コンテンツにスキップ

「ノースハリウッド銀行強盗事件」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
脚注節置きながら出典皆無により出典の明記テンプレ提示。英語版では犯人実名が認められているが、何故infoboxのみで本文は犯人表記なのか矛盾しているのではないのか?本文も感情性除去
m 誤字の修正
29行目: 29行目:
警察官達は多数の負傷者を出しながらも、2人への追撃の手を緩めなかった。徒歩で逃走していた犯人は乱射中のアサルトライフルがジャムを起こして撃てなくなり、アサルトライフルを放棄してバックアップに持っていた拳銃で発砲を始め、警察官が撃った弾が防弾チョッキの隙間に入って負傷する。犯人は負傷と残弾数の少なさから拳銃自殺した。
警察官達は多数の負傷者を出しながらも、2人への追撃の手を緩めなかった。徒歩で逃走していた犯人は乱射中のアサルトライフルがジャムを起こして撃てなくなり、アサルトライフルを放棄してバックアップに持っていた拳銃で発砲を始め、警察官が撃った弾が防弾チョッキの隙間に入って負傷する。犯人は負傷と残弾数の少なさから拳銃自殺した。


車で逃走を図っていたもう1人の犯人は被弾で動かなくなった車を放棄して近くを通りかかったトラックを奪おうとする。しかし、トラックの持ち主が逃げる直前に防犯のためにエンジンを動かなくするキルスイッチをオンにしたので立ち往生し、車とトラックの周りを警官とSWAT隊員が囲む。銃乱射で応戦する犯人に対し、隊員の1人が車の下の隙間から犯人の足を撃ち、負傷して弾切れになった犯人は投降するが、出血多量で応急処置を受ける間無く死亡した。
車で逃走を図っていたもう1人の犯人は被弾で動かなくなった車を放棄して近くを通りかかったトラックを奪おうとする。しかし、トラックの持ち主が逃げる直前に防犯のためにエンジンを動かなくするキルスイッチをオンにしたので立ち往生し、車とトラックの周りを警官とSWAT隊員が囲む。銃乱射で応戦する犯人に対し、隊員の1人が車の下の隙間から犯人の足を撃ち、負傷して弾切れになった犯人は投降するが、出血多量で応急処置を受ける間無く死亡した。


事件は44分にもおよび、犯人達が発泡した弾数は1000発以上であった。警察12名と民間人8名が負傷した。
事件は44分にもおよび、犯人達が発泡した弾数は1000発以上であった。警察12名と民間人8名が負傷した。

2017年10月18日 (水) 16:13時点における版

ノースハリウッド銀行強盗事
場所 アメリカ合衆国の旗カリフォルニア州ノース・ハリウッド
バンク・オブ・アメリカノースハリウッド支店
座標 北緯34度11分29秒 西経118度23分46.6秒 / 北緯34.19139度 西経118.396278度 / 34.19139; -118.396278座標: 北緯34度11分29秒 西経118度23分46.6秒 / 北緯34.19139度 西経118.396278度 / 34.19139; -118.396278
日付 1997年2月28日
午前9時17分 – 午前10時1分
攻撃手段 アサルトライフル拳銃
死亡者 2人(犯人のみ)
負傷者 20人
犯人 2人組
テンプレートを表示

ノースハリウッド銀行強盗事件(ノースハリウッドぎんこうごうとうじけん、アメリカ英語: North Hollywood shootout)とは、1997年2月28日アメリカ合衆国カリフォルニア州ノース・ハリウッドで発生したアメリカ最大級の銀行強盗事件。

この事件はテレビで大々的に生中継された。この事件をきっかけにロサンゼルス市警察の一般の警察官が持つ銃器に関して大きな見直しが迫られた。

概要

バンク・オブ・アメリカノースハリウッド支店に2人組の強盗が正面玄関から入り、天井に向かってフルオートに違法改造された銃を威嚇目的に乱射した。2人は行員に札束をバッグに詰めさせて正面から出るが、既に銀行は50名以上の警察官達に囲まれていた。偶然にも銀行前をパトロール中の警察官が武装して銀行に押し入る2人を目撃し、応援要請を出したため2人の想定以上に警察が到着していた。

2人は警察官達に向かって銃乱射を開始。警察官も拳銃やショットガンで応戦したが、2人はケブラー製の防弾チョッキをミシンで縫い合わせて作った物で腕や足までを覆うようにして全身を防弾しており被弾した彼らは倒れる事は無かった。警察官が数発撃てば彼らが数十発を撃ち返す状態で、警察の装備は全く役に立たなかった。周辺にいた多数の民間人まで乱射された銃弾で負傷した。

銃撃戦中に2人は奪った札束の中に防犯で特殊なインクを飛散させる装置に気づいてバックを捨てる。逃走用の車に積み込んでいたアサルトライフルで乱射を開始し、上空で取材をしていたテレビ局のヘリコプターにも発砲した。1人は車に乗り込んで発砲をしながら逃走を試み、もう1人は徒歩で警察官達に発砲しながら逃走を図った。

警察官達は多数の負傷者を出しながらも、2人への追撃の手を緩めなかった。徒歩で逃走していた犯人は乱射中のアサルトライフルがジャムを起こして撃てなくなり、アサルトライフルを放棄してバックアップに持っていた拳銃で発砲を始め、警察官が撃った弾が防弾チョッキの隙間に入って負傷する。犯人は負傷と残弾数の少なさから拳銃自殺した。

車で逃走を図っていたもう1人の犯人は被弾で動かなくなった車を放棄して近くを通りかかったトラックを奪おうとする。しかし、トラックの持ち主が逃げる直前に防犯のためにエンジンを動かなくするキルスイッチをオンにしたので立ち往生し、車とトラックの周りを警官とSWAT隊員が囲む。銃乱射で応戦する犯人に対し、隊員の1人が車の下の隙間から犯人の足を撃ち、負傷して弾切れになった犯人は投降するが、出血多量で応急処置を受ける間も無く死亡した。

事件は44分にもおよび、犯人達が発泡した弾数は1000発以上であった。警察12名と民間人8名が負傷した。

犯行に使われた武器

脚注

関連項目

  • S.W.A.T. - この映画の冒頭のシーンがこの銀行強盗事件をモチーフにされている。
  • 44ミニッツ英語版 - この事件を元にしたテレビ映画。44分(44ミニッツ)は事件発生から終結までの時間を意味している。