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「起磁力」の版間の差分

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'''起磁力'''(きじりょく)は[[磁気]][[回路]]に[[磁束]]を生じさせる力。'''動磁力'''または'''磁動力'''ともいう。[[電気]]回路の[[起電力]]に相当し、一つの磁束線上にある二点間の磁位の差といいかえることもできる。[[電磁石]]では鉄心に巻いてある[[コイル]]の巻き回数と、そこに流れる[[電流]]([[アンペア]])の積によって決まり、MKSA単位系では[[アンペア回数]](AT)という単位を用いる。[[CGS電磁単位系]]では[[ギルバート (単位)|ギルバート]]という単位で表す。1ギルバートは10/4πアンペア回数に相当する。
'''起磁力'''(きじりょく)は[[磁気]][[回路]]に[[磁束]]を生じさせる力。'''動磁力'''または'''磁動力'''ともいう。物理量としては複数の基本量から誘導される組立量の一つである。[[電気]]回路の[[起電力]]に相当し、一つの磁束線上にある二点間の磁位の差といいかえることもできる。[[電磁石]]では鉄心に巻いてある[[コイル]]の巻き回数と、そこに流れる[[電流]]([[アンペア]])の積によって決まり、かつてはMKSA単位系では[[アンペア回数]](AT)という単位が用いられたことがあるが、現在のSIではSI単位として[[アンペア]](A)を用いる。[[CGS電磁単位系]]では[[ギルバート (単位)|ギルバート]]という単位で表す。1ギルバートは10/4πアンペア回数に相当する。


== 関連項目 ==
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2007年11月5日 (月) 07:57時点における版

起磁力(きじりょく)は磁気回路磁束を生じさせる力。動磁力または磁動力ともいう。物理量としては複数の基本量から誘導される組立量の一つである。電気回路の起電力に相当し、一つの磁束線上にある二点間の磁位の差といいかえることもできる。電磁石では鉄心に巻いてあるコイルの巻き回数と、そこに流れる電流アンペア)の積によって決まり、かつてはMKSA単位系ではアンペア回数(AT)という単位が用いられたことがあるが、現在のSIではSI単位としてアンペア(A)を用いる。CGS電磁単位系ではギルバートという単位で表す。1ギルバートは10/4πアンペア回数に相当する。

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