コンテンツにスキップ

「起磁力」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
VolkovBot(会話 | 投稿記録)
m r2.7.2) (ロボットによる: it:Forza magnetomotriceからit:Circuito magneticoへ変更
編集の要約なし
 
(4人の利用者による、間の4版が非表示)
1行目: 1行目:
'''起磁力'''(きじりょくは[[磁気]][[回路]]に[[磁束]]を生じさせる力。'''動磁力'''または'''磁動力'''ともいう。物理量としては複数の基本量から誘導される組立量の一つである。[[電気]]回路の[[起電力]]に相当し、一つの磁束線上にある二点間の磁位の差といいかえることもできる。[[電磁石]]では鉄心に巻いてある[[コイル]]の巻き回数と、そこに流れる[[電流]]([[アンペア]])の積によって決まり、かつてはMKSA単位系では[[アンペア回数]](AT)という単位が用いられたことがあるが、現在のSIではSI単位として[[アンペア]](A)を用いる。[[CGS電磁単位系]]では[[ギルバート (単位)|ギルバート]]という単位で表す。1ギルバートは10/4πアンペア回数に相当する。
'''起磁力'''(きじりょく,magnetomotive force)は[[磁気]][[回路]]に[[磁束]]を生じさせる力。'''動磁力'''または'''磁動力'''ともいう。物理量としては複数の基本量から誘導される組立量の一つである。[[電気]]回路の[[起電力]]に相当し、一つの磁束線上にある二点間の磁位の差といいかえることもできる。[[電磁石]]では鉄心に巻いてある[[コイル]]の巻き回数と、そこに流れる[[電流]]([[アンペア]])の積によって決まり、かつてはMKSA単位系では[[アンペア回数]](AT)という単位が用いられたことがあるが、現在のSIではSI単位として[[アンペア]](A)を用いる。[[CGS電磁単位系]]では[[ギルバート (単位)|ギルバート]]という単位で表す。1ギルバートは10/4πアンペア回数に相当する。


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
11行目: 11行目:
[[Category:電磁気学]]
[[Category:電磁気学]]


[[ar:قوة محركة مغناطيسية]]
[[ca:Força magnetomotriu]]
[[de:Durchflutung]]
[[el:Μαγνητεγερτική δύναμη]]
[[en:Magnetomotive force]]
[[es:Fuerza magnetomotriz]]
[[fa:نیروی محرک مغناطیسی]]
[[fi:Magnetomotorinen voima]]
[[it:Circuito magnetico]]
[[it:Circuito magnetico]]
[[nl:Magnetomotorische kracht]]
[[nn:Magnetomotorisk spenning]]
[[pl:Siła magnetomotoryczna]]
[[pt:Força magnetomotriz]]
[[ru:Магнитодвижущая сила]]
[[tr:Manyetomotor kuvvet]]
[[uk:Магніторушійна сила]]
[[zh:磁动势]]

2016年5月22日 (日) 09:19時点における最新版

起磁力(きじりょく,magnetomotive force)は磁気回路磁束を生じさせる力。動磁力または磁動力ともいう。物理量としては複数の基本量から誘導される組立量の一つである。電気回路の起電力に相当し、一つの磁束線上にある二点間の磁位の差といいかえることもできる。電磁石では鉄心に巻いてあるコイルの巻き回数と、そこに流れる電流アンペア)の積によって決まり、かつてはMKSA単位系ではアンペア回数(AT)という単位が用いられたことがあるが、現在のSIではSI単位としてアンペア(A)を用いる。CGS電磁単位系ではギルバートという単位で表す。1ギルバートは10/4πアンペア回数に相当する。

関連項目

[編集]