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「茨城県道274号牛久赤塚線」の版間の差分

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== 歴史 ==
== 歴史 ==
[[1985年]]の科学万博、Tsukuba Expo '85の開催に合わせ、当時鉄道輸送・道路とも交通インフラが十分整っておらず「陸の孤島」とまでよばれ開発途上にあった筑波研究学園都市万博会場まで、[[常磐線]]に臨時駅(万博中央駅)を設けて万博会場まで人員輸送する目的でインフラ整備する道路として、主要地方道土浦野田線(現・国道354号)以北にあった都市計画道路学園西大通り線を、国道6号まで延伸計画する区間が<ref name="tachihara"/>、1984年(昭和59年)に茨城県の県道として認定を受けた。1985年(昭和60年)2月に全線開通。科学万博終了後は、万博中央駅も解体撤去されて一時閑散とした道路にあったが、ひたち野うしく駅開設以後は沿線開発が進み国道6号牛久方面と筑波研究学園都市を結ぶ重要な幹線道路のひとつとなっている。
[[1985年]]の科学万博、Tsukuba Expo '85の開催に合わせ、当時鉄道輸送・道路とも交通インフラが十分整っておらず「陸の孤島」とまでよばれ開発途上筑波研究学園都市にあった万博会場まで鉄道からの人員輸送路の確保について、主催する財団法人国際科学技術博覧会や茨城県土木部などから一部不安視されていた<ref name="tachihara"/>。このことから、[[常磐線]]に臨時駅(万博中央駅)を設けて人員輸送のためのインフラ整備を目的とする道路として、主要地方道土浦野田線(現・国道354号)以北にあった都市計画道路学園西大通り線を、国道6号まで延伸計画された区間が<ref name="tachihara"/>、1984年(昭和59年)に茨城県の県道として認定を受けた。つくば科学万博開催直前の1985年(昭和60年)2月に全線開通。科学万博終了後は、万博中央駅も解体撤去されて一時閑散とした道路にあったが、万博中央駅跡地にひたち野うしく駅開設以後は沿線開発が進み国道6号牛久方面と筑波研究学園都市を結ぶ重要な幹線道路のひとつとなっている。
=== 年表 ===
=== 年表 ===
* [[1984年]]([[昭和]]59年)[[12月27日]]:'''県道牛久赤塚線'''(整理番号413)として路線認定される<ref>{{Citation|title={{PDFlink|[http://soumu.pref.ibaraki.jp/file/PDF/1984/198412/n7309.pdf 県道路線の認定(昭和59年12月27日 茨城県告示第1593号)]}}|periodical=茨城県報|publisher=茨城県|volume=第7309号|pages=pp.4-5|date=1984年12月27日}}</ref>。
* [[1984年]]([[昭和]]59年)[[12月27日]]:'''県道牛久赤塚線'''(整理番号413)として路線認定される<ref>{{Citation|title={{PDFlink|[http://soumu.pref.ibaraki.jp/file/PDF/1984/198412/n7309.pdf 県道路線の認定(昭和59年12月27日 茨城県告示第1593号)]}}|periodical=茨城県報|publisher=茨城県|volume=第7309号|pages=pp.4-5|date=1984年12月27日}}</ref>。

2015年5月5日 (火) 03:48時点における版

一般県道
茨城県道274号標識
茨城県道274号牛久赤塚線
制定年 1984年12月27日
起点 茨城県牛久市
終点 茨城県つくば市
接続する
主な道路
記法
国道6号
牛久土浦バイパス
国道354号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
茨城県道274号牛久赤塚線
つくば市北中島(2014年3月)

茨城県道274号牛久赤塚線(いばらきけんどう274ごううしくあかつかせん)は、茨城県牛久市からつくば市に至る一般県道である。

概要

本路線は、牛久市ひたち野からつくば市赤塚の国道354号交点まで南北につなぐ主要幹線道路で、都市計画道路である「学園西大通り」の南側の一部区間が県道指定されたものである。元々、旧国鉄万博中央駅(現・ひたち野うしく駅)と付近を通る国道6号を玄関口に、筑波研究学園都市方面へ幅員30m、4車線のアクセス道路のとして計画された都市計画道路の一部で[1]1985年国際科学技術博覧会(科学万博、Tsukuba Expo '85)の開催に合わせ開通している。

路線データ

歴史

1985年の科学万博、Tsukuba Expo '85の開催に合わせ、当時は鉄道輸送・道路とも交通インフラが十分整っておらず「陸の孤島」とまでよばれた開発途上の筑波研究学園都市にあった万博会場まで鉄道からの人員輸送路の確保について、主催する財団法人国際科学技術博覧会や茨城県土木部などから一部不安視されていた[1]。このことから、常磐線に臨時駅(万博中央駅)を設けて人員輸送のためのインフラ整備を目的とする道路として、主要地方道土浦野田線(現・国道354号)以北にあった都市計画道路学園西大通り線を、国道6号まで延伸計画された区間が[1]、1984年(昭和59年)に茨城県の県道として認定を受けた。つくば科学万博開催直前の1985年(昭和60年)2月に全線開通。科学万博終了後は、万博中央駅も解体撤去されて一時閑散とした道路にあったが、万博中央駅跡地にひたち野うしく駅を開設以後は沿線開発が進み、国道6号牛久方面と筑波研究学園都市を結ぶ重要な幹線道路のひとつとなっている。

年表

  • 1984年昭和59年)12月27日県道牛久赤塚線(整理番号413)として路線認定される[3]
  • 1985年(昭和60年)2月1日:稲敷郡牛久町大字中根(国道6号交点) - 筑波郡谷田部町大字赤塚(国道354号交点)の区間(延長5.69475km)を道路区域に指定[2]
  • 1985年(昭和60年)2月28日:稲敷郡牛久町大字中根から筑波郡谷田部町大字赤塚までの区間(延長5.695km)が供用開始される[4]
  • 1985年(昭和60年)3月17日つくば科学万博開催(- 9月16日まで)。
  • 1995年平成7年)3月30日:整理番号413から現在の番号(整理番号274)に変更される[5]
  • 2001年(平成13年)3月1日:牛久市中根町 - つくば市大字赤塚の全区間が、通行する車両の最大重量限度25トンの道路に指定される[6]
  • 2004年(平成16年)3月22日:つくば市稲岡 - 同市赤塚の区間が、通行する車両の高さの最高限度4.1mの道路に指定される[7]

通称

地理

通過する自治体

  • 茨城県
    • 牛久市 - つくば市

交差する道路

沿線

脚注

  1. ^ a b c いばらき建設技術研究会;立原信永、2002、「茨城の道路づくり (PDF) 」 、『いばらきの建設文化を語る懇談会 -現場における建設技術の継承を目指して-』、公益社団法人土木学会関東支部茨城会 pp. 10-12
  2. ^ a b 道路の区域決定(昭和60年2月1日 茨城県告示第167号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 号外第12号: p. p.2, (1985年2月1日) 
  3. ^ 県道路線の認定(昭和59年12月27日 茨城県告示第1593号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第7309号: pp. pp.4-5, (1984年12月27日) 
  4. ^ 道路の供用開始(昭和60年2月28日 茨城県告示第308号) (PDF) ,茨城県報 第7325号(1985年(昭和60年)2月28日)p.9 より
  5. ^ 県道の路線名および整理番号の変更(平成7年3月30日 茨城県告示第436号) (PDF) ,茨城県報 第637号(1995年(平成7年)3月30日)より
  6. ^ 車両制限令の規定に基づく道路の指定(平成13年3月1日 茨城県告示第198号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1241号: pp. p.10-14, (2001年3月1日) 
  7. ^ 車両制限令の規定の基づく道路の指定(平成16年3月15日 茨城県告示第371号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1551号: pp. p.9-14, (2004年3月15日) 

関連項目