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「クリミア王国」の版間の差分

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: 華奢な外見からは想像出来ないほどの大食らい。その食欲は想像を絶し、一回の食事で5人分の量だけでは全く足らず、ラグズ成人男性12人分相当の料理を平らげてもまだ「量が足りない」と漏らす程。その異様さをルキノは「根本的な何かが問題」と評する。いつもお腹を空かしてふらついているが、そうと知らない人には体調不良と勘違いされることがしばしばある。基本的に好き嫌いはなく質より量らしい。駐屯兵に捕らえられた際には、不味いうえに少ししか食事を出さなかったことについて腹を立てていた。
: 華奢な外見からは想像出来ないほどの大食らい。その食欲は想像を絶し、一回の食事で5人分の量だけでは全く足らず、ラグズ成人男性12人分相当の料理を平らげてもまだ「量が足りない」と漏らす程。その異様さをルキノは「根本的な何かが問題」と評する。いつもお腹を空かしてふらついているが、そうと知らない人には体調不良と勘違いされることがしばしばある。基本的に好き嫌いはなく質より量らしい。駐屯兵に捕らえられた際には、不味いうえに少ししか食事を出さなかったことについて腹を立てていた。
: 物忘れが激しいが、食事を奢ってくれた人(ツイハーク、ガトリー、ルキノ、ヘザー等)やグレイル傭兵団の人の事は大体覚えて(覚えるように努力している)おり、特にオスカーの食事は絶品だったと語る。珍しく初対面で食事を奢らなかったツイハークとは浅からぬ縁がある。
: 物忘れが激しいが、食事を奢ってくれた人(ツイハーク、ガトリー、ルキノ、ヘザー等)やグレイル傭兵団の人の事は大体覚えて(覚えるように努力している)おり、特にオスカーの食事は絶品だったと語る。珍しく初対面で食事を奢らなかったツイハークとは浅からぬ縁がある。
: 因みにイレースの出撃可能回数は『暁』では全キャラクターの中で一番多い。また第一部ではデイン軍の一員として戦っていた経緯もあり、第三部においてのデイン軍側キャラクターとの戦闘会話が多い。
: 因みにイレースの出撃可能回数は『暁』では全キャラクターの中で一番多く、また第一部ではデイン軍の一員として戦っていた経緯もあり、第三部においてのデイン軍側キャラクターとの戦闘会話が多い。
:普段の言動や行動に反して、時として物事の本質を見抜き、そして現実主義者的な考えも持っている。それもあってか、ラグズに友好心を持ちながらデイン側に付き戦っていたツイハークにその矛盾を突き付けて迷いを晴らさせ、頑なにデインの将として立ち振る舞いラグズ連合の行く手を遮るミカヤには「憎み合ってない私たちが戦っていること自体がおかしいんです」とその不条理に疑問を投げ掛けた。ジルには「戦いはいつも、とても悲しいものですね」と無に争わねばならない現状を憂う台詞も述べる。ペレアスが自身の不甲斐なさがデインを窮地に陥れてしまったことを悔やみ、詫びる際には、「人なんてだいたいそんなものです」と彼女なりの気遣いを見せた。
:普段の言動や行動に反して、時として物事の本質を見抜き、そして現実主義者的な考えも持っている。それもあってか、ラグズに友好心を持ちながらデイン側に付き戦っていたツイハークにその矛盾を問いかけて迷いを晴らさせ、頑なにデインの将として振る舞いラグズ連合の行く手を遮るミカヤには「憎み合ってない私たちが戦っていること自体がおかしいんです」とその不条理に疑問を投げ掛けた。ジルには「戦いはいつも、とても悲しいものですね」と無に争わねばならない現状を憂う台詞も述べる。ペレアスが自身の不甲斐なさがデインを窮地に陥れてしまったことを悔やみ、詫びる際には、「人なんてだいたいそんなものです」と彼女なりの気遣いを見せた。
: 味方の魔道士系において唯一、雷魔法を主体とする。その為『暁』での最上位雷魔法「レクスボルト」は事実上彼女専用武器となっている。
: 味方の魔道士系において唯一、雷魔法を主体とする。その為『暁』での最上位雷魔法「レクスボルト」は事実上彼女専用武器となっている。



2011年1月17日 (月) 11:55時点における版

ファイアーエムブレム > ファイアーエムブレムの登場人物 > ファイアーエムブレムの登場人物 (テリウス大陸) > クリミア王国


クリミア王国(クリミアおうこく)は、任天堂(開発・インテリジェントシステムズ)のコンピュータゲームファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡』及びその続編である『ファイアーエムブレム 暁の女神』に登場する架空の国家。

テリウス大陸の西側に位置するベオクの王国。『蒼炎』の時代にデイン帝国により滅ぼされるが、その後、グレイル傭兵団やラグズの者たち、ベグニオン帝国騎士団の手助けを経て、【狂王】アシュナードを倒し、再興された。甲冑の色は白。

(※)は『蒼炎の軌跡』及び『暁の女神』の両作品に登場し、かつ能力引き継ぎのある人物を示す。

王宮

(※)エリンシア(エリンシア・リデル・クリミア)
滝田樹里
ベオク。『蒼炎』及び『暁』に登場。クラスは『蒼炎』では上級職のクリミア王女。『暁の女神』では最上級職女王(クイーン)。属性は
『暁』第二部の主人公。クリミア王国の現女王。次期国王に叔父である王弟レニングが決定してから生まれ、政権争いを避けるために『蒼炎』の時代まで各国の王族を除き公にはその存在を隠されていた。『蒼炎』でデイン軍が突如クリミアを奇襲してきた際、自分の目の前で両親をアシュナードに殺される。彼女は家臣たちの手引きで城を脱出し、ジョフレ率いる騎士団に守られながらガリアへ亡命しようとしたが、道中でデイン軍に見つかって交戦になり、その時の混乱でジョフレたちとはぐれ、ひとりになってしまった。その後、倒れていたところを近隣の視察に来ていたアイクたちグレイル傭兵団に発見され、彼らにガリアへの亡命の護衛を依頼した。その件がきっかけで、アイクたちと共に祖国解放の為の長い旅が始まった。
後に『蒼炎』でのデインとの戦いに勝利し、最後の王族として王位に就き、クリミアを再興。優しく聡明で、自分のことよりも他人や国民を思いやる心優しい人徳者だが、国内の貴族にその姿勢を“弱腰”と貶し反感を抱く者も少なくない。
『蒼炎』の時代以前は離宮で生活していたため、家事全般、剣術、馬術など様々な事を教えられており基本的な事は何でもこなせる。気さくな性格な上、育ちの事情故に貴族意識も低いので、誰に対しても敬語を使う。『蒼炎』での道中アイクらに馴染もうと彼女なりに努力していた為、時に「ぶっとばして差し上げましょう!」などと過激な発言をすることも。
『蒼炎』ではアイクに対して恋愛感情を抱き、「(姫ではなく)エリンシアと呼んで下さい」と遠廻しに告白することもあったが、彼の鈍さに全て流されてしまい、『暁』では恋愛感情は事実上消滅してしまった模様。なお、『暁』の支援次第ではジョフレと結婚している。
『暁』第三部では、ベグニオン元老院軍の総司令官のバルテロメがラグズ連合を壊滅させるために無断でクリミア王国領土を侵犯し、尚且つ高慢な態度でクリミア王国の兵士・物資・兵糧の無償提供を要求するのに対し国内貴族の反対を押し切り彼女はこれを拒否。それでもベグニオン元老院軍は進軍は止まず、対するラグズ連合軍も進軍を食い止めるべくクリミアに向かうという危険な状況にもかかわらず、自国の土地が血に染まることを阻止する為に単騎で両軍の交戦区域に降り立って捨て身の交渉を試みる事もあった。結果的には戦いは避けられなかったが、ベグニオン元老院軍の内部割れには成功し、フェニキス国王ティバーンにはその度量を高く評価される。
『蒼炎』、『暁』両作共に宝剣アミーテ(耐久無制限かつ常時連続攻撃可能で防御、魔防を強化できるが、蒼炎のみある特定の条件を満たさないと他の武器に変わってしまう)が使用でき、毎ターン体力が回復する「回復」のスキルを持っている。また『暁』では専用のスキルとして、敵のHPを1だけ残す「慈悲」が使える[1]
『蒼炎』物語終盤で元ベグニオン聖天馬騎士団だった曾祖母の形見である聖天馬騎士の装束を身に付け参戦することになるが、参戦タイミングの割に初期レベルが1であり、しかも倒されるとゲームオーバーになってしまう為育成が難しい(但し成長率、特に魔力の伸びが高い)。
天馬騎士系のユニット同士によるトライアングルアタックも使用できるが、この技が使えるのは『蒼炎』では事実上終章及びエクストラマップのみである(28章の拠点会話を回覧すると使える様になるが、その章では仕様としてエリンシアが出撃不可な為)。『暁』でも先述の名台詞「ぶっとばして差し上げますわ!」を発言するが、難易度の違いによるテキスト変更の関係上、ハード・マニアックモードだけでしか見られない。
レニング
ベオク。先代クリミア王ラモンの実弟でエリンシアの叔父、次期国王となるべき存在であった。エリンシアによれば、自分の一番の理解者であったという。
「武勇ならぶものなし」と言われるほどの勇将。デインが侵攻してきた際にエリンシアを逃がすためクリミア王城にてアシュナードと対決し、敗れて戦死したとされた。
だが実際は死んでおらず、不意打ちにより敗れた後に拉致され、「なりそこない」の薬を飲まされた事により自分の意思を奪われデイン王国の四駿ベウフォレスとして戦争に参加させられていた。
クリミア軍と戦った直後(『蒼炎』26章の直後)にユリシーズにより密かに救出され、3年間の調査と療養を経てリュシオンの「再生」の呪歌によって復活。女神との戦いに参加する。『暁』のエンディングでは国に戻り、自らは一歩引いた場所に身を置き、常に女王を立てて国勢を安定させたという。
仲間になった時のクラスは剣を得意とする黄金騎将(ゴールドナイト)。属性は。クリミア王族であるため宝剣アミーテが装備可能ではあるがエリンシアのアミーテに固定武器アイコンがある為実際には使用不可である。
ラモン
かつて賢王として名を馳せた先代クリミア国王。故人。
ラグズとの共存を望んでおり、ガリア獅子王・カイネギスと同盟を結び、同種族との架け橋を築き上げた人物。
デイン侵攻の際にアシュナードと対決するが敗れ、当時のエリンシアの目の前で妻と共に殺された。

軍・王宮騎士団

クリミア王国と現女王エリンシアを護る、勇敢な騎士団でクリミア軍の主力。 この内マーシャ、マカロフ、ステラの3名はベグニオン出身者であり、『蒼炎』のエンディングでは一旦ベグニオンに帰国しているが、『暁』開始半年前に王宮騎士団に入隊している。

(※)ルキノ
ベオク。『蒼炎』及び『暁』に登場。クラスは『蒼炎』ではソードマスター。『暁』では剣豪(ソードマスター)剣聖(ソードエスカトス)。属性は
エリンシアの護衛隊長。クリミア王国の貴族デルブレー伯爵家の令嬢で、エリンシアの乳兄弟であり、姉妹同然の絆で結ばれている。クリミアがデインに襲撃された時は追っ手を撒いて収容所送りを逃れ、弟のジョフレやユリシーズと共に民間人に変装しながらクリミアに潜伏し、エリンシアの帰りを待ち続けていた。
多くの者が憧れる美貌の人だが、相当な切れ者で剣の名手でもある。弟のジョフレと共に女王エリンシアに心からの忠誠を誓い、エリンシアの為ならば我が命の危険など苦にしない。しかしその忠誠はエリンシアの思いを無視したものであることを本人とアイクから諭され、考えを改める。
支援次第では最終的にユリシーズと親密な関係になる(但し結婚までには至らない)。
『蒼炎』ではロングヘアーだったが、『暁』ではさる事情により第2部・終章から髪がうなじが見えるくらいに短くなる。手厳しい人間ではあるが第二部序章の戦闘前イベントでのエリンシアとマーシャの会話よると意外と甘党らしい。
(※)ジョフレ
ベオク。『蒼炎』及び『暁』に登場。クラスは『蒼炎』では槍と弓を使うパラディン。『暁』では槍騎将(グローリーナイト)白銀騎将(シルバーナイト)。属性は
クリミアの貴族デルブレー伯爵家の血統で、エリンシアの乳兄弟。姉であるルキノと親友であるユリシーズと共に女王エリンシアを支える腹心。エリンシア一の騎士で、彼女への忠誠は絶対で何事においても彼女を守ることを第一に考え行動する。
『蒼炎』ではクリミアがデインの強襲を受けた際、レニングの指示で小隊を率いてエリンシアをガリアまで亡命させようとしたが、途中でデイン軍に見つかって交戦になり、その混乱でエリンシアを見失ってしまった。しかしエリンシアが生きて祖国解放の為に立ち上がったと知り、他の臣下たちと共にクリミアでエリンシアの帰りを待ち続けている。
『暁』ではレニングの跡を継いで、現クリミア王国の若き王宮騎士団長を務める。エリンシアに恋慕の情を胸の内に抱いているようだが、クリミア貴族達には看破されており「身の程知らず」と非難されている。
騎士としての礼儀と誇りを持っているがそれに拘り過ぎない性格で、市民とも交流がある模様。彼の絆支援の人数はアイクと並んで多い。支援によっては『暁』のエンディングにてエリンシアと結婚する。
(※)ユリシーズ
ベオク。『蒼炎』及び『暁』に登場。クラスは『蒼炎』では賢者。『暁』では大賢者(アークセイジ)。属性は
クリミア王国の有力貴族、フェール伯にして副宰相。レニング直属の腹心。ジョフレとは親友同士。エリンシアの忠実な臣下であり、世情や外交に明るい。芝居がかった回りくどい言い回しを好む。
一見、道化師のように軽い口調で立ち回るが非常に優れた政治手腕を持ち、クリミアの策略家といえば誰もが彼の名を挙げる。ルキノに好意を掛けており、支援によっては『暁』のエンディングで正式に婚姻はしていないものの、親密な間柄になっている。また、暗殺稼業のフォルカの裏の顔を知る数少ない1人であり、フォルカから「表の仕事より裏の仕事が似合ってる」と言われるほど隙の無い人物。
『暁』二部冒頭で慶賀の使者としてデインに赴くが、それはデイン復興の調査も兼ねると同時に自分が王国を離れると確実に反乱が起こると予測し、グレイル傭兵団を秘密裏に雇い、一度内乱を起こす事でクリミア内部の膿を徹底的に絞り出すための策でもあった。デイン四駿であるベウフォレスと対峙してすぐに主であるレニングと見抜き、戦闘後万が一蘇生できなかった場合に備え、密かに連れ帰り治療する。また彼が「なりそこない」の薬を盛られているとも気付き、フォルカを雇って(蒼炎時代の支援会話でそれと思われる依頼をしている)「なりそこない」の黒幕であるイズカを拉致、リュシオンの手助けによりレニングを蘇生させた。レニングにも絶対の信頼を置かれている。
『暁』では既に大賢者(アークセイジ)なので分かり難いが使用魔法は風属性が主体。
(※)ケビン
ベオク。『蒼炎』及び『暁』に登場。クラスは『蒼炎』ではアクスナイト→パラディン。『暁』では斧騎将(グレートナイト)黄金騎将(ゴールドナイト)。属性は
『蒼炎』では第5番隊隊長でジョフレの部下。エリンシアをガリアまで送る筈だったが、道中でデイン軍に見つかってしまい、エリンシアを逃がすことには成功したものの、部隊は壊滅し彼も捕まって収容所に送られてしまう。その後、収容所を奇襲したアイクたちによって解放され、エリンシアの護衛としてアイクたちグレイル傭兵団に同行する。
後に功績が認められたのか昇格し、『暁』ではクリミア王宮騎士団の副団長となっている。凄まじい熱血漢で騒がしく、とても単純な性格。クリミア騎士である自分に誇りを持っており、自国への忠誠心は揺るぎない。また自分と共に戦う乗馬を大事な戦友と見ており、武器の斧や鎧も同様に思っている。
オスカーによるといつも血まみれ(自分の血も含めて)らしく1人で訓練している時ですら頭から頻繁に血が流れている(本人いわく「よくあることだから気にしなくていい」)ようで、『蒼炎』では1人で斧の素振りをしているのにもかかわらず、張り切りすぎて斧を自分の頭に垂直にぶつけて死にかけキルロイを困らせた。戦闘時に度々自分の所属と名乗りを上げているため、仲間の殆どにすぐ名を覚えられたらしい。
『蒼炎』では少し遅めに登場するので分かり難いが、シリーズ御馴染み赤緑騎士の赤の方。上司であるジョフレに心酔しており、『暁』で彼から銀の斧を受け取った際には感動のあまり家宝にしようとした。かつての同僚であり馬術で自分を負かしたオスカーを一方的に「永遠の好敵手」だと決め付けているが、本人にそんな気は全くなく、良き友人としてみており扱いも慣れている。オスカー曰く「騒がしいことを除けばいい騎士」。
(※)マーシャ
ベオク。『蒼炎』及び『暁』に登場。クラスは『蒼炎』ではペガサスナイト→ファルコンナイト。『暁』では聖天馬騎士(ファルコンナイト)神天馬騎士(エンリルナイト)。属性は
ベグニオン出身の天馬騎士。『蒼炎』では“聖天馬騎士団”の所属で、シグルーンやタニスの中で自分たちの跡継ぎ候補として密かに名前が挙がっていた程の才能を持っていたが、兄の借金が原因で除隊(厳密には兄を探す為に無断で退団)を余儀なくされる。一応簡単な書き置きで除隊を表明していたはものの、タニスたちに将来を有望されていただけあって簡単に除隊は認められず、当時故郷では脱走兵とされていた。海賊に騙されて襲われているところをグレイル傭兵団に助けられ、その恩返しとしてクリミア軍に与して戦った。
戦いの功績により戦後、一応聖天馬騎士団に戻れることにはなっていたが、クリミアと共に戦った縁から結局クリミアで仕官の道を選び、『暁』の物語の半年前から王宮騎士団に兄のマカロフとともに入団した。基本的にエリンシアの御供役を務めており、持ち前の明るい性格でエリンシアの悩みも聞いたりしている。
活発的でしっかりとした性格の持ち主だがぐうたら兄貴が悩みの種。また元上官である“神使親衛隊”副長タニスの前では頭が上がらない。『暁』では騎兵揃いのクリミア王宮軍の中で貴重な飛行ユニットとして活躍する。
エリンシア、タニス(『暁』ではシグルーンも含める)と協力してトライアングルアタックを発動できる(但し『蒼炎』ではクラスチェンジ及び特定イベントが必要)。
(※)マカロフ
ベオク。『蒼炎』及び『暁』に登場。クラスは『蒼炎』ではソードナイト→パラディン。『暁』では剣騎将(ブレイドナイト)黄金騎将(ゴールドナイト)。属性は
ベグニオン出身の傭兵騎士でマーシャの兄。
自他共に認めるぐうたら男で楽天家。サボることを日課とし、いつも居酒屋で寛いでいる。3度の食事より賭け事を愛し借金を増やしては妹のマーシャに苦労をかけているが兄妹仲は悪くない。因みに彼は父親似でマーシャは母親似とのこと(父は故人)。だらしない性格だが騎士としての力量は確か。
チャランポランで妹の言葉もわかっていつつも馬耳東風だが、その涙には流石に弱く一応悪いとは思っている。間違ってステラに惚れられてしまい(『暁』では自覚していないが恋愛模様に発展)、自分がダメ人間であるという自覚はあるようで、自分に恋心を抱くステラを「男を見る目も人と違っていて可哀想」と評した。ちなみに『暁』の支援次第では彼女と結婚することになる。
「蒼炎」では借金が原因で行商団に雇われていたが、マーシャに(強引に)説得されクリミア軍として戦うことになった。その際行商団がアイク達により壊滅させられたため借金が帳消しになったと喜ぶが、借金自体はセネリオが「やっかいごとを持ち込まれるのは困る」と団の運用金から支払われており、今度は傭兵団から借金したことになりタダ働きをさせられることとなる。『暗黒竜と光の剣』に出てくるマチスと同じく、妹を平気で攻撃してくる(戦闘セリフが発生し、困惑しているがやはり攻撃してくる)。支援会話では借金や賭け事に関する話題が出るが、ギャンブルは下手で借金取りに追われるのは日常茶飯事と思われる。
『暁』では半年前に妹マーシャと共にクリミア王宮騎士になったが、ぐうたらな性格は直らず相変わらずの日常を送っており、カリルの店で酔っぱらってサボる案を考えている姿が度々見られるが、クリミア騎士団は他の騎士団に比べ規律が緩いらしく(エリンシアの性格故と思われる)奇跡的に退団せずに済んでいる。
(※)ステラ
ベオク。『蒼炎』及び『暁』に登場。クラスは『蒼炎』ではボウナイト→パラディン。『暁』では弓騎将(アローナイト)白銀騎将(シルバーナイト)。属性は
ベグニオン帝国のディアメル伯の令嬢だったが、軍人として輝かしい日々を送る兄たちとは対照的に、親の意向で顔も知らない相手の下へ無理矢理嫁がれていく姉たちを見て、不自由がない半面自由のない生活に嫌気が差すようになる。その後自分より30も年上の元老院のルカンとの結婚が決まった際にそれを嫌がり、自分の生きる道を選ぶために出奔しベグニオン騎士団に所属する。ちなみに後に『暁』でルカンと対峙した時に、あの時の自分の判断は間違っていなかったと再認識している。
『蒼炎』の戦いでクリミア軍に与して戦った縁から、『暁』でクリミアで仕官の道を選ぶ。器量が良く貴族意識は低いが、お嬢様故に世間知らずで、感性や男性の好みも常人とは異なる。その為か騎士なのに気取らず、妹を気遣い(実際は機嫌取りである)、自分をだらしないと自覚する態度を見せるマカロフを謙虚で優しい人物と誤認、恋心を抱いており「マカロフ様のような立派な騎士になりたい」「マカロフ様ほど素敵な殿方は他におられません」とまで言い切っており、彼の面倒をみることが日課となっている。あまりにも人を見る目が無さ過ぎて当人にすら呆れられているが本人は幸せな日々を送っていると認識している(『暁』でクリミアに仕えるのは彼が居た為という可能性もある)。支援によっては『暁』のエンディングで、周囲の反対を押しのけてマカロフと結婚する。
『蒼炎』では下級職、『暁』では上級職のLV2と周りに比べ低いレベルで加入するが獲得経験値を倍にするスキル「エリート」を持っているため育成は難しくない。

グレイル傭兵団

旅の行商隊

『蒼炎』でクリミア国に滞在していたところをデインの強襲という形で戦争が始まり、やむを得ず敗戦国となったクリミアからガリアのゲバル城に避難してきたところをアイクたちと出会い、グレイル傭兵団と契約。身の安全の保証を条件に彼らの必要な武器や道具を調達し、売るようになった。

『暁』の第一章ではデインに滞在していたが、べグニオン駐屯軍にララベルとイレースが捕まってしまう。その後、かつてクリミア解放戦争で一緒だったサザたちによって二人が救出され、それが縁でミカヤたち「暁の団」と行動を共にするようになった。第三章ではアイクに呼ばれてラグス連合軍と行動を共にしている。「女神の裁き」が起きた時は負の女神ユンヌが目覚めた建物の中にいた為、一般人ながら石化を逃れた。


ムストン
旅の商隊のメンバー。「武器屋」を営む。
隊の中ではリーダー格らしく、年齢層の知識と心構えを持っている。『暁』の物語の終盤では最上級の魔道書をくれるなど気前のいい面も見受けられる。体中に傷があるがそれについては作中では言及されない。
ダニエル
商隊のメンバー。「練成屋」を営む。ジョージとは双子でありダニエルが兄に当る。髪の色は茶。
性格は穏やかで真面目。いつも血気盛んなジョージをよく窘めている。
ジョージ
商隊のメンバー。「古物屋(武器・道具を売れる)」を営む。双子兄弟のうちの一人でジョージは弟。髪の色は金。
性格は兄ダニエルとは逆で血の気が多く、女の子に声を掛ける軟派男。
ララベル
商隊のメンバー。「道具屋」を営む。
『蒼炎』12章にて命の危機に瀕したところをアイクに助けられ(たと思い込み)、以降アイクに惚れ込んであの手この手で積極的なアプローチを仕掛け続ける。商品を渡す際に手をやたらと握ったり、世界に一つしかない貴重なアイテムをプレゼントして気を引かせようとしたり、商品を無料にする代わりに自分を美しいと言わせ既成事実を作ろうとしたりと何度もアイクに近づく手段を講じるが、その殆どをセネリオに妨害され、また上手く利用されている。
『暁』ではデインで帝国兵に捕らえられグライブ監獄へと収容されていたが、ミカヤ達と出会った事で共に脱獄し、物語に関わっていく。旅の商人なので所属国家は無いが、祖国はクリミア王国。
暗黒竜と光の剣』に登場する道具屋の女性ララベルとは名前も姿も同じだが、これはチュートリアルに登場する女性アンナと同じく過去作品とのリンクネタであり、あくまでも『暗黒竜』と『蒼炎』『暁』のララベルはそれぞれ別人である。
(※)イレース
ベオク。『蒼炎』及び『暁』に登場。クラスは『蒼炎』では魔道士→賢者。『暁』では雷魔道士(サンダーマージ)雷の賢者(サンダーセイジ)大賢者(アークセイジ)。属性は
商人として各地を売り歩く商人達と共に旅をする魔道使い。『蒼炎』の物語開始前(年数を逆算すれば4年前)に、家を出たものの行き倒れ状態となり、道端で倒れているところをムストン一行に助けられ(アイクには「結構豪快な人生」と評された)、以降『暁』の時代まで7年間という長い間、彼らと一緒に旅をしている。しかし商売を覚えている様子はなく、護衛として働いている感じもない。
『蒼炎』では行商隊とはぐれたところをデイン軍に発見され、クリミア側の人間でないことを証明するためアイクと出会う前まではデイン軍の一員として戦わされていた。
『暁』ではララベルと共に駐屯軍に捕らわれていたが、暁の団に救出され以後デイン解放まで暁の団と行動を共にする。
華奢な外見からは想像出来ないほどの大食らい。その食欲は想像を絶し、一回の食事で5人分の量だけでは全く足らず、ラグズ成人男性12人分相当の料理を平らげてもまだ「量が足りない」と漏らす程。その異様さをルキノは「根本的な何かが問題」と評する。いつもお腹を空かしてふらついているが、そうと知らない人には体調不良と勘違いされることがしばしばある。基本的に好き嫌いはなく質より量らしい。駐屯兵に捕らえられた際には、不味いうえに少ししか食事を出さなかったことについて腹を立てていた。
物忘れが激しいが、食事を奢ってくれた人(ツイハーク、ガトリー、ルキノ、ヘザー等)やグレイル傭兵団の人の事は大体覚えて(覚えるように努力している)おり、特にオスカーの食事は絶品だったと語る。珍しく初対面で食事を奢らなかったツイハークとは浅からぬ縁がある。
因みにイレースの出撃可能回数は『暁』では全キャラクターの中で一番多く、また第一部ではデイン軍の一員として戦っていた経緯もあり、第三部においてのデイン軍側キャラクターとの戦闘会話が多い。
普段の言動や行動に反して、時として物事の本質を見抜き、そして現実主義者的な考えも持っている。それもあってか、ラグズに友好心を持ちながらデイン側に付き戦っていたツイハークにその矛盾を問いかけて迷いを晴らさせ、頑なにデインの将として振る舞いラグズ連合の行く手を遮るミカヤには「憎み合ってない私たちが戦っていること自体がおかしいんです」とその不条理に疑問を投げ掛けた。ジルには「戦いはいつも、とても悲しいものですね」と無碍に争わねばならない現状を憂う台詞も述べる。ペレアスが自身の不甲斐なさがデインを窮地に陥れてしまったことを悔やみ、詫びる際には、「人なんてだいたいそんなものです」と彼女なりの気遣いを見せた。
味方の魔道士系において唯一、雷魔法を主体とする。その為『暁』での最上位雷魔法「レクスボルト」は事実上彼女専用武器となっている。

貴族

『暁』時代に現女王エリンシアの政治を嫌い、反旗を翻した。

ルドベック
ベオク。『暁』に登場。クラスは斧武将(グレートドゥクス)
クリミアの有力貴族でクリミア王家の遠縁でもあるフェリーレ公爵。王家転覆を画策して、民衆を扇動して反乱を起こして実権を握ろうとしている。
エリンシアの弱さに付け込み、情報戦をも制してルキノを捕らえ、女王の隠れた砦へと攻め入った。
「待ち伏せ」のスキルを持っているのでこちらから攻撃しても逆に先制攻撃を食らう可能性がある。
紳士的な物腰だが「民など勝手に増えるもの」と考えており、国民の生命・財産ですら軽視し、また、エリンシア女王一人を殺害するのは容易い事だと思っている等その性格は傲慢。しかしエリンシアに彼女の優しさを突いた絶対成功すると予測していた最後の策を破られた後などのセリフから、クリミアに対する彼なりの忠誠心や、野心の中にもエリンシアという女王の器を試していた様な部分も窺える。
『暁』第二部の最後の敵であり、アルピ砦でエリンシア女王に自ら戦いを挑む。自分の策が残っていたためか城内戦の後エリンシアにあっさり降伏。そして最後の抵抗でルキノの処刑と引き換えに王座を奪おうとしたが、エリンシアが拒み、ユリシーズに依頼されていたグレイル傭兵団によって処刑も失敗し、さらに王宮騎士団の反撃によって反乱軍は完全に鎮圧された。その後反乱を企てる者は出てこなかった。
ヤードリー
ベオク。『暁』に登場。クラスは槍武将(グローリードゥクス)
女王を蹴落とし、権力を手に入れようとする貴族達の従者。貴族の手足となって、何も知らない村民を扇動して暴動を起そうと企む。しかし1番言ってはいけない事である革命の首謀者の名前と領名を、「フェリーレ領のルドベック」と事あるごとに連呼していた為、チャップ達を通してエリンシアは計画を一足早く察知できた。
マージョウ
ベオク。『暁』に登場。クラスは風の賢者(ウィンドセイジ)
フェリーレ公爵の従者。秘密を探りに来たルキノ達を抹殺すべく現れる。丁寧な話し方で言い回しをよく(ユリシーズほどではないが)使う。ラグズを嫌っており、「ガリアの半獣と友好を結ぼうとするエリンシア女王」の美意識を疑っている。しかしリアーネを「殺してしまうのが勿体無い程美しい」とも評している。
タシヨリア
ベオク。『暁』に登場。クラスは剣豪(ソードマスター)
フェリーレ公爵の従者。未熟な志願兵を多く抱えながらもクリミア王宮騎士団に決死の戦いを挑む。王宮騎士団を引き付けさせるために城諸共捨て駒にされたと気がついておらず、最期までルドベックの増援部隊が来ると信じていた。尚、勝てば、英雄になり褒美も名誉も望むままと思っていた模様。制圧地点を守っているがハードモードでは珍しく制圧地点を動いてくる(一応倒さなくてもクリアはできる)。
サローネ侯
クリミア王国の有力貴族。『暁』に登場。
サローネ侯を始めとしたクリミア有力貴族は、家柄にこだわる為、内政ではエリンシアが女王に即位した事、爵位がある家の中では身分が低いデルブレー伯爵家(ルキノ、ジョフレ)が宮廷会議に出席していること、一傭兵のアイクが将軍、貴族になった事、一般市民の税金の負担を軽くする政策などを不服に思い、外交では、エリンシア女王が敗戦国のデイン王国に友好な姿勢を取り、多額の賠償金を得ていない事や新王の即位式に祝儀をおくったことも不服に思い、ラグズの国家よりもベグニオン帝国の機嫌を損ねてはいけない姿勢を取ろうとする発言をするなど、先の大戦から何も学んでいないが反乱後のエリンシアの迷いない態度には逆らわなかった。
ゲーム内で名前はエリンシアに呼ばれたぐらいでしか出てきていない。

クリミアの一般市民・民兵

(※)カリル
ベオク。『蒼炎』及び『暁』に登場。クラスは『蒼炎』では賢者。『暁』では炎の賢者(ファイアーセイジ)大賢者(アークセイジ)。属性は
『蒼炎』での戦いでクリミア軍に参加した自称「一流の魔道使い」。終戦後は恋人ラルゴと結ばれ、クリミア王都に小さな酒場を持つ。作中にてトパックの魔道の師匠を請け負う。「キレイなおねえさん」と呼ばれると機嫌が良くなる。自身を「洗練された都会の女」と称するが、実は田舎生まれ。その為か同じく田舎生まれで同じ様な悩み(言葉の訛り)を持つネフェニーに良く接し、『蒼炎』では化粧など女を磨くためのアドバイスをしていた。
『暁』ではラルゴが怪我を負って戦えなくなったため、自分が代わりとなって戦場へ出る。その為『蒼炎』におけるラルゴのステータスを代わりに引き継ぐことができる。
出身地は不明だが、初登場時にベグニオン帝国内の建物に居た事や、ラルゴの出身地もベグニオンである事からその国の生まれである可能性が高い。
ラルゴ
ベオク。『蒼炎』及び『暁』に登場。ただし、戦闘には『蒼炎』のみに参加する。クラスはバーサーカー。属性は
『蒼炎』での戦いでクリミア軍に参加した自称「一流の狂戦士」。『蒼炎』では味方ユニット唯一のバーサーカー。怪力の持ち主で、虎を3頭同時に片手でひっくり返した、という武勇談があるがアイクには「微妙」扱いされている。また、軍に自分を売り込む際はカリルに術を仕込まれたらしく彼女が軍に参入する時とほぼ同じ言い回しであった。自分で言うほどに物覚えが悪いらしく、2つの物事を一度に考えられなかったり、また忘れぬよう考え事をする時は常にメモ書きをしている。ラグズに対して偏見を持っておらず、ムワリムと力比べをして軍を盛り上げたり、タウロニオとの支援会話にて、終戦の後ベオクもラグズも寛げるような酒場を開きたいと言う夢を語り、店の名は自分が一番大切だと思う惚れた女の名である「カリル」と決めた。因みに故郷はベグニオン帝国。
『暁』では「自分の全て」と言い切る女性、カリルと結婚、夢である酒場を経営し、店も繁盛しているなど彼自身の人生は順風満帆でもある。しかし戦後に事故に遭って戦うことが出来なくなってしまった。更に力を失ったことが原因か第3部終盤の“裁き”で石化してしまう。
トラキア776』に同名キャラがいるが、こちらは敵将でクラスはジェネラル。
エイミ
ラルゴとカリルの養女。2人を実の親だと信じて慕っている。
幼いながらもしっかりとした性格で仕事をサボろうと考えるマカロフを叱るなどしている。
ベオクとラグズの血を受け継いだ印付きであるが、経緯も印の位置も不明。印付きであった為、“裁き”が起きた時は一般人ながら石化せずに生き残った。その後、石化したラルゴの足にしがみ付いて泣いていたところを街の様子を見に来たジョフレに発見され、彼やユリシーズと共にティバーン隊のもとへ向かった。
ダラハウ
ベオク。『蒼炎』に登場。クラスはハルバーディア。属性は
謎の槍の達人。タナス公オリヴァーの屋敷の花壇に無断で立ち入った罰として1年間タダ働きをさせられていたが、子供が戦っているのを見てクリミア側について戦っていた。間延びした怪しげな口調は独特だが、子供好きで笑顔を愛する好人物。しかし悪党には一転して非情となる。
アドバイスするのが得意で、よく人に大切なことを伝えている。また、一種の大道芸を身につけている(秘伝らしい)。
ウハラダ
ベオク。『暁』に登場。クラスは槍闘士(ハルバーディア)聖槍使い(ホーリーランサー)。属性は
クリミアにある繁盛店カリルの店の主人ラルゴの親友。槍の達人だがその素性は謎。クリミア人ではないらしい。
『蒼炎』に登場したダラハウに瓜二つ、喋り方から性格までまったく一緒で、名前も「ダラハウ」がそのまま逆さになったものであるが、本人は同一人物説を否定している。間違えられることは日常茶飯事のようで、ダラハウの事は知っているらしい。また、オリヴァーも彼をダラハウだと勘違いしていた模様。『暁』で最も謎の多い人物の一人である。何故かラルゴもダラハウとは別人と言い張るが、ちゃんとダラハウのステータスを引き継ぐ。
(※)チャップ
ベオク。『蒼炎』及び『暁』に登場。クラスは『蒼炎』では重歩兵ジェネラル。『暁』では斧武将(グレートドゥクス)将帥(マーシャル)。属性は
クリミア王国の田舎村・オマ村の農夫。先の戦いでデインに侵略された際、民兵として志願し戦いに加わった。のんびりとした性格で、家族と畑仕事を何より愛し、志願した際に家族から貰ったお守りを大切にしている。
『蒼炎』では民兵ということもあり気弱な面も見られたが、『暁』ではヤードリーに唆された村の若者達に逆上され「人殺し」と罵られた際には、「そうじゃ、わしらは人殺しじゃ」と言い放ち、また戦争の経験者として戦争の意味や本質を語り若者達の軽率な行動を諫める姿が強い印象を与えている。
『蒼炎』では槍を武器としていたが、度重なる開墾作業のため『暁』では斧を得意としている(槍は最上級にクラスチェンジしないと使えない)。『暁』では敵の装備を外す「武装解除」のスキルを持っている。
因みに『蒼炎』の個別キャラクターイラストでは得物として剣が描かれていたが、これは初期案の名残である。
メグ
ベオク。『暁』に登場。クラスは剣重装兵(ソードアーマー)剣武将(ブレイドドゥクス)将帥(マーシャル)。属性は
チャップの次女。一番上の姉が嫁に行ったので、親の(勝手に)決めた許婚(ツイハーク)に会うため、クリミアの田舎町からデインまで遥々旅してきた。「死の砂漠」の入り口で痕跡を見失い足が止まっていたがミカヤ達に出会い、ツイハークを見つけるために暁の団の一員となる。結果としてミカヤ達が探していたデイン解放軍にいたツイハークに会うことができた。ただ、許婚の話自体チャップが真面目でしっかりしている好青年のツイハークと話したり食事をしているうちに気に入って、一方的に決めてしまったようなものであったのでツイハークにはそのつもりはなく困惑されるが親同様一方的に話を進め、許婚として花嫁修業は欠かさないと言っている。
敵の必殺を完全無効にするスキル「強運」の持ち主。速さと幸運が高いが守備はアーマー系のユニットとしては低め。
(※)ネフェニー
ベオク。『蒼炎』及び『暁』に登場。クラスは『蒼炎』ではソルジャーハルバーディア。『暁』では槍闘士(ハルバーディア)聖槍使い(ホーリーランサー)。属性は
クリミア王国の田舎村・オマ村出身の女性。先の戦いでデインに侵略された際、民兵として志願し戦いに加わった。
田舎者であるために劣等感があり、訛り言葉(現実でいう広島弁の表現で描かれる)が恥ずかしいらしく普段は無口。だが、村の隣人であるチャップや気を許した相手には、田舎訛りを交えて話す。またじろじろ見られるからと顔を鎧兜で殆ど隠している(原因は美人だからの様だが本人にその自覚はまったく無い)。『蒼炎』での支援会話でカリルに、「美人で胸もあるが自覚が無い」と評され、またダラハウには人馴れせず無愛想な点を指摘され、笑顔の大切さをアドバイスされる。器量はかなり良い方。『暁』では人見知りが多少改善されたらしく、エリンシアと話す際にも訛りを出して恥じらう様子は見られない。
感情をあまり表には出さないが、毅然とした確固たる意志を持っている。『暁』で村の若者達が言われるが儘に扇動された時にはチャップを連れて立ち向かおうとしたり、女王であるエリンシアを心無い言葉で侮辱された際には怒りを露わにする場面も見られた。そのような一面もあってか『蒼炎』、『暁』共に「怒り」を個人スキルとして所有する。
六人姉弟の長姉で、妹が二人に弟が三人(三つ子)、他には彼女や姉弟たちを生んだ母親がいる。
ヘザー
ベオク。『暁』に登場。クラスは盗賊(ローグ)密偵(エスピオン)。属性は
着流しの女盗賊。母親の薬代を稼ぐためにあちこちの町で「仕事」をしている。各地を回る職業柄ルドベックの臣下のヤードリーが各地で住民を扇動していたことを知っていた。
かなりの美人だが異性に全く興味はなく(利用する事は得意らしい)、逆に可愛い、または綺麗な同性に目が無い(本人曰く「そういう性質」。公式サイトの質問コーナーでも回答として「生まれつきのもの」と断言されている)。偶然オマ村に出稼ぎに来た時、ネフェニーを気に入って助太刀に加わり、以降も行動を共にする。三部ではグレイル傭兵団に合流する。アイク達とは面識がないが勘で来たらしくイレースを気に入る。
作中では支援会話を除き、ネフェニー、ルキノ、イレースに優しく接している。また、エリンシアとも会いたかったらしいが、その機会をルドベックの反乱騒動によって潰されてしまい、ルドベックに対して私的な恨みを持ち「むさい奴」と呼び貶す。後日談によると盗賊から足は洗ったようだが手癖の悪さは直らなかったらしい。
スキル「すり抜け」を所有する。自身のクラスが盗賊であるためこのスキルは相性抜群であり、また第2部、第3部で味方ユニット内における「盗む」スキル所有者は彼女だけなので、彼女がいなければ入手出来ないアイテムは非常に多い。
主要ユニット以外では珍しく固有の勝利モーションを有している。

脚注

  1. ^ 着脱可能だが、彼女にしか着けられない。逆に言えば、このスキルが着いている限り彼女は敵にとどめをさすことができない。