書士事務所」の司法書士だが、その裏には好みの女性の顔を切り刻むシリアルキラーであり、初登場時には既に6人を殺害している。
- 7人目の標的として矢島さゆみの殺害を企図するも、他の人物がさゆみを殺害した現場に遭遇。「人助け」のために真犯人を逃し、代わりに自ら出頭したが、陣川や特命係の活躍によって真相を暴かれ犯人隠匿の罪で再逮捕された(S14-12)。
- その後は末期ガンの治療のため入院していたが、監視役の潮崎刑事と共謀して病院を脱走する[167]。彼の個人的な復讐を手助けするために再び連続殺人を起こすが、潮崎の共謀を暴き潜伏先に辿り着いた特命係によって再び逮捕された(S15-16)。
- 平井貞夫
- 演 - 風間杜夫[168](S15-4 / S20-15)(少年期:山下心煌〈S15-4〉)
- 詐欺師。山形県出身。表向きは「NPO法人青空らくだの会」の代表として地域住民の悩みに乗り、裏では女房役の尾形留美子と組んだ美人局をはたらいていた。「俺達の商売は人間同士の駆け引きで稼ぐ事に意義がある。」という詐欺師としての矜持を持ち、振り込め詐欺を見下している。
- ひったくりの現場で被害者の山形訛りを聞いて思わず助けながらも去ったことで、同じく居合わせた右京に目をつけられ、やがて詐欺も発覚して逮捕される。被害者を助けたことを後悔しつつも、しかしその人助けは間接的に連続殺人犯の魔手から平井の命を救う形になっていたため、右京に慰められた(S15-4)。
- その後は刑期を終え、板橋区のマンション「第一城谷レジデンス」の管理人に就職するも、マンションで起きた男性転落死事件の映像に平井が映っているのを青木が動画投稿サイトから発見したことで[注 178]、特命係と再会。時を同じくして、かつての詐欺師仲間・工藤丈治に脅され、消えた覚醒剤探しを手伝うよう強要されるが、密かに思いを寄せていたマンション住民女性・桜田美月が巻き込まれそうになったため、特命係と協力し事件解決に貢献した(S20-15)。
- 南井十 / 鏡見悟(みない つなし / かがみ さとる)[注 179]
- 演 - 伊武雅刀[169](S16-7 / S17-17 / S18-14、15 / S22-12〈回想〉)[注 180](少年期:江原唯斗[170]〈S18-14〉)
- スコットランドヤードに所属していた警部で、右京のロンドン研修時代の相棒[169]。イギリス在住。
- 右京に並ぶ鋭敏な頭脳に加えて人の心を掌握する才能を持ち、犯罪者ですらも手玉に取る[169]。一方「贖罪の心を持つことができない犯罪者は、自らの死でその罪を贖わせることが相応しい」といった歪んだ正義感を持っている。
- 日本で発生した連続殺人事件の最中に来日し、右京と再会。一連の事件は犯人の自殺という形で解決したかに思われたが、右京に事件への関与の疑いを突き付けられたまま、イギリスへ帰国する(S16-7)。その1年半後に同じく日本で発生した連続殺人事件では再び右京に関与を疑われるものの、犯人が自殺したためにまたも追及を逃れることとなる(S17-17)。
- 表向きは日本人の両親が戦後間もない頃にイギリスに渡って帰化したことになっているが、その正体は1952年に発覚した「貰い子殺人事件[注 181]」の舞台となった孤児院で劣悪な環境下で育てられていた子供たちの生き残りであり(S17-17)、出生名は「鏡見悟(かがみ さとる)」である[注 182]。「過去に殺人を犯した者が殺される」という連続殺人事件の第3の被害者も一見するとその条件を満たしているが、実は同時にその孤児院の子供たちの生き残りにして少年時代の南井とも面識があったことが示唆されている。
- また、ロンドン時代に捜査に携わった「逆五芒星事件」では、コンビを組んでいたアキノリ・カワエが事件の犯人であるセバスチャン・ロイロットに襲われた時の後遺症を苦に自殺しており、その報復としてロイロットを毒殺している。この経験が自らの行為の正当化につながり、以後この思想に囚われることになる。
- S18-14、15において再び来日した際に「逆五芒星事件」を模倣した連続殺人事件が発生し、現場で見かけたロイロットを追う。実は老化に伴う脳血管萎縮などによる認知障害を患っており、感情の抑制が出来なくなったり、記憶や見当識にも障害を抱えていた[169]。東京で見たロイロットが幻覚だと認識できぬまま、次々と記憶を失う中で最後まで残り続けた、「右京と共に事件の捜査に当たる」記憶に縋るように、自ら事件を起こしてはその事実を忘れて自ら捜査をするといった行為を繰り返していた。
- その後自ら冠城に渡した手帳が原因で右京の知るところとなり、逮捕に至る。そして逮捕後に収容された病院から抜け出し、崖から身を投げた(S18-15)。その数年後、日本で「逆五芒星事件」と酷似する事件が発生したことで南井の生存疑惑が浮上するが、事件関係者全員が死亡もしくは昏睡状態になったため、右京も追及を断念した(S22-12)[169][注 183]
- 遠峰小夜子(とおみね さよこ)
- 演 - 西田尚美(S17-6 / S18-17 / S19-7)(少女期:佐々木告[171]〈S19-7〉)
- 「平成の毒婦」として世間を騒がせた女詐欺師[151]。黒真珠養殖の投資詐欺をはたらき、返金を迫った出資者3名を次々に殺害した連続殺人容疑で東京拘置所に拘留されていた(S17-6)。
- 人の顔を一度見たら忘れない「相貌認識能力」と巧みな話術に優れている[151]。相貌認識能力を用いて様々な中年独身男性に接触し、話を合わせていた。彼女の話術は右京でさえも術中に嵌まる程で、拘置所の中にいながらも特命係を自由自在に動かしている。外部にも支援者が多く、雑誌に寄稿した際には祝賀広告がつく程である(S18-17)。少女時代、母親に嘘を吹き込んで意図的に両親を不和に導いた末に、母親を死に追いやったらしきことが、回想で示唆されている(S19-7)。
- 朱音静(あかね しずか)
- 演 - 日南響子[157](S19-1、2、19、最終話)
- 繊維会社勤務。仮想国家「ネオ・ジパング」で出会った加西の依頼を受けて出雲を銃撃するが失敗に終わり、6億円の報酬を貰い損ねる。その話を聞いた恋人の幸矢が加西に、せめて半分の3億を寄越せと直談判したところ、「ネオ・ジパングの大道芸人と同じように高層ビルを登り切ったら3億円やる」と言われ、挑戦するも失敗して転落死してしまう。捜査の手が伸びる中、幸矢の母・蒔子を巻き込んで、幸矢が出雲を銃撃したかのように偽装を目論むが、右京に看破され逮捕される(S19-1、2)。
- 当初は加西に教唆された旨を自白したが、弁護士事務所を通じて加西に再び6億円で買収され、「加西は関係なく自分の単独犯行」と証言を翻した。その報酬で、蒔子に密かに依頼して加西を暗殺する殺し屋を雇わせる(S19-最終話)。
- 藤原久美子
- 演 - 松本海希(整形前:S19-最終話)[注 184] → 松本享子[172](整形後:S20-1、2、3)
- 内閣情報調査室から仕事を請け負っている殺し屋。「藤原久美子」は加西殺害の際に名乗った名前であり、本名や詳しい素性は栗橋や庸子も知らない。
- 庸子の命により加西宅に出張料理人として潜入し、加西とSP全員を食事中の一酸化炭素中毒事故を装って殺害した(S19-最終話)。殺害後は姿を眩まし整形手術や肉体改造を経て外見を変えるが、時折見せる無気味な笑顔に面影が残っている。栗橋に依頼されて右京らを尾行し、鶴田の秘密を探ろうとした中郷を始末するも(S20-1、2)、彼女自身も他殺体となって発見された(S20-2)。その後、庸子が中郷の復讐にして殺したことが判明する(S20-3)。
その他の被害者(死亡者以外も含む)
- 斎藤英彦[注 185]
- 演 - 黒沼弘己(S2-1、2、最終話)
- 東京拘置所の刑務主任。一度浅倉にしてやられた事を根に持ち、後に彼に因縁を付け、蹴る等の暴行を加えていた。また、同じ刑務官である中津一義を苛めており、彼から怨まれていた。脱獄を目論んだ浅倉によって気絶させられ、その報復として中津に絞殺された(S2-最終話)。
- 若杉栄一
- 演 - マギー(S2-7、15、16 / S3-16)[注 186]
- 薫の知人で、登場回ごとに職業は異なる。妻は真子。かつて東京で借金取りをしていた頃に薫に逮捕され、夫婦共に彼に世話になっていた。更生して故郷の北海道で暮らしていたが、再び上京して友人と事業を立ち上げるも失敗し借金取りに戻ってしまう。離婚の危機に陥ったうえ事件にも巻き込まれるが、特命係によって助けられた(S2-7)。その後は再び故郷に戻りタクシー運転手の職を得ており、北海道を訪れた特命係の捜査に協力した(S2-15、16)。その後、地元商工会議所の仕事で上京してきたが、爆弾犯にスケープゴートとして利用され強盗事件を起こすという不運に見舞われる(S3-16)。薫に恩義を感じており、自身の生まれてきた子供に薫子という名前を付けた。
- ヤロポロク・アレンスキー
- 演 - ユーリー・B・ブラーフ[173](S13-1 / S16-14)[注 187][注 188]
- ロシアの対日工作員。ロシアンタイム誌東京支局局長として日本に在住し、7名の日本人を協力者に仕立てたヒューミントを行っていたが、本国ロシアで発覚した汚職の追及を受けるとアメリカへ亡命する。その際協力者7名の情報を提供したことで、内閣情報調査室長による連続殺人事件の発端となってしまう(S13-1)。
- 内調時代の社と深い関係にあったことが示唆されており、作中で度々その存在を匂わせていた。実は亡命後も日本に潜伏しており、後にロシア当局の依頼を受けた人物により殺害されていたことが判明した(S16-14)。
- 新崎芽依(しんざき めい)
- 演 - 朝倉あき(S16-9 / S18-17)[151]
- キッチンカー「バンドワゴン」の店主。毎週水曜日にはタコライスを販売している。亘も同店の常連客となり通いつめていた。先天性の相貌失認のため人の顔が識別出来ない[151]ため、服装や匂い、音などで人を識別している[注 189]。事件の重要人物として犯人に命を狙われるが、特命係によって救われた。事件解決後、実家に戻り相貌失認の事を打ち明けて家族の理解を得てから改めて出直すことを決めた(S16-9)。
- その後、一度出身地の岐阜県に戻り、再び東京で移動パン屋「手作り焼きたてパン ネコの耳」の経営を始めるが、特命係を敵視する小夜子の差し金により[注 190]、連続殺人犯に拉致される。無事救出されたものの、亘は彼女を危険にさらさないため二度と近づかないことを決意した(S18-17)。
その他
- ヒロコ
- 演 - 深沢敦(S1-3、6 / S2-20 / S3-17 / S5-18 / S6-13 / 劇場版I / S18-18 / S19-15 / S21-15)[注 191][174]
- 薫の知人。新宿で発生したとある事件の聞き込み捜査中に薫と知り合う(S1-3)[注 192]。S2-20で右京とも面識を持つようになった。初登場時は焼肉屋を営んでいたが、現在は都内でゲイバー「薔薇と髭と...。」を経営している(S1-6)[注 193]。目撃者として特命係と関わりを持ち(S1-3)、以降たびたび特命係に相談を持ち掛けるようになる(S2-20など)。自身の愛犬が関わった事件で「花の里」に訪れた際にたまきや美和子とも知り合い(S6-13)、マラソンに参加した彼女たちの応援に駆けつける程の仲になる(劇場版I)。
- それから約12年後、右京に連絡を取り、お気に入りの常連客が巻き込まれた強盗傷害事件の捜査を私的に依頼した(S18-18)。なお、この時点で薫の後に右京の相棒となった人物を知らず、当時の相棒である亘を「薫ちゃんの代わり」や「無駄にイケメン」と呼んで少し警戒している[174]。また、特命係に近づく女性もライバル視しており、茉梨に対してライバル宣言をしたほか、出雲のことを「おかちめんこ」呼ばわりしていた[174]。
- 薫の帰国も把握していたが、店へ挨拶に来てもらえなかったことから薫にドッキリを仕掛けて再会した(S21-15)[174]。
- 現実世界での扱い
-
- 演技
- 12年ぶりの登場となるS18-18において、演者の深沢は、ファンに受け入れられるよう、演技に当たっては12年間ちゃんと暮らしてきたことを思わせるようにしたと本作のスタッフブログ内のインタビューの中で語っている[175]。
- 反響
- ファンの間では「ヒロコママ」として親しまれており、S21-15放送前にはSNSで視聴者からの反響が飛び交い、Twitterでトレンド入りする事態となった[176][177]。
- ライターの久保田ひかるは「リアルサウンド」に寄せた記事の中で、ヒロコの強烈なキャラクター性について触れ、通算で20年(2023年時点)演じてきた深沢の「変わらなさ」も見事だと評価している[174]。
- 吉田一郎
- 演 - 松尾貴史(S2-13 / S11-7 / S13-1)
- 公園に住んでいるホームレス。偏屈な性格だが、教養があって特に子供たちには懐かれており、「一郎君」と呼ばれている。失踪した少女と仲良くしていたことから聞き込みに訪れた特命係と面識を持ち、事件解決にも関わった(S2-13)。10年後、廃墟で発見された白骨死体の身元捜査をしていた右京と偶然再会し(S11-7)、以後もたびたび交流を持つようになる(S13-1)。
- 蓮妙(れんみょう)
- 演 - 高橋惠子(S3-最終話 / S16-13、14)[178]
- 尼寺「慈妙院」の庵主であり、兄弟弟子である瀬戸内とは親しく、彼の仮釈放に際しては身元引受人となった(S16-13)。
- 遠山ちず
- 演 - 前沢保美(S4-2 / S8-18)
- 西東京市にある「オリエントマンション元町」の管理人。懇意にしている住人の殺人事件の解決に協力したことで特命係と知り合った(S4-2)。
- 矢木明(やぎ あきら)
- 演 - 高橋克実(S5-10 / S10-11 / S22-6)
- 「チャンドラー探偵社」を一人で営む私立探偵。推理小説マニアであり、愛読している作品の探偵にちなんで「マーロウ矢木」や「サム・スペード矢木[注 194]と自称し、古風なハードボイルド派を気取っている。出で立ちもボギーばりに中折れ帽やトレンチコートを身に着け、バーボンやギムレットを愛飲。浮気調査のような一般的な探偵の仕事以外にも、引越しの手伝いからペット探しまで行う何でも屋のような仕事も引き受けている。以前は戸越銀座で活動していたが、現在は西日暮里に事務所を構えている。
- 一見すると冴えない風貌だが、実際は頭の冴えた人物である[180]。ギャルやホームレスなどの様々な人に慕われている。常に飄々とした態度でいるが、「依頼人との約束は何があっても最後まで守る」という強い信条を持っている。
- 複数の事件において特命係と協力し、事件解決に貢献した。
- 現実世界での扱い
- 高橋は以前にレギュラー出演していた裏番組『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』(フジテレビ)が終了したことにより『相棒』への出演が実現した(『刑事マガジンV』より)。
高橋自身は「テレ朝POST」に寄せたコメントの中で思い入れのあるキャラクターとしている。また、3度目の登場となるS22-6で着用したコートは初登場回であるS5-10の撮影の時から用いられたものと同じである。[180]
- 磯部
- 演 - 梨本謙次郎(S5-11、最終話)
- お台場にある「ホテルアマゾン」の支配人。ホテル内での籠城事件(S5-11)を通じて特命係と顔見知りとなり、その縁から特命係に協力している。
- リサ
- 演 - はるな愛(S6-13 / 劇場版I)
- ゲイバー「薔薇と髭と...。」従業員。ヒロコの飼い犬「マリリン」の元飼い主。
- 江波和江
- 演 - 山本道子(S7-11 / S18-6、最終話〈回想〉)[注 195]
- 神奈川県川崎市麻生区の藤堂家の家政婦。藤堂家の令嬢が関わる誘拐事件を通じて右京と知り合った(S7-11)。その後は花畑管理サービスの従業員に転職し、事件解決後も右京とは連絡を取り合っている(S18-6)[181]。
- 万津蒔子(よろづ まきこ)
- 演 - 松永玲子[157](S19-1、2、19、最終話)[注 196]
- 万津幸矢の母。嘘をつく事が苦手な、正直で純朴な女性。幸矢が転落死した報せを受けて上京、親身になって世話をしてくれる幸矢の恋人・朱音静に信頼を寄せてゆく。幸矢が隠していた拳銃を発見し、恐れおののいて自首するも、実は出雲を銃撃した静が幸矢に罪を着せるための工作だった(S19-1、2)。
- 静が逮捕された後も、金が欲しかった彼女の境遇に理解を示し、拘置所にも頻繁に面会に行って、実の親からは勘当された彼女の親代わりのような存在になった。静の指示を受け、加西を殺害する殺し屋を闇サイトで探すが、その計画は、加西が邪魔になっていた鶴田に利用される事になる(S19-最終話)。
- 磯部昭夫(いそべ あきお)
- 演 - 真山章志(S20-12 / S21-8)[注 197]
- 慶明大学日本史学教授で、右京からは古美術関連の事件の調査で頼られている。
ゲスト
pre season / 特別編 / season1 / season2 / season3 / season4 / season5 / season6 / season7 / season8 / season9 / season10 / season11 / season12 / season13 / season14 / season15 / season16 / season17 / season18 / season19 / season20 / season21 / season22
pre season(2000年 - 2001年)
- 第1話「刑事が警官を殺した!?」
- 第2話「恐怖の切り裂き魔連続殺人!」
- 第3話「大学病院助教授、墜落殺人事件!」
-
- 山田英雄(警視庁捜査一課強行犯7係 係長) - 片岡弘貴
- 鴻野麻奈美(帝国医科大学附属病院第一外科医局 医師) - 伊藤裕子[182]
- 佐野昌平(帝国医科大学附属病院第一外科医局 医師) - 東根作寿英
- 大谷房子(帝国医科大学附属病院第一外科医局 婦長) - 銀粉蝶
- 太宰謙介(帝国医科大学附属病院第一外科 助教授) - 中原丈雄
- 井上(警視庁府中南警察署 刑事) - 田中龍
- 柴田康裕(帝国医科大学附属病院第一外科医局 医師) - 新納敏正
- 今井貞一(帝国医科大学附属病院第一外科 助教授) - 中丸新将
- 渡辺ちえ(入院患者) - 永井杏
- 山口(医師) - 井元工治
- 中島(肝がんの末期患者) - 金子之男
特別編(2008年)
再放送部分は上のpre seasonの登場人物と同じなので、ここでは新撮部分の登場人物のみ記載する。
- 第1話「名コンビ誕生篇」
- 第3話「相棒3〜いま明かされる7年目の真実!」
season1(2002年)
- 第1話「警視総監室にダイナマイト男が乱入!刑事が人質に!? 犯罪の影に女あり…」
- 第2話「教授夫人とその愛人」
- 第3話「秘密の元アイドル妻」
- 第4話「下着泥棒と生きていた死体」
- 第5話「目撃者」
- 第6話「死んだ詐欺師と女美術館長の指紋」
- 第7話「殺しのカクテル」
-
- 倉沢正(倉沢チェーン 社長) - 和田周
- 第8話「仮面の告白」
- 第9話「人間消失」
- 第10話「最後の灯り」
- 第11話「右京撃たれる〜特命係15年目の真実」、最終話「午後9時30分の復讐 特命係、最後の事件」
-
- 木村紳一郎(吊り橋から転落死・15年前の外務省条約局条約課長・15年前の籠城事件の人質) - 影山英俊
- 山本俊彦(堤防から転落死・15年前の外務省大臣官房秘書官・籠城事件の人質) - 遠藤たつお
- 田口猛(会社役員・階段から転落死・15年前の外務省北米局員・籠城事件の人質) - 高尾一生
- 越水(小野田公顕のSP) - 石橋祐(第11話のみ)
- 桜井(小野田公顕のSP) - 金井茂(第11話のみ)
- 野々村(消防庁) - 北村隆幸(第11話のみ)
- 川端蘭子(北条邸の住人・柳田の娘) - 池脇千鶴(幼少期:永嶌花音)(最終話のみ)
- 鈴原慶介(高級レストランのオーナーシェフ・15年前は公邸料理人で籠城事件の人質) - 川島宏知(最終話のみ)
- 柳田幹夫(外務省中近東アフリカ局員・15年前の籠城事件の人質・発砲で死亡していた) - 高田裕司(最終話のみ)
- 長沢(15年前の籠城犯) - 長沢一樹
- 小林(15年前の籠城犯) - 江藤大我
- 川端房子(蘭子の母・故人) - 市川貴代花
season2(2003年 - 2004年)
- 第1話「ロンドンからの帰還〜ベラドンナの赤い罠」、第2話「特命係復活」
- 第3話「殺人晩餐会」
- 第4話「消える銃弾」
- 第5話「蜘蛛女の恋」
- 第6話「殺してくれとアイツは言った」
- 第7話「消えた死体」
- 第8話「命の値段」
- 第9話「少年と金貨」
- 第10話「殺意あり」
- 第11話「秘書がやりました」
- 第12話「クイズ王」
- 第13話「神隠し」
- 第14話「氷女」
- 第15話「雪原の殺意」、第16話「白い罠」
-
- 本宮沙雪(北進大学 中退者・恒夫とみどりの娘) - 前田愛(幼少期:木俣聖名子〈第15話のみ〉)
- 沖真二(北進大学文学部 4年生・太郎の次男) - 内田朝陽
- 本宮みどり(御食事処「みどり」店主・恒夫の妻) - 一柳みる
- 本宮恒夫(建築会社社長・一昨年殺人罪で死刑執行) - 坂元貞美
- 工藤伊佐夫(元東京拘置所 刑務官) - 小野武彦
- 美濃部耕筰(北海道警察道南警察署生活安全課 刑事) - 河原さぶ(第15話のみ)
- 北川渉(北海道警察道南警察署生活安全課 刑事) - 浜田学(第15話のみ)
- 加茂内敏樹(ホスト) - 日比野玲(第15話のみ)
- 津村太郎(ツムラ工業 社長・10年前射殺) - 椎名泰三(第15話のみ)
- 津村真一(太郎の長男・10年前射殺) - 岡田謙一郎(第15話のみ)
- 第17話「同時多発誘拐〜消えた16人の子供達」
- 第18話「ピルイーター」
- 第19話「器物誘拐」
- 第20話「二分の一の殺意」
- 最終話「私刑〜生きていた死刑囚と赤いベルの女」
season3(2004年 - 2005年)
- 第1話「双頭の悪魔」、第2話「双頭の悪魔II〜堕天使」、第3話「双頭の悪魔III〜悪徳の連鎖」
- 第4話「女優〜前編〜」、第5話「女優〜後編〜」
- 第6話「第三の男」
- 第7話「夢を喰う女」
- 第8話「誘拐協奏曲」
- 第9話「潜入捜査〜私の彼を探して!」
- 第10話「ゴースト〜殺意のワイン」
- 第11話「ありふれた殺人〜時効成立後に真犯人自首!?」
- 第12話「予告殺人〜狙われた美人姉妹の謎」
- 第13話「警官殺し〜銃に残された赤い指紋」
- 第14話「薔薇と口紅〜名門殺人学園の美女」
- 第15話「殺しのピアノ」
- 第16話「人間爆弾」
- 第17話「書き直す女」
- 第18話「大統領の陰謀」
- 最終話「異形の寺」
season4(2005年 - 2006年)
- 第1話「閣下の城」
- 第2話「殺人講義」
- 第3話「黒衣の花嫁」
- 第4話「密やかな連続殺人」、第5話「悪魔の囁き」
- 第6話「殺人ヒーター」
- 第7話「波紋」
- 第8話「監禁」
- 第9話「冤罪」
- 第10話「殺人生中継」
- 第11話「汚れある悪戯」
- 第12話「緑の殺意」
- 第13話「最後の着信」
- 第14話「アゲハ蝶」
- 第15話「殺人セレブ」
- 第16話「天才の系譜」
- 第17話「告発の行方」
- 第18話「節約殺人」
- 第19話「ついてない女」
- 第20話「7人の容疑者」
- 最終話「桜田門内の変」
-
- 韮崎ひばり(警視庁警務部監察係) - 田中美里
- 轟木一郎太(警視庁捜査一課強行犯捜査四係 係長) - 小倉久寛
- 一ツ橋明男(轟木の部下) - 高橋和也
- 鬼頭清六(連続暴行殺人犯) - 藤木孝
- 泰良哲郎(警視庁総務部留置管理課) - 永堀剛敏
- 山田亨(轟木の部下) - 草野康太
- 綿貫甚八(警視庁音楽隊 警部) - 真那胡敬二
- 河野誠吾(轟木の部下) - 藤本浩二
- 安田徹(警視庁 公安部長) - 下元史朗
- 加東公規(警視庁 警備部長) - グラシアス小林
- 坂井孝行(警視庁 警務部長) - 松永英晃
- 竹川英介(警視庁 総務部長) 元- 金房求
- 栗原(留置管理課) - 児島功一[140]
- 渡辺美代(泰良の恋人) - 谷村実紀
season5(2006年 - 2007年)
- 第1話「杉下右京 最初の事件」
- 第2話「スウィートホーム」
- 第3話「犯人はスズキ」
- 第4話「せんみつ」
- 第5話「悪魔への復讐殺人」
- 第6話「ツキナシ」
- 第7話「剣聖」
- 第8話「赤いリボンと刑事」
- 第9話「殺人ワインセラー」
- 第10話「名探偵登場」
- 第11話「バベルの塔〜史上最悪のカウントダウン!」
-
- 辰巳楓(私設ボディーガード・元神奈川県警巡査部長) - 大塚寧々
- 和久井拓郎(楓の元夫) - 遠藤章造
- 富永洋介(衆議院議員・楓の婚約者) - 冨家規政
- 五十嵐祥子(ホテルの従業員) - 中村綾
- 辰巳はるか(楓の娘) - 佐々木麻緒
- 丸山(富永の秘書) - 樋渡真司
- 辻本(大学生・覚醒剤の売人) - 反田孝幸
- 鈴木(レストラン入口の警備員) - 村上連
- 山田(レストラン入口の警備員) - 古宮基成
- 五十嵐哲雄(祥子の兄・2週間前に磯部の推薦で雇われた元警備員) - 杉本哲太
- 鈴木(ホテルアマゾン 総支配人) - 小倉馨
- 梶宗一郎(容疑者・赤いカナリアの幹部) - 村澤寿彦
- 梶(梶の娘) - 小島あやめ
- 第12話「狼の行方」
- 第13話「Wの悲喜劇」
- 第14話「貢ぐ女」
- 第15話「裏切者」
- 第16話「イエスタデイ」
- 第17話「女王の宮殿」
-
- 一条モナミ(「モナミ・アイ・ジェイ」デザイナー兼社長) - 大空眞弓
- 山本(窃盗の常習犯・本名「棟方学」) - 森下哲夫
- 篠田和明(モデル事務所社長) - 佐渡稔
- 佐野芳正(「モナミ・アイ・ジェイ」営業部長) - 井上高志
- 服部照秋(画商) - 下元史朗[209]
- 一条友美(モナミの次女) - 有沢妃呂子
- 行長真美(モナミの長女) - 池田昌子[210]
- 行長武彦(真美の夫) - 長棟嘉道
- 中道信郎(一条家の執事) - 春延朋也
- 服部静江(服部の妻) - 兎本有紀[211]
- 栗村一成(カメラマン) - 細見大輔
- 高浪治央(東京第一銀行 行員) - なかみつせいじ[130]
- 春西勝(一条家のコック) - 山田洋[212]
- 春西瑞子(一条家の家政婦) - かんのひとみ
- 一条愛美(モナミの三女・モデル) - 五十嵐貴子[213]
- 大沢辰也(佐野の部下) - 山本直輝
- 伊藤純一(佐野の部下) - 堀口たかよし[214]
- 庄治仁男(フリーライター) - かなやす慶行[215]
- 行長タケル(武彦と真美の息子) - 中村咲哉[216]
- 野口加奈(モデル) - 鈴木由花[217]
- 和田寛夫(モデル) - 加藤仁志[218]
- 小倉さや(モデル) - 小林菜津子
- 南恵利香(モデル) - 染谷夏子[219]
- 佐藤光子(モデル) - 小野貴子
- 第18話「殺人の資格」
- 第19話「殺人シネマ」
- 最終話「サザンカの咲く頃」
-
- 水原塔子(防衛省情報本部 主任調査官・佐々木の部下) - 横山めぐみ
- 南蒼一朗(法務省公安調査庁調査第一部統括情報課) - 畠中洋
- 江良司(外務省国際情報局 主任分析官) - 大城英司
- 嶋村雅弘(警察庁警備局公安一課 課長) - 宮内敦士
- 瀬沼翔(優の双子の弟・プログラマー) - 山﨑勝之
- 瀬沼優(プログラマー) - 山﨑勝之
- 佐々木勝久(防衛省幹部・総務部長) - 五王四郎
- 宮下(公安捜査一部部長) - 遠藤たつお[221]
- 岩佐紀之(警察庁長官) - 夏八木勲
- 浅尾(巡査) - 嶋田豪
- 寒原アキ(同僚) - 石村ミカ
- 岡勲(同僚) - 有山尚宏
- オダシンヤ(東洋航空商事 社員) - 林京介
- カトウユウタ(関東衛星通信局 職員) - 山下征彦
- サキタジロウ(サキタ絞製作所 経営者) - 梁瀬龍洋
season6(2007年 - 2008年)
- 第1話「複眼の法廷」
-
- 倉品翔子(裁判員) - 田中美奈子
- 田部井祐子(帝都新聞 記者) - 宝生舞
- 辰巳隆一郎(新宿南警察署組織犯罪対策課 刑事) - 堀部圭亮
- 有働正(新宿南警察署刑事課 刑事) - 松澤一之
- 塚原功(前歴者) - 小沢和義
- 森静香(塚原の恋人) - 有沢妃呂子
- 関貞好(裁判員) - 園田裕久
- 阿久津真(裁判員) - 菅原大吉
- 本村美千代(裁判員) - 和泉ちぬ
- 相馬哲春(裁判員) - 大西耕治
- 田上魁斗(裁判員) - 三浦誠己
- 赤川良平(裁判員) - 藤田宗久
- 牧志乃武(帝都新聞 記者) - 菊池均也
- 佐光一(東京地方裁判所判事) - 筒井巧
- 宇佐美里香(東京地方裁判所判事) - 築山万有美
- 有馬哲夫(警備担当) - 崎山凛
- 第2話「陣川警部補の災難」
- 第3話「蟷螂たちの幸福」
- 第4話「TAXI」
- 第5話「裸婦は語る」
- 第6話「この胸の高鳴りを」
-
- 笠井夏生(女子大生) - 前田亜季
- 丹野翔平(ロックバンド「Dee Providence」のボーカル) - 松田悟志
- 三原研治(ロックバンド「Dee Providence」のマネージャー) - 猪野学
- 添島可奈子(福地の元恋人) - 大谷允保
- 福地大二郎(元アマチュアバンドのギタリスト・故人) - 玉有洋一郎
- 八木聡(芸能事務所 社長) - 木下浩之
- 福地昭代(福地の母) - 上杉二美
- 元村美穂(モデル) - 松下萌子
- 松宮孝恵(友人) - 宮沢紗恵子
- ナオミ(モデル) - 七生奈央
- 甲田(「Dee Providence」のメンバー) - 坂田直貴
- 柄本(「Dee Providence」のメンバー) - 富川一人
- 早乙女(「Dee Providence」のメンバー) - 大根田良樹
- エリ(友人) - 磯脇やそよ
- 第7話「空中の楼閣」
- 第8話「正義の翼」
- 第9話「編集された殺人」
- 第10話「寝台特急カシオペア殺人事件!」
-
- 堂上公江(翻訳家・「寝台特急カシオペア」2号車3番の乗客) - 長山藍子(33年前:田口寛子)
- 安藤礼治(慶徳大学 教授・「寝台特急カシオペア」1号車1番の乗客) - 永島敏行
- 根元尚吾(公判の証人・「寝台特急カシオペア」2号車4番の乗客) - 柏原収史
- 仲瀬親洋(仲瀬開発 社長・平成のホテル王・元通商産業省職員) - 黒部進(33年前:大口兼悟)
- 保坂有三(フリーター・「寝台特急カシオペア」1号車3番の乗客) - 平賀雅臣
- 安藤仁奈子(礼治の妻・「寝台特急カシオペア」1号車1番の乗客) - 山本みどり
- 安藤博貴(礼治と仁奈子の息子・「寝台特急カシオペア」1号車1番の乗客) - 浅利陽介[53]
- 三樹ライナ(人気モデル・「寝台特急カシオペア」2号車2番の乗客) - 松永京子
- 折原国子(ライナの友人・「寝台特急カシオペア」2号車2番の乗客) - 平岩紙
- 羽鳥亮矢(俳優・「寝台特急カシオペア」1号車4番の乗客) - 森本亮治[225]
- 増田悦郎(羽鳥のマネージャー・「寝台特急カシオペア」1号車4番の乗客) - 木下政治
- 津島悟(クラブ「XTC」経営者・「寝台特急カシオペア」2号車1番の乗客) - 江原シュウ
- 国枝宏和(「寝台特急カシオペア」車掌) - 小久保丈二
- 目黒美音(「寝台特急カシオペア」車掌) - 松下恵
- 田所周一(北海道警察組織犯罪対策課 刑事) - 坂西良太
- 根元雪美(尚吾の妻) - 映美くらら[226][注 203]
- 新井田政彦(テロ組織「赤いカナリア」幹部・指名手配犯) - 川本淳市
- 塚原一(清掃員・爆弾マニア) - 崔哲浩[227]
- 藤北寛(帝都理科大学工学部 元学生・33年前爆発事故に巻き込まれ死亡) - 阿部薫[228]
- 榎本(北海道警鉄道警察隊) - 野口雅弘
- 矢島(暴力団「北洋会」幹部) - 平田康之
- 根元大地(根元と雪美の息子) - 野副隼
- 恵(仲瀬の孫) - 松下芽萌里
- 第11話「ついている女」、第12話「狙われた女」
- 第13話「マリリンを探せ」
- 第14話「琥珀色の殺人」
- 第15話「20世紀からの復讐」
- 第16話「悪女の証明」
- 第17話「新・Wの悲喜劇」
- 第18話「白い声」
- 最終話「黙示録」
-
- 茂手木進(茂手木法律事務所の弁護士・貴文の国選弁護士) - ベンガル
- 犬井芳郎(茂手木の助手・貴文の同級生) - 宮川一朗太
- 飯田正志(里美の元恋人で事件当時高校生) - ひかる一平
- 黒木勝(警視庁渋谷東警察署生活安全課古物担当 警部補・25年前は「品川母娘放火殺人事件」の捜査担当) - 成瀬正孝
- 粕谷圭(帝都新聞 記者) - 伊藤高史
- 緑川達明(東京地検検事・25年前は「品川母娘放火殺人事件」の捜査担当) - 遠藤たつお[221]
- 錦貴文(死刑囚) - 久松信美
- 糸数文雄(警視庁渋谷東警察署 鑑識) - 西沢仁太
- 富山万里子(25年前の「品川母娘放火殺人事件」被害者・里美の母) - 阿部朋子
- 富山里美(25年前の「品川母娘放火殺人事件」被害者) - 桜川博子
- 橘ゆり江(シスター・元法務大臣) - かとうかず子
- 錦文忠(貴文の父) - 林隆三
season7(2008年 - 2009年)
- 第1話「還流〜密室の昏迷」、第2話「還流〜悪意の不在」
- 第3話「沈黙のカナリア」
- 第4話「隣室の女」
- 第5話「顔のない女神」
- 第6話「希望の終盤」
- 第7話「最後の砦」
- 第8話「レベル4〜前篇」、第9話「レベル4〜後篇・薫最後の事件」
- 第10話「ノアの方舟〜聖夜の大停電は殺人招待状!」
-
- 野上昶(フリーライター) - 中本賢(幼少期:東谷柊一)
- 遠藤室人(菱河コーポレーション 環境事業推進部長) - 三浦浩一
- 根津秀雄(帝都大学 非常勤講師) - 野仲イサオ
- 山本平蔵(菱河コーポレーション 社長) - 浜田晃
- 笠村由紀子(衆議院議員) - 松浦佐知子
- 中田一郎(環境省地球環境局課長補佐) - 伊藤正之
- 天野克久(パーティーの表彰者) - 武発史郎
- 阿藤富士夫(ROYALWING号の船長) - 三田村賢二[236]
- 野上孝三(昶の父・故人) - 岸博之
- 瀬田和哉(宗明の息子) - 渡邉邦門
- 磯部(法務省 事務次官) - 国枝量平
- 野上(野上の母) - 桜木ひろ子
- 樋口秀和(テロリスト) - 江藤大我
- 山岸正一(テロリスト) - 西沢智治
- 田中慶次(テロリスト) - 新虎幸明
- 第11話「越境捜査」
- 第12話「逃亡者」
- 第13話「超能力少年」
- 第14話「男装の麗人」
- 第15話「密愛」
- 第16話「髪を切られた女」
- 第17話「天才たちの最期」
- 第18話「悪意の行方」
- 最終話「特命」
season8(2009年 - 2010年)
- 第1話「カナリアの娘」
- 第2話「さよなら、バードランド」
- 第3話「ミス・グリーンの秘密」
- 第4話「錯覚の殺人」
- 第5話「背信の徒花」
- 第6話「フェンスの町で」
- 第7話「鶏と牛刀」
-
- 栗田亜由美(藤石の彼女) - 久遠さやか
- 柴田真(新宿第2社会年金事務所徴収課 課長) - 三井善忠
- 六原修司(暴力団「二見組」構成員) - さくまひろし
- 鈴村郁夫(新宿第2社会年金事務所徴収課) - 桜井聖[248]
- 滝美穂子(新宿第2社会年金事務所徴収課) - 松下恵
- 橘義郎(警視庁捜査二課 刑事) - 河野洋一郎
- 水木信二(警視庁捜査二課 刑事) - 白井圭太
- 増沢保(福祉厚生省の官僚) - 大門正明
- 藤石正輝(新宿第2社会年金事務所徴収課 係長) - 江藤大我
- 鷲永学人(福祉衛生省 幹部) - 森富士夫
- 川井謙次郎(福祉衛生省 幹部) - 矢嶋俊作
- 一ツ木康雄(暴力団 組長) - 平田康之
- 第8話「消えた乗客」
- 第9話「仮釈放」
- 第10話「特命係、西へ!」
-
- 細野唯子(生体組織工学研究センター 主任研究員・神戸尊の元恋人) - 檀れい[249]
- 前川博義(生体組織工学研究センター 研究員) - 橋爪淳
- 芝木美都代(祇園のスナックママ・元芸妓) - いしのようこ
- 古屋茂吉(京都府経済振興会 会頭・七哲庵代表) - 石田太郎
- 蒲田玄洋(茶道家) - 山路和弘
- 牧瀬妙子(占術士) - 山口美也子
- 高村朋治(呉服屋) - 山中敦史
- 津田誠(厚労省役人・唯子の監視役) - 松田優
- 上杉(京都府警 刑事) - 野口貴史
- 田中富貴子(山小屋の所有者) - 富永佳代子
- 千利休(安土桃山時代の茶人) - 峰蘭太郎
- 明智光秀(安土桃山時代の武将) - 浅田祐二
- 織田信長(安土桃山時代の武将) - 石倉英彦
- 豊臣秀吉(安土桃山時代の武将) - 西村匡生
- 浅井牧彦(ひったくり強盗犯) - 木下隆行
- 細野多久郎(唯子の父) - 中平良夫
- 今井(京都府警 刑事) - 山崎画大
- 村田(京都府警 刑事) - 平井真軌
- 武田規一(東京歴史博物館 学芸員) - 斎藤弘勝
- 高村千恵(高村の妻) - 築山万有美
- 三好(生体組織工学研究センター 事務長) - 園岡新太郎
- 第11話「願い」
- 第12話「SPY」
- 第13話「マジック」
- 第14話「堕ちた偶像」
- 第15話「狙われた刑事」
- 第16話「隠されていた顔」
-
- 小笠原槙子(恵稜大学社会学部心理学科 准教授) - 鳥居かほり
- 岡本賢治(鶴見ゼミ所属の学生) - 柄本時生
- 鶴見秀雄(恵稜大学社会学部心理学科 教授) - 森下哲夫
- 室井由香(鶴見ゼミの助教) - 河野由佳[253]
- 曽田敬助(恵稜大学社会学部心理学科 准教授) - ふるごおり雅浩
- 坂井(東京消防庁 火災原因調査員) - 木村圭作
- 高木(刑事) - 杉浦文紀
- 山下(鶴見ゼミ所属の学生) - 小谷幸弘
- 大原(鶴見ゼミ所属の学生) - 佐藤智幸
- 陽子(鶴見ゼミ所属の学生) - 西田奈津美
- 塚本(恵稜大学農学部の学生) - 栗林和輝
- 野口(恵稜大学農学部の学生) - 八代真吾
- グレッグ・バーナード(イェール大学 教授) - ロバート・レッド・ベア
- 第17話「怪しい隣人」
- 第18話「右京、風邪をひく」
- 最終話「神の憂鬱」
season9(2010年 - 2011年)
- 第1話「顔のない男」、第2話「顔のない男〜贖罪」
-
- 上遠野隆彦(元警視庁SAT小隊長) - 徳重聡[256]
- 吉野茂久(白秋社 社長・湘子の夫) - 近江谷太朗(第1話のみ)
- 篠原孝介(警視庁SAT隊員・木村の親友) - 阿部進之介[注 205]
- 笠井享子(伏見の娘で宏樹の妻) - 梅宮万紗子
- 山根幸博(豊日商事運輸 部長) - 坂西良太
- 水元湘子(作家・本名「吉野湘子」) - 安藤麻吹
- 木村(警視庁SAT隊員・故人) - 木村彰吾
- 笠井宏樹(山根の部下) - 若林久弥
- 伏見享一良(防衛族の元自友党幹事長・日米政治文化振興協会 理事) - 津嘉山正種
- 橋田朋美(社長秘書) - 金子久美
- 川芝直哉(湘子ファン) - 恩田括
- 宮下直樹(社員) - 石井テルユキ
- 岡崎敦也(湘子のアシスタント) - 松川真也
- 大翔(享子の息子) - 馬渕誉
- 水元卓蔵(湘子の父・大分建設 会長) - 岩尾拓志
- 辻本邦明(伏見の秘書) - 中山峻
- 福間知義(航空幕僚副長) - 大川ひろし
- 久慈則広(日本国際航空調達部 担当役員) - 加納健次
- 第3話「最後のアトリエ」
- 第4話「過渡期」
- 第5話「運命の女性」
- 第6話「暴発」
- 第7話「9時から10時まで」
- 第8話「ボーダーライン」
- 第9話「予兆」
- 第10話「聖戦」
-
- 富田寿子(レストランの従業員) - 南果歩
- 折原夏実(忠志の妻) - 白石美帆
- 江上健造(前歴者) - 中野英雄
- 江上恵理子(健造の姉) - 石野真子
- 南雲幸次郎(有限会社「南雲プロダクション」社長) - 大石吾朗
- 富田邦夫(寿子の夫・故人) - 市山貴章
- 江上初子(健造と恵理子の母) - 花原照子
- 折原忠志(金融会社の営業担当) - 天野浩成
- 富田広人(寿子の息子・故人) - 小林優斗(幼児期:西岡航 / 少年期:吉川史樹[259])
- 折原秋穂(忠志の娘) - 山田菜々香[260]
- 岡部(レストランの店長) - 土屋良太
- 島田(寿子の同僚) - 美緒
- 南雲(南雲の妻) - 丸山瑠真
- 南雲理奈(南雲の娘) - 村田唯
- 第11話「死に過ぎた男」
- 第12話「招かれざる客」
- 第13話「通報者」
-
- 藤吉祐太(狛江市立北野川中学校 3年生) - 溝口琢矢
- 赤松肇(今井造園 庭師) - 建蔵[262]
- 藤吉美里(美奈子の姉・スナック「シャルマン」ホステス) - 阿南敦子
- 宗方綾乃(旧家の女主) - 堀ひろこ[263]
- 笠井俊子(生け花教師・恐喝の前科者) - 益田ひろ子
- 細野忠雄(ケースワーカー) - 上田茂
- 下山巧(祐太の担任) - 中脇樹人
- 藤吉美奈子(祐太と祐芽の母・生活保護受給者) - 内田量子[264]
- 今井孝雄(今井造園 社長) - 岡田正
- 藤吉祐芽(祐太の妹) - 山岡愛姫
- 高橋明子(狛江市立北野川中学校 華道部顧問) - 松本舞
- 宗方剛史(宗像綾乃の夫・婿養子・西北大学 講師) - 八幡朋昭
- 第14話「右京のスーツ」
- 第15話「もがり笛」
- 第16話「監察対象 杉下右京」
- 第17話「陣川警部補の活躍」
- 最終話「亡霊」
season10(2011年 - 2012年)
- 第1話「贖罪」
-
- 磯村菜々美(裁判官) - 戸田菜穂[269]
- 若林晶文(デイトレーダー・元マンション管理人) - 大沢樹生
- 大森誠志郎(大学教授・元裁判官) - 吉田鋼太郎
- 池上慎二(アイシン信用調査 社長・元刑事) - 天宮良
- 益子英彦(弁護士・15年前の事件で城戸を起訴した検事) - 赤塚真人
- 釜田千也(弁護士・15年前の事件で公判を担当した検事) - 升毅
- 若林由香恵(晶文の妻・旧姓「染谷」) - 松永玲子
- 城戸充(綱島瑛子殺害の容疑で15年間服役 → 仮出所後投身自殺) - 池内万作
- 綱島瑛子(神戸尊の友人・15年前殺害) - 長澤奈央
- 酒井幹子(光男の妻) - 茅島成美
- 城戸生江(充の母) - 長内美那子
- 酒井光男(元警視庁捜査一課 刑事・故人) - 戸井田稔
- 小森俊幸(所轄署の刑事) - 野添義弘[270]
- 若林文悟(晶文の父) - 児玉謙次
- 第2話「逃げ水」
- 第3話「晩夏」
- 第4話「ライフライン」
- 第5話「消えた女」
- 第6話「ラスト・ソング」
- 第7話「すみれ色の研究」
- 第8話「フォーカス」
- 第9話「あすなろの唄」
- 第10話「ピエロ」
-
- 速水智也(誘拐犯・「珈琲屋台 SAKURA」元店員) - 斎藤工
- 平野亮太(古田清掃 従業員) - 遠藤雄弥
- 島村加奈(誘拐被害者) - 大橋のぞみ
- 山田猛(速水の共犯者) - 遠藤要
- 夏目陽一(速水の共犯者) - 内野謙太[277]
- 朝比奈源一郎(朝比奈警備保障 会長・亮太の祖父) - 大林丈史
- 高野恭子(キッズクラブ所長) - 比企理恵
- 平野秋穂(亮太の妻) - 沢井美優
- 山辺辰夫(送迎バスの運転手) - 吉澤健
- 小川洋(「珈琲屋台 SAKURA」店員) - 伊藤友樹
- 古田幸雄(古田清掃 社長) - 若林哲行
- 清水由紀(キッズクラブ保育士) - 吉田エマ
- 橋本孝雄(オペラハウス「森のホール21」支配人) - 佐藤旭
- 斉藤ミツ(アパート管理人) - 星野晶子
- 佐伯陽子(炊き出しボランティア) - 萬井真代
- ピエトロ・クリスト(オペラ「道化師」主演俳優) - ピエトロ・クリスト
- 鈴木(神奈川県警 警察官) - 松尾陽介
- 田中(神奈川県警 警察官) - 加藤歩
- 大友重雄(警察庁警備局公安課長) - 目黒祐樹
- 草壁彰浩(速水の共犯者・元自衛隊員) - 吉田栄作
- 島村(加奈の父) - 吉川勝雄
- 島村(加奈の母) - 加茂美穂子
- 馬場宗助(朝比奈の部下) - 須賀友之
- 広田(刑事) - 柳東士
- 山口真美(誘拐被害者) - 清水らら
- 木嶋ひより(誘拐被害者) - 澤田萌音
- 長畑駿(誘拐被害者) - 木村聖哉
- 沢野翔(誘拐被害者) - 寺尾歩武
- 小木悠斗(誘拐被害者) - 杉浦諒祐
- 東城天音(誘拐被害者) - 大庭愛未
- 第11話「名探偵再登場」
- 第12話「つきすぎている女」
- 第13話「藍よりも青し」
- 第14話「悪友」
- 第15話「アンテナ」
- 第16話「宣誓」
- 第17話「陣川、父親になる」
- 第18話「守るべきもの」
- 最終話「罪と罰」
season11(2012年 - 2013年)
- 第1話「聖域」
- 第2話「オークション」
- 第3話「ゴールデンボーイ」
- 第4話「バーター」
- 第5話「ID」
- 第6話「交番巡査・甲斐享」
- 第7話「幽霊屋敷」
-
- 堺浩太(ホームレス) - 島津健太郎
- 黛喜一(不動産会社「カージナルエステート」社長) - 青柳文太郎
- 屋敷今日子(屋敷政三郎の娘) - 羽田圭子
- 屋敷政三郎(幽霊屋敷の所有者) - 小杉勇二
- 森洋子(屋敷の担当看護師) - 福田ゆみ
- 中山園子(篤志の母) - 野口ふみえ
- 青木卓(唯香の父) - 服部桂吾
- 青木陽香(唯香の母) - 比佐廉
- 赤井美代(啓の母) - 広瀬真寿美
- 赤井啓(失踪者の一人) - 戸松恵哉
- 青木唯香(失踪者の一人) - 池田莉々依
- 今井正二(失踪者の一人・「カージナルエステート」社員) - 足立りょう太
- 中山篤志(故人) - 飯泉アキラ
- 増山伊都夫(ホームレス) - 長野克弘
- 第8話「棋風」
- 第9話「森の中(前編)」、第10話「猛き祈り(後編)」
- 第11話「アリス」
-
- 二百郷茜(二百郷家の現当主) - 波瑠[289](少女期:大西菜友[290])
- 遠野弘明(ルポライター) - 滝藤賢一
- 宮島加代(二百郷家使用人) - 藤田弓子
- 橘瑠璃子(橘家の令嬢) - 広瀬アリス
- 荻原武志(公安の実働部隊「出店」) - 本宮泰風
- 三島武典(警察庁長官官房総務課秘書室) - 新藤栄作
- 菅井崇(早蕨郷土資料館 館長) - 川辺久造
- 石川哲雄(朋子の顧問弁護士) - 遠藤たつお[221]
- 山崎重雄(早蕨村の村民) - 江藤漢斉
- 玉野(早蕨警察署駐在所 巡査) - 西沢仁太
- 児島周三郎(山岸昭和史記念館 職員) - 田崎正太郎
- 佐武克己(山岸昭和史記念館 職員) - 内浦純一
- 吉川武雄(山岸昭和史記念館 館長) - 牧村泉三郎
- 二百郷(茜の父・故人) - 五森大輔
- 堀田(翠青会の会員) - 土井俊明
- 永沢成親(元子爵) - 難波圭一
- 二百郷洋蔵(早蕨ホテル オーナー) - 伊藤聡
- 二百郷(洋蔵の妻) - 西浦明子
- 柴田久造(二百郷家使用人) - 中原丈雄(青年期:中山卓也)
- 二百郷朋子(茜の大叔母) - 酒井和歌子(少女期:上間美緒)
- 国枝史貴(法務省の官僚) - 水谷豊(二役)
- 橘(元子爵) - 松井宗但
- 広田靖(警察庁 幹部) - 加藤大祐
- 西川隆一(警察庁 幹部) - 早坂直家
- 第12話「オフレコ」
- 第13話「幸福な王子」
- 第14話「バレンタイン計画」
- 第15話「同窓会」
- 第16話「シンデレラの靴」
- 第17話「ビリー」
- 第18話「BIRTHDAY」
- 最終話「酒壺の蛇」
season12(2013年 - 2014年)
- 第1話「ビリーバー」
- 第2話「殺人の定理」
- 第3話「原因菌」
- 第4話「別れのダンス」
- 第5話「エントリーシート」
- 第6話「右京の腕時計」
- 第7話「目撃証言」
- 第8話「最後の淑女」
- 第9話「かもめが死んだ日」
- 第10話「ボマー〜狙撃容疑者特命係・甲斐享を射殺せよ!」
-
- 桂木重吾(ジャーナリスト) - 宇崎竜童
- 桂木涼(ジャーナリスト・重吾の娘) - 佐藤藍子
- 北村悠馬(月島高校定時制3年) - 大和田健介
- 柳沢晃(東西新聞 記者) - 川野太郎
- 井出聡(警視庁公安部外事第3課 課長) - 大鷹明良
- 犬飼孝則(井手の部下) - 工藤俊作
- 本田克己(井手の部下) - 森本とみやす
- 田所信一(田所法律事務所の弁護士) - 児玉頼信
- 長峰真(帝国情報リサーチ社 社員) - 神戸誠治
- 正木浩輔(警視庁公安部長) - 中村橋之助
- 田中光代(アパートの管理人) - 赤司まり子
- 山王美紀子(山王財団 理事長) - 岩倉高子
- 長峰貴子(長峰の妻) - 村上理子
- 山根巌(山王財団 職員) - 三木敏彦
- 北村善子(悠馬の母) - 勝平ともこ
- 馬場昭夫(ピザ店 店長) - 今村裕次郎
- J・ボマー(香港で逮捕) - 高松潤
- 北村真紀(悠馬の妹) - 斎藤亜美
- 第11話「デイドリーム」
- 第12話「崖っぷちの女」
- 第13話「右京さんの友達」
- 第14話「顔」
-
- 白鳥聡美(白鳥美容外科クリニック 院長) - 有沢比呂子
- 炭谷善也(上野の上司) - 遠山俊也
- 児玉則彦(「上野拓馬」の顔に整形した男・カフェ店員) - 山口翔悟(整形後:笠原秀幸〈二役〉 / 幼少期:大山蓮斗[302])
- 児玉(則彦の父) - 山口翔悟(二役)
- 上野拓馬(クラウン倉庫 社員) - 笠原秀幸[303]
- 藤田真奈(則彦の幼馴染・クリーニング店の店員) - 建みさと
- 井口知世(クラウン倉庫の受付) - 平間美貴
- 浅香実由紀(クラブ「Sweet Rose」ホステス) - 護あさな
- 上野寛子(拓馬の母) - 兎本有紀
- 三木賢三(実由紀の元彼) - 萩野崇
- 高橋(よみうりランドインフォメーション係) - 大久保千晴
- 児玉加津子(則彦の母) - 芦川よしみ
- 北山影虎(国会議員) - 平野アキム
- 第15話「見知らぬ共犯者」
- 第16話「聞きすぎた男」
- 第17話「ヒーロー」
- 第18話「待ちぼうけ」
- 最終話「プロテクト」
season13(2014年 - 2015年)
- 第1話「ファントム・アサシン」
- 第2話「14歳」
- 第3話「許されざる者」
- 第4話「第三の女」
- 第5話「最期の告白」
- 第6話「ママ友」
- 第7話「死命」
- 第8話「幸運の行方」
- 第9話「サイドストーリー」
- 第10話「ストレイシープ」
-
- 新井亮一(西田の通夜の参列者) - 平岳大[注 208]
- 西田悟巳(杉下右京の友人・故人) - 石田ひかり
- 梶井素子(修吾の実母・投資会社「梶井FXインベストメント」社長) - 川上麻衣子
- 橘高誠一郎(衆議院議員・元東京地検特捜部長) - 三浦浩一
- 飛城雄一(「犯罪の神様」と呼ばれる男) - 横田栄司
- 佐伯紫乃(小料理「しの」女将) - 大家由祐子
- 伊藤博美(梶井の元顧客・故人) - 泉晶子
- 粕谷栄子(料亭「一松」仲居・故人) - 山本雅子
- 村本朱実(修吾の義母) - 佐藤友紀[312]
- 村本博史(修吾の父) - 石橋徹郎
- 藤井貞雄(内田工務店 元従業員・故人) - 後田真欧
- 大杉鉄平(飛城の部下) - 松井工
- K(修吾を誘拐した実行犯) - 中倉健太郎[267]
- 生田里保(藤井の恋人・故人) - 前田聖来[313]
- 天沢大二郎(衆議院議員・故人) - 辻つとむ
- 生田(里保の母) - 野沢由香里
- 村本修吾(博史と朱実の息子) - 高梨理央
- 中西(藤井の上司) - 浦野REN
- 第11話「米沢守、最後の挨拶」
- 第12話「学び舎」
- 第13話「人生最良の日」
- 第14話「アザミ」
- 第15話「鮎川教授最後の授業」、第16話「鮎川教授最後の授業・解決篇」
- 第17話「妹よ」
- 第18話「苦い水」
- 最終話「ダークナイト」
-
- 梶祐一郎(梶オート整備工場のボス・甲斐享の高校の同級生) - 鈴木裕樹
- 種村和真(西通運送 元非正規従業員) - 瀧川英次
- 辻堂匡臣(都議会議員) - 岡崎宏
- 江本(種村の元上司) - 嶋崎伸夫
- 笠松(種村の中学時代の同級生) - 進藤健太郎
- 梶景子(祐一郎の妹・故人) - 中島妙子
- 深山育洋(メディアドア 社長) - 石川伸一郎
- 脇坂伸子(辻堂の愛人) - 小林真由
- 浜中忠弥(通り魔) - 宮平安春[319]
- 小山誠二(東京地検城北支部検事) - 山賀教弘
- 岡田治仁(スタイルファイナンス 社長) - 浜田大介
- 矢口力也(度会組組員) - 倉本宙雨
- 加藤実(元暴力団員) - 照須アキ
- 本村正義(本村交易 社長) - 所博昭
season14(2015年 - 2016年)
- 第1話「フランケンシュタインの告白」
-
- 慈光(僧侶・西多摩刑務所の教誨師) - 大和田獏
- 増渕万里(西多摩刑務所の刑務官) - 阿部丈二
- 梅津源平(西多摩刑務所の受刑者) - 井之上隆志
- 美倉成豪(西多摩刑務所の受刑者) - 小柳心
- 田代伊久夫(西多摩刑務所の刑務官) - 栩原楽人
- 伊達宏(西多摩刑務所の刑務官) - 花戸祐介
- 磐城賢三(西多摩刑務所の所長) - 川島一平
- 荒木秀典(西多摩刑務所の受刑者) - 川辺邦弘
- 藤森喜郎(西多摩刑務所の特別司法警察職員) - 植村喜八郎
- 井川茂(西多摩刑務所の特別司法警察職員) - 森山栄治
- 石井康孝(医師) - 中田春介
- 入木正次(西多摩刑務所の刑務官) - 杉田吉平
- 中嶋良行(西多摩刑務所の刑務官) - 藤岡大樹
- 坂崎保(西多摩刑務所の刑務官) - 真田幹也
- 大谷真治(西多摩刑務所の幹部) - 清水一彰
- 長尾朗(西多摩刑務所の幹部) - 井川哲也
- 木村(西多摩刑務所の受刑者) - 岩間天嗣
- 加東良一(西多摩刑務所の受刑者) - 中野貴生
- 志村(西多摩刑務所の受刑者) - 庄司浩之
- 千々谷(西多摩刑務所の受刑者) - 上西雄大
- 第2話「或る相棒の死」
- 第3話「死に神」
- 第4話「ファンタスマゴリ」
- 第5話「2045」
- 第6話「はつ恋」
- 第7話「キモノ綺譚」
- 第8話「最終回の奇跡」
- 第9話「秘密の家」
- 第10話「英雄〜罪深き者たち」
-
- 植村明梨(富山県後浦村役場の職員) - 武田梨奈(幼少期:須河涼[327])
- 鞘師九一郎(サルウィン共和国の外交官・元暴力団組長・現在の名前「ツニャカオ」) - 橋本さとし
- 柄谷時生(孤児) - 郭智博(幼少期:橋爪龍[327])
- 森戸智紀(音越の第二秘書・大黒の元秘書) - 山岸門人
- 浦上直(音越のボディーガード) - 鍛治直人
- 須賀原正夫(警視庁公安部公安三課 警部補) - 越村友一
- 大黒隆明(富山県選出の元国会議員・故人) - 重松収
- 林圭子(児童保護施設) - はやしだみき[328]
- 尾崎(看護師) - 及川莉乃
- 千十千(雛子のSP) - 吉川璃紗
- 音越栄徳(内閣官房長官) - 西村和彦(S16-13〈回想〉)[注 58]
- 第11話「共演者」
-
- 桜庭かなえ(女優) - 高橋かおり
- 岡田弘志(キャピタル法律事務所の弁護士・冠城亘の大学の同期) - 田中壮太郎
- 新庄輝夫(付き人) - 岸博之
- 中沢和男(静岡県警 刑事) - 二反田雅澄
- 林貴一(静岡県警 刑事) - 植田真介
- 森山敏則(恵子の元夫) - 祖父江進
- 遠藤二三男(映画監督) - 橋沢進一
- 桜庭恵子(かなえの姉でマネージャー) - 白土直子
- 川村美樹(ホステス) - 浜崎茜
- 小宮ユキ(付き人) - 岡部恭子
- 原田七海(元女優・万里子の遠縁・故人) - 中田絢千[329]
- 水野良枝(桜庭家のお手伝い) - 安田亜矢
- 池内晋(ホテル支配人) - 小沢日出晴
- 森山カレン(敏則と恵子の娘) - 武井美優
- 桐島万里子(女優) - 多岐川裕美
- 第12話「陣川という名の犬」
- 第13話「伊丹刑事の失職」
- 第14話「スポットライト」
-
- 桑島伝(漫才コンビ「でんすけ」のツッコミ・あおい運送のアルバイト) - 渋谷謙人
- 原田コースケ(漫才コンビ「でんすけ」のボケ・あおい運送のアルバイト) - 駒木根隆介
- 式田リオ(芳彦の妻・総合美容サロン「shikita」社長) - 小林麻子
- 谷志桜里(芳彦の内縁の妻) - 荻野友里
- 式田芳彦(蘭栽培「オルキデ」経営者) - 木川淳一[255]
- 鈴木美里(保育士・「でんすけ」のファン) - 小川夏鈴
- 桧山(劇場「下北ビッグ」経営者) - 藤原邦章
- 慎也(漫才コンビ「リッパーズ」のボケ) - ハードパンチャー妹尾(ザ・パーフェクト)
- 正樹(漫才コンビ「リッパーズ」のツッコミ) - ピンボケたろう(ザ・パーフェクト)
- 水島敦(蘭栽培「オルキデ」社員) - 小林裕之
- 第15話「警察嫌い」
- 第16話「右京の同級生」
- 第17話「物理学者と猫」
- 第18話「神隠しの山」、第19話「神隠しの山の始末」
-
- 峰田鉄朗(陶芸家) - 升毅
- 峰田喜久子(鉄朗の妻) - 山口果林
- 遠藤里実(富士屋食堂 店員 兼 スナック「みき」ホステス) - 岡本あずさ
- 橘翔太(山梨電話工事の作業員) - 清水優
- 遠藤亮(里実の別居中の夫) - 川野直輝
- 斗ヶ沢雄輔(指名手配中の宝石強盗犯) - 窪寺昭[334]
- 望月満(山梨県警 主任刑事) - 古井榮一
- 佐野和也(山梨県警 刑事) - 依田哲哉
- 村井流雲(失踪した陶芸家・峰田夫妻の師匠) - 大槻修治[335]
- 前園桔平(霧谷村役場助役) - 下條アトム
- 宮田(質屋「宮田」店主) - 石山輝夫(第18話のみ)
- 金子みき(スナック「みき」ママ) - 丸山明恵(第18話のみ)
- 最終話「ラストケース」
-
- 鴨志田慎子(公安調査官) - 高岡早紀
- 玉手平蔵(副総理大臣) - 小野寺昭
- 玄間寿郎(内閣総理大臣) - 国広富之
- 金井塚一(警視庁警察学校 学生) - 小柳友
- 伴野甚一(警視庁警察学校 学生) - 瀬川亮
- 宮家純惠(公安調査官) - 菅井玲
- 白石耕太(ネットジャーナリスト) - 長尾卓磨
- 斉藤瑠偉子(警視庁捜査一課 刑事) - 樋口泰子
- 枝野(警察学校射撃訓練の教官) - 中田敦夫
- 荒又興三(文部科学大臣) - 滝雅人
- 倉科(警視庁警察学校 学生) - 榎本たくま
- 田口(警視庁警察学校 学生) - 柳川公輔
- 山崎(警視庁警察学校 学生) - 江藤大我
- 菊本嘉之(農林水産大臣・テロ被害者遺族の会「希」顧問) - 石橋蓮司
season15(2016年 - 2017年)
- 第1話「守護神」
- 第2話「チェイン」
-
- 羽賀友一(たばこ「プルクア」の喫煙者・「マークシステムズ」プロジェクトマネージャー) - 音尾琢真(若き日:玉村拓夢)
- 小田桜子(たばこ「プルクア」の喫煙者・野中の元恋人) - 大谷みつほ(高校生:仲村星凛)
- 工藤春馬(自称映画プロデューサー・1年前失踪・本名「石田祐太」) - 青山勝
- 野中樹生(ヤミ金融会社の元社員・山木利彦傷害致死事件の被疑者) - 原田健二(20歳:横田勝矢[337])
- ミヤビ(石田の同棲相手) - 筒井奏
- 鈴木(建設作業員) - 大川ひろし
- 山木利彦(ヤミ金融会社の元社員・野中の元上司) - 原圭介[338]
- 尾形治夫(桜子の義理の父・18年前に建築現場で転落死) - 石井浩[339]
- 福田丸雄(山木の元部下) - 中西晶[340]
- 第3話「人生のお会計」
- 第4話「出来心」
- 第5話「ブルーピカソ」
- 第6話「嘘吐き」
- 第7話「フェイク」
- 第8話「100%の女」
- 第9話「あとぴん〜角田課長の告白」
-
- 仁藤景雄(産廃場の現場監督・角田たちの中学時代の先輩) - 相島一之[351](少年期:金井勝実)
- 光田廣(産廃場の処理作業員・角田の中学時代の写真部仲間・ニックネーム「テンモン」) - 樋渡真司[351](中学生:今井稜久[349])
- 光田窓夏(光田の妻・小林の娘) - 松永玲子(少女期:赤月紗英)
- 尾島司(喫茶店マスター・産廃場の反対派) - 桐生コウジ
- 光田天子(光田と窓夏の娘) - 中村有沙(幼少期:石井心咲[352])
- 小林晴彦(角田の中学時代の写真部顧問・ニックネーム「あとぴん」) - 柴田次郎[351]
- 橘(角田の中学時代の写真部仲間) - ふるごおり雅浩[353](中学生:佐藤元大[349])
- 富永(角田の中学時代の写真部仲間) - 松本健司(中学生:山下真人)
- キシン(角田の中学時代の写真部仲間) - 海宝弘之(中学生:藤代隼人[354])
- 佐々木(産廃場の反対派) - 舟久保信之
- 鈴木(産廃場の反対派) - 田尾きよみ
- 第10話「帰還」
-
- 和合賢一(黒水町長・元IT起業家) - 八嶋智人[355]
- 若月詠子(「黒水ケーブルテレビ」ディレクター兼キャスター) - 伊藤歩[356]
- 国奥正和(警視庁黒水警察署 署長) - 小宮孝泰
- 槙野真理男(喫茶「森のあしあと」店員・黒水町出身) - 平岡拓真[357]
- 藤井利佳子(喫茶「森のあしあと」店員) - 仁村紗和
- 半田順平(警視庁黒水警察署 巡査) - 内野謙太[277]
- 下地房江(黒水町の団地の102号室の入居者) - 山本道子
- 有本日明(警視庁黒水警察署刑事課 警部) - 森岡豊
- 神津隆之(警視庁黒水警察署刑事課 刑事) - 大竹浩一
- 丸尾義男(警視庁黒水警察署 鑑識員) - 廻飛呂男[注 210]
- 城嶋利彦(警視庁捜査一課 刑事) - 外川貴博[358]
- 見崎亮(警視庁警部補) - 中山研
- 八木文香(黒水町の団地の308号室の入居者) - 太田彩乃[359]
- タカハシ(黒水町の元団地住民) - コッセこういち
- 西野貴博(警視庁黒水警察署地域課 巡査部長) - 石田尚巳[360]
- 清水理沙(「黒水ケーブルテレビ」AD) - 毛利悟巳[361]
- 近藤保(「黒水ケーブルテレビ」ディレクター) - 岡野友紀
- 廣田和志(黒水町の新しい町民) - 益田恭平[362]
- 池部大雅(黒水町の新しい町民) - 本田聡
- 高木翔伍(黒水町の新しい町民) - 水沼天孝
- 駒形等(警視庁黒水警察署警務課 警部補) - 岩田知幸[363][注 211]
- 四方田松榮(警視総監) - 永島敏行
- 第11話「アンタッチャブル」
- 第12話「臭い飯」
- 第13話「声なき者〜籠城」、第14話「声なき者〜突入」
-
- 新堂司(定時高校生・明里の兄) - 田中偉登[365]
- 水野浩介(クラウドソーシングサイト「CARS」代表) - 迫田孝也
- 新堂誠(法務省矯正局員・「健全な家庭を守る会」会員) - 永野典勝
- 吉井聡美(吉井コーポレーション 常務夫人・3週間前 事故死) - 及川莉乃[366]
- 真渕治(司法浪人・傷害事件被疑者) - 三浦英
- 新堂明里(練馬区立旭台第一小学校 2年生・司の妹) - 横山芽生[367]
- 吉井彰浩(聡美の息子) - 青木凰[368]
- 新堂亮子(司と明里の母・「ガーデンハイツ旭台」202号室の入居者) - 仁藤優子
- 森田八重(籠城の人質になった老婦人) - 片桐夕子
- 松原敏子(地区の民生委員) - 塚田美津代[369](第13話のみ)
- 吉野真弓(練馬区立旭台第一小学校 教諭) - 渋川あかね(第13話のみ)
- 芝田(警視庁練馬中央警察署旭台交番 巡査) - 竹森千人(第13話のみ)
- 木村(警視庁練馬中央警察署旭台交番 巡査) - 藤原正和(第13話のみ)
- 北野(山崎哲雄の部下) - 田中伸一(第14話のみ)
- 第15話「パスワード」
- 第16話「ギフト」
- 第17話「ラストワーク」
- 最終話「悪魔の証明」
-
- 軍司森一(キング出版少年漫画担当編集者・風間楓子の恋人) - 榊英雄
season16(2017年 - 2018年)
- 第1話「検察捜査」、第2話「検察捜査〜反撃」
-
- 田臥准慈(東京地検検察官検事) - 田辺誠一[374](S16-13〈回想〉)
- 平井陽(会社社長・妻殺害容疑で拘留中) - 中村俊介[375](少年期:田崎伶弥[376])
- 与謝野慶子(与謝野法律事務所 弁護士・平井の顧問弁護士) - 中村ゆり[375]
- 檜山栄子(田臥の事務官) - 小島みなみ
- 平井亞矢(平井の1人目の妻・10年前の2007年2月16日 バスルームで感電死) - 八代みなせ[377]
- 平井加世子(平井の2人目の妻・1年前の2016年9月6日 プールで溺死) - 向里憂香
- 平井めぐみ(平井の3人目の妻・2017年8月15日 階段から転落死) - 五十嵐令子[378]
- 桑原洌[注 213](平井家の元家政婦) - 久松夕子(第1話のみ)
- 杉本敏哉(平井事件の担当検事) - 小村裕次郎(第1話のみ)
- 加藤(刑事) - 蒲公仁(第1話のみ)
- 藤井(刑事) - 中脇樹人(第1話のみ)
- 益岡左千夫(検事・杉本の上司) - 影山英俊(第1話のみ)
- 平井(「平井の母) - 松山愛佳(第1話のみ)[注 214]
- 羽鳥功郎(東京地検公判部検事) - 佐野元哉(第2話のみ)
- 第3話「銀婚式」
- 第4話「ケンちゃん」
- 第5話「手巾(ハンケチ)」
-
- 樋口真紀(吉祥寺北警察署 巡査部長・樋口の養女で桟原の実娘) - 南沢奈央[383](幼少期:渡邊詩[384] / 少女期:須田琥珀[385])
- 樋口彰吾(警視庁警察学校 教官・元刑事) - 佐戸井けん太
- 手塚英雄(警視庁警察学校 生徒) - 羽場涼介
- 久保田武士(不動産会社「オールウェイズ・エステート」社員) - 森谷勇太
- 手塚正敏(帝都アセットマネジメント 社長・英雄の父) - 鈴木隆仁[386]
- 野田啓介(電機機器メーカー「ネイコム」研究員) - 中田勇樹
- 赤松建彦(久保田の兄貴分・23年前の拉致監禁の実行犯) - 宮澤和之
- 野田翔太(野田の息子) - 湯川颯[387]
- 上田明子(看護師) - 夏秋成美[388]
- 桟原誠一(総合メーカー「曙ケミカル」研究員・23年前の1994年4月3日 死亡) - 志貫徹[389](ノンクレジット)
- 第6話「ジョーカー」
- 第7話「倫敦からの客人」
- 第8話「ドグマ」
-
- 嗣永重道(警視庁公安部外事第三課 担当官・カメラマン「藤本健士」の顔も持つ) - 岩井秀人[391]
- 夏焼雅夫(九斗美商事[注 216] 社長) - 真那胡敬二
- 萩原(警視庁公安部外事第三課 刑事) - 赤木悠真[392]
- 中島(警視庁公安部外事第三課 刑事) - 赤毛聡[393]
- 川村文郎(環境省東京地方環境事務所 職員) - 瀬戸将哉
- 清水正(NGO中央アジアハートプロジェクト 職員) - 佐古井隆之
- 菅谷あゆみ(NGO中央アジアハートプロジェクト 職員) - 窪真理
- 田中(嘱託警察犬トワレの飼い主) - 桐山浩一
- 熊井康生(夏焼のボディガード) - 桑畑智伺
- 小関豊子(蝶々収集家・第1の被害者) - 新倉緋沙子
- 日比紘一(九斗美商事 社員・第2の被害者) - 匁山剛志
- アル・アルマズル(テロ組織「正義の夜明け団」メンバー) - リカヤ・スプナー
- タヒル(トルジスタンの少年) - タンゲ・レオン
- 第9話「目撃しない女」
- 第10話「サクラ」
-
- 有馬武人(内閣情報調査室 内閣審議官) - 鶴見辰吾
- 上条喬樹(高校3年生・半年前に失踪) - 健太郎[394]
- 椎名智弘(高校1年生・半年前に失踪) - 小原唯和[394](S17-18〈回想〉)
- 富樫航太(高校2年生・半年前に失踪) - 山下真人[394]
- 小島麗華(上条家の隣人) - 草刈麻有
- 上条沙紀(喬樹の母親) - 西辻こずえ
- 田中茂(目撃者の男性) - 稲健二
- 堀部保(警視庁広報課・社美彌子の部下) - 出光秀一郎[395]
- 秦野直之(警視庁公安部刑事) - 檜尾健太[396]
- 風間博(江東署木場南交番 巡査部長・拳銃で自殺) - 俵木藤汰
- 山脇重弘(内閣官房副長官・3か月前に自殺) - 宇納佑
- 堺(刑事・交番で自殺した風間を発見する) - 岸田研二[397]
- 南(警視庁サイバーセキュリティ対策本部) - 岸田真弥
- 新田(刑事・交番で自殺した風間を発見する) - 河野達郎
- 広瀬篤(内閣情報調査室 内閣情報官) - 石原良純
- 椎名春子(智弘の祖母) - 島かおり
- 富樫(航太の母) - わかばかなめ
- 富樫(航太の父) - 和田圭市
- 安田英治(発砲事件の被害者) - 梶原善
- 第11話「ダメージグッズ」
- 第12話「暗数」
- 第13話「いわんや悪人をや・前編」、第14話「いわんや悪人をや〜解き放たれる謎!!」※放送300回SP前・後篇
- 第15話「事故物件」
- 第16話「さっちゃん」
- 第17話「騙し討ち」
- 第18話「ロスト〜真相喪失」
- 第19話「少年A」
- 最終話「容疑者六人〜アンユージュアル・サスペクツ」
season17(2018年 - 2019年)
- 第1話「ボディ」、第2話「ボディ〜二重の罠」
- 第3話「辞書の神様」
- 第4話「バクハン」
- 第5話「計算違いな男」
- 第6話「ブラックパールの女」
- 第7話「うさぎとかめ」
- 第8話「微笑みの研究」
-
- 川村里美(栄光大学人間学部認知科学科研究室 助教) - 佐津川愛美
- 高野鞠子(栄光大学人間学部認知科学科研究室 准教授) - 冨樫真[201]
- 猪瀬啓吾(栄光大学人間学部認知科学科研究室 准教授) - オクイシュージ
- 政道神大(霊媒師) - 岡田正
- 原口護(栄光大学人間学部認知科学科研究室 学生) - 小野塚勇人
- 宇佐美真一郎(栄光大学人間学部認知科学科研究室 教授) - 並樹史朗
- 加古川祐樹(栄光大学農学部化学研究室 教授) - 山元隆弘
- 前田七海(栄光大学農学部化学研究室 学生) - 小日向雪[433]
- 小柴恵子(葵の母) - 北島美香
- 土井彰(里美の元彼氏) - 長谷川慎也[434]
- 田川未歩(宇佐美の実験被験者) - 田牧そら
- 小柴葵(4年前に自殺した少女) - 木内心結[435]
- 田川祥子(未歩の母) - 高橋美津子
- 第9話「刑事一人」
-
- 敷島純大(衆議院議員) - 井上肇
- 敷島純次(敷島の息子) - 藤原季節[436]
- マリア・アンカハス(牛丼家 店員・サルウィン人) - 山本ロザ
- 板橋茂(派遣社員) - 足立智充
- 白石かなえ(法務省入国管理局職員) - 井端珠里
- ノニト(純次たちの暴行被害者・サルウィン人) - 蟹江アサド
- 大澤一郎(篠崎警察署 署長) - 清水明彦
- 四谷隆文(篠崎警察署 刑事) - 外川貴博
- 半田(鉄工所の職員) - 赤山健太
- マニー・アンカハス(牛丼家 店員・マリアの弟) - 田中夏海
- ドニー(純次たちの暴行被害者・サルウィン人) - ランディ・ジャクソン
- 岡田恵一(牛丼家 店員) - 村上誠基
- 中島(純次の仲間) - 宮島三郎
- 張本(純次の仲間) - 大下ヒロト
- 有田(純次の仲間) - 小谷けい
- ヤップ(純次たちの暴行被害者・サルウィン人) - 成田マイケル理希[437]
- 第10話「ディーバ」
-
- 神崎瞳子(シャンソン歌手) - 大地真央[438]
- 敦盛貴巳(優の妻) - 河井青葉[439]
- 市原澄江(敏雄と幸雄の祖母) - 茅島成美
- 敦盛槙(貴巳の娘) - 優希美青[439](幼少期:阿由葉さら紗[440])
- 市原幸雄(三雲生命 元社員・市原敏雄の弟) - 碓井将大
- 西英司(暴力団「蠍龍会」会長) - 本宮泰風
- 桐島伸也(劉造の秘書) - おかやまはじめ
- 尾幡克彦(フリーライター) - 吉田ウーロン太
- 川村(所轄刑事) - ミスターちん[441]
- 渋沢武則(渋沢法律事務所 弁護士) - 三田村賢二[236]
- 藤野リサ(歌手) - 菊池真琴
- 敦盛優(劉造の息子・7年前に病死) - 溝呂木賢[439]
- 奈美(拘束されていた女性) - 戸田れい
- 田崎(刑事) - 室屋翔平[442]
- 下川(特殊捜査班) - 玉熊直人[443]
- 松岡大(暴力団「蠍龍会」組員) - 雲雀大輔
- 三雲貴久(三雲生命 会長) - 西村秀人
- 市原敏雄(三雲生命 社員) - 安田敦
- 天野弘(三雲生命 社員・今年8月に自殺) - 永嶋玲[444]
- 石田圭(三雲生命 社員・5年前に自殺) - 竹林文雄
- 多田誠(三雲生命 社員・2年前に自殺) - 山川恭平
- 敦盛樹(槙の息子・8カ月の男の子) - 福田凪
- 敦盛劉造(衆議院議員) - 西岡徳馬[438]
- 第11話「密着特命係24時」
- 第12話「怖い家」
- 第13話「10億分の1」
- 第14話「そして妻が消えた」
- 第15話「99%の女」
- 第16話「容疑者 内村完爾」
-
- 笹山隆文(内村の大学時代の同期) - 江藤潤
- 笹山由美(笹山の妻) - あめくみちこ
- 須藤修史(『薫花堂』社員・12年前に明希を殺害) - 佐野泰臣
- 小柳征矢(小柳征矢法律事務所 弁護士) - 五宝孝一
- 村井武生(神奈川県警捜査一課 係長) - 清水伸[265]
- 長嶋智博(『薫花堂』社員) - 森聖矢[456]
- 根岸(『薫花堂』社長) - 内藤トモヤ[457]
- 篠塚(小柳征矢法律事務所 所員) - 和木亜央[271]
- 野崎(笹山の会社の同僚) - 国枝量平[189]
- 平尾(神奈川県警捜査一課 刑事) - えんじ則之
- 岡田恒彦(神奈川県警 刑事部長) - 村上かず
- 笹山明希(笹山と由美の娘・12年前の通り魔事件の被害者) - 竹内詩乃[458]
- 第17話「倫敦からの刺客」
-
- 立入章(ツアーコンシェルジュ) - 池内万作(S18-14〈回想〉 / S22-12〈回想〉)
- ジャック・モラン(イギリス人観光客) - ニコラス・ペタス
- 窪田仁美(窪田の妻) - 小宮久美子
- 小林(派遣会社事務員) - 橋本亜紀[459]
- 平田(志本建設 社員) - 中村哲也
- てるいゆきこ(介護施設職員) - 岡部恭子
- 窪田宗(元教師・元の名「鏡見宗」・第三の殺人被害者) - 岩田臣充
- 和田(パイプ当番株式会社 社員) - 田村義晃
- 窪田三重(窪田の養母) - 池田美穂子
- 佐野大輔(派遣社員・第二の殺人被害者) - 田中瑛祐[460]
- 江東辰之(建設業・第一の殺人被害者) - 白井雅士(ノンクレジット)
- 第18話「漂流少年〜月本幸子の覚悟」、第19話「漂流少年〜月本幸子の決断」
-
- 河野彬(素性不明の少年) - 浦上晟周
- 品田直人(虎彦の孫) - 長谷川ティティ[461]
- 坂口淳(オレオレ詐欺の受け子で逮捕された少年) - 福崎那由他
- 明石治(警視庁浅川警察署 刑事) - 吉見幸洋[462]
- 合田茂樹(合田金融 社長) - 小林一英
- 元宮康宏(元宮リフォーム 社長) - 羽田真
- 品田虎彦(スーパーリサイクル「しなだ」店主・通称『シナトラ』) - 鶴田忍
- 篠塚道子(中華料理「太陽」のおかみ) - かとうずんこ(第18話のみ)
- 村瀬史郎(警視庁北東京警察署 刑事) - 鈴木将一朗(第18話のみ)
- 新見徳子(元宮の顧客の老婦人) - 塚田美津代(第18話のみ)
- 田辺春(元宮の顧客の老婦人) - 大塚みどり[463](第18話のみ)
- 騨手川幹夫(騨手川不動産 オーナー) - 本田大輔(第19話のみ)
- 山口孝平(バスケットボールチーム「北東ジュニアシティボムズ」のボランティアコーチ) - 細山田隆人(第19話のみ)
- 河野友子(彬の母) - 円地晶子(第19話のみ)
- 秋山久志(彬の父・友子の元夫) - 岡安泰樹(第19話のみ)
- 最終話「新世界より」
-
- 鷺宮栄一(小説家) - 中原丈雄
- 阿藤修(反科学主義団体「楽園の扉」代表) - 小木茂光
- 成瀬真一郎(記憶喪失の青年) - 渕野右登[464]
- 水原美波(記憶喪失の少女) - 八木優希
- 八木橋健司(慶明大学 准教授) - 大浦龍宇一
- 北尾佳織(慶明大学秋川研究室 研究員) - 大谷麻衣[465]
- 中川麗子(メシオテックス 社員・本名「楊春喬」) - 長谷部瞳[466]
- 宮台豊子(宮台診療所 医師) - 上岡紘子
- 小林圭吾(真一郎と美波を救助した男性) - 石山輝夫
- 秋川直秀(慶明大学 教授) - 津村和幸
- 島袋雄介(反科学主義団体「楽園の扉」会員) - 関ヒロユキ[467]
- 堀川(編集者) - 乙黒史誠[468]
season18(2019年 - 2020年)
- 第1話「アレスの進撃」、第2話「アレスの進撃〜最終決戦」
-
- 岩田純(陸上自衛隊陸上幕僚監部 作戦部長・陸将補) - 船越英一郎[469]
- 岩田ミナ(一般財団法人「信頼と友好の館」メンバー・通称「ミナ」・純の娘) - 北香那[469](少女期:大貝瑠美華[470]〈第2話のみ〉)
- 甘村井留加(一般財団法人「信頼と友好の館」代表理事) - 団時朗[469]
- 大西玲二(稚内警察署天礼駐在所 巡査) - 内村遥
- 颯斗(喫茶「島ごころ」マスター) - 内野智
- 橘禾怜(一般財団法人「信頼と友好の館」メンバー・通称「ハナ」) - 加弥乃[471](S18-最終話〈回想〉)
- 成田藤一郎(一般財団法人「信頼と友好の館」メンバー・通称「ダン」) - 足立理(S18-最終話〈回想〉)
- 音羽曉[注 220](一般財団法人「信頼と友好の館」メンバー・通称「オット」) - 森優作
- 木埜實平(稚内中央警察署 鑑識) - 土平ドンペイ
- 鯉川繁喜(稚内中央警察署 班長) - 外川貴博[472]
- 松嶋至(一般財団法人「信頼と友好の館」メンバー・通称「マッチ」) - 海老沢七海[473]
- 播磨長吉(一般財団法人「信頼と友好の館」メンバー・通称「ハリー」) - 本山功康[474]
- 三河大悟(一般財団法人「信頼と友好の館」メンバー・通称「カンブツ」) - 阿邊龍之介[475]
- 猿若均(北海大学海洋生物学部 講師) - 坂田聡(第1話のみ)
- 草津紀世彦(秋田県警察本部 本部長) - 大滝明利(第1話のみ)
- 天蓋杜夫(天礼島役場商工観光係 職員) - 酒巻誉洋[476](第1話のみ)
- 亀弥助(秋田県の駐在巡査) - 佐々木晴見[477](第1話のみ)
- 次郎(秋田の小学生) - 高島吏玖[477](第1話のみ)
- 花子(秋田の小学生) - 木村文茜[477](第1話のみ)
- 太郎(秋田の小学生) - 西下瑛人[477](第1話のみ)
- 第3話「少女」
- 第4話「声なき声」
- 第5話「さらば愛しき人よ」
- 第6話「右京の目」
-
- 真山誠一(花畑管理サービス 課長) - 山崎一
- 白川友里(品田区役所福祉課 ケースワーカー) - 佐藤寛子
- 竹村誠(テイトーハウジング品田支店 支店長) - 遠山俊也
- 田村絵梨(テイトーハウジング品田支店 事務員) - 神崎れな[483]
- 森田佑真(テイトーハウジング品田支店 営業マン) - 長田拓郎
- 中村(藤山町ハイツ106号室の入居者) - 五頭岳夫
- 野川猛(藤山町ハイツ408号室の入居者) - 仲井真徹
- 片倉莉奈(盲目の少女) - 土屋希乃[484]
- 片倉(莉奈の母) - 尾崎舞
- タックン(YouTuber) - 松岡拓弥[485]
- カズ(YouTuber) - 松田一希[486]
- 山本(生活保護受給者) - 阿部信勝
- バディ(音声アプリ) - 高城元気(声)
- 第7話「ご縁」
- 第8話「檻の中〜陰謀」、第9話「檻の中〜告発」
-
- 皆藤武雄(東修大学皆藤武雄研究室 教授・横領容疑で拘留中) - 中村育二
- 桝本修一(「週刊真相」記者・亘の幼馴染み) - 山崎樹範
- 高瀬佳奈恵(東修大学皆藤武雄研究室 准教授) - 中村優子
- 三島幸彦(ライフケアテクノロジー 社長) - 奥田達士
- 鴨居辰彦(鴨居法律事務所 弁護士・皆藤の担当弁護士) - 永野典勝
- 岡田直己(東修大学皆藤武雄研究室 主任研究員) - 諌山幸治
- 金子(東修大学皆藤武雄研究室 研究員) - 久下恵美
- 武田和広(三島の客・元傭兵) - 安藤彰則
- 谷口雅也(保釈金強盗) - 江原大介
- 佐久間美佳(桝本の内縁の妻・昨年サルウィンのテロ事件で死亡) - 森田亜紀[491]
- 鈴木唯(東修大学皆藤武雄研究室 元研究員・ストーカー被害で退学) - 松川千紘[492](第8話のみ)
- 第10話「杉下右京の秘密」
- 第11話「ブラックアウト」
-
- 雨宮紗耶香(蓮見警備保障 社長秘書) - 瀧本美織[495]
- 蓮見誠司(警視庁組織犯罪対策部第三課 係長・恭一郎の息子) - 浅香航大[496]
- 入江良文(元弁護士事務所所員・偽名「奥村悟」) - 河相我聞[496]
- 溝口正吾(関東儀陽会 組員) - 螢雪次朗[496]
- 真鍋克彦(元レスキュー隊員) - 川口力哉[496]
- 佐分利俊明(蓮見警備保障 常務) - 迫田孝也
- 宇津井将史(ゴルフ客) - 瀬口寛之[496]
- 宇津井亜紀(宇津井の妻) - 桜木梨奈[496]
- 来島篤郎(トラック運転手) - 棚橋ナッツ[496]
- 安藤浩介(路上アーティスト・3年前死亡) - 松澤傑
- 富樫茂雄(関東儀陽会 会長) - 樋浦勉
- 田村功(タクシー運転手・元警官) - 崔哲浩
- 木村修一(弁護士) - 諏訪太朗
- 中里(レスキュー隊員) - 高原知秀
- 佐々木(奥多摩カントリー倶楽部 支配人) - 佐藤文吾
- 蓮見恭一郎(蓮見警備保障 社長・元警察庁刑事局長) - 長谷川初範[496]
- 第12話「青木年男の受難」
-
- 木村信士(警視庁神田北警察署刑事第一課 巡査) - 中村優一
- 石井琢也(慶明大学工学部 3年生・石井の息子) - 広田亮平
- 後藤嗣昌(警視庁神田北警察署刑事第一課 係長) - 津村知与支
- 相良治夫(銀龍会 組員) - 荒谷清水
- 黒川龍蔵(銀龍会 組長) - 鈴木隆仁[386]
- 広瀬(金狼会 幹部) - 小森敬仁[497]
- 黒川龍臣(銀龍会 若頭・黒川の息子) - 黒石高大
- 梅本康平(警視庁神田北警察署 署長) - 吉成浩一
- 河野(銀龍会 組員) - コガケースケ[498]
- 石井直久(自営業者・重過失致死罪で服役中) - 神林茂典
- 千葉義人(重過失致死被害者) - 久田悠貴
- 戸川季史(千葉の同僚) - 相田真滉
- 浜崎洋介(千葉の同僚) - 石黒鉄二
- 第13話「神の声」
- 第14話「善悪の彼岸〜ピエタ」、第15話「善悪の彼岸〜深淵」
- 第16話「けむり〜陣川警部補の有給休暇」
-
- 斎藤理沙(居酒屋「あおびょうたん」従業員で喫煙者・本名「三崎理沙」) - 飛鳥凛[506](幼少期:古川凛[72][注 221])
- 佐田重蔵(居酒屋「あおびょうたん」常連客・連続窃盗犯「けむり」) - 小倉一郎
- 野中文江(居酒屋「あおびょうたん」女将) - 山下裕子
- 太川誠也(居酒屋「あおびょうたん」板前・遠藤の息子) - 影山樹生弥[507]
- 山倉武夫(ケアハウス「泰然の杜」理事長) - 田上ひろし
- 田中千絵(ケアハウス「泰然の杜」入所者) - 水野千春[508]
- 清水(ケアハウス「泰然の杜」職員) - 青柳弘太
- 太田(練山児童養護施設 所長) - 大月秀幸
- 木村勝則(ケアハウス「泰然の杜」入所者) - 中山克己
- 三崎慎吾(ケアハウス「泰然の杜」元管理人・理沙の父親・16年前に殺害される) - 佑々木優[509]
- 遠藤司(ケアハウス「泰然の杜」元管理人・慎吾殺害の被疑者・勾留中に心筋梗塞で死亡) - 金森規郎
- 第17話「いびつな真珠の女」
- 第18話「薔薇と髭との間に」
- 第19話「突破口」
- 最終話「ディープフェイク・エクスペリメント」
season19(2020年 - 2021年)
- 第1話「プレゼンス」、第2話「プレゼンス(後篇)」
- 第3話「目利き」
- 第4話「藪の外」
- 第5話「天上の棲家」
- 第6話「三文芝居」
-
- 松野優太(派遣型風俗「スイ〜トパイパイ」送迎ドライバー・元舞台役者) - 橋本じゅん[519]
- 山田みなみ(日栄電産 派遣社員・山田の娘) - 柳ゆり菜[520]
- 庄司光則(劇団「やぐら座」演出家) - 加藤満
- 西島亨(日栄電産 派遣社員・システムエンジニア) - 岡部尚
- 鈴木真治(半グレ上がり・髑髏のタトゥーの男) - 新井敬太
- 大山(日栄電産 社員) - 青木鉄仁
- 村田(日栄電産 社員) - 山賀教弘
- ミキ(派遣型風俗「スイ〜トパイパイ」キャスト) - 木本花音
- 石川(松野に職務質問した巡査) - 瀬戸寛
- マヤ(派遣型風俗「スイ〜トパイパイ」キャスト) - しじみ
- 山田俊彦(有浜不動産 社員・2年半前に松野が関わった巨額詐欺で電車に飛び込み自殺) - 市川源
- サーヤ(派遣型風俗「スイ〜トパイパイ」キャスト) - 江里口彩子
- レナ(日栄電産 社員) - 畑中咲菜
- 第7話「同日同刻」
-
- 白石佳奈子(月刊プレス編集部員) - 魏涼子[521]
- 井原俊樹(仁美の夫) - 福井博章[522]
- 須藤龍男(妊婦転落死事件の犯人として自首した男) - 成田瑛基[523]
- 谷江(警視庁世田谷中央警察署成城本町交番 巡査) - 林健太
- 井原仁美(2年前、階段から転落死した妊婦) - 山口あゆみ[524]
- 綾部(裕樹の母) - 森めぐみ
- 遠峰(小夜子の母・故人) - 葉月美沙子
- 遠峰(小夜子の父) - 鶴田翔
- 三井正子(2年前の強盗殺人被害者) - 山下けいこ
- 野添恭一(アポ電強盗殺人被疑者・白骨死体で発見される) - 柳川公輔
- 綾部裕樹(2年前に須藤に助けられた小学生) - 佐野祐徠[525]
- 第8話「一夜の夢」
-
- 宇野健介(キャバクラの客引き) - 柏原収史(10歳:伊藤駿太[526])
- 小早川奈穂美(泰造の娘) - 上野なつひ
- 花牟礼静香(バー「ADDINGTON」店員) - 田川可奈美(10歳:新井萌心[527])
- 小早川泰造(与党幹事長・奈穂美の父) - 大河内浩
- 星宮光一(星宮家具 社長・奈穂美の婚約者) - 田中佑弥(10歳:西口青翔[528])
- 木島義男(ホームレス) - 岩田丸
- 星宮誠一(星宮家具 前社長・光一の養父) - 原康義
- 井口啓子(光一の実母) - 立枝歩
- 中島剛(バー「ADDINGTON」店員) - 芹澤正和
- 岡本大輝(バー「ADDINGTON」店員) - 二神光
- 田淵洋治(Tabシステムズ 社長) - 若林秀敏
- 三好(星宮家具 受付嬢) - サカモトワカコ
- 上杉(星宮家具 社員) - 上杉美浩[529]
- 第9話「匿名」
- 第10話「超・新生」
- 第11話「オマエニツミハ」
-
- 大沼浩司(フリージャーナリスト・ペンネーム「仁江浜光雄」) - 岸谷五朗[532]
- 山根朱美(会社員・大槻の婚約者) - 中村映里子
- 瀬川利光(元雀荘店員・13年前の鎌田の暴行事件の被害者) - 趙珉和[533]
- 柚木竜一(特殊詐欺グループのリーダー) - 平埜生成[534]
- 峯田達郎(「こてまり」出入りの魚屋) - 緒形敦
- 鎌田弘明(墨川区役所生活福祉課 臨時職員・13年前に連続暴行で逮捕) - 永嶋柊吾[533]
- 吉村隆明(ホームレス) - 諏訪太朗
- 中西(西川崎警察署 刑事) - 永倉大輔
- 長谷部雄大(元ホスト・11年前に強盗殺人で逮捕) - 柾木玲弥[535]
- 鎌田美千代(鎌田の母) - 松浦佐知子
- 大沼直樹(大沼の息子・12年前に事故死) - 青木柚(幼少期:松原冬馬[536] / 幼少期:森崎海來[537])
- 柿沢優香(墨川区役所生活福祉課 臨時職員) - 田中ヒロコ
- 五十嵐美幸(長谷部の同棲相手) - 鮎川桃果
- 白波瀬(NPO法人犯罪被害者支援団体「じにあ」所長) - 櫻井章喜
- 川北静香(パチンコ店店員・瀬川の元妻) - 真凛
- 西山(墨川区役所生活福祉課 課長) - 青木一平[538]
- 渋井(墨川区役所生活福祉課 職員) - 間瀬英正
- 大槻亨(朱美の婚約者・11年前、長谷部に殺害される) - 生谷一樹[539]
- ナベクラ - 渡辺哲史[540]
- ワタベ(冒頭の犯人) - 渡辺賢一[541]
- 第12話「欺し合い」
-
- 鈴木(給付金詐欺グループのメンバー) - マギー
- 佐藤(給付金詐欺グループのメンバーの少年) - 山﨑光
- 田中(給付金詐欺グループのリーダー・本名「財満全次」) - 兼松若人[542]
- 高橋(給付金詐欺グループのメンバー) - 谷部央年
- 小川(元トレーダー・伝説の詐欺師Zに騙され破産) - 沖田裕樹[543]
- 伊藤則夫(飛ばし携帯の元の持ち主) - 古川がん
- 小林(服役囚) - キャッチャー中澤
- 中岡(資産家) - 平尾仁
- 中岡(中岡の妻) - 藤井佳代子
- 吉田(給付金詐欺グループのメンバー) - 平野遊史
- 佐々木(給付金詐欺グループのメンバー) - 川合耀祐
- Z(伝説の詐欺師) - 牛尾元昭
- 第13話「死神はまだか」
- 第14話「忘れもの」
- 第15話「薔薇と髭の不運」
- 第16話「人生ゲーム」
- 第17話「右京の眼鏡」
- 第18話「選ばれし者」
- 第19話「暗殺者への招待」
season20(2021年 - 2022年)
- 第1話「復活〜口封じの死」、第2話「復活〜死者の反撃」、第3話「復活〜最終決戦」
- 第4話「贈る言葉」
- 第5話「光射す」
- 第6話「マイルール」
- 第7話「かわおとこ」
- 第8話「操り人形」
-
- 藤島健司(人形劇団「糸使い」主宰) - 下條アトム[566](青年期:丈太郎[567])
- 田中美鈴(人形劇団「糸使い」劇団員) - 白川和子[566](青年期:村山朋果[568])
- 梶原太一(カジハラロジスティクス 社長) - ベンガル[566](青年期:宮森右京[569])
- 田中健太(梶原の運転手・美鈴の息子) - 石母田史朗
- 吉澤秀介(元「革命主義者青年同盟」幹部) - 菅野久夫[344]
- 新島敏夫(梶原の秘書) - まいど豊
- 野添弘道(喫茶「マリオネット」マスター) - 大川ひろし(青年期:渡辺賢一[570])
- 岡田茂雄(過激派「革命主義者青年同盟」幹部・白骨死体で発見される) - 名村辰[566]
- 第9話「生まれ変わった男」
- 第10話「紅茶のおいしい喫茶店」
- 第11話「二人」
-
- 若槻正隆(最高裁判所判事・記憶喪失で発見された際、「湊健雄」と名乗る) - イッセー尾形[578]
- 早瀬新(小学6年生) - 西山蓮都[578]
- 福田浩介(聖マティス教会ボランティア) - 千葉哲也
- 遠藤佑人(聖マティス教会ボランティア・システムエンジニア) - 尾上寛之
- 早瀬君枝(新の祖母) - 高林由紀子
- 峰岸瑛子(聡の母) - 町田マリー
- 高田久志(巡回警備員) - 津村知与支
- 峰岸聡(新の友人) - 川口和空[578]
- 浦野芳子(キャピタル鉄道駅構内売店「デイリーハピネス」店員) - 氏家恵
- 織田源一(君枝の担当医) - 加藤満
- 中村光子(デモ隊の女性) - 信川清順[579]
- 種村栄一(「デイリーハピネス」役員) - 木川淳一
- 藤原信宏(経友連事務総長) - 春園幸宏
- 和也(亘の少年時代の友人) - 市原匠悟
- 早瀬(新の母・故人) - いろさわえみ
- 第12話「お宝探し」
-
- 安岡宏(不動産会社「東堂エステート」警備員・元警視庁世田谷西警察署生活安全課警部補) - 小宮孝泰[580]
- 東堂元信(「東堂エステート」会長) - 目黒祐樹[580]
- 東堂沙耶香(憲一の妻・3年前に失踪・偽名「高橋明子」) - 朝見心
- 新井正二(蕎麦屋「金色庵」店主) - 山本龍二[580]
- 竹内秀雄(温泉旅館「赤城宝山楼」跡取り息子) - ぎたろー[580]
- 村上浩平(警視庁世田谷西警察署生活安全課 刑事・安岡の元部下) - 小谷真一
- 石田貴代美(「赤城宝山楼」従業員) - 栗山かほり[581]
- 熊沢和也(元ホスト・3年前に失踪) - 横山涼
- 新井康子(新井の妻) - 麻生絵里子
- 東堂憲一(「東堂エステート」社員・元信の息子) - 丸山裕征[582]
- 東堂祐希(憲一と沙耶香の息子) - 家城綾太郎[583]
- 第13話「死者の結婚」
- 第14話「ディアボロス」
- 第15話「食わせもの」
- 第16話「ある晴れた日の殺人」
- 第17話「米沢守再びの事件」
- 第18話「詩集を売る女」
- 第19話「冠城亘最後の事件―仇敵」、最終話「冠城亘最後の事件―特命係との別離」
-
- 王隠堂美馬(鷹春の娘・鷹児の妹) - 酒井美紀[597]
- 津崎真茅(警視庁警備部警護課警護第二係 班長) - 野波麻帆[597]
- 王隠堂鷹春(王隠堂家 当主) - 勝野洋[597]
- 京匡平(王隠堂家の書生) - 本宮泰風[597]
- 王隠堂鷹児(鷹春の息子・8年前、事故死) - 青戸昭憲[597]
- 湯本律郎(警視庁警備部警護課警護第二係 班員) - 柿本光太郎
- 林秀善(警視庁尾田山警察署鶴ヶ谷交番 巡査) - 黒澤優介[598]
- 芦田保(警視庁尾田山警察署鶴ヶ谷交番 巡査長) - 関ヒロユキ[467]
- 平賀弓雄(片山雛子の秘書) - 植木祥平[599]
- 神長敏(「週刊自由画報」専属記者) - 平塚真介
- 久角壱仁(公安調査庁職員) - 辰巳智秋(第19話のみ)
- 稲羽義一(公安調査庁調査員) - こくぼつよし[600](最終話のみ)
season21(2022年 - 2023年)
- 第1話「ペルソナ・ノン・グラータ〜殺人招待状」、第2話「ペルソナ・ノン・グラータ〜二重の陰謀」
-
- 厩谷琢(外務省アジア大洋州局次長) - 勝村政信[601]
- ミウ・ガルシア(サルウィン親善使節団メンバー・アイシャの親友) - 宮澤エマ[601]
- アイシャ・ラ・プラント(サルウィン反政府運動リーダー) - サヘル・ローズ[601]
- クリス・ガルシア(サルウィン親善使節団メンバー・ミウの弟) - トラウデン都仁[602]
- 里村壱太郎(IT関連企業のオーナー・パーティの招待客) - 浜田学
- 尾栗江威子(サルウィン人道支援NGO団体幹部スタッフ・パーティの招待客) - 菊池麻衣子[603]
- ガルシア(ガルシア姉弟の祖父) - Mekdachi Khalil(第1話のみ)
- ガルシア(ガルシア姉弟の祖母) - MariNihei(第1話のみ)
- 尾栗(江威子の夫) - 林田一高(第1話のみ)
- 厩谷(琢の娘) - 宮下一紗(第1話のみ)
- 第3話「逃亡者 亀山薫」
- 第4話「最後の晩餐」
- 第5話「眠る爆弾」
- 第6話「笑う死体」
- 第7話「砂の記憶」
- 第8話「コイノイタミ」
- 第9話「丑三つのキョウコ」
- 第10話「黒いコートの女」
- 第11話「大金塊」
-
- 袴田茂斗(茂昭と虹子の息子・公設秘書も務める) - 森崎ウィン[627](小学生:藤原聖[628])
- 大門寺寧々(慶明大学ミステリー研究会会員・大門寺尚彦の孫) - 茅島みずき[627]
- 野崎長吉(探偵社「熟年探偵団」調査員) - 井上肇(少年期:藤原颯音)
- 猪鹿蝶助(フリーの俳優・本名「出口義隆」) - 本多力
- 四谷仁実(袴田家の家政婦) - 佐藤玲
- 甲良尚真(袴田家の庭師) - 小橋川建[629]
- 結城有子(結城宏の妻) - 小早川真由
- 松沼裕一(元袴田家の経理担当) - 飯塚三の介
- 袴田犀朗(元国会議員・虹子の父) - 牧村泉三郎
- 富田美奈子(議員立候補者・元袴田家の書生) - 山口知紗
- ラム(虹子の飼い犬) - ラムネ[630]
- 袴田虹子(茂昭の妻) - いしのようこ[627]
- 大門寺尚彦(探偵社「熟年探偵団」調査員) - 斉木しげる(少年期:藤岡大翔)
- 串田純哉(探偵社「熟年探偵団」調査員) - 佐藤B作(少年期:大塚悠矢)
- 第12話「他人連れ」
-
- 南野浩一(リフォーム会社「豪原工務店」営業部員) - 駒木根隆介
- 三雲亜紀(スナックのママ・南野の元彼女) - 土井玲奈[631]
- 工藤武志(小学生) - 潤浩
- 岡村(安田のアパートの住人・ウルフ警備保障 社員) - 今里真
- 島津(リフォーム会社「豪原工務店」社員) - 武智健二
- 工藤秀久(工藤秀久法律事務所 弁護士・武志の父親) - 木下政治
- 吉村照子(工藤家の隣人) - 星野園美
- 安田幹雄(半グレグループ「渋谷ポイズン」の元メンバー) - 川並淳一[632]
- 鮫島(工藤秀久法律事務所 事務員) - 並木愛枝
- 工藤(秀久の妻・武志の母親) - 成瀬樹理[633]
- 中山昭二(半グレグループ「渋谷ポイズン」のリーダー・3週間前に急死) - 福田雄基[634]
- 第13話「椿二輪」
- 第14話「まばたきの叫び」
- 第15話「薔薇と髭と菫たち」
-
- ノエル美智子(少女小説家・本名「大塚美智子」) - 大島さと子[643](24歳:朝倉ふゆな[644])
- 古川すみれ(スーパー「KEIHIN」パート従業員) - 智順(少女期:山本乙葉)
- 鬼塚一誠(ルポライター・美智子の夫・本名「大塚誠一」) - 工藤俊作(25歳:松村光陽[645])
- 江本雅史(ホスト・半グレグループ「スコルピオ」メンバー) - 小野塚雅人[646]
- 伴坂健吾(NPO法人「ハートテーブル」職員) - 高橋里央[647]
- クミ(「薔薇と髭と...。」のスタッフ) - 鈴木とーる
- ミキ(「薔薇と髭と...。」のスタッフ) - 平川裕成[648]
- 古川葵(すみれの娘) - 窪寺百合愛
- 第16話「女神」
- 第17話「定点写真」
- 第18話「悪役」
- 第19話「再会」
- 第20話「13〜死者の身代金」、最終話「13〜隠された真実」
-
- 葛葉宰三[注 224](私塾「ながとろ河童塾」塾長) - 渡辺いっけい[660]
- 真野正義[注 225](中学生・「ながとろ河童塾」塾生) - 柴崎楓雅[661]
- 真野寛晃(野菜農家・正義の父) - 阿部亮平
- 真野亜沙子(寛晃の妻・正義の母) - 菜葉菜
- 小口魁(「ながとろ河童塾」塾生) - 髙橋玲生[662]
- 横山叶夢(「ながとろ河童塾」塾生) - 石坂柊々音[663]
- 野口十海人(「ながとろ河童塾」塾生) - 坂本龍之介[664]
- 笹本望愛(「ながとろ河童塾」塾生) - 咲音
- 高室尚郁(「TOKYO TOPICS」編集長) - 越村友一(第20話のみ)
- 真野晃三(正義の祖父・埼玉農業振興組合 代表・故人) - 針原滋(最終話のみ)
season22(2023年 - 2024年)
- 第1話「無敵の人~特命係VS公安…失踪に潜む罠」、第2話「無敵の人~特命係VS公安…巨悪への反撃」
-
- 上原阿佐子(弁護士) - 栗山千明
- 牧村克実(フリーの雑誌記者・阿佐子の婚約者・本名「鶴見征一」・偽名「吉川崇」) - 市川知宏
- 御法川誠太郎(警視庁公安部長) - 田中美央
- 末次広平(レストランオーナー) - 俊藤光利
- 坪内吉謙(「微笑みの楽園」幹部) - 伊東孝明
- 成増孝徳(警視庁公安部参事官) - 松田賢二
- 村岡(民家の主人) - 浅見小四郎(第1話のみ)
- 太田(「微笑みの楽園」信者) - 栗原功平
- 江端(「微笑みの楽園」信者) - 安村のりひさ
- 村上巧(レストランの客・平井のテロで死亡) - 釆澤靖起
- 迫水(暴力団員・拳銃密造グループの元締) - 池原丈暁
- 末次佳代(末次の妻・平井のテロで死亡) - 佐野啓子
- 平井蓮(平井の兄・自室から転落死) - 永澤洋
- 平井翔(「微笑みの楽園」信者・爆破テロを起こし、逮捕直前に自殺) - 桐矢一
- 風間義晴(社会学者・平井のテロで死亡) - 東龍美
- 坂本慎二(「あおい出版」編集長) - 浅木信幸(第1話のみ)
- 二宮蒼(リポーター) - 縣まいこ(第2話のみ)
- 第3話「スズメバチ」
- 第4話「天使の前髪」
- 第5話「冷血」
- 第6話「名探偵と眠り姫」
- 第7話「青春の光と影」
- 第8話「センチメンタル・ジャーニー」
- 第9話「男の花道」
- 第10話「サイレント・タトゥ」
- 第11話「その頬に触れるな」
- 第12話「惡の種」
- 第13話「恋文」
- 第14話「亀裂」
- 第15話「マッターホルンの殺人」
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- 善家光明(「大菅エージェンシー」社員) - 加治将樹
- 垣原宗介(小学生) - 伊奈聖嵐
- 戸嶋佐奈子(有紗の母親) - 柊瑠美
- 垣原駿作(宗介の父親・弁護士) - 越村友一
- 垣原七恵(宗介の母親) - 真下玲奈
- 大菅泰平(「大菅エージェンシー」社長) - 平野貴大
- 根室和晴(「両国将棋センター」席亭) - 園岡新太郎
- 加藤敏志(「大菅エージェンシー」社員) - 渡邊聡
- 戸嶋有紗(「さんくすがーるず」メンバー) - 松岡美那
- ひかり(「さんくすがーるず」メンバー) - 岡田樹里
- みずき(「さんくすがーるず」メンバー) - 美杏
- こころ(「さんくすがーるず」メンバー) - 松田夏波
- ななみ(「さんくすがーるず」メンバー) - 村越莉桜
- 第16話「子ほめ」
- 第17話「インビジブル」、第18話「インビジブル~爆弾テロ!最後のゲーム」
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- 山田希望(IQ150の天才少年) - 中川翼(幼少時:黒岩紘翔)
- 本城卓(「スギナ電気設備」社員) - 吉田日向(幼少時:下村洸太)
- 山田正義(城北中央署署長・征志郎の息子) - 金井浩人
- 金森翔吾(元城北中央署地域課巡査・1年前自殺) - 井上拓哉(11歳時:小林丞之介)(第18話のみ)
- 柿沼勇作(元城北中央署地域課巡査) - 横山涼
- 那須野(城北中央署副署長) - 永倉大輔
- 牧野文雄(「AEGIR警備保障」警備員) - 山形匠
- 吉原(城北中央署署員) - 北山雅康(第17話のみ)
- 山田美紀子(征志郎の妻) - 斉藤レイ(第17話のみ)
- 雅恵(山田家の家政婦) - 福井裕子
- 田口(「スギナ電気設備」職人) - 佐藤文吾
- 村上(「AEGIR警備保障」社員・牧野の上司) - 田野良樹(第17話のみ)
- 井上直人(医師) - 小井土一章(第17話のみ)
- 加藤静子(「東都愛育園」園長) - 島かおり(第18話のみ)
- 山田征志郎(東都市長) - 升毅
- 第19話「トレードオフ」
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- 下川阿貴(法務大臣) - 黒谷友香[665]
- 尾上欣悟(東京地検特捜部部長・教養指導課に左遷) - 甲本雅裕[665]
- 乙部泰治郎(明東大学名誉教授) - 佐戸井けん太[665](第19話のみ)
- 下川勇一(阿貴の夫) - 森岡豊
- 井坂久志(港中央署少年課刑事) - 岩男海史
- 多賀潮(乙部を襲撃した少年) - 島田裕仁
- 金子忠志(東都テレビ制作部長) - 仁科貴(第19話のみ)
- 西村拓三(元東都テレビプロデューサー) - 内藤裕志
- 榊郁次郎(自生党幹事長) - 永田耕一(第19話のみ)
- 呉由起夫(東京地検検事正) - 神林茂典(第19話のみ)
- 多賀諄(潮の叔父) - 竹井洋介(第19話のみ)
- 山本大輝(潮から借金を取り立てていたチンピラ) - 七枝実
- 尾上(尾上の妻) - ヤマグチ尊子(第20話のみ)
- 武智淑郎(内閣官房長官) - 金田明夫[665]
脚注
警察官
- ^ 現実の警察キャリアは採用時点で警部補であり、その後の研修などを経て採用から1年ほどで自動的に警部へ昇任する。その後、採用から7年以内に警視へと昇任し、途中退官や懲戒免職で警察組織を去らない限りは将来的に例外なく全員が警視監まで自動的に昇任する。このような事情から、劇中でも社から「キャリアで警部なんて、ずいぶんご出世をされてますね」と嫌味を言われている(S13-1)。
- ^ 現実には、警察キャリアの停職期間は1年が上限である(国家公務員法第83条)。
- ^ a b 現実では2016年に設置された実在の部署。過去のシリーズに登場した、生活安全部内のサイバー犯罪対策課とは異なる。本作では、同部署の創設に副総監の衣笠も関わったと設定されている。
- ^ 実際には警視庁本部の刑事部長の階級は警視監である。詳細は当該項を参照。
- ^ 現実では警視庁首席監察官はノンキャリアのポスト。
- ^ 実際に警察学校の教官に任命されるのは警部か警部補の階級にある警察官であり、巡査部長の警察官は助教に任命される。詳細は警察大学校を参照。なお、警察学校では警部補の階級章を着けている描写がある(S21-最終話)。
- ^ 衣笠はキャリア警察官だが、キャリアが交番勤務を経験するのは原則として採用直後の研修時のみである。理由として、幹部交番や警備派出所などを除き、通常の交番は警部補ないし巡査部長が交番長を務めるため、採用から1年ほどで自動的に警部に昇任するキャリアが警部昇任後に通常の交番に配属されることは階級の都合上、在り得ないため。ただし、幹部交番や警備派出所の場合は警部昇任後のキャリアの配属も在り得る。
- ^ 実際の警視庁捜査第一課の係長は警部の階級にある警察官が就くポストである。警部補の階級にある警察官は主任を務める。
- ^ 内閣情報官は事務次官級に相当する要職で、現実では原則として局長級の警察キャリア(警視監)が就任する。劇中でも指摘される通り、キャリアとはいえ警視正の社があてがわれるのは異常である。
- ^ 当時の日本では、法制度としての「司法取引」は無かった(2018年6月1日より、「刑事訴訟法等の一部を改正する法律・第350条の2」によって部分的に導入)。さらに、殺人容疑での保釈は、病気治療などの相当な理由がない限りはまず認められない。
注釈
- ^ a b ノンクレジットでS10-5、S20-1(回想)に登場。
- ^ a b PS1劇中で登場した履歴書によれば、1966年7月23日生まれ。
- ^ この法則は神戸の代にS7の打ち上げで脚本家の戸田山雅司に指摘されて気付いたといい、享の時も同様の法則性を踏襲したと『オフィシャルガイドブック 相棒vol.3』での松本基弘ゼネラルプロデューサーと脚本の輿水泰弘の対談で語られている。劇中でも角田や米沢がこの共通項を指摘している(S11-2)。
- ^ ただし、「特命係・第三の男」にあたる陣川・青木はこの法則からは除外されている。逆に、特命係への在籍経験はないが右京の相棒であった南井十こと鏡見悟はこの法則が当てはまる。
- ^ 右京自身は陣川を「8人目の相棒」としてカウントしているが、青木に関してはカウントしておらず、彼自身の性格や人間性の問題もあってか右京から相棒として認定されていない。
- ^ PSでは警部補の設定であったが、PS1で伊丹が「警部殿」と呼ぶ場面がある。
- ^ S22現在、右京がかつて警視以上の階級を経験したかについて作中での言及はないが、S7-最終話で尊が読んでいた書類・S15-11の「特命係行動記録」によると、緊急対策特命係の事件(1987年)の段階で警部または警部補だった記述がある。しかし、事件解決の失敗を押し付けられる形で出世の道が絶たれたのであれば、緊急対策特命係の参謀(当時の正式な所属は刑事部捜査第二課)だった時点では年齢的に警視でなければならず、階級が警部補のまま放置されていたとは考えにくい。[独自研究?]
- ^ 尚、水谷本人は元々コーヒー好きだったが、本作がきっかけで紅茶好きになったという[要出典]。
- ^ 水谷はS11-11で、エンドクレジットでは未表記ながら右京とゲストキャラクターの一人二役(国枝史貴役)で出演した。
- ^ 正確な生年月日と年齢は不明である。この年齢設定(1957年度生まれ)にならった場合、通常の警察官であればS16の終了(2018年3月)をもって定年退職となるが、本作が長期化したことによって主要人物の設定に細かい変更がされている中で右京の年齢に関しても様々な説があり、仮に再任用など特例があった場合を除けばS22開始時点で少なくとも1963年度以降に生まれていることになるため、当初の年齢設定はもはや有名無実化同然の状態となっている。また、右京を演じる水谷の実年齢もPS1当時こそ47歳であったが、S11開始時点で60歳を迎えS21開始時点では既に70歳となっており、実年齢と少なくとも10歳以上の差が生まれている。[独自研究?]
- ^ season 1〜3の公式サイト上ではこの名称で記載されている。
- ^ 領収書の宛先は警視庁刑事部臨時付特命係組織犯罪対策部組織犯罪対策第五課内都合となっている(S10-15)。
- ^ 現在では三つボタンのシングルスーツに統一されているが、PS2まではスリーピース・スーツや二つボタンスーツも着ていた。また、捜査二課時代はダブルスーツも着ていた(S1-11)。
- ^ 原因はたまきが日本や世界各地を旅することを理由に突如として「花の里」を閉店した(S10-1)ことにより、行き付けの店を無くしたというだけのもので、後に幸子が「花の里」を引き継いだことでスランプは解消された(S10-12)。
- ^ 花の里が休業しているS18では陣川が薦めた「青びょうたん」(S18-16)、ヒロコが自ら店の名前の改名まで提案した「薔薇と髭と...。」(S18-18)、峯秋らの知人の「こてまり」(S18-最終話)などで夜を過ごしており、次のS19以降のシリーズにおいても同店を行きつけの小料理屋としている。
- ^ 作中で渡英していた期間は、S1-最終話〜S2-1、S7-最終話〜S8-1、S10-最終話〜X DAY〜S11-1、S13-最終話〜S14-1、S17-最終話〜S18-1。いずれも本作のオフシーズンの間の時期(4月〜9月頃)である。
- ^ ボディカラーは黒、屋根は白の「相棒専用カラー」。
- ^ 大学時代にフランス文学の講義を受講していたが、恋愛絡みの内容が多かったため単位を落としていた(S7-15)。
- ^ 薫が自宅を訪問した角田に対して「うち、禁煙になったもんで」と述べている(S6-17)。また、『相棒検定』P13の「寺脇出題クイズ内」でもS6でタバコをやめた旨の記載がある。
- ^ なお、出演回数は2021年11月24日放送のS20-7で、亘を演じる反町が、それまでの最多記録だった薫を演じる寺脇の124回を更新し、歴代相棒において最多となり、最終的には2022年3月23日の時点で、138回まで記録を更新したが、2023年2月1日放送のS21-15で寺脇の出演回数が139回に達することになり、反町の最多記録を再び塗り替えることになった[要出典]。
- ^ PS1で登場した履歴書には「巡査長」と大きく書かれているが、経歴欄には「(平成)7年4月 巡査部長昇進」と書かれている。
- ^ 愛媛県松山市とのデータもある。PS1の経歴書では本籍地が愛媛県松山市南清水6丁目31の15、出生地は愛媛県松山市西町9丁目24の16と表記されていた。S21-11で登場した資料では本籍は新潟県阿賀野市富安6-15-2となっている。
- ^ PS1での彼の経歴書では父親は勇、母親は正枝と名前が記載されている。S3-8ではシルエットのみではあるが薫の母親が登場している。
- ^ 薫が警視庁に籍を置く地方公務員である点に着目し、地方公務員法の「不利益処分に関する不服申立て」(第49条と第50条)制度を利用した。懲戒免職処分に薫が不服を申し立てれば、その審理を通して事件を巡る警察内部の不祥事も公になることを警察上層部に思い至らせ、処分を撤回させた。
- ^ 薫が建設に携わった学校の卒業生。
- ^ 司法警察職員(警察官)ではないため捜査権を有さず、警察手帳も持たない(S21-5)が、この件に関して薫本人は「そもそも特命係に捜査権はないでしょ?」として意に介していない(S21-2)。
- ^ 警視庁を退職後10年以上を経過した薫は、本来であれば司法警察職員として再任用を受ける受験資格を持たないが、袴田は「神奈川県警は退職から15年以内であれば再雇用の受験資格がある」ことを引き合いに出し、「警視庁が頑なに10年以内としているのは、時代の要請に逆らっているのではないか」「まずは特例として、亀山薫君を再任用してみてはどうか」と衣笠を説得した。
- ^ 袴田は当初薫を軽蔑していたが、事件解決後の去り際に息子の茂斗に自身の意志を継いで清廉な政治家になるよう語りかけたことから薫を気にかける様子を見せるようになった。なお袴田は右京にこの措置について「恩を着せようとしているのか」と問い詰められた際に「強いて言えば『イタチの最後っ屁』」と語っている。
- ^ これは演じた及川の画力の高さを反映した、いわゆる「楽屋ネタ」[要出典]。
- ^ 元々は及川自身のアドリブ(2010年10月16日放送の『俳優の集まるレストラン』より)。
- ^ ノンクレジットでS12-最終回(回想)に登場。
- ^ 同話で登場した履歴書によれば、1970年2月1日生まれ。
- ^ 通算8人目は陣川公平
- ^ 上の階級にある者が下の階級にある者の部下に就くわけにはいかないため、右京より下の階級にする必要性が生じて警部補に降格扱いとなったものであり、不祥事での降格ではない。
- ^ 元々の彼の階級が警視であるため、特命係を離れて警察庁に復帰することになった時点で自動的に元の階級に戻ったにすぎず、昇任試験合格などによる再昇任とは異なる。
- ^ S7-最終話時点。
- ^ なお、それと同時に極めて拙速に行われていた開発に対する危険性を指摘していた彼をシステム開発から遠ざける意図があった可能性が小野田と大河内の会話から指摘されている(S8-最終話)。
- ^ 脚本を担当した櫻井武晴は、S8で尊を特命係に残らせるためのこの設定を考えるのに大変苦労したという(「相棒シナリオ傑作選」、竹書房、2011年)。
- ^ 初対面時の尊の名刺を見た伊丹と芹沢が「尊(たける)」を「ソン」と読み間違えた事に由来しており、同僚の三浦は最初から正しい読み方を承知していたが、その後は彼らと同様「ソン」と呼び、陣川にも「ソン君」と呼ばれている。また、矢木には「タケちゃん」と呼ばれている(S10-11)。漢字を読み間違えた伊丹も、裏相棒3 第3話では「たける」と呼んでいた。
- ^ 尊によると「中学生の作文レベル」だが、実際には報告書を綴る中で「杉下右京には常人には見えていない何かが見えているのか」と綴ってから削除し、「いずれにせよ、杉下右京、謎多し」と修正するという、負けず嫌いな気性ゆえの「大人げない真似」をやっていた(S8-4)。
- ^ この唐突な異動に尊本人は困惑するものの、S8-最終話で警察庁への帰任辞令に従わなかった「前科」を長谷川に突き付けられ、「また命令に従わなければ、警察を解雇する」との脅しに屈せざるを得なかった。
- ^ 橋爪はS14-10にも柄谷時生の幼少期役として出演している。
- ^ 一度だけ「右京さん」と発言した事がある(S12-13)が、薫や冠城と違って右京本人にそう呼びかけた訳ではない。
- ^ 亘の実家は東京都文江区白沢1-15-20という架空の場所に所在し、現在は姉の由梨が一人で暮らしている(S20-11)。
- ^ 法務省の姉川聖子は、過去に亘と同じく法務省から警視庁に出向し、特命係に所属していたが、彼女は一職員であったため、亘との面識は無かったと思われる[要出典]。
- ^ 亘の側には、公安調査庁の業務を口実にして社とマリアを見守ることができるという意図もあった。なお、法務省時代の亘は、公安調査庁関東公安調査局調査第一部に調査官として勤務した経験がある。
- ^ 森本はS17-3に大鷹公介役として出演している。
- ^ 本人は気付いていなかったが、スコットランドヤードでも腫れ物扱いをされていた模様。
- ^ 角田によると、誰もそのような呼び方をしていないため、本人の思い込みである。
- ^ S16-最終話での履歴書から。
- ^ ノンクレジットでS21-11(後ろ姿のみ)に登場。
- ^ ゲストがレギュラーに昇格するのは鈴木杏樹に続いて2人目である。また、浅利は以前、2008年1月1日に放送された『寝台特急カシオペア殺人事件』(S6-10)にて、安藤博貴役を演じていた。また年男の父親の青木綱一郎役としてS20-最終話に出演している。
- ^ そのせいか、特命係配属実績のある人物の中で唯一右京から相棒認定をされておらず、右京の相棒にもカウントされていない。同じく特命係配属実績のある陣川は7代目相棒・薫の着任後に特命係に配属されたことから「8人目の相棒」としてカウントされている。
- ^ PS1〜劇場版Iは旧芸名の高樹沙耶名義。
- ^ 例外として劇場版IでのランナースタイルとS8-14で盲腸で入院していた時のパジャマ姿がある。
- ^ 草村はS20-5に三宅富士子役として出演している。
- ^ 薫の幼少期の回想シーンにて、シルエットのみ登場。前田房江役との兼役。
- ^ a b ノンクレジットでS20-19〈回想〉に登場。
- ^ 浅利はシリーズのレギュラーとして綱一郎の息子の青木年男役として出演している。またS6-10に安藤博貴役としても出演している。
- ^ 国分寺市西恋ヶ窪には4丁目までしか存在しないため、架空の番地である。
- ^ 本人の談では、おみくじでは大抵は凶を引き、修学旅行前日には盲腸で入院、初デートで行った海では波にさらわれて命を落としかけたり、大学受験当日には家が火事になり、新婚旅行から帰ったら空き巣に入られていたりなどの不運に見舞われている。
- ^ 古川はS18-16に斎藤理沙の幼少期役として出演している。
- ^ これまでの「花の里」と外観・内装の雰囲気は似ているが、全く別の場所に所在する設定である。
- ^ 下の名前はS5で明らかになったが、実際はそれ以前のS2-16で一瞬だけ名前が映っている。
- ^ 現実では犯人の人質になった程度で左遷の対象になることは無いが、劇中では薫が指名手配犯の阿部に人質にされたことに対して「刑事部の恥」と激怒し、その怒りと刑事部のトップである部長の権限で決定したことになっている(PS1)。
- ^ 警視庁にて事件捜査を手掛ける捜査一課や捜査二課といった部署を擁しており、なおかつ特命係が事件関係者に単に「警視庁の杉下です」などと名乗っていることから、特命係に関する苦情は基本的に刑事部に回ってくる。
- ^ 突如として右京が行方不明になった一件について中園や衣笠との昼食の席で話題にする中で、衣笠が「あの男は生きている限りとにかく問題を起こすが、そういう奴に限って中々死なない」と苦言を弄するのに頷き(S18-1)、後に右京が北海道の離島で発見されたのを中園が報告する中で「良かった」と安堵する彼に対して「どこがだ!」と怒鳴りつけている(S18-2)。
- ^ 内村が刑事部長に任命されてから何年経っても異動しないまま現職に留め置かれているという一件不自然な人事についても、三浦はこれを根拠にしているが、当の内村は刑事部長という要職の身にある自分はいざという時には部下に全責任を押し付けて「御咎め無し」となる権利があることを、警察という組織の中で認められているかのように思い込んでいる旨の発言をしたことがある(S11-10)。
- ^ 読みはこてつ。劇場版Iの小説に曹洞宗の経典の一つ『宝鏡三昧』の記述「古轍に合(かな)わんと要せば、請う前古を観ぜよ」から取った物と書かれている。中園によれば、「前例に則り規律を守ることで真実にたどり着く」という意味が込められている(S15-11)。
- ^ 読み方はきくで、手本や規則という意味の言葉である。また、「規則正しく行われること」という意味合いがあり、これまでの内村の姿勢とは異なるものとなっている。
- ^ これが原因で喉に負担がかかっているのか、スプレータイプの喉の薬を使っている場面がある(S3-18)。
- ^ 右京は「臨死体験によって人格変貌が起こったのではないか」と分析している。
- ^ マスコミに質問攻めに遭った中園に対しても「会見を君に任せた私にも責任はある。いざという時は私も一緒に責任を取る」と述べていた(S19-11)。
- ^ S22-10では峯秋の義娘にあたる悦子が事件に巻き込まれており、中園は伊丹らが特命係の口車に乗せられることを不満に感じる内村に「形だけでも捜査一課を出動させて甲斐警視監に恩を売るのも一つの手」「賢い人間は常に両天秤。衣笠副総監一辺倒はおすすめしません」と進言して伊丹らの出動許可を与えさせた。また、峯秋と対立関係にある衣笠には「(内村刑事部長は)まだリハビリが必要なのかもしれません。いや、もはや100%元には戻らないのかも」と進言するなどして巧妙に立ち回る様子を見せている。
- ^ 特命係の部屋を訪ねたり、花の里で呑みながら情報提供をしたことすらある(S17-12など)。
- ^ S17-12では霊感の強い妻の依頼で特命係を動かした。
- ^ 相棒season9 Blu-ray & DVD より。PS3時点での上司の肩書も「警視庁捜査第一課・強行犯7係」で、劇場版IIでもわずかながら7係の名前が出ている。
- ^ 当初は警部補から降格したという設定だった。
- ^ PS1では斉藤という刑事、PS2では三浦信輔と別の刑事(演 - 三浦剛)、S2-4から芹沢慶二が加わったが、初期の頃は三人で行動していることは少なく、三浦と芹沢が交代しながら登場しており、S3からS12まで「トリオ・ザ・捜一」という愛称で呼ばれていたが、この名称は公式が命名したものではあるが、劇中で言及された場面はない。同シリーズの1話での三浦の捜査中の怪我での依願退職によって「トリオ・ザ・捜一」という枠組みが消滅。それ以降はS19-1までは芹沢との2人体制で捜査に臨んでいた。また、一時的ではあるが三浦の後任として人事交流という形で警察庁警備局に出向していた女性の浅木真彩が(S13-4)、S19-1からは交通機動隊の元白バイ隊員で同じく女性の出雲麗音が転属という形で配属され久々に3人体制に戻ったが、彼女を「トリオ・ザ・捜一」に加えるか否かS22現在も見解が分かれており、公式からのアナウンスもない。[独自研究?]
- ^ 享は実際にその後、傷害事件を起こして懲戒免職となったため、伊丹のこの発言は結果的に的中した形となった。この件のせいか、伊丹ら捜査一課は当初、彼の後任にあたる亘を右京から遠ざけようとしており、鑑識の米沢も特命係への協力を渋るようになった。
- ^ 伊丹本人はそう呼ばれることを快く思っていない(裏相棒3 第1話)
- ^ S5-5までは山中たかシ名義。
- ^ S2-4で初めて登場した際はS3以降のシリーズと比べて伊丹らとの関わりは薄く、別の女性刑事(演 - 桐山ゆみ)とコンビを組んでおり、役名も単に「芹沢刑事」であり、フルネームが判明したのはS3以降である。また、この「トリオ・ザ・捜一」という愛称は伊丹・三浦と彼を指す呼び方であり、S12の三浦の依願退職の際に、伊丹と芹沢の2人体制となったため、この枠組みは消滅した。
- ^ 伊丹との交流は作中でも事件などを通じて行われているが、大木・小松コンビとの交流は作中では特に描かれていない。薫とはS21で初めて劇中で対面したが、彼からは敬語を使われている。
- ^ S4までは旧称である「生活安全部薬物対策課」だったが、実在の同課は「銃器薬物対策課」への改称を経て、2003年に組織犯罪対策部の新設に伴って生活安全部から分離し、「組織犯罪対策部組織犯罪対策第五課(通称・組対5課)」と改称された。これを受け、作中でもS5から同様に改称されている。また、2022年には実在の組織犯罪対策部が再び改編されて第五課が「薬物銃器対策課」と改称されたことを受け、作中でもS21から再度の改称が行われた[89]。
- ^ 右京も電話を掛ける際、他の人物には「杉下です」と名乗るが彼のみ、いつもの返しのように笑みを浮かべながら「お暇ですか?」という。
- ^ S7途中まで使っていた「初代」のマグカップはパンダの顔が描かれていたものだったが、薫が勝手に子供にあげてしまったため、取っ手にパンダが乗った「2代目」を新しく購入している(S7-4)。また、この2代目はのちに「相棒 角田課長のひまかップ」の名前でグッズ化された[91]
- ^ 右京が無期限の停職処分を受けて特命係を留守にしている間にも、「長年の習慣」として特命係の部屋に度々コーヒーを淹れに来ていた(S14-1)。
- ^ この「兄」とは同じスタッフによるテレビドラマ『オヤジ探偵』で山西が演じた六角一二三であることが『オフィシャルガイドブック 相棒』にて語られており、東映の裏設定によるものである。また、この兄は婿養子として六角家に入ったことで姓が変わっているという設定で、このことから角田に嫌われており、角田が捜査要請を行った際も渋っていた(S1-10)。
- ^ S6より。S5までは単に「大木刑事」と表記されていた。また、PSでの肩書きは単に「刑事」である。
- ^ S6より。S5までは単に「小松刑事」と表記されていた。また、PSでの肩書きは単に「刑事」である。
- ^ その際、伊丹が狙われた上に彼の代わりに別の人物が被害に遭ったことで後に内村に呼び出され、犯人を見逃した事に加えて職務怠慢などで叱責された。
- ^ S7まで警務部人事第一課主任監察官で、S8より警務部首席監察官である警視庁監察担当理事官。
- ^ PS1では、米沢という名前の監察医役で出演していた。この監察医の米沢と米沢守は別人である。
- ^ 理由は「自分が組織の一員であると思い出して感情移入してしまい、対局で最後まで使われないまま残った駒が自分のようで哀れに思ってしまうから」。なお、この発言が右京に閃きを与え、犯人の残した暗号解読の鍵となった。
- ^ 右京が事件の詳細を米沢に語らずに頼みごとをした際は、右京に不信感を抱き拒絶した。しかし、米沢への責任問題を避けるための右京の配慮であり、それを知った後は「無用な配慮」と断じて半ば脅迫する形で右京から事件の情報を聞き出した(S12-最終話)。
- ^ 直近の登場回となったS20-17などにおいても、直接の言及はなされていないものの再会に至っていないことが窺える。
- ^ 大杉はS2-6に菅原英人役として出演している。
- ^ 杉本はS5-11に五十嵐哲雄役として出演している。
- ^ S1では「こうけん」ではなく、「きみあき」と表記されていた。S12-最終話では従兄弟の雁屋耕大が「本当の読み方は『こうけん』ではなく『きみあき』」と説明していた。また、公式サイトの人物紹介では、英語で「KIMIAKI ONODA」と表記されている。
- ^ ノンクレジットでS12-最終話、S21-20(回想)に登場。
- ^ 岸部はS20-3にカメオ出演している。岸部の相棒シリーズ出演は回想や写真等の登場以外では約11年ぶりとなっている。右京たちとすれ違い、右京が単に小野田と見間違えた人物の役を演じている。別人ではあるものの右京たちを振り返って見つめたり、番組公式インスタグラムにおいては右京以外には見えなかったなど含みを持たす出演となっている。
- ^ オフィシャルガイドブックによると「官房室長」が正式な肩書きで、官房長はその略称であるとされており、実際に警察葬時の看板には「官房室長」と明記されている。一方、現実の警察庁には「長官官房室」なる組織は存在せず、実在するのは警察庁長官官房であり、その長の役職名は「官房長」(警視監)である。
- ^ S2-1に登場した「七日会」の在籍者名簿には「警察庁 官房室長;生年月日:1947年6月4日」と記載されていた。
- ^ 小野田本人の死後に、彼と右京の関係を知った享は右京に「小野田官房長とは友達だったんでしょう?」と尋ねているが、これに対して右京は「友達と呼べるほど親しいかどうかは微妙ですが、長い付き合いであるのは確かです」と答えている(S12-最終話)。
- ^ S21-20より。冒頭の墓参りの場面で、右京が「(小野田元官房長は)次男坊」と言っている。
- ^ S21-最終話より。小野田の骨壺が映されており、そこには「平成22年(西暦2010年)7月20日没」と書かれている。
- ^ S21-20で右京は、「生前、ここ(都内)に墓所を購入なさっていたようです」と語っている。
- ^ 読み方は「ゆうずうむげ」。行動や考えが何の障害もなく、自由で伸び伸びしていることを意味する。特命係と共に墓参りに訪れた美和子は「人となりを端的に表している」と口にした。
- ^ 作中で孫が三人いることが触れられている。その孫のうちの一人・けんたろうがS1-5に登場している。
- ^ ただし小野田なりに失敗を含めた経験から学習すること自体は出来ていたようで、最終的には回転寿司店で取った後の皿をレーンに戻さなくなり、本人は右京にこれを「成長」と語っていたが、右京からは「それは成長ではなく、ただの常識です」と言われてしまった(劇場版II)。
- ^ S2公式ページ登場人物紹介では「臼井法務大臣」と表記されている。
- ^ ノンクレジットでS5-1、S21-1(回想)に登場。
- ^ プロフィール画像は尼僧時代のものを使用している。
- ^ 小野田には三人の孫がいる。
- ^ 当初は「したい」と発言したことから尿意の事だと思われたが「死体」であった。小野田が匿名で通報している。
- ^ 井上はS5-17、劇場版II、S11-1に別役として出演している。
- ^ それまでの作中からは「こうけん」と呼ばれていたが右京たちに「きみあき」が本名であることを明かしている。
- ^ 三谷はS7-12に松下志穂役として出演している。
- ^ 青木によって「パパ活」疑惑の文書が警察各所で拡散された事により、美彌子の知ることとなる。平常は感情を表に表さない彼女が怒り気味で、マリアにメッセージアプリにて二人の関係を問い質した際には、「姫と家来」と返信している。
- ^ 蘭子はかつての人質事件の犠牲者の遺族でもあり、事件の真相を知るために北条邸に潜りこんでいた。
- ^ 妻は既に病死し、子供たちも海外で生活していると語られている。また、別に家政婦もいることが窺える。
- ^ 蔵原はS11-11に別役で出演している。
- ^ 篠井はS1-9で森島つよし役で出演している。
- ^ 相島はS5-18、S15-9に別役で出演している。
- ^ 遠山はS6-4で藤沢美紀役で出演している。
- ^ ただし、内調時代ではこれといった関わりはなく、廊下などですれ違えば挨拶する程度だったと社は語っている(S18-最終話)。
- ^ 庸子は静の殺し屋計画については、同郷の後輩であり、彼女の弁護士である中郷から情報提供を受けている。
- ^ 捜査協力の見返りとして右京や東京地検の階真らと司法取引をし、最大限の減刑を図っている。
- ^ 陰山はS3-4、5、S12-12に別役で出演している。
- ^ 弓削はS8-1に脇田輝之役として出演している。
- ^ 崎山はS6-1に有馬哲夫役として出演している。
- ^ なかみつはS5-17、劇場版Iに別役として出演している。
- ^ 影山はS1-11、S16-1に別役で出演している。
- ^ 吉満はS2-8、S13-9に別役で出演している。
- ^ 菅原はS2-11、S3-16、S6-1、S20-6[134]に別役で出演している。
- ^ 奥田はS6-16、S13-16、S18-9、S21-17に別役で出演している。
- ^ 坂田はS6-8からは同じ警視庁刑事部捜査第一課特殊犯捜査係(SIT)の班長の吉岡琢磨役として出演している。田嶋と吉岡は別人の設定である。
- ^ 吉田はS12-7に清水稔役として出演している。
- ^ 山田はS13-3、S19-19、最終話、S20-1に別役で出演している。
- ^ 坂田はS3-12までは同じ警視庁刑事部捜査第一課特殊犯捜査係(SIT)の班長の田嶋栄一郎役として出演している。田嶋と吉岡は別人の設定である。
- ^ 重松はS6-1、S14-10に別役で出演している。
- ^ 井上はS5-17、S12-最終話に別役で出演している。
- ^ 五王はS2-18、S5-最終話、S6-4に別役で出演している。
- ^ 羽場はS4-17に赤枝文和役として出演している。
- ^ 「加害者が次の被害者になる」ルールを破り、下山だけは自らの手で殺害したため。
- ^ 大山はS13-10に別役で出演している。
- ^ 平井はS7-6、S8-10、S21-17に別役で出演している。
- ^ 児島はPS3、S4-11、S9-7、S14-15、最終話に別役で出演している。
- ^ 田中はS11-11、S14-15などに別役で出演している。
- ^ 林はS5-16に狭間肇役として出演している。
- ^ 松嶋はS5-2に原タカシ役として出演している。
- ^ しかし、S22放映時点ではホームページ上の人物相関図には記されていない。
- ^ S22-10からは右京からも「土師っち」と呼ばれている。
- ^ 井川は劇場版III、S14-1に別役で出演している。
- ^ 山崎はS18-6に真山誠一役として出演している。
- ^ 園岡はS8-10に三好役として出演している。
- ^ 芹沢はS19-8に中島剛役として出演している。
- ^ 石橋はS1-11に越水役として出演している。
- ^ ノンクレジットでS6-16に音声のみ登場。
- ^ 阿南はS21-6に伊藤真琴役として出演している。
- ^ S15-10までは中原裕也名義で出演していた。
- ^ 中原裕也名義でS4-3、S8-14に別役で出演している。
- ^ 小森はS4-7、S6-6、S8-10、S12-19、S13-3に別役で出演している。小森は作中のニュース番組のアナウンサーやリポーター役での出演が多い。
- ^ 橋本はS15-17に別役で出演している。
- ^ 古山はS11-5に矢島康彦役として出演している。
- ^ おかやまはS17-10に桐島伸也役として出演している。
- ^ 伏見はS5-15、S12-18に別役で出演している。
- ^ 山田はS6-1、劇場版I、S13-3に別役で出演している。
- ^ 村上はS9-15、S13-10に別役で出演している。
- ^ 小宮はS15-10、S20-12に別役で出演している。
- ^ 本名判明はS22-16において、自宅の表札に本名が書かれていたことから
- ^ 劇中に出てくる内田の論文の表紙に「教授」という記載がある。
- ^ しかし、撃たれたことが原因で再登場時には車椅子生活を送っていた。
- ^ 池田はS9-11に工藤亜美役として出演している。
- ^ 大石はS9-10に南雲孝次郎役として出演している。また、ニンテンドーDS用ゲームソフトの相棒DSで山際裕輔役として出演している。
- ^ 鳥谷はS21-7に小沼裕一役として出演している。
- ^ 以前青木は特命係によるおとり捜査で平井に金を騙し取られそうになった事を根に持っていた。なお、冠城は平井や青木の件について覚えていなかった。
- ^ 南井の出生名である「鏡見悟」の下の名前は演者の伊武の本名でもある「室田悟」の下の名前と同じである。
- ^ 伊武は劇場版「米沢守の事件簿」に設楽光治朗役として出演している。
- ^ 寿産院事件がモデル。ただし、1952年というのは、事件が発覚した年ではなく、一連の事件の首謀者である石川ミユキに裁判判決が下された年である。
- ^ 出生名である「鏡見悟」は右京の相棒の特徴である「苗字が『か』で始まり名前が『る』で終わる」法則に従っている。
- ^ 劇中ラストにて、南井に酷似した出で立ちの車椅子の人物が登場したものの南井本人かは不明。また、この人物を「父さん」と呼んで慕う謎の人物も登場しており、2名が共謀して事件を引き起こしたとも受け取れるシーンがある[169]。
- ^ 松本は松本じゅん名義でS6-14、松本海希名義でS13-7に別役で出演している。
- ^ S2-1のクレジットや字幕では「斉藤」になっている。
- ^ マギーはS19-12に鈴木役として出演している。
- ^ ノンクレジットでS15-1(写真)、最終話(写真)に登場。
- ^ ブラーフはS16-14にヤロポロクに似た外国人男性役として出演している。
- ^ なお、体を張って自身を救った亘の顔は認識できるようになった。
- ^ 小夜子と芽依は直接の面識はないものの、以前のとある事件で特命係に助けられているのを目撃している。小夜子は常人よりも相貌認識能力が優れているため特命係や芽依のことを記憶していた。
- ^ S1-3時点では役名は明かされてなかった。
- ^ この時はクレジットに名前はあるが、役名は明かされなかった。
- ^ 薫の協力者であった人物の紹介で来店し、互いに知り合うようになった。ここで名前も明かされている。
- ^ 以前、戸越銀座で活動していた際に名乗っていた。
- ^ 山本はS4-11、S5-3、S15-10に別役で出演している。
- ^ 松永はS10-1、S15-9に別役で出演している。
- ^ 真山はS1-1に別役で出演している。
- ^ a b 甲本雅裕は、早川純弥役(P第1話)・畑山哲弥役(S4第11話)で出演。
- ^ 米沢守とは別人。
- ^ ノベライズ上では増田達也。
- ^ a b 清水紘治は、小暮慶介役(S2第1・2話)・鮎川 珠光役(S13第15・16話)で出演。
- ^ 中嶌聡のプロフィールの「牧野トオル」は誤字。正しくは「牧原トオル」。
- ^ a b c 映美くららは、根元雪美役(S6第10話)・水口君代役(S9第12話)・丹生初音役(S22第11話)で出演。
- ^ a b 小須田康人は、笠井役(S2最終話)・香坂雅彦役(S8第11話)・沼田敬一郎役(S12第17話)で出演。
- ^ a b 阿部進之介は、篠原孝介役(S9第1話 - 第2話)・御影真一役(S12最終話)で出演。
- ^ S16第19話『少年A』にも出演
- ^ 石井洋祐は、江守義彦役(S5第19話)・菅井修二役(S12第17話)で出演。
- ^ 劇場版IIでは丸山秀明役で出演。
- ^ a b 役名はクレジット表記を採用。
- ^ クレジットの「廻飛呂雄」は誤字。
- ^ クレジットの「岩田友幸」は誤字。
- ^ 読み方「きらら」
- ^ 読み方「きよ」
- ^ クレジットの「松井愛佳」は誤字。
- ^ クレジットの「原康範」は誤字。
- ^ 読み方「きゅうとみしょうじ」
- ^ 読み方「リー ユーシン」
- ^ 読み方「ワン トンミン」
- ^ 読み方「はぶた つよし」
- ^ 第1話の字幕は「音羽暁」、第2話の字幕及び第1話と第2話のクレジットは「音羽曉」になっている。
- ^ 古川はS16-20で風間楓子の幼少期役として出演している。
- ^ 読みはすみ みのる。
- ^ クレジットではこう表記されているが、実際の戸籍名は「久保充」であることが劇中で登場する資料から確認できる。
- ^ 苗字の読みはくずは。
- ^ 名前の読み方はジャスティス。両親や友人にはジャスと呼ばれている。
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