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「米山」の版間の差分

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'''米山'''(よねやま)は、[[新潟県]]の[[中越地方]]と[[上越地方]]の境にある[[山]]である。[[標高]]992.5メートル。きれいな[[四角錐]](ピラミッド型)の頂上部をもつ山容はよく目立ち、古くから陸路や海路の目印ともされた。


== 歴史 ==
== 歴史 ==
[[幕末]]までは、米山を境に東側が[[奥羽越列藩同盟]]の勢力圏で、西側が奥羽越列藩同盟の圏外であった。従って、[[歴史地理学]]的には、米山以東が[[東北地方|東北]]文化圏、米山以西が[[北陸地方 (広義)|北陸]]文化圏だと見る事{{要出典}}もできる。かつては、新潟県を米山で分割して、米山「下越後」、米山以西「上越後」と呼ばれていた時期もあ<ref>[http://www.pref-lib.niigata.niigata.jp/oshirase/kanpou_oshirase/kanpo29.pdf 新潟県立図書館報 2003年8月20日号]</ref>。
かつては、新潟県を米山で分割して、米山よりも側を「下越後」、西側を「上越後」と呼んだ時期もあった<ref>{{PDFlink|[http://www.pref-lib.niigata.niigata.jp/oshirase/kanpou_oshirase/kanpo29.pdf 新潟県立図書館報 2003年8月20日号]}}</ref>。


[[江戸時代]]に[[北陸道]]が再整備された時には、米山麓の[[米山峠]]には[[鉢崎関]]が設置され、[[出雲崎町|出雲崎]]や[[佐渡島]]に向かう旅客を取り締まっていた<ref>[http://lib.city.kashiwazaki.niigata.jp/siraberu/touge/yoneyama2.htm 柏崎市立図書館 米山峠(2)]</ref>。
[[江戸時代]]に[[北陸道]]が再整備された時には、米山麓の[[米山峠 (新潟県)|米山峠]]には[[鉢崎関]]が設置され、[[出雲崎町|出雲崎]]や[[佐渡島]]に向かう旅客を取り締まっていた<ref>[http://lib.city.kashiwazaki.niigata.jp/siraberu/touge/yoneyama2.htm 柏崎市立図書館 米山峠(2)]</ref>。


山体が[[火山岩]]で出来ていること、山容も[[火山]]を思わせることから、かつては死火山とみなされていた。しかし昭和の前半に、火山岩は古い海底火山の名残であり、山そのものは火山ではない(噴火で出来た山ではない)ことが判明している。
==出典==

2020年8月10日、上越市の小学6年生の男児が登山中に疲れて登山道で座っていたところ、斜面を滑り落ちて行方不明になる事故が発生した。翌日の午前6時37分、男児の母親が「声がした」と大声を上げたため、捜索していた家族や警察らが母親に近寄ったところ、[[水野林道口]]から約100メートル登った登山道の薮から男児が自ら出てきて保護された。男児は登山前に母親に買ってもらった[[コカコーラ]]で飢えを凌ぎ、保護されるまで一歩も動かず助けを待っていたために、すぐに発見することが出来た。

== 写真 ==
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水野林道登山口2.jpg|水野林道登山口から上越市内を眺める
新緑のブナが美しい登山道.jpg|新緑のブナが美しい登山道
米山の急坂.jpg|米山の急坂
米山から見た頚城三山2.jpg|米山から見た[[頚城三山]]
米山山頂小屋2.jpg|米山山頂小屋(避難小屋)
米山山頂.jpg|米山の山頂
米山山頂からの柏崎市内2.jpg|米山山頂からの柏崎市内(奥に[[弥彦山]])
朝焼けの米山.jpg|朝焼けの米山
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== 出典 ==
<references />
<references />


==関連項目==
== 関連項目 ==
* [[米山峠 (新潟県)]]
{|
* [[米山薬師]]
|valign="top"|
*[[米山]]
* [[佐渡弥彦米山国定公園]]
*[[米山薬師]]
* [[米山インターチェンジ]]
*[[佐渡弥彦米山国定公園]]
* [[米山サービスエリア]]
* [[碓氷峠]]:内陸側。
|valign="top"|
* [[足柄峠]] [[箱根峠]]:太平洋側。
*[[五十嵐川]]
*[[親不知]]
*[[倶利伽羅峠]]
|valign="top"|
*[[牛ノ谷峠]]
*[[木ノ芽峠]]
|}


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
*[http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?latitude=37.28955&longitude=138.4839528 国土地理院 地図閲覧システム 2万5千分1地形図名:柏崎(南東)]
* [http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?latitude=37.28955&longitude=138.4839528 国土地理院 地図閲覧システム 2万5千分1地形図名:柏崎(南東)]

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[[Category:中越地方]]
[[Category:上越地方]]
[[Category:柏崎市]]
[[Category:上越市の地理]]

2024年5月16日 (木) 15:22時点における最新版

米山
標高 992.5 m
所在地 日本の旗 日本
新潟県柏崎市上越市
位置 北緯37度17分22.3秒 東経138度29分02.2秒 / 北緯37.289528度 東経138.483944度 / 37.289528; 138.483944座標: 北緯37度17分22.3秒 東経138度29分02.2秒 / 北緯37.289528度 東経138.483944度 / 37.289528; 138.483944
米山の位置(日本内)
米山
米山の位置
プロジェクト 山
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米山(よねやま)は、新潟県中越地方上越地方の境にあるである。標高992.5メートル。きれいな四角錐(ピラミッド型)の頂上部をもつ山容はよく目立ち、古くから陸路や海路の目印ともされた。

歴史[編集]

かつては、新潟県を米山で分割して、米山よりも東側を「下越後」、西側を「上越後」と呼んだ時期もあった[1]

江戸時代北陸道が再整備された時には、米山麓の米山峠には鉢崎関が設置され、出雲崎佐渡島に向かう旅客を取り締まっていた[2]

山体が火山岩で出来ていること、山容も火山を思わせることから、かつては死火山とみなされていた。しかし昭和の前半に、火山岩は古い海底火山の名残であり、山そのものは火山ではない(噴火で出来た山ではない)ことが判明している。

2020年8月10日、上越市の小学6年生の男児が登山中に疲れて登山道で座っていたところ、斜面を滑り落ちて行方不明になる事故が発生した。翌日の午前6時37分、男児の母親が「声がした」と大声を上げたため、捜索していた家族や警察らが母親に近寄ったところ、水野林道口から約100メートル登った登山道の薮から男児が自ら出てきて保護された。男児は登山前に母親に買ってもらったコカコーラで飢えを凌ぎ、保護されるまで一歩も動かず助けを待っていたために、すぐに発見することが出来た。

写真[編集]

出典[編集]

  1. ^ 新潟県立図書館報 2003年8月20日号 (PDF)
  2. ^ 柏崎市立図書館 米山峠(2)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]