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「戦国時代史料の一覧」の版間の差分

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== 軍記物 ==
== 軍記物 ==
→「[[軍記物]]」
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*『信長記』[[小瀬甫庵]]著
*『[[明智]]』
:太田牛一の著作『[[信長公記]]』を底本に儒教的価値観に基づき創作や脚色加えて書いたもの。資料的価値は低いが、江戸時代を通して広く読まれた。
:著者不詳。元禄頃の成立。[[明智光秀]]の唯一の伝記。しかし史料的価値は低いとされる。
*『[[太閤記]]』 [[小瀬甫庵]]著 [[豊臣秀吉]]の一代記。『信長記』と同じく創作や脚色が多いが、江戸時代に大いに流布した。
*『浅井三代記』
*『[[甲陽軍鑑]]』 [[高坂昌信]]著?[[小幡景憲]]編
:甲斐武田氏の歴史、戦術などを記した軍学書。武田信玄の重臣高坂昌信が書き残した記録をもとに江戸時代に軍学者小幡景憲が脚色・創作を加えたものとされるが、史実と大きく異なっている点も多く、史料としての評価は分かれている。
*『[[陰徳太平記]]』
*『[[陰徳太平記]]』
:安芸毛利氏を中心に中国地方の戦国時代を描写した戦国軍記。17世紀末頃の成立。岩国藩の家老香川正矩著。[[毛利元就]]礼讃の傾向が強い。
:安芸毛利氏を中心に中国地方の戦国時代を描写した戦国軍記。17世紀末頃の成立。岩国藩の家老香川正矩著。[[毛利元就]]礼讃の傾向が強い。
*『相州兵乱記』
*『大友記』
*『小田原記』
*『南海治乱記』
:阿波三好氏についての軍記。
*『[[北越]]』
:越後上杉氏についての軍記。甲陽軍鑑の影響と上杉流軍学喧伝の傾向が顕著であり、史料価値は高くない。
*『江北記』
*『江濃記』
*『浅井三代記』
*『総見記』(『織田軍記』)
*『[[奥羽永慶軍記]]』
*『[[奥羽永慶軍記]]』
:東北地方の戦国時代を描写した戦国軍記。元禄11年の成立。久保田藩の医師戸部正直著。
:東北地方の戦国時代を描写した戦国軍記。元禄11年の成立。久保田藩の医師戸部正直著。
*『[[関八州古戦録]]
*『小田原北条記
*『[[明智軍記]]』
*『[[蒲池物語]]』 [[蒲池豊庵]]著
:[[蒲池氏]]の盛衰記。
:著者不詳。元禄頃の成立。[[明智光秀]]の唯一の伝記。しかし史料的価値は低いとされる。
*『官知論』
*『官知論』
:加賀冨樫氏と加賀一向一揆の抗争を記した軍記。
:加賀冨樫氏と加賀一向一揆の抗争を記した軍記。
*『[[軍記]]』
*『[[関八古戦録]]』
*『[[元親記]]』
:[[長宗我部元親]]についての軍記。
*『[[九州治乱記]]』[[友松玄益]]著
*『[[九州治乱記]]』[[友松玄益]]著
:[[大友氏]]を中心とした九州北部の軍記。
:[[大友氏]]を中心とした九州北部の軍記。
*『大友記』
*『江濃記』
*『北記』
*『[[甲陽軍鑑]]』 [[高坂昌信]]著?[[小幡景憲]]編
:甲斐武田氏の歴史、戦術などを記した軍学書。武田信玄の重臣高坂昌信が書き残した記録をもとに江戸時代に軍学者小幡景憲が脚色・創作を加えたものとされるが、史実と大きく異なっている点も多く、史料としての評価は分かれている。
*『[[佐久間軍記]]』[[佐久間常関]]著。
:[[織田信長]]家臣の[[佐久間氏]]と一部[[柴田氏]]について[[桶狭間の戦い]]から[[大坂の役]]までの記録。
*『信長記』[[小瀬甫庵]]著
:太田牛一の著作『[[信長公記]]』を底本に儒教的価値観に基づき創作や脚色加えて書いたもの。資料的価値は低いが、江戸時代を通して広く読まれた。
*『[[勢州軍記]]』
*『総見記』(『織田軍記』)
*『相州兵乱記』
*『[[太閤記]]』 [[小瀬甫庵]]著 [[豊臣秀吉]]の一代記。『信長記』と同じく創作や脚色が多いが、江戸時代に大いに流布した。
*『[[筑後国史]]』(筑後将士軍談)[[鈴木一貞]]著
*『南海治乱記』
:阿波三好氏についての軍記。
*『[[肥陽軍記]]』
*『[[肥陽軍記]]』
:[[龍造寺氏]]の興隆を描いた軍記。
:[[龍造寺氏]]の興隆を描いた軍記。
*甫庵信長記 → 信長記
*『[[蒲池物語]]』 [[蒲池豊庵]]著
*『[[越軍談]]
:[[蒲池氏]]の盛衰記。
:越後上杉氏についての軍記。甲陽軍鑑の影響と上杉流軍学喧伝の傾向が顕著であり、史料価値は高くない。
*『[[筑後国史]]』(筑後将士軍談)[[鈴木一貞]]著
*『[[北肥軍記]]』
*『[[北肥軍記]]』
*『[[佐久間軍記]]』[[佐久間常関]]著。
*『[[元親記]]』
:[[織田信]]家臣の[[佐久間氏]]と一[[柴田氏]]について[[桶狭間の戦い]]から[[大坂の役]]までの記
:[[長宗我元親]]についての記。


== 覚書・聞書 ==
== 覚書・聞書 ==

2012年1月5日 (木) 17:05時点における版

戦国時代史料の一覧 日本の戦国時代についての史料の一覧

日記・実録

史料価値が高い第一級史料

甲斐国窪八幡神社の別当寺である普賢寺住職による年代記。
武田氏家臣の日記。武田家の家政に関する記録が豊富で、武田三代期の基本史料。
甲斐国塩山向嶽寺の歴史住職により書き継がれた年代記。創建以来の向嶽寺史や武田氏との関わりに関する記事が豊富。
富士北麓地域の年代記。武田氏をはじめとする領主の動向や甲斐・駿河の政治的事件のほか、災害や生業に関する記録も多い。
慶長の役に医僧として動員させられた浄土真宗僧侶慶念の従軍日記。僧の視点から見た、当時の生々しい朝鮮半島の戦場の様子が記録されている。

軍記物

→「軍記物

著者不詳。元禄頃の成立。明智光秀の唯一の伝記。しかし史料的価値は低いとされる。
安芸毛利氏を中心に中国地方の戦国時代を描写した戦国軍記。17世紀末頃の成立。岩国藩の家老香川正矩著。毛利元就礼讃の傾向が強い。
東北地方の戦国時代を描写した戦国軍記。元禄11年の成立。久保田藩の医師戸部正直著。
蒲池氏の盛衰記。
  • 『官知論』
加賀冨樫氏と加賀一向一揆の抗争を記した軍記。
大友氏を中心とした九州北部の軍記。
甲斐武田氏の歴史、戦術などを記した軍学書。武田信玄の重臣高坂昌信が書き残した記録をもとに江戸時代に軍学者小幡景憲が脚色・創作を加えたものとされるが、史実と大きく異なっている点も多く、史料としての評価は分かれている。
織田信長家臣の佐久間氏と一部柴田氏について桶狭間の戦いから大坂の役までの記録。
太田牛一の著作『信長公記』を底本に儒教的価値観に基づき創作や脚色加えて書いたもの。資料的価値は低いが、江戸時代を通して広く読まれた。
阿波三好氏についての軍記。
龍造寺氏の興隆を描いた軍記。
越後上杉氏についての軍記。甲陽軍鑑の影響と上杉流軍学喧伝の傾向が顕著であり、史料価値は高くない。
長宗我部元親についての軍記。

覚書・聞書

関連項目