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[[高樹のぶ子]]も所属していた福岡の文芸同人誌『らむぷ』で活動。大学院在学中の[[1986年]]、『気配』で[[文学界新人賞]]を受賞してデビュー。しかしその後[[1995年]]の『[[きみの知らないところで世界は動く]]』まで作品が単行本化されない不遇の時期を過ごす。 |
[[高樹のぶ子]]も所属していた福岡の文芸同人誌『らむぷ』で活動。大学院在学中の[[1986年]]、『気配』で[[文学界新人賞]]を受賞してデビュー。しかしその後[[1995年]]の『[[きみの知らないところで世界は動く]]』まで作品が単行本化されない不遇の時期を過ごす。 |
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代表作は、故郷の宇和島市を舞台にした『[[世界の中心で、愛をさけぶ]]』。[[2001年]]4月に出版され、2004年5月には発行部数が国内単行本最多記録の306万部となった。 |
代表作は、故郷の宇和島市を舞台にした『[[世界の中心で、愛をさけぶ]]』。[[2001年]]4月に出版され、2004年5月には発行部数が国内単行本最多記録の306万部となった。 映画化、ドラマ化もされて社会現象となるほどの大ブームになったが、本人は「作品が評価されたのではなく、ブームだから売れている」「早く終わってほしい」など空疎に感じていた。「恋愛」ばかりに焦点が当たったことも本意ではなかったという。環境が大きく変わったことなども重なってストレスから肝機能の異常で入院したり、不眠やうつ病などに悩まされた。 作家として売れていない時代は主夫をしながら友人の塾で講師のアルバイトなどをしていた。剣道五段を有している。 |
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映画化、ドラマ化もされて社会現象となるほどの大ブームになったが、本人は「作品が評価されたのではなく、ブームだから売れている」「早く終わってほしい」など空疎に感じていた。「恋愛」ばかりに焦点が当たったことも本意ではなかったという。環境が大きく変わったことなども重なってストレスから肝機能の異常で入院したり、不眠やうつ病などに悩まされた。br |
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作家として売れていない時代は主夫をしながら友人の塾で講師のアルバイトなどをしていた。剣道五段を有している。 |
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<ref>{{Cite news |url=https://www.yomiuri.co.jp/national/20231014-OYT1T50183/ |title=「セカチュー」空前のヒットに売れない作家苦悩、「怪物になっていく」「早く終わって」…2004年5月}}</ref>。 |
<ref>{{Cite news |url=https://www.yomiuri.co.jp/national/20231014-OYT1T50183/ |title=「セカチュー」空前のヒットに売れない作家苦悩、「怪物になっていく」「早く終わって」…2004年5月}}</ref>。 |
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2024年1月3日 (水) 12:26時点における版
片山 恭一 (かたやま きょういち) | |
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誕生 |
1959年1月5日(65歳) 日本・愛媛県宇和島市 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
教育 | 修士 |
最終学歴 |
九州大学大学院農学研究科 修士課程修了・博士後期課程中退 |
活動期間 | 1986年 - |
ジャンル | 小説、歌詞 |
主題 | 恋愛 |
代表作 |
『きみの知らないところで世界は動く』(1996年) 『世界の中心で、愛をさけぶ』(2001年) |
主な受賞歴 | 文学界新人賞(1986年) |
デビュー作 | 『気配』(1986年) |
ウィキポータル 文学 |
片山 恭一(かたやま きょういち、1959年1月5日 - )は、日本の男性小説家。
人物・来歴
愛媛県宇和島市生まれ、福岡県福岡市在住。愛媛県立宇和島東高等学校、九州大学農学部農政経済学科卒業。同大学院農学研究科修士課程を経て、博士課程を退学。父は宇和島市役所の職員で観光課の仕事が長かった。多趣味の父に連れられ休日は山歩きや魚釣りなど自然の中で遊ぶ少年時代を送る。高校2年の時に脳腫瘍の疑いで倒れたことがあり、この頃触れた『万葉集』の解説書が文学を目指した原点だという[1]。
高樹のぶ子も所属していた福岡の文芸同人誌『らむぷ』で活動。大学院在学中の1986年、『気配』で文学界新人賞を受賞してデビュー。しかしその後1995年の『きみの知らないところで世界は動く』まで作品が単行本化されない不遇の時期を過ごす。
代表作は、故郷の宇和島市を舞台にした『世界の中心で、愛をさけぶ』。2001年4月に出版され、2004年5月には発行部数が国内単行本最多記録の306万部となった。 映画化、ドラマ化もされて社会現象となるほどの大ブームになったが、本人は「作品が評価されたのではなく、ブームだから売れている」「早く終わってほしい」など空疎に感じていた。「恋愛」ばかりに焦点が当たったことも本意ではなかったという。環境が大きく変わったことなども重なってストレスから肝機能の異常で入院したり、不眠やうつ病などに悩まされた。 作家として売れていない時代は主夫をしながら友人の塾で講師のアルバイトなどをしていた。剣道五段を有している。 [2]。
2012年1月25日発売の大石昌良のアルバム『31マイスクリーム』では、片山自身初の作詞を手がけた[3]。
著作
- 『きみの知らないところで世界は動く』(新潮社、1995年、ポプラ社、2003年)のち小学館文庫
- 『ジョン・レノンを信じるな』(角川書店、1997年)のち小学館文庫
- 『DNAに負けない心』(エッセイ)(新潮Oh!文庫、2000年。改題『考える元気』光文社文庫、2004年)
- 『世界の中心で、愛をさけぶ』(小学館、2001年)のち文庫
- 『満月の夜、モビイ・ディックが』(小学館、2002年)のち文庫
- 『空のレンズ』(ポプラ社、2003年)のち講談社文庫
- 『もしも私が、そこにいるならば』(小学館、2003年)のち文庫
- 『雨の日のイルカたちは』(文藝春秋、2004年)のち文庫
- 『最後に咲く花』(小学館、2005年)のち文庫
- 『船泊まりまで』(小学館、2006年)のち文庫
- 『壊れた光、雲の影』(文藝春秋、2007年)
- 『遠ざかる家』(小学館、2008年)のち文庫
- 『宇宙を孕む風』(光文社、2008年)
- 『静けさを残して鳥たちは』(文藝春秋、2010年)
- 『どこへ向かって死ぬか 森有正と生きまどう私たち』(日本放送出版協会、2010年)のち小学館文庫
- 『愛について、なお語るべきこと』(小学館、2012年)のち文庫
- 『死を見つめ、生をひらく』(NHK出版新書、2013年)
- 『その鳥は聖夜の前に』(文芸社、2013年)
- 『生きることの発明』(小学館文庫、2014年)
- 『新しい鳥たち』(光文社、2016年)
- 『なにもないことが多すぎる』(小学館、2016年)
- 『世界の中心でAIをさけぶ』(新潮新書、2019年7月)
- 『世界が僕らを嫌っても』(河出書房新社、2019年11月)
- 『霧のなかのバーバラ 学習しょうがいを克服した女性の物語』(文芸社、2021年11月)
共著
関連書籍
- 片山玲子『「皮てんぷら」から『世界の中心で、愛をさけぶ』まで』(文芸社、2009年)(母のエッセイ集)
翻訳
- 世界の中心で、愛を叫ぶ
- Socrates in love / Akemi Wegmuller訳 VIZ Media, c2001.
- Gridare amore dal centro del mondo Salani Editore, c2005.(イタリア語)
- Un cri d'amour au centre du monde /Vincent Brochard.. Presses de la Cite, c2006.(フランス語)
- Das Gewicht des Glücks / Thomas Eggenberg.. Goldmann, 2007..(ドイツ語)
- Droomeiland / C.M. Steegers-Groeneveld Stichting Uitgeverij XL, 2007.(オランダ語)
- Un grito de amor desde el centro del mundo / Lourdes Porta.. Alfaguara, c2008.(スペイン語)
- Come sabbia e il mio amore / Lidia Origlia Salani, c2010.(イタリア語)
作詞
連載コラム
- 「作家・片山恭一が考える デザインのチカラ」『日刊工業新聞』ウィークエンド面
脚注
- ^ 『朝日新聞』「おやじのせなか」2008年6月29日
- ^ “「セカチュー」空前のヒットに売れない作家苦悩、「怪物になっていく」「早く終わって」…2004年5月”
- ^ 「サウスケ大石昌良CDに堀込高樹、片山恭一、大江千里参加」音楽ナタリー(2011年12月9日)2022年5月25日閲覧
文献情報
- 「インタビューシリーズ九大人 作家 片山恭一」Kyushu University Campus Magazine 2009.4.28[1]
関連項目
外部リンク
- 片山恭一公式サイト――小説のために
- 片山恭一 (@k_kkatayam) - X(旧Twitter)
- 片山恭一 (katayamakyoichi.author) - Facebook