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その後、クーデターなどによる内紛によって一時的なリーグ中断、更に[[フランシスコ・フランコ・バハモンデ|フランコ]]独裁政治への世界中からの批判のあおりを受け、長い期間、孤立を余儀なくされたが、[[1960年代]]頃から欧州において目覚しい実績を挙げ、現在では[[UEFAランキング]]でも1位を独走する世界屈指のリーグとして存在している。しかし、ここ数年ではセリエAやプレミアリーグといったところもチャンピオンズリーグでは盛り返しつつあり、特にプレミアリーグの勢いに近年はおされぎみである。 |
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2008年4月24日 (木) 11:57時点における版
リーガ・エスパニョーラ | |
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競技 | サッカー |
開始年 | 1929年 |
参加チーム | 20 |
国 | スペイン |
前回優勝 | レアル・マドリード |
リーガ・エスパニョーラ(Liga Española)は、プリメーラ・ディビシオン、セグンダ・ディビシオン(2006年からBBVAが命名権を取得しLiga BBVA)からなるスペインのプロサッカーリーグである。スペインではラ・リーガ(La Liga)と呼ばれる。
セグンダ・ディビシオンまではプロリーグ(LFP)が統括し、その下にセグンダ・ディビシオンB、テルセーラ・ディビシオンというアマチュアリーグが存在している。
歴史
1872年にイベリア半島南西部にある地中海岸の町、ウェルバにフットボールが伝えられ、それから17年を経た1889年、国内初のサッカークラブ「ウェルバ・レクリエーション・クラブ」が誕生。これを機にマドリード、バルセロナなどの大都市にも次々にクラブが生まれ、スペインサッカーの礎を築くことになった。
1920年のアントワープオリンピックをきっかけに国内に一大ブームが巻き起こったのを受けてプロリーグが誕生したのが1928年。
その後、クーデターなどによる内紛によって一時的なリーグ中断、更にフランコ独裁政治への世界中からの批判のあおりを受け、長い期間、孤立を余儀なくされたが、1960年代頃から欧州において目覚しい実績を挙げ、現在ではUEFAランキングでも1位を独走する世界屈指のリーグとして存在している。しかし、ここ数年ではセリエAやプレミアリーグといったところもチャンピオンズリーグでは盛り返しつつあり、特にプレミアリーグの勢いに近年はおされぎみである。
また、問題としてあげらるのは、スペインで社会問題化しているアフリカや中南米選手への人種差別的な野次が度々行なわれる等、サポーターのマナーに対する問題が急務課題となっている。
特徴
- フィジカルよりもテクニック、守備よりも攻撃を重視する傾向にある。
- FCバルセロナを筆頭に他国リーグと比べ、単に勝つだけでなく観ていて面白い内容のサッカーをすることを求められる傾向が強い。このため、レアル・マドリードのカペッロ監督は、2回(異なる時期)のリーグ優勝を果たしたにも関わらずその試合内容があまりにもつまらなかったことによりサポーターから激しい批判を浴び2度解任されるという事態が起こった。同様に、バルセロナでも、ルイス・ファン・ハール監督は、優勝したにも拘らず、地元のカタルーニャ人を使わず、オランダ人を多く使い、つまらないサッカーをしたことで、地元ファンから忌み嫌われている。
- 各クラブが地域と非常に密着している。その際たるものはバスク地方の名門アスレティック・ビルバオで、このクラブは地元バスク人のみで構成されている。また、自然と各試合は街を挙げた対抗戦となるので、ワールドカップ並の注目を集めるエル・クラシコや世界一激しいことで有名なアンダルシアダービー(ベティス対セビージャ)など大きなダービーマッチも多い。またバスクのその結束力の強さ故、バスク同士の試合は互いのサポーターが肩を組んで応援するという珍しい光景も見える。
- 前述のように各クラブと地域が密着していることにも起因して、カンテラと呼ばれる下部組織のユースチームが発達しており、ここから数多くの名選手が輩出されている。
- 他のリーグに比べ、中堅・下位チームも欧州レベルのコンペティションで実績を挙げており、リーグ戦での番狂わせも多い。多彩かつ強力な中堅・下位チームの存在が、このリーグの魅力といえる。
- ここ近年は毎シーズン、ダークホース的なチームが現れ、UEFAチャンピオンズリーグでの活躍も目を見張る。(例、02-03 レアル・ソシエダ 04-05 レアル・ベティス、ビジャレアル 05-06 CAオサスナ 06-07 セビージャFC)
構造
- プリメーラ・ディビシオン(1部リーグ)
- 20チーム
- 下位3チームは自動的にセグンダ・ディビシオンへ降格
- セグンダ・ディビシオン(2部リーグ)
- 22チーム
- 上位3チームは自動的にプリメーラ・ディビシオンへ昇格
- 下位4チームは自動的にセグンダ・ディビシオンBへ降格
- セグンダ・ディビシオンB(2部リーグB)
- 4グループで各20チーム
- 各グループの上位4チームで新たに4チーム4グループでのプレイオフを行い、各グループで1位になった4チームがセグンダ・ディビシオンへ昇格
- 各グループ最下位の計4チームが自動的にテルセーラ・ディビシオンへ降格
- 各グループ16位の4チームが降格プレイオフを行い2チームが降格
- テルセーラ・ディビシオン(3部リーグ)
- 17グループで各20 - 22チーム
- 各グループの1位同士がホーム&アウェイ方式で昇格決定戦を行い、上位4チームがセグンダ・ディビシオンBへ昇格
備考
- 現行のルールは、1999 - 2000シーズンから移行。
- 同一クラブの下部チーム(Bチーム、Cチーム)もリーグに参加できるが、上部チームより下位のリーグにしか所属できない。
- プリメーラ・ディビシオンではEU外枠の選手は3人までしか登録できない。
国内カップ戦
- コパ・デル・レイ
- スーペルコパ・デ・エスパーニャ - 前シーズンの国内リーグ戦優勝チームと国内カップ戦優勝チームとで行われるカップ戦。次シーズンの開幕前に行われる。
国際大会での主要な戦績
※2006-2007シーズン終了現在
- UEFAチャンピオンズリーグ優勝 11回
- UEFAチャンピオンズリーグ準優勝 9回
- レアル・マドリード (3回)
- バルセロナ (3回)
- バレンシア (2回)
- アトレティコ・マドリード (1回)
- UEFAカップウィナーズカップ優勝(注 : UEFAカップに統合) 7回
- バルセロナ (4回)
- アトレティコ・マドリード (1回)
- バレンシア (1回)
- サラゴサ (1回)
- UEFAスーパーカップ優勝 5回
- インターコンチネンタルカップ優勝 4回
- レアル・マドリード (3回)
- アトレティコ・マドリード (1回)
プリメーラ・ディビシオンでプレーした日本人選手
- 城彰二 2000.1-2000.7(レアル・バリャドリード)
- 西澤明訓 2000.12-2001.6(RCDエスパニョール)
- 大久保嘉人 2005.1-2006.7(RCDマジョルカ)