コンテンツにスキップ

「ペリメーデース」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
m カテゴリ追加
 
(他の1人の利用者による、間の1版が非表示)
9行目: 9行目:


== エウリュステウスの子 ==
== エウリュステウスの子 ==
この'''ペリメーデース'''は、[[ミュケーナイ]]の王エウリュステウスとアンティマケーの子で<ref>アポロドーロス、3巻9・2。</ref>、[[アレクサンドロス]]、イーピメドーン、エウリュビオス、[[メントール (ギリシア神話)|メントール]]<ref name=AP281>アポロドーロス、2巻8・1。</ref>、[[アドメーテー]]と兄弟<ref>アポロドーロス、2巻5・9。</ref>。[[ヘーラクレース]]の死後に起きたエウリュステウスと[[ヘーラクレイダイ]]との戦いで、エウリュステウスや他の兄弟とともに戦死した<ref name=AP281 />。
この'''ペリメーデース'''は、[[ミュケーナイ]]の王エウリュステウスと[[アンティマケー]]の子で<ref>アポロドーロス、3巻9・2。</ref>、[[アレクサンドロス]]、イーピメドーン、エウリュビオス、[[メントール (ギリシア神話)|メントール]]<ref name=AP281>アポロドーロス、2巻8・1。</ref>、[[アドメーテー]]と兄弟<ref>アポロドーロス、2巻5・9。</ref>。[[ヘーラクレース]]の死後に起きたエウリュステウスと[[ヘーラクレイダイ]]との戦いで、エウリュステウスや他の兄弟とともに戦死した<ref name=AP281 />。


== トロイア人 ==
== トロイア人 ==
31行目: 31行目:
* ホメロス『[[オデュッセイア]](上)』松平千秋訳、岩波文庫(1994年)
* ホメロス『[[オデュッセイア]](上)』松平千秋訳、岩波文庫(1994年)


{{ギリシア神話}}
{{DEFAULTSORT:へりめてす}}
{{DEFAULTSORT:へりめてす}}
[[Category:ギリシア神話の人物]]
[[Category:ギリシア神話の人物]]

2023年1月24日 (火) 06:42時点における最新版

ペリメーデース古希: Περιμήδης, Perimēdēs)は、ギリシア神話の人物である。長音を省略してペリメデスとも表記される。主に、

などが知られている。以下に説明する。

ケンタウロスの1人

[編集]

このペリメーデースは、ケンタウロスの1人である。ペウケウスの息子で、ドリュアロスと兄弟。彼ら兄弟はペイリトオスヒッポダメイアの結婚式に出席し、ラピテース族と戦った[1]

エウリュステウスの子

[編集]

このペリメーデースは、ミュケーナイの王エウリュステウスとアンティマケーの子で[2]アレクサンドロス、イーピメドーン、エウリュビオス、メントール[3]アドメーテーと兄弟[4]ヘーラクレースの死後に起きたエウリュステウスとヘーラクレイダイとの戦いで、エウリュステウスや他の兄弟とともに戦死した[3]

トロイア人

[編集]

このペリメーデースは、トローアス地方の都市クリューサのアポローン・スミンテウスの聖域の近隣に住んでいたトロイア人である。トロイア戦争でギリシア人と戦ったが、ケストロス、パレーロス、ペリラーオス、メドーンの子メナルケースとともにネオプトレモスに討たれた[5]

その他の人物

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ ヘーシオドス『ヘーラクレースの楯』186行。
  2. ^ アポロドーロス、3巻9・2。
  3. ^ a b アポロドーロス、2巻8・1。
  4. ^ アポロドーロス、2巻5・9。
  5. ^ スミュルナのクイントゥス、8巻291行。
  6. ^ 『イーリアス』15巻515行。
  7. ^ 『オデュッセイアー』11巻23行。
  8. ^ 『オデュッセイアー』12巻195行。
  9. ^ パウサニアース、10巻29・1。
  10. ^ アポロドーロス、E(摘要)7・28。

参考文献

[編集]