「トラヤヌスの門の戦い」の版間の差分

ブルガリア・東ローマ戦争
時	986年8月17日
場所	ブルガリア、ソフィア周辺の山脈地帯
結果	ブルガリア帝国の勝利
衝突した勢力
第一次ブルガリア帝国	東ローマ帝国
指揮官
サムイル	バシレイオス2世
戦力
?	30000人
被害者数
	重い

履歴の双方向閲覧

← 古い編集新しい編集 →

削除された内容追加された内容

ビジュアルウィキテキスト

インライン

2012年2月13日 (月) 17:00時点における版

トラヤヌスの門の戦いは、東ローマ帝国と第一次ブルガリア帝国との間で行われた戦いで、ブルガリアが勝利した。

経過

ブルガリアを征服したヨハネス1世の死後、東ローマ帝国に反旗を翻したサムイルは西部ブルガリアを拠点にし、東ローマ領やブルガリア旧領へ攻撃を繰り返していた。980年以降、サムイルはテッサリアに攻め込み、ラリッサを占領することに成功した。東ローマ皇帝バシレイオス2世はラリッサ陥落に衝撃を受け、自らブルガリア討伐を決意し、親征を行ったが、トラヤヌスの門と呼ばれる峠を進行中にブルガリア軍の待ち伏せ攻撃を受けて大敗し、バシレイオスも命からがらコンスタンティノープルに逃げ戻った。

結果

この戦いで勢いに乗ったサムイルは、1年後ブルガリア帝国の首都だったプレスラフ、プリスカを取り戻し、さらに多くのギリシャ人都市を占領していった。一方バシレイオス2世はこの敗戦で実力を見くびられ、アナトリアの貴族に反乱を起こされたため、しばらくブルガリアに手を出せなくなった。

参考文献

森安達也、今井淳子翻訳『ブルガリア―風土と歴史』
ロバート・ブラウニング著『ビザンツ帝国とブルガリア』

@@ 1行目: / 1行目: @@
 {{Infobox Military Conflict
 |conflict=トラヤヌスの門の戦い
-|conflict=[[ブルガリア・東ローマ戦争|ブルガリア・ビザンツ戦争]]
+|conflict=[[ブルガリア・東ローマ戦争]]
 |date=[[986年]][[8月17日]]
 |place=[[ブルガリア]]、[[ソフィア]]周辺の山脈地帯
 |result=ブルガリア帝国の勝利
 |combatant1=[[第一次ブルガリア帝国]]
-|combatant2=[[東ローマ帝国|ビザンツ帝国]]
+|combatant2=[[東ローマ帝国]]
 |commander1=[[サムイル (ブルガリア皇帝)|サムイル]]
 |commander2=[[バシレイオス2世]]
@@ 14行目: / 14行目: @@
 |casualties2=重い
 }}
-'''トラヤヌスの門の戦い'''は、[[東ローマ帝国|ビザンツ帝国]]と[[第一次ブルガリア帝国]]との間で行われた戦いで、ブルガリアが勝利した。
+'''トラヤヌスの門の戦い'''は、[[東ローマ帝国]]と[[第一次ブルガリア帝国]]との間で行われた戦いで、ブルガリアが勝利した。
 ==経過==
-ブルガリアを征服した[[ヨハネス1世ツィミスケス|ヨハネス1世]]の死後、ビザンツ帝国に反旗を翻した[[サムイル (ブルガリア皇帝)|サムイル]]は西部ブルガリアを拠点にし、ビザンツ領やブルガリア旧領へ攻撃を繰り返していた。980年以降、サムイルはテッサリアに攻め込み、ラリッサを占領することに成功した。ビザンツ皇帝[[バシレイオス2世]]はラリッサ陥落に衝撃を受け、自らブルガリア討伐を決意し、親征を行ったが、トラヤヌスの門と呼ばれる峠を進行中にブルガリア軍の待ち伏せ攻撃を受けて大敗し、バシレイオスも命からがら[[コンスタンティノープル]]に逃げ戻った。
+ブルガリアを征服した[[ヨハネス1世ツィミスケス|ヨハネス1世]]の死後、東ローマ帝国に反旗を翻した[[サムイル (ブルガリア皇帝)|サムイル]]は西部ブルガリアを拠点にし、東ローマ領やブルガリア旧領へ攻撃を繰り返していた。980年以降、サムイルはテッサリアに攻め込み、ラリッサを占領することに成功した。東ローマ皇帝[[バシレイオス2世]]はラリッサ陥落に衝撃を受け、自らブルガリア討伐を決意し、親征を行ったが、トラヤヌスの門と呼ばれる峠を進行中にブルガリア軍の待ち伏せ攻撃を受けて大敗し、バシレイオスも命からがら[[コンスタンティノープル]]に逃げ戻った。
 ==結果==