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「陽流砲術」の版間の差分

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福岡藩砲術陽流は、濱田家(福岡藩主系:黒田家末裔)、林家(福岡藩士系:林家分家筋)に伝承していたが、現在は、日本伝統武道連盟勢州会(故:濱田勢州氏)と尾上家(本来は鳥居流砲術:尾上家9代可恭は林家からの養嗣子)にのみ伝わっている。

2010年9月12日 (日) 02:52時点における版

陽流砲術(ようりゅうほうじゅつ)は砲術の流派のひとつ。
抱大筒と呼ばれる大口径の火縄銃を扱うことで知られる。九州筑前国福岡藩主黒田氏の家臣の高野安長が流祖。その後、藩老林家の一系に世襲され、明治以降はその親類の尾上家に伝えられた(無形文化財)。高野安長ー安房ー村上吉正ー(林)吉利ー林直益ー利邑ー直房ー直温ー直内ー直射(西南役で自刃)。尾上家で世襲したというのは史料的裏づけのない伝説。尾上家に伝わる最古の大筒に安部何々という銘があるため、安部流の分かれのようにいう珍説もあるが関係無い。そもそも考証上、その年代に作られた大筒とは認めがたい。

福岡藩の初代藩主である黒田長政の胴中紋の「コクモチ」日輪紋を流印として陽流と定める。


福岡藩砲術陽流は、濱田家(福岡藩主系:黒田家末裔)、林家(福岡藩士系:林家分家筋)に伝承していたが、現在は、日本伝統武道連盟勢州会(故:濱田勢州氏)と尾上家(本来は鳥居流砲術:尾上家9代可恭は林家からの養嗣子)にのみ伝わっている。