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「アルファロメオ・レーシング」の版間の差分

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今年は、運営元「ザウバー」の創立50周年を迎える<ref>{{Cite web |url=https://www.as-web.jp/f1/566681?all |title=ザウバー創立50周年を迎えた2020年。アルファロメオF1「前進して、中団トップを争えるように」 |publisher=autosport web |date=2020.02.19 |accessdate=2020.02.19 }}</ref>。今シーズンも前年のラインナップを継続しつつ、新たなリザーブドライバーに、[[BMWザウバー]]時代に優勝実績をもつ[[ロバート・クビサ]](前[[ウィリアムズF1]]ドライバー)を起用。また、クビサをバックアップしているポーランドの石油企業『[[PKNオーレン]]』とタイトルスポンサーを締結し、チーム名「'''アルファロメオ・レーシング・オーレン'''」でエントリー<ref>{{Cite web |url=https://www.as-web.jp/f1/555271?all |title=クビサ、アルファロメオF1のリザーブドライバーに就任。ポーランド企業がタイトルスポンサーに |publisher=AUTOSPORT web |date=2020.01.02 |accessdate=2020.01.02 }}</ref>。
今年は、運営元「ザウバー」の創立50周年を迎える<ref>{{Cite web |url=https://www.as-web.jp/f1/566681?all |title=ザウバー創立50周年を迎えた2020年。アルファロメオF1「前進して、中団トップを争えるように」 |publisher=autosport web |date=2020.02.19 |accessdate=2020.02.19 }}</ref>。今シーズンも前年のラインナップを継続しつつ、新たなリザーブドライバーに、[[BMWザウバー]]時代に優勝実績をもつ[[ロバート・クビサ]](前[[ウィリアムズF1]]ドライバー)を起用。また、クビサをバックアップしているポーランドの石油企業『[[PKNオーレン]]』とタイトルスポンサーを締結し、チーム名「'''アルファロメオ・レーシング・オーレン'''」でエントリー<ref>{{Cite web |url=https://www.as-web.jp/f1/555271?all |title=クビサ、アルファロメオF1のリザーブドライバーに就任。ポーランド企業がタイトルスポンサーに |publisher=AUTOSPORT web |date=2020.01.02 |accessdate=2020.01.02 }}</ref>。


昨年も感じられていた戦闘力不足が次第に露呈しだし、特にフェラーリPUの歴史的不振により、昨年以上の低迷が続いている。ジョビナッツィは荒れた開幕戦で幸運な10位入賞があったが、ライコネンに至っては、[[2020年トスカーナグランプリ|第9戦トスカーナGP]]までノーポイントが続くという状況まで低迷。また、前戦[[2020年イタリアグランプリ|イタリアGP]]では、一時2位を走行していたものの、<!--戦略ミスや戦闘力不足も相まって-->赤旗再スタート時点ですぐに消耗するソフトタイヤしか残っておらず数周で表彰台圏内から脱落した。その後2人は何度か入賞し、[[2020年エミリア・ロマーニャグランプリ|第13戦エミリア・ロマーニャGP]]で初のダブル入賞とした。
昨年も感じられていた戦闘力不足が次第に露呈しだし、特にフェラーリPUの歴史的不振により、昨年以上の低迷が続いている。ジョビナッツィは荒れた開幕戦で幸運な10位入賞があったが、ライコネンに至っては、[[2020年トスカーナグランプリ|第9戦トスカーナGP]]までノーポイントが続くという状況まで低迷。また、前戦[[2020年イタリアグランプリ|イタリアGP]]では、一時2位を走行していたものの、<!--戦略ミスや戦闘力不足も相まって-->赤旗再スタート時点ですぐに消耗するソフトタイヤしか残っておらず数周で表彰台圏内から脱落した。その後2人は何度か入賞し、[[2020年エミリア・ロマーニャグランプリ|第13戦エミリア・ロマーニャGP]]で初のダブル入賞とした。


== 戦績 ==
== 戦績 ==

2020年11月2日 (月) 09:16時点における版

アルファロメオ レーシング・フェラーリ
ザウバー)
スイスの旗 Alfa Romeo Racing
エントリー名 アルファロメオ・レーシング・オーレン
チーム国籍 スイスの旗 スイス
チーム本拠地 スイスの旗 スイス
チューリッヒ州ヒンヴィル
チーム代表者 パスカル・ピッチ
(会長)
フレデリック・ヴァスール
(チーム代表)
テクニカルディレクター ヤン・モンショー
ドライバー {{{2024ドライバー}}}
テストドライバー {{{2024テストドライバー}}}
シャーシ {{{2024シャーシ}}}
エンジン {{{2024エンジン}}}
タイヤ {{{2024タイヤ}}}
F1世界選手権におけるチーム履歴
参戦年度 2019 -
出走回数 21
コンストラクターズ
タイトル
0
ドライバーズ
タイトル
0
優勝回数 0
通算獲得ポイント 57
表彰台(3位以内)回数 0
ポールポジション 0
ファステストラップ 0
F1デビュー戦 2019年オーストラリアGP
2019年順位 8位
(記録は2019年最終戦アブダビGP終了時)
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アルファロメオ・レーシング(Alfa Romeo Racing)は、スイスのレーシングコンストラクター「ザウバー・モータースポーツAG」が運営するF1チーム。

F1界で活動しているチーム「ザウバー」が、筆頭スポンサーである自動車メーカー「アルファロメオ」のネーミングライツにより改称し、2019年にリニューアルして誕生した。2020年時点のエントリー名は「アルファロメオ・レーシング・オーレン」。

概要

2018年1993年よりF1に参戦しているスイスのモータースポーツチーム「ザウバー」に、イタリアの自動車メーカー「アルファロメオ」がタイトルスポンサーとして参入しパートナーシップを締結。「アルファロメオ・ザウバーF1チーム」のエントリーで参戦を開始する。

そして翌2019年ネーミングライツの形でコンストラクター名自体を変更し、『アルファロメオ・レーシング』の名称でエントラント登録をする。コンストラクター名の登録変更により「ザウバー」名義の戦績はリセットされ、新たに現行名での開始となるが組織の買収や譲渡は無く、これまで通り「ザウバー・モータースポーツAG」が運営する独立系チームとして活動している[1]

F1参戦シーズン

前史

1970年、カーレーサー ペーター・ザウバーが自身のチーム「ザウバー」を設立し、モータースポーツの分野で活動を開始。1993年よりF1に参戦する。

2018年、自動車メーカー『アルファロメオ』とタイトルスポンサーのパートナーシップを締結[2]。「アルファロメオ・ザウバーF1チーム」のエントラント名でエントリー。エンジン供給はフェラーリが担当。マーカス・エリクソンシャルル・ルクレールをドライバーに、コンストラクターズランキング8位を記録[3]。シーズン終了後、エリクソンは降板しテストドライバーに起用。ルクレールはフェラーリに移籍した[4]

2019年

C38(2019年)

新たなドライバーラインナップは、2007年のワールドチャンピオン キミ・ライコネンが、フェラーリからルクレールと入れ替わる形で2001年以来の復帰。チームメイトに2017年に2戦ザウバーから出場し、前年はザウバーのリザーブドライバーを勤めていたアントニオ・ジョビナッツィが昇格した[5]

そして長年のコンストラクター名「ザウバー」を今シーズンから『アルファロメオ・レーシング』に登録変更し、新たなチーム名で活動を開始する[6]F1マシンはザウバーの型式名を継承したC38で、車体の一部にはザウバー エンジニアリングの名が刻印されている[7]。エンジンもフェラーリからの供給を継続する。

シーズン前半戦はライコネンの奮闘でまずまずの結果を残すが、昨シーズン後半のような継続的な躍進は続かず、次第に中位以下でアップダウンを繰り返すようになる。特に、ジョビナッツィが伸び悩み下位に低迷した。しかし終盤の第20戦ブラジルGPにて、4位・5位に入賞し大きくポイントを加算[8]。これにより昨季を上回る57 ポイントを獲得したが、それでもドライバーズやコンストラクターズランキングでは、ほぼ横ばいの成績に終わっている[9]

2020年

今年は、運営元「ザウバー」の創立50周年を迎える[10]。今シーズンも前年のラインナップを継続しつつ、新たなリザーブドライバーに、BMWザウバー時代に優勝実績をもつロバート・クビサ(前ウィリアムズF1ドライバー)を起用。また、クビサをバックアップしているポーランドの石油企業『PKNオーレン』とタイトルスポンサーを締結し、チーム名「アルファロメオ・レーシング・オーレン」でエントリー[11]

昨年も感じられていた戦闘力不足が次第に露呈しだし、特にフェラーリPUの歴史的不振により、昨年以上の低迷が続いている。ジョビナッツィは荒れた開幕戦で幸運な10位入賞があったが、ライコネンに至っては、第9戦トスカーナGPまでノーポイントが続くという状況まで低迷。また、前戦イタリアGPでは、一時2位を走行していたものの、赤旗再スタート時点ですぐに消耗するソフトタイヤしか残っておらず数周で表彰台圏内から脱落した。その後2人は何度か入賞し、第13戦エミリア・ロマーニャGPで初のダブル入賞とした。

戦績

シャシー エンジン タイヤ No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 ポイント ランキング
2019 C38 フェラーリ 064
1.6L V6ターボ
P AUS BHR CHN AZE ESP MON CAN FRA AUT GBR GER HUN BEL ITA SIN RUS JPN MEX USA BRA ABU 57 8位
7 フィンランドの旗 ライコネン 8 7 9 10 14 17 15 7 9 8 12 7 16 15 Ret 13 12 Ret 11 4 13
99 イタリアの旗 ジョヴィナッツィ 15 11 15 12 16 19 13 16 10 Ret 13 18 18† 9 10 15 14 14 14 5 16

 詳細

  •  : リタイアだが、90%以上の距離を走行したため規定により完走扱い。

ギャラリー

  • パワーユニット型(2019年 - )

脚注

  1. ^ “名門ザウバーの名前がF1から消える。2019年は『アルファロメオ・レーシング』として参戦”. オートスポーツWeb. (2019年2月1日). https://www.as-web.jp/f1/448781?all 2019年3月12日閲覧。 
  2. ^ “『アルファロメオ・ザウバー』正式発表。2018年から複数年の技術・商業パートナーシップを締結”. オートスポーツWeb. (2017年11月29日). http://www.as-web.jp/f1/185449?all 2019年3月12日閲覧。 
  3. ^ ザウバーF1代表、2019年はコンストラクターズ選手権で8位よりも上を目指すと明言”. オートスポーツWeb (2018年12月23日). 2019年3月12日閲覧。
  4. ^ ザウバー 「エリクソンの存在がルクレールの開花に役立った」”. F1-Gate.com (2019年1月18日). 2019年3月12日閲覧。
  5. ^ アルファロメオでの新たな挑戦に闘志を燃やすライコネンとジョビナッツィ”. TopNews (2019年3月8日). 2019年3月12日閲覧。
  6. ^ F1エントリーリスト改訂版が発表。アルファロメオ、シャシー名も変更”. Motorsport.com (2019年2月7日). 2019年3月12日閲覧。
  7. ^ アルファロメオF1、新車「C38」を正式発表…車体にはザウバーの名が残る”. Formula1-Data.com (2019年2月25日). 2019年3月15日閲覧。
  8. ^ アルファロメオ、4-5の大金星を挙げるも「サインツを抜けず悔しい」とライコネン / F1ブラジルGP”. Formula1-Data (2019年11月18日). 2019年12月2日閲覧。
  9. ^ 【最終ランキング】2019年F1世界選手権ポイントランキング/F1最終戦アブダビGP終了後”. TopNews (2019年12月2日). 2019年12月2日閲覧。
  10. ^ ザウバー創立50周年を迎えた2020年。アルファロメオF1「前進して、中団トップを争えるように」”. autosport web (2020年2月19日). 2020年2月19日閲覧。
  11. ^ クビサ、アルファロメオF1のリザーブドライバーに就任。ポーランド企業がタイトルスポンサーに”. AUTOSPORT web (2020年1月2日). 2020年1月2日閲覧。

外部リンク