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| Name = ゆらゆら帝国
| 名前 = ゆらゆら帝国
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| 画像 = Yura Yura Teikoku in Boston at the Wilbur Theatre (3).jpg
| 画像説明 = ウィルバー劇場でのボストン公演にて(2009年)
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'''ゆらゆら帝国'''(ゆらゆらていこく)は、[[日本]]の[[バンド (音楽)#ロックバンド|ロックバンド]]。活動期間は[[1989年]] - [[2010年]]<ref>{{Cite news|url=https://www.oricon.co.jp/news/74857/full/|title=ゆらゆら帝国が解散、結成21年間の活動に終止符「完全に出来上がってしまった」|newspaper=ORICON NEWS|publisher=株式会社oricon ME|date=2010-03-31|accessdate=2023-09-04}}</ref>。略称は「'''ゆら帝'''」<ref>{{Cite news|url=https://natalie.mu/music/news/237250|title=ゆら帝解散から7年、坂本慎太郎が初ソロライブをドイツで実施|newspaper=音楽ナタリー|publisher=株式会社ナターシャ|date=2017-07-18|accessdate=2022-10-07}}</ref>。
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== 概要 ==
== 来歴 ==
*1989年2月、大学2年生の坂本慎太郎が学友の吉田敦を誘い結成。[[吉祥寺]]の曼荼羅、[[高円寺]]の20000Vを中心に活動を始める。当時のメンバーは4名であった。このころ、[[三宅裕司のいかすバンド天国]]に出演した異色バンド、[[マリア観音 (ロックバンド)|マリア観音]]と共にライブを企画する。同バンドも掲げていた「日本語のオリジナルロック」を追求。翌年、亀川千代がベース担当として加入、亀川の友人である橋口優がギター担当として加入した。
ゆらゆら帝国というバンド名は、結成時にバンド名を決める際、いくつか挙げた候補のどれもピンと来ず、最もましだったものを選んだという程度で深い理由はない。
*1991年から、自主制作のカセットテープを次々制作、発売した。

*1992年には[[インディーズ|インディーズレーベル]]にて1stアルバム『ゆらゆら帝国』発売。しかし吉田が[[聴覚障害]]の悪化を理由に脱退。さらに橋口が脱退。ドラムス担当として沢田守秀が加入。[[スリーピース]]バンドとなる。
メジャー・デビュー・アルバムの『[[3×3×3]]』はリリースされた当時[[小山田圭吾]]により音楽雑誌での企画“年間ベスト1アルバム”に選ばれた。[[坂本慎太郎]]は「(小山田に)年間ベスト1に選んでもらって、それから周りの見る目が変わった」と後のインタビューで語っている。
*1994年、2ndアルバム『ゆらゆら帝国Ⅱ』を発売。

*1995年、沢田が脱退。ドラムス担当として下田温泉が加入。翌年には3rdアルバム『LIVE』、4thアルバム『Are you ra?』を発表。
[[演奏会|ライブ]]における特徴として、[[司会|MC]]がほとんどない、[[アンコール]]がないといったことが挙げられる。坂本は[[ギター]]を弾きながら体を激しく動かし飛び上がることもある一方で、[[亀川千代]]はほぼ直立不動を保ち、大振りなアクションはまったく行わない。MCは、坂本が「どうも」「あと1曲です」「さよなら」「ありがと」「まぁまぁまぁ」などと言うだけで、まとまった事を喋ることはほとんどなく、他の二人は全く喋らず、観客からの掛け声に応じることも一切しない。国内のフェスの参加のほか、2005年のレーベル移籍後は[[ヨーロッパ]]や[[アメリカ]]でのライブ敢行や[[台湾]]のフェス出演など、日本国外での活動も活発に行っていた。2010年3月31日、ウェブサイトにて解散を発表し、その理由に「完全にできあがってしまった」ことを挙げた。
*1997年、下田が脱退。[[かかし (バンド)|かかし]]のメンバーであった柴田一郎が加入。
*1998年、[[ミディ]]と契約し[[メジャー・デビュー (音楽家)|メジャー・デビュー]]。メジャー1stアルバム『3×3×3』発表。
*2000年、[[フジロックフェスティバル]]に初参加。その後、2年おきに出演。
*2005年、[[ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ]]に移籍。
*2008年、[[園子温]]監督作『[[愛のむきだし]]』に主題歌「空洞です」を含む複数の挿入曲が起用される。
*2009年、結成20周年を迎える。記念ライブを[[日比谷野外音楽堂]]で開催。
*2010年、公式ウェブサイト上で3月31日をもって解散を発表<ref>{{Cite web|url=https://natalie.mu/music/news/29817|title=ゆらゆら帝国が解散「やれることは全てやり切った」|website=音楽ナタリー|publisher=ナターシャ|date=2010-03-31|accessdate=2024-04-09}}</ref>。
*2024年4月7日、亀川が死去<ref name="訃報亀川"/>。{{没年齢|1969|7|29|2024|4|7}}。


== メンバー ==
== メンバー ==
=== 最終メンバー ===
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'''[[坂本慎太郎|坂本 慎太郎]]'''(さかもと しんたろう、[[1967年]][[9月9日]] - )
'''[[坂本慎太郎|坂本 慎太郎]]'''(さかもと しんたろう、[[1967年]][[9月9日]] - )
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[[ドラムセット|ドラムス]]担当。}}
[[ドラムセット|ドラムス]]担当。}}


=== メンバー ===
=== 途中脱退したメンバー ===
'''吉田 敦'''(よしだ あつし)
'''吉田 敦'''(よしだ あつし)
{{Indent|ドラムス担当。[[1989年]]の結成当初から[[1992年]]まで在籍。ライブでは上半身裸で、坂本と過激なパフォーマンス(ドラムセットを飛び越える、[[スネアドラム]]を持ってステージを走り回るなど)を繰り返していた。[[難聴]]の悪化を理由に脱退。}}
{{Indent|ドラムス担当。[[1989年]]の結成当初から[[1992年]]まで在籍。ライブでは上半身裸で、坂本と過激なパフォーマンス(ドラムセットを飛び越える、[[スネアドラム]]を持ってステージを走り回るなど)を繰り返していた。[[難聴]]の悪化を理由に脱退。}}
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{{Indent|ギター担当。亀川と同時期に加入し、1992年まで在籍。吉田と同時期に脱退。自身のYouTubeチャンネルにて演奏動画を投稿していた。}}
{{Indent|ギター担当。亀川と同時期に加入し、1992年まで在籍。吉田と同時期に脱退。自身のYouTubeチャンネルにて演奏動画を投稿していた。}}
'''沢田 守秀'''(さわだ もりひで)
'''沢田 守秀'''(さわだ もりひで)
{{Indent|ドラムス担当。坂本と亀川の音楽性の変化から意見が割れ、[[1995年]]に脱退。ゆらゆら帝国加入前は、音楽雑誌『[[MARQUEE (雑誌)|MARQUEE]]』(MARQUEE Inc.)で編集、ライターなどを担当していた。}}
{{Indent|ドラムス担当。坂本と亀川の音楽性の変化から意見が割れ、1995年に脱退。ゆらゆら帝国加入前は、音楽雑誌『[[MARQUEE (雑誌)|MARQUEE]]』(MARQUEE Inc.)で編集、ライターなどを担当していた。}}
'''下田 温泉'''(しもだ おんせん)
'''下田 温泉'''(しもだ おんせん)
{{Indent|ドラムス担当。沢田の脱退後に加入し、[[1997年]]に脱退。坂本は「直線的なドラムだった」と評価している。}}
{{Indent|ドラムス担当。沢田の脱退後に加入し、[[1997年]]に脱退。坂本は「直線的なドラムだった」と評価している。}}
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{{Indent|ベース担当。ゆらゆら帝国結成以前は、坂本(G) 阿佐美(Vo)で学園祭等で活動していた。結成当初はベースとして加入。1989年脱退。
{{Indent|ベース担当。ゆらゆら帝国結成以前は、坂本(G) 阿佐美(Vo)で学園祭等で活動していた。結成当初はベースとして加入。1989年脱退。
現在は[[映像作家]]として活動する。[[SMOOTH ACE]]、[[coba]]、[[権藤知彦]]の映像制作が多い。傍ら不定期でライブ活動等も行なう。}}
現在は[[映像作家]]として活動する。[[SMOOTH ACE]]、[[coba]]、[[権藤知彦]]の映像制作が多い。傍ら不定期でライブ活動等も行なう。}}

== 来歴 ==
*[[1989年]][[2月]]、大学2年生の坂本慎太郎が学友の吉田敦を誘い結成。[[吉祥寺]]の曼荼羅、[[高円寺]]の20000Vを中心に活動を始める。当時のメンバーは4名であった。このころ、[[三宅裕司のいかすバンド天国]]に出演した異色バンド、[[マリア観音 (ロックバンド)|マリア観音]]と共にライブを企画する。同バンドも掲げていた「日本語のオリジナルロック」を追求。翌年、亀川千代がベース担当として加入、亀川の友人である橋口優がギター担当として加入した。
*[[1991年]]から、自主制作のカセットテープを次々制作、発売した。
*[[1992年]]には[[インディーズ|インディーズレーベル]]にて1stアルバム『ゆらゆら帝国』発売。しかし吉田が[[聴覚障害]]の悪化を理由に脱退。さらに橋口が脱退。ドラムス担当として沢田守秀が加入。[[スリーピース]]バンドとなる。
*[[1994年]]、2ndアルバム『ゆらゆら帝国Ⅱ』を発売。
*[[1995年]]、沢田が脱退。ドラムス担当として下田温泉が加入。翌年には3rdアルバム『LIVE』、4thアルバム『Are you ra?』を発表。
*[[1997年]]、下田が脱退。[[かかし (バンド)|かかし]]のメンバーであった柴田一郎が加入。
*[[1998年]]、[[ミディ]]と契約し[[メジャー・デビュー (音楽家)|メジャー・デビュー]]。メジャー1stアルバム『3×3×3』発表。
*[[2000年]]、[[フジロックフェスティバル]]に初参加。その後、2年おきに出演。
*[[2005年]]、[[ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ]]に移籍。
*[[2008年]]、[[園子温]]監督作『[[愛のむきだし]]』に主題歌「空洞です」を含む複数の挿入曲が起用される。
*[[2009年]]、結成20周年を迎える。記念ライブを[[日比谷野外音楽堂]]で開催。
*[[2010年]]、公式ウェブサイト上で3月31日をもって解散を発表<ref>{{Cite web|url=https://natalie.mu/music/news/29817|title=ゆらゆら帝国が解散「やれることは全てやり切った」|website=音楽ナタリー|publisher=ナターシャ|date=2010-03-31|accessdate=2024-04-09}}</ref>。
*[[2024年]][[4月7日]]、亀川が死去<ref name="訃報亀川"/>。{{没年齢|1969|7|29|2024|4|7}}。


== 作品 ==
== 作品 ==
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2024年5月7日 (火) 07:30時点における最新版

ゆらゆら帝国
ウィルバー劇場でのボストン公演にて(2009年)
基本情報
出身地 日本の旗 日本
ジャンル サイケデリック・ロック[1]
活動期間 1989年 - 2010年[2]
レーベル
  • アメリカ合衆国の旗 Death From Abroad
旧メンバー

ゆらゆら帝国(ゆらゆらていこく)は、日本サイケデリック・ロックバンド[1]。略称は「ゆら帝[3]

来歴[編集]

  • 1989年2月、大学2年生の坂本慎太郎が学友の吉田敦を誘い結成。吉祥寺の曼荼羅、高円寺の20000Vを中心に活動を始める。当時のメンバーは4名であった。このころ、三宅裕司のいかすバンド天国に出演した異色バンド、マリア観音と共にライブを企画する。同バンドも掲げていた「日本語のオリジナルロック」を追求。翌年、亀川千代がベース担当として加入、亀川の友人である橋口優がギター担当として加入した。
  • 1991年から、自主制作のカセットテープを次々制作、発売した。
  • 1992年にはインディーズレーベルにて1stアルバム『ゆらゆら帝国』発売。しかし吉田が聴覚障害の悪化を理由に脱退。さらに橋口が脱退。ドラムス担当として沢田守秀が加入。スリーピースバンドとなる。
  • 1994年、2ndアルバム『ゆらゆら帝国Ⅱ』を発売。
  • 1995年、沢田が脱退。ドラムス担当として下田温泉が加入。翌年には3rdアルバム『LIVE』、4thアルバム『Are you ra?』を発表。
  • 1997年、下田が脱退。かかしのメンバーであった柴田一郎が加入。
  • 1998年、ミディと契約しメジャー・デビュー。メジャー1stアルバム『3×3×3』発表。
  • 2000年、フジロックフェスティバルに初参加。その後、2年おきに出演。
  • 2005年、ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズに移籍。
  • 2008年、園子温監督作『愛のむきだし』に主題歌「空洞です」を含む複数の挿入曲が起用される。
  • 2009年、結成20周年を迎える。記念ライブを日比谷野外音楽堂で開催。
  • 2010年、公式ウェブサイト上で3月31日をもって解散を発表[4]
  • 2024年4月7日、亀川が死去[5]。54歳没。

メンバー[編集]

最終メンバー[編集]

坂本 慎太郎(さかもと しんたろう、1967年9月9日 - )

ギターボーカル担当。

亀川 千代(かめかわ ちよ、1969年7月29日 - 2024年4月7日[5]

ベース担当。

柴田 一郎(しばた いちろう、1968年9月2日 - )

ドラムス担当。

途中脱退したメンバー[編集]

吉田 敦(よしだ あつし)

ドラムス担当。1989年の結成当初から1992年まで在籍。ライブでは上半身裸で、坂本と過激なパフォーマンス(ドラムセットを飛び越える、スネアドラムを持ってステージを走り回るなど)を繰り返していた。難聴の悪化を理由に脱退。

橋口 優(はしぐち まさる)

ギター担当。亀川と同時期に加入し、1992年まで在籍。吉田と同時期に脱退。自身のYouTubeチャンネルにて演奏動画を投稿していた。

沢田 守秀(さわだ もりひで)

ドラムス担当。坂本と亀川の音楽性の変化から意見が割れ、1995年に脱退。ゆらゆら帝国加入前は、音楽雑誌『MARQUEE』(MARQUEE Inc.)で編集、ライターなどを担当していた。

下田 温泉(しもだ おんせん)

ドラムス担当。沢田の脱退後に加入し、1997年に脱退。坂本は「直線的なドラムだった」と評価している。

阿佐美 和正(あさみ かずまさ)

ベース担当。ゆらゆら帝国結成以前は、坂本(G) 阿佐美(Vo)で学園祭等で活動していた。結成当初はベースとして加入。1989年脱退。 現在は映像作家として活動する。SMOOTH ACEcoba権藤知彦の映像制作が多い。傍ら不定期でライブ活動等も行なう。

作品[編集]

シングル[編集]

  発売日 タイトル 規格品番 備考
1st 1998年7月8日 発光体 MDCS-1014
2nd 1999年4月21日
1997年7月30日
ズックにロック MDCS-1022:CD
CXLP-1015:LP
3rd 2000年11月22日 ゆらゆら帝国で考え中 MDCS-1046 オリコン最高42位
4th 2001年5月3日 ラメのパンタロン MDCS-1050 オリコン最高95位
5th 2002年11月20日 冷たいギフト/貫通 MDDZ-9001 オリコン最高33位、登場回数4回
6th 2006年6月21日 つぎの夜へ AICL-1750 オリコン最高43位、登場回数4回
2006年8月25日 つぎの夜へ(remix)/順番には逆らえない(remix) SYUM-0333 アナログ限定盤
7th 2007年7月4日 美しい AICL-1836 オリコン最高23位、登場回数4回

アルバム[編集]

オリジナル・アルバム[編集]

  発売日 タイトル 規格品番 備考
1st 1992年4月25日 ゆらゆら帝国 ZIKS-004 冥土の口/狂っているのは君のほう/虫男/私は点になりたい/太陽のうそつき/生き物万歳/お花もどき/なぞ宇宙
2nd 1994年6月10日 ゆらゆら帝国II TMC-101 人間やめときな/魚ちゃん/壁のない部屋/バカのふり/心は半分/奴隷と神様/夜中の果実
3rd 1996年3月25日 Are you ra?/アーユーラ? CTCD-029 アイツのテーマ[6]/されたがっている/最後の一匹/グレープフルーツちょうだい/うそのアフリカ/アイドル/ファミリー/わかって下さい
4th 1998年4月15日 3×3×3 MDCL-1329 読みは「さんかける さんかける さん」
5th 1999年6月16日 ミーのカー MDCL-1348 オリコン最高27位、登場回数3回
6th 1999年11月17日 太陽の白い粉 MDCL-1361:CD
CXLP-1023:LP
オリコン最高49位
7th 2001年2月21日 ゆらゆら帝国III MDCL-1405 オリコン最高15位、登場回数3回
8th 2003年2月26日 ゆらゆら帝国のしびれ MDCL-1439 オリコン最高28位、登場回数4回
9th ゆらゆら帝国のめまい MDCL-1440 オリコン最高30位、登場回数3回
10th 2005年5月18日 Sweet Spot AICL-1617:CD
SYUM-0290:LP
初回盤のみデジパック仕様、ステッカー封入
オリコン最高15位、登場回数5回
11th 2007年10月10日 空洞です AICL-1877:CD
SYUM-0362:LP
オリコン最高21位、登場回数6回

リミックス・アルバム[編集]

  発売日 タイトル 規格品番 備考
1st 2008年7月2日 REMIX 2005-2008 AICL-1940/1 オリコン最高41位、登場回数3回

ライブ・アルバム[編集]

  発売日 タイトル 規格品番 備考
1st 1995年7月1日 LIVE CTCD-013 CAPTAIN TRIP RECORDS
2nd 2003年11月26日 な・ま・し・び・れ・な・ま・め・ま・い MDCL-1452 オリコン最高36位、登場回数4回
3rd 2010年11月24日 YURAYURATEIKOKU LIVE 2005-2009 AICL-2214/6:2CD+DVD オリコン最高18位、登場回数4回
4th 2011年1月26日 YURA YURA TEIKOKU LIVE 2005-2009 -CD- AICL-2231/2:2CD

ベスト・アルバム[編集]

  発売日 タイトル 規格品番 備考
1st 2004年9月16日 1998-2004 MDCL-1465/6 オリコン最高46位、登場回数5回
2nd 2013年2月27日 SINGLES 1998-2002 MDCL-1534/5 オリコン最高97位

オムニバス参加アルバム[編集]

発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1991年5月 BLOODY BUTTERFLY ZIKSBB-001 M-4「お葬式」、M-5「虫男」、M-6「冥土の口」 ライブ音源
1992年1月1日 Tokyo Flashback 2 PSFD-24 M-6「バカのふり」 P.S.F.レコーズ
1996年10月19日 RICETONE CIRCLE VOL.1 QTCY-3008 M-5「昆虫ロック」、M-11「彼女のサソリ」 クアトロ/ライストーン
2001年5月30日 けものがれ、俺らの猿と TOCT-24589 M-6 「つきぬけた」 同名映画のサウンドトラック
2005年4月6日 FINE TIME 2 〜A TRIBUTE TO NEW WAVE〜 UPCH-1398 M-14「Frankie Teardrop」(スーサイドのカバー) UNIVERSAL MUSIC
2005年10月26日 乱歩地獄 オリジナル・サウンドトラック QDCA-1 M-23「ボーンズ」 dopic records
2005年12月07日 A Pack To The Future KSCL-897 M-2「ONE BUTTON (YURA YURA TEIKOKU)」 石野卓球によるDJミックスアルバム
2006年06月14日 ROCK is LOFT Blue Disc ~SHINJUKU LOFT 30th Anniversary~ COCP-50925 DISC2M-3「発光体」 Columbia
2008年7月23日 極東最前線2 VPCC-84440 M-3「タコ物語 (LIVE)」 VAP
2010年09月08日 On a road with TARTOWN GRGAT-0005 M-2「2005年世界旅行」 TARTOWN

自主制作[編集]

以下はすべてカセットテープによる作品。

  • ゆらゆら帝国 (1991年)生き物万歳/夜の恋人達/太陽のうそつき/神様おねがい
  • ゆらゆら帝国 (1991年)冥土の口/お花もどき/耳なし口なし/お葬式
  • ゆらゆら帝国 (1991年)心は半分/魚ちゃん/砂糖人間/お花もどき/炎ってすてき

映像作品[編集]

  発売日 タイトル 規格品番 備考
1st 1998年1月25日 Live 1997.9.1 CXVA-1001:VHS 下北沢CLUB Queでのライブ映像。
昆虫ロック/ドックンドール/いたずら小僧/発光体
2nd 2007年9月26日 CLIPS 1998-2003 MDBL-1002:DVD オリコン最高82位、登場回数4回
4th 2010年12月22日 YURA YURA TEIKOKU LIVE 1997-2004 AIBL-9201:DVD+フォトブック
AIBL-9203:DVD
オリコン最高34位、登場回数3回
5th 2011年1月26日 YURA YURA TEIKOKU LIVE 2005-2009 -DVD- AIBL-9205:DVD

ミュージック・ビデオ[編集]

監督 曲名
天久聖一 / 山口保幸 美しい
井本学明 ズックにロック」「発光体
丸山太郎 「ロボットでした」
山口保幸 2005年世界旅行」「つぎの夜へ」「ゆらゆら帝国で考え中」「タコ物語」「ラメのパンタロン」「貫通」「空洞です」「夜行性の生き物3匹」「冷たいギフト」「ドア
不明 空洞です (alternate version)

タイアップ一覧[編集]

使用年 曲名 タイアップ
2000年 ゆらゆら帝国で考え中 NHK-FMミュージック・スクエア』2000年12月・2001年1月度オープニングテーマ
2001年 フジテレビ系『はねるのトびら』オープニングテーマ(2001年4月 - 2003年12月)
アイツのテーマ フジテレビ系『はねるのトびら』エンディングテーマ(2001年4月 - 2006年5月)
2004年 すべるバー フジテレビ系『はねるのトびら』オープニングテーマ(2004年1月 - 2012年9月)
2005年 ボーンズ アルバトロス・フィルム配給映画『乱歩地獄』エンディングテーマ
2007年 美しい テレビ愛知a-ha-N varie』エンディングテーマ
2009年 つぎの夜へ ファントム・フィルム配給映画『愛のむきだし』挿入歌
美しい (Album Version) ファントム・フィルム配給映画『愛のむきだし』挿入歌
空洞です(alternate version) ファントム・フィルム配給映画『愛のむきだし』主題歌[7]
2013年 空洞です キリンビールキリン本搾りチューハイ」CMソング[8]
2023年 発光体 ニッポン放送あののオールナイトニッポン0(ZERO)』オープニングテーマ

ヘヴィー・ローテーション/パワープレイ[編集]

テレビ[編集]

放送年 曲名 ヘヴィー・ローテーション/パワープレイ
1999年 ズックにロック スペースシャワーTV 1999年4月度POWER PUSH!

賞・記録[編集]

受賞歴[編集]

主なライブ[編集]

  • 2000年07月29日 - FUJI ROCK FESTIVAL '00
  • 2000年08月19日 - RISING SUN ROCK FESTIVAL 2000 in EZO
  • 2002年07月28日 - FUJI ROCK FESTIVAL '02
  • 2002年08月17日 - RISING SUN ROCK FESTIVAL 2002 in EZO
  • 2003年08月31日 - RUSH BALL 2003
  • 2004年07月31日 - FUJI ROCK FESTIVAL '04
  • 2004年08月14日 - RISING SUN ROCK FESTIVAL 2004 in EZO
  • 2005年04月02日 - LIVE-FREE 2005 TOKYO
  • 2006年01月31日 - UFO CLUB 10th Anniversary PARTY
  • 2006年07月30日 - FUJI ROCK FESTIVAL '06
  • 2006年08月18日 - RISING SUN ROCK FESTIVAL 2006 in EZO
  • 2006年08月27日 - RUSH BALL 2006
  • 2007年10月〜12月 - ゆらゆら帝国LIVE 2007
  • 2008年04月27日 - ARABAKI ROCK FEST.08
  • 2008年07月19日 - Hot Stuff 30th Anniversary
  • 2008年07月27日 - FUJI ROCK FESTIVAL '08
  • 2008年08月16日 - RISING SUN ROCK FESTIVAL 2008 in EZO
  • 2008年08月27日 - LIQUIDROOM 4th ANNIVERSARY
  • 2008年08月31日 - RUSH BALL 2008
  • 2008年09月22日 - SHIBUYA CLUB QUATTRO 20th Anniversary
  • 2008年09月27日 - crur-L presents『FUTURE』
  • 2008年11月〜12月 - ゆらゆら帝国 LIVE2008.WINTER
  • 2009年04月26日 - 20th Anniversary "LIVE2009" in YAON"
  • 2009年05月02日 - ファーイースト映画祭
  • 2009年05月24日 - 真昼の廃人 真夜中のHIGH人
  • 2009年07月13日 - LIQUIDROOM 5th ANNIVERSARY
  • 2009年07月18日 - AOMORI ROCK FESTIVAL '09 ~夏の魔物~
  • 2009年08月07日 - SUMMER SONIC 2009
  • 2009年09月05日 - METAMORPHOSE09
  • 2009年10月10日 - 朝霧JAM 2009
  • 2009年11月〜12月 - LIVE2009.FINAL

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b 音楽ナタリー編集部 (2008年11月28日). “ゆらゆら帝国の恒例年末ライブにペンペンズ来襲”. 音楽ナタリー. ナターシャ. 2024年5月7日閲覧。
  2. ^ “ゆらゆら帝国が解散、結成21年間の活動に終止符「完全に出来上がってしまった」”. ORICON NEWS (株式会社oricon ME). (2010年3月31日). https://www.oricon.co.jp/news/74857/full/ 2023年9月4日閲覧。 
  3. ^ “ゆら帝解散から7年、坂本慎太郎が初ソロライブをドイツで実施”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2017年7月18日). https://natalie.mu/music/news/237250 2022年10月7日閲覧。 
  4. ^ ゆらゆら帝国が解散「やれることは全てやり切った」”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2010年3月31日). 2024年4月9日閲覧。
  5. ^ a b 元ゆらゆら帝国ベーシスト亀川千代が死去”. 音楽ナタリー. ナターシャ. 2024年4月9日閲覧。
  6. ^ 「アイツのテーマ」は、テレビ番組『はねるのトびら』のエンディング曲に採用された。
  7. ^ ゆらゆら帝国が盗撮魔vs宗教の映画主題歌に抜擢”. 音楽ナタリー (2008年7月3日). 2023年9月24日閲覧。
  8. ^ ゆらゆら帝国 meets ザキヤマ!「空洞です」がCM起用”. 音楽ナタリー (2013年1月30日). 2023年3月9日閲覧。

外部リンク[編集]