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{{基礎情報 テレビ番組
{{基礎情報 テレビ番組
|番組名=笑ってポン!
| 番組名 = 笑ってポン
| ジャンル = [[バラエティ番組]]
|画像=
| 構成 = こじま琢磨、[[永井準 (放送作家)|永井準]]<br />[[景山民夫]]、廣岡豊<br />/ [[大岩賞介]]
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| 出演者 = [[ビートたけし]]<br />[[たのきんトリオ]]<br />[[松本伊代]]<br />[[竹中直人]]<br />[[ラッツ&スター]]<br />[[生島ヒロシ]]
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『'''笑ってポン!'''』(わらってポン)は、[[ジャパン・ニュース・ネットワーク|TBS系列]]([[信越放送]]と[[北陸放送]]を除く)と[[テレビ山口]](当時[[フジネットワーク|フジテレビ系列]]との[[クロスネット局]])で放送されていた[[TBSテレビ|TBS]]製作の[[バラエティ番組]]である。全12回。TBS系列では1983年7月6日から同年9月28日まで、毎週水曜 19時00分 - 19時54分([[日本標準時]])に放送。


== 概要 ==
'''笑ってポン!'''(わらってポン)は、[[1983年]][[7月6日]]から[[9月28日]]まで[[TBSテレビ|TBS]]系列(ただし[[北陸放送]]と[[信越放送]]は除く)および[[テレビ山口]](放送当時[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系列との[[クロスネット局]])で放送されていた[[ビートたけし]]出演の[[バラエティ番組]]である。番組名のネーミングセンスのひどさや、低[[視聴率]]のため当時としては珍しく[[1クール]]で[[打ち切り]]になったことも相まって、一部では伝説の番組と言われている。
前番組『[[突撃HOTスタジオ!]]』の早期終了を受けてスタート。引き続き[[たのきんトリオ]]、[[ビートたけし]]、[[松本伊代]]が出演したが、番組は3か月で終了した。元出演者のたけしはたびたび「3回で打ち切りになった」と語っているが、実際の放送回数は12回である。また、『[[日経エンタテインメント!]]』2000年7月号に「有名な短命番組No.1」として紹介されているが<ref>{{Cite web|和書|url=http://ent.nikkeibp.co.jp/ent/bn/0007/0007046.html |title=エンタ業界ナンバー1物語「テレビ」 |publisher=[[日経BP]] |archiveurl=https://web.archive.org/web/20010220032242/ent.nikkeibp.co.jp/ent/bn/0007/0007046.html |archivedate=2001-02-20 |accessdate=2007-03-09}}</ref>、こちらにもデータの誤りが見られる。


2000年4月15日には、期首特番『'''新・笑ってポン2000'''』としてタイトルのみ17年ぶりに復活を果たした。
たけしがよく「3回で打ち切りになった」とネタにしているが、実際は12回放送している。


== 番組概要 ==
== 番組タイトル ==
タイトルを付けたのこの番組のプロデューサーである[[桂邦彦]]。あまりのセンスのひどさに『[[ビートたけしのオールナイトニッポン]]』でたけしや[[高田文夫]]さんざんネタにされた。また、この番組に作家として参加していた[[景山民夫]]は著書の中で、企画会議でさんざんネーミング案を出させた挙げ句、結局最後は自身の思いつきで腰くだけなタイトルに決定させてしまった桂にあきれている。過去に景山は、バラエティ番組でのくだらないネーミングに警鐘を鳴らしていたが、まさか自分が担当する番組がこんなネーミングになるとは思わなかったらしく、自著内で読者に謝っていた。
本番組のタイトルはプロデューサー[[桂邦彦]]が命名した。あまりのネーミングセンスのひどさに『[[ビートたけしのオールナイトニッポン]]』でたけしや[[高田文夫]]からさんざんネタにされた。


また構成担当の[[景山民夫]]は、番組の企画会議でさんざんネーミング案を出させた末に、最後は自身の思いつきで腰くだけな番組タイトルに決めた桂に呆れたと自身の著書『極楽TV』([[新潮社]]、ISBN 4-10-110213-9)で語っている。景山は過去にバラエティ番組のくだらないネーミングに警鐘を鳴らしていたが、まさか自身の担当する番組がこのようなタイトルになるとは思わなかったらしく、同書の読者へ詫びる文を寄せている。
その後、同じ桂が担当した番組『[[痛快なりゆき番組 風雲!たけし城]]』において「キノコでポン」「すもうでポン」「コリントでポン」といったゲーム名の元ネタにもなり、それからも「○○でポン!」というフレーズは、『[[THEわれめDEポン]]』『[[パネルでポン]]』『[[わがまま☆フェアリー ミルモでポン!|ミルモでポン!]]』など、様々な所で用いられている。これらのネーミングのルーツとして、わずか1クールで終了した番組にも関わらず「記憶に残る番組」の一つとして語り継がれている。


== 出演者 ==
放送枠の水曜19時台は、過去に『[[たのきん全力投球!]]』『[[ピンキーパンチ大逆転]]』『[[パリンコ学園No.1]]』などの番組があった木曜19時のアイドル枠が移行してきたもので、[[たのきんトリオ]]や[[松本伊代]]などを主役に迎えたバラエティ番組が続いていた。前番組の『[[突撃HOTスタジオ!]]』の頃から既に視聴率では苦戦しており、[[NHK総合テレビジョン|NHK総合]]の『[[連想ゲーム]]』、フジテレビ系(ただし一部地域除く)の『[[Dr.スランプ アラレちゃん]]』および『[[うる星やつら]]』という強力な[[裏番組]]を相手に低迷していた。同番組はリニューアル時にコメディーリリーフとしてたけしが加わり、よりお笑い番組の要素が強くなるが、結局わずか7回で終了。その後を受けて、半ばヤケ気味で始めた番組とも言われる。
* [[田原俊彦]]([[たのきんトリオ]])
* [[近藤真彦]](たのきんトリオ)
* [[野村義男]](たのきんトリオ)
* [[ビートたけし]]
* [[松本伊代]]
* [[生島ヒロシ]]
* [[竹中直人]]
* [[三浦洸一]]
* [[ラッツ&スター]]
* [[コント赤信号]]
* [[片岡鶴太郎]]
* [[松居直美 (タレント)|松居直美]]


== スタッフ ==
番組テーマソングも、一応メロディはあったが歌詞が出演者の名前だけといった代物で、出演者が自分の名前を歌うのだが、決まってたけしは無気力に歌っていた。
* 構成:こじま啄磨、[[永井準 (放送作家)|永井準]]、[[景山民夫]]、廣岡豊 / [[大岩賞介]]

* 音楽:[[宮川泰]]、[[たかしまあきひこ]]
『笑ってポン!』打ち切り後は枠を30分に縮小、『[[たけしのお笑いサドンデス]]』(3クール)・『[[たけしのホッカホッカタイム]]』(1クール)と続き、完全にたけしメインの番組となる。『風雲!たけし城』が大ヒットするのは、その後1年7ヶ月のブランクを経てからだった。なお、[[ジャニーズ事務所]]が本格的にお笑いありのバラエティ番組に関わるのは後年のことだが、この番組がその先駆けとなったと言えなくもない。
* 振付:[[西条満 (振付師)|西条満]]

* プロデューサー:[[桂邦彦]]、三角英一
ちなみに[[2000年]][[4月15日]]には期首特番『'''新・笑ってポン2000'''』として(タイトルのみ)復活を果たした。


== 番組内容 ==
== 番組内容 ==
全編架空番組の番組案内。番組宣伝の[[パロディー]][[コント]]ある司会は松本伊代。
全編[[番組宣伝]]のパロディコントで、架空の番組案内となっていた進行役を務めていたのは松本伊代と生島ヒロシで、ビートたけしはスタジオゲストという設定で出演していた
;紅白仮面
; 紅白仮面
:架空番組の一つ。ビートたけしが演じる[[勧善懲悪]]のヒーローという設定であが、顔を縦に[[紅白]]に塗り分けた様いかにも格好悪くまた結構弱い。[[近藤真彦]]が操縦する巨大[[ロボット]]「木人38号」([[鉄人28号]]のパロディ)と対決する。毎回、[[ウルトラシリーズ]]に登場した怪獣が出演し、[[円谷プロ]]が協力してクレジットされて。8月17日分の放送で怪獣に襲われた木人38号自爆して爆死し、2代目ロボットとして木人39号が登場した。しかし、最終回では木人39号も破壊されてしまい、どういう訳か操縦者の近藤が巨大化して紅白仮面を撃退する
: [[勧善懲悪]]もの特撮ヒーローのパロディ。ただし、ビートたけし扮する紅白仮面怪獣や宇宙人を呼び寄せ、近藤真彦操縦する巨大ロボット「木人38号」([[鉄人28号]]のパロディ)と対決するという展開である。8月17日放送は、同時に現われた複数の怪獣に襲われた木人38号自爆して果て、2代目ロボットとして木人39号が登場した。しかし、最終回では木人39号も破壊されてしまい、最後には操縦者の近藤自身が巨大化して紅白仮面を撃退した
: このコーナーには[[ウルトラシリーズ]]に登場した怪獣が毎回出演し<ref>{{Cite book |和書 |editor=[[竹書房]]/イオン編 |date=1995-11-30 |title=超人画報 国産架空ヒーロー40年の歩み |publisher=竹書房 |pages=163 |chapter=Column テレビ番組中のパロディヒーローコーナー|id=C0076 |isbn=4-88475-874-9}}</ref>、[[円谷プロダクション|円谷プロ]]が協力としてクレジットされていた。紅白仮面は、その名の通りに顔を縦に紅白に塗り分けていた。またけっこう弱い。
;ダジャレベストテン
:出演者が演じるダジャレを「[[ザ・ベストテン]]」風に紹介。
;金太郎侍 
:[[桃太郎侍]]のパロディ。「第二万--回放送」と最初に紹介されるが、もちろん二万回も放送されていない。
;竹中シアター
:竹中直人が遠藤周作のモノマネや十八番ネタの「笑いながら怒る人」を披露していた。


; ダジャレベストテン
== 出演者 ==
: 出演者が演じるダジャレコントを『[[ザ・ベストテン]]』風に紹介する。
*[[ビートたけし]]
; 金太郎侍
*[[田原俊彦]]
: 番組タイトルは『[[桃太郎侍]]』のパロディ。「第二万○○回放送」と最初に紹介されるが、もちろん二万回も放送されていない。
*[[近藤真彦]]
; 柔道熱血一直線!
*[[野村義男]]
: 柔道部を舞台とする青春ドラマのパロディ。田原俊彦が主人公を演じた。
*[[松本伊代]]
*[[竹中直人]]
; 竹中シアター
: 竹中直人が[[遠藤周作]]のモノマネや十八番ネタの「笑いながら怒る人」を披露した。
*[[ラッツ&スター]]など
; トランポリン劇場
*司会:[[生島ヒロシ]]
: ホームドラマのパロディ。トランポリンの上にセットが置かれており、子供役の鶴太郎らが場を荒らし収拾を着かなくさせる。
; シルエットクイズ
: たけし司会、三浦、ゲスト、鶴太郎の三人が影に映っているのは誰かを当てる。
== 放送リスト ==
{| class="wikitable"
|-
!回!!放送日<br />(1983年)!!サブタイトル
|-
|1||7月6日||出現![[バルタン星人]]
|-
|2||7月13日||五大博士ゲーム研究
|-
|3||7月20日||爆笑たけしの殿様…
|-
|4||7月27日||初登場マッチの内気先生
|-
|5||8月3日||たけしの爆笑体操
|-
|6||8月10日||たけしの爆笑七変化
|-
|7||8月17日||壮絶!木人38号爆死
|-
|8||8月31日||熱血マッチのTシャツ刑事
|-
|9||9月7日||パニック!怪獣の日本
|-
|10||9月14日||奮闘マッチのTシャツ刑事
|-
|11||9月21日||明朗トシの敏腕弁護士
|-
|12||9月28日||トシの熱血教師
|}
参考:{{Cite book |和書 |title=[[朝日新聞]]縮刷版 |publisher=[[朝日新聞社]] |date=1983年7月6日 - 同年9月28日付のラジオ・テレビ欄}}


==備考==
== 備考 ==
* 番組のテーマソングは、出演者たちの名前を歌詞にしたものである。出演者それぞれが自分の名前の箇所を歌うのだが、たけしは決まって無気力に歌っていた。
*紅白仮面は当初の企画では、近藤真彦にやらせようとしていたらしく、それを聞いたたけしも面白がっていた。しかし、収録当日スタジオに行くと自分が紅白仮面をやる事になっており、「近藤真彦がやるんじゃないのか」と聞いた所「[[ジャニーズ事務所]]がそんな事許すわけないだろ」とスタッフに言われたと、自身の[[オールナイトニッポン]]で発言している。
*ダジャレベストテンで生まれた「タクシーをよく利用する有名人は誰?」「ビートタクシー(ビートたけし)」というダジャレが、後[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]たけし・さんま司会の特別番組([[世界超偉人伝説]]の前身番組)で紹介された。これに影響されてか、同番と共通のスタッフが制作している[[世界まる見え!テレビ特捜部]]でたけしがタクシーのかぶり物をして「ビートタクシー」と自己紹介していた。
* ダジャレベストテンで生まれた「タクシーをよく利用する有名人は誰?」「ビートタクシー(ビートたけし)」というダジャレが、後[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]が製作したビートたけし・[[明石家さんま]]司会の[[特別番組]][[たけし・さんま世紀末特別番組!! 世界超偉人伝説]]の前身番組)で紹介された。これに影響されてか、同番と共通のスタッフが制作している[[世界まる見え!テレビ特捜部]]でたけしがタクシーのかぶり物をして「ビートタクシー」と自己紹介していた。
*[[海部俊樹]]元首相の長男であるアニメプロデューサーの[[海部正樹]]は、TBS社員時代にこの番組の[[アシスタントディレクター|AD]]を経験している。
* アニメプロデューサーの[[海部正樹]]は、TBS社員時代にこの番組の[[アシスタントディレクター|AD]]を経験している。
* ビートたけし司会の番組は、この後[[1984年]][[10月]]度からの『[[たけしのお笑いサドンデス]]』では前半の30分枠のみに縮小(後半は[[セガ・エンタープライゼス]]協賛の[[パソコン宇宙大作戦|クイズ番組]]に変更)する形で継続されている。
*現在[[100円ショップ]]等で販売されている台所用[[スポンジ]]にこの番組のタイトルをもじった「[http://www.hirasei.net/daiso/senzai/senzai.htm 洗ってポン!]」という商品がある。
*[[1998年]]に発売された[[プレイステーション]]用ゲームソフト『[[バスト ア ムーブ]]』に「笑ってポン」という楽曲が登場する。作詞は[[榎本加奈子]]。
*番組スタッフ(又は身内の方)の葬儀の際、番組関係者一同として「『笑ってポン!』一同」の名で花環を出したところ、遺族に「ふざけるな!」と怒られたという。ただしこれは、たけしが面白おかしく話しているため、真偽のほどは不明。
*漫画『[[こちら葛飾区亀有公園前派出所]]』の単行本42巻に同番組のタイトル名が書かれた花輪が出てくるシーンがある。
*『[[日経エンタテインメント!]]』2000年7月号に「有名な短命番組No.1」として掲載された[http://web.archive.org/web/20010220032242/ent.nikkeibp.co.jp/ent/bn/0007/0007046.html]。


== スタッフ ==
== 脚注 ==
{{Reflist}}
*構成:[[こじま啄磨]]、[[永井準]]、[[景山民夫]]、[[廣岡豊]]/[[大岩賞介]]
*音楽:[[宮川泰]]、[[たかしまあきひこ]]
*振付:[[西条満]]
*プロデューサー:[[桂邦彦]]、[[三角英一]]


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2024年5月11日 (土) 10:47時点における最新版

笑ってポン!
ジャンル バラエティ番組
構成 こじま琢磨、永井準
景山民夫、廣岡豊
/ 大岩賞介
出演者 ビートたけし
たのきんトリオ
松本伊代
竹中直人
ラッツ&スター
生島ヒロシ
音楽 宮川泰
たかしまあきひこ
製作
プロデューサー 桂邦彦
三角英一
製作 TBS
放送
放送局TBS系列
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1983年7月6日 - 1983年9月28日
放送時間水曜 19:00 - 19:54
放送分54分
回数全12回
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笑ってポン!』(わらってポン)は、TBS系列信越放送北陸放送を除く)とテレビ山口(当時フジテレビ系列とのクロスネット局)で放送されていたTBS製作のバラエティ番組である。全12回。TBS系列では1983年7月6日から同年9月28日まで、毎週水曜 19時00分 - 19時54分(日本標準時)に放送。

概要[編集]

前番組『突撃HOTスタジオ!』の早期終了を受けてスタート。引き続きたのきんトリオビートたけし松本伊代が出演したが、番組は3か月で終了した。元出演者のたけしはたびたび「3回で打ち切りになった」と語っているが、実際の放送回数は12回である。また、『日経エンタテインメント!』2000年7月号に「有名な短命番組No.1」として紹介されているが[1]、こちらにもデータの誤りが見られる。

2000年4月15日には、期首特番『新・笑ってポン2000』としてタイトルのみ17年ぶりに復活を果たした。

番組タイトル[編集]

本番組のタイトルは、プロデューサーの桂邦彦が命名した。あまりのネーミングセンスのひどさに、『ビートたけしのオールナイトニッポン』でたけしや高田文夫からさんざんネタにされた。

また構成担当の景山民夫は、番組の企画会議でさんざんネーミング案を出させた末に、最後は自身の思いつきで腰くだけな番組タイトルに決めた桂に呆れたと自身の著書『極楽TV』(新潮社ISBN 4-10-110213-9)で語っている。景山は過去にバラエティ番組のくだらないネーミングに警鐘を鳴らしていたが、まさか自身の担当する番組がこのようなタイトルになるとは思わなかったらしく、同書の読者へ詫びる文を寄せている。

出演者[編集]

スタッフ[編集]

番組内容[編集]

全編番組宣伝のパロディコントで、架空の番組案内となっていた。進行役を務めていたのは松本伊代と生島ヒロシで、ビートたけしはスタジオゲストという設定で出演していた。

紅白仮面
勧善懲悪ものの特撮ヒーローのパロディ。ただし、ビートたけし扮する紅白仮面が怪獣や宇宙人を呼び寄せ、近藤真彦の操縦する巨大ロボット「木人38号」(『鉄人28号』のパロディ)と対決するという展開である。8月17日放送分では、同時に現われた複数の怪獣に襲われた木人38号が自爆して果て、2代目ロボットとして木人39号が登場した。しかし、最終回では木人39号も破壊されてしまい、最後には操縦者の近藤自身が巨大化して紅白仮面を撃退した。
このコーナーにはウルトラシリーズに登場した怪獣が毎回出演し[2]円谷プロが協力としてクレジットされていた。紅白仮面は、その名の通りに顔を縦に紅白に塗り分けていた。またけっこう弱い。
ダジャレベストテン
出演者が演じるダジャレコントを『ザ・ベストテン』風に紹介する。
金太郎侍
番組タイトルは『桃太郎侍』のパロディ。「第二万○○回放送」と最初に紹介されるが、もちろん二万回も放送されていない。
柔道熱血一直線!
柔道部を舞台とする青春ドラマのパロディ。田原俊彦が主人公を演じた。
竹中シアター
竹中直人が遠藤周作のモノマネや十八番ネタの「笑いながら怒る人」を披露した。
トランポリン劇場
ホームドラマのパロディ。トランポリンの上にセットが置かれており、子供役の鶴太郎らが場を荒らし収拾を着かなくさせる。
シルエットクイズ
たけし司会、三浦、ゲスト、鶴太郎の三人が影に映っているのは誰かを当てる。

放送リスト[編集]

放送日
(1983年)
サブタイトル
1 7月6日 出現!バルタン星人
2 7月13日 五大博士ゲーム研究
3 7月20日 爆笑たけしの殿様…
4 7月27日 初登場マッチの内気先生
5 8月3日 たけしの爆笑体操
6 8月10日 たけしの爆笑七変化
7 8月17日 壮絶!木人38号爆死
8 8月31日 熱血マッチのTシャツ刑事
9 9月7日 パニック!怪獣の日本
10 9月14日 奮闘マッチのTシャツ刑事
11 9月21日 明朗トシの敏腕弁護士
12 9月28日 トシの熱血教師

参考:朝日新聞縮刷版』朝日新聞社、1983年7月6日 - 同年9月28日付のラジオ・テレビ欄。 

備考[編集]

脚注[編集]

  1. ^ エンタ業界ナンバー1物語「テレビ」”. 日経BP. 2001年2月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年3月9日閲覧。
  2. ^ 竹書房/イオン編 編「Column テレビ番組中のパロディヒーローコーナー」『超人画報 国産架空ヒーロー40年の歩み』竹書房、1995年11月30日、163頁。ISBN 4-88475-874-9。C0076。 
TBS系列 水曜 19:00 - 19:54
前番組 番組名 次番組
突撃HOTスタジオ!
(1983年4月20日 - 1983年6月29日)
笑ってポン!
(1983年7月6日 - 1983年9月28日)
たけしのお笑いサドンデス
(1983年10月26日 - 1984年6月27日)
※19:00 - 19:30
パソコン宇宙大作戦・アイドルを救え!
(1983年10月26日 - 1983年12月21日)
※19:30 - 20:00