「シムーン (アニメ)」の版間の差分
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: コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。アムリアが行方不明となった戦闘以後、同僚の死への恐怖からシヴュラをやめ、泉へ行くことを選択する。しかし、自身が性別を決める覚悟が無い中途半端な状態だったため、泉で男性となった時、後悔することとなった。シヴュラの当時はロードレアモンとパルを組んでいた。「エリフ」は男性化した後の名前。 |
: コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。アムリアが行方不明となった戦闘以後、同僚の死への恐怖からシヴュラをやめ、泉へ行くことを選択する。しかし、自身が性別を決める覚悟が無い中途半端な状態だったため、泉で男性となった時、後悔することとなった。シヴュラの当時はロードレアモンとパルを組んでいた。「エリフ」は男性化した後の名前。 |
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;ヴューラ/ヴュラフ(声:[[早坂愛]]) |
;ヴューラ/ヴュラフ(声:[[早坂愛]]) |
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: コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。元はコール・ルボルに所属し、ルボル解散後、コール・テンペストと入れ替わりにメッシスに着任し哨戒任務に就いていたが、ある事情から後に配属されることになった。「ヴュラフ」は男性化した後の名前。 |
: コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。元はコール・ルボルに所属し、ルボル解散後、コール・テンペストと入れ替わりにメッシスに着任し哨戒任務に就いていたが、ある事情から後に配属されることになった。「ヴュラフ」は男性化した後の名前。なお、当初の予定では物語の前半で死亡することになっていたという<ref>[http://hobby-channel.net/content/view/1450/67/ ドキッ!?女だらけの卒業式?シムーン最終回アフレコレポート] とれたて!ほびーちゃんねる 2007年11月14日閲覧</ref>。 |
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=== その他 === |
=== その他 === |
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== 製作の過程 == |
== 製作の過程 == |
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本作の企画は、放送の2-3年前に始まり、当初はスタジオディーンのプロデューサーである野口和紀と脚本家の[[田中哲生]]主導であった<ref>[http://www.simoun.tv/special/kuradashi02_1.html 蔵出シムーン オーディオコメンタリー番外編第1回] シムーン公式サイト 2007年11月13日閲覧</ref><ref name="bangai02"/>。その後、この2人が企画から離脱し、プロデューサーの松田桂一と脚本家の小山田風狂子によって進められることとな |
本作の企画は、放送の2-3年前に始まり、当初はスタジオディーンのプロデューサーである野口和紀と脚本家の[[田中哲生]]主導であり、作風も「明るいシムーン」の予定であった<ref>[http://www.simoun.tv/special/kuradashi02_1.html 蔵出シムーン オーディオコメンタリー番外編第1回] シムーン公式サイト 2007年11月13日閲覧</ref><ref name="bangai02"/>。その後、この2人が企画から離脱し、プロデューサーの松田桂一と脚本家の小山田風狂子によって進められることとなり、作風も現在のようなシリアスなものへと変化した<ref name="bangai02"/>。 |
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== 評価 == |
== 評価 == |
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*監督:[[西村純二]] |
*監督:[[西村純二]] |
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*原作:[[小山田風狂子]]、篠吉祥、[[美原轟]] |
*原作:[[小山田風狂子]]、篠吉祥、[[美原轟]] |
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*脚本:小山田風狂子、[[大和屋暁]](11話まで参加)、西村ジュンジ、[[岡田麿里]](途中から参加<ref>[http://www.simoun.tv/special/kuradashi06_1.html 蔵出シムーン・ファイナル 監督&ライター編 第1回] シムーン公式サイト 2007年11月13日閲覧</ref>) |
*脚本:小山田風狂子、[[大和屋暁]](11話まで参加)、西村ジュンジ<ref>監督である西村純二の脚本担当としての名義。</ref>、[[岡田麿里]](途中から参加<ref>[http://www.simoun.tv/special/kuradashi06_1.html 蔵出シムーン・ファイナル 監督&ライター編 第1回] シムーン公式サイト 2007年11月13日閲覧</ref>) |
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*キャラクターデザイン・総作画監督:[[西田亜沙子]] |
*キャラクターデザイン・総作画監督:[[西田亜沙子]] |
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*コンセプトデザイン:[[長濱博史]] |
*コンセプトデザイン:[[長濱博史]] |
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== 主題歌 == |
== 主題歌 == |
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;『美しければそれでいい』 |
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:作詞・作曲 - 石川智晶/編曲 - [[西田マサラ]]/歌 - [[石川智晶]]。オープニングテーマ。 |
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;『祈りの詩』 |
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:歌 - [[savage genius]]/作詞 - ああ/作曲 - takumi/編曲 - [[鈴木Daichi秀行]]。エンディングテーマ。 |
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音楽プロデューサーの野崎圭一は、石川智晶とsavage geniusは「お姉さんと妹」かつ「ネヴィリルとアーエル」という立ち位置であると述べている<ref>[http://www.simoun.tv/special/kuradashi04_1.html 蔵出シムーン 野崎圭一(音楽プロデューサー)第1回] シムーン公式サイト 2007年11月14日</ref>。 |
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== 放映リスト == |
== 放映リスト == |
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|2||青い泉||下司泰弘||中山岳洋 |
|2||青い泉||下司泰弘||中山岳洋 |
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|3||遠い戦争||西村ジュンジ |
|3||遠い戦争||西村ジュンジ||藤原良二||吉田俊司||波風立流 |
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|4||近い戦争||小山田風狂子||山本秀世||石田ひろし||南伸一郎 |
|4||近い戦争||小山田風狂子||山本秀世||石田ひろし||南伸一郎 |
2007年11月14日 (水) 11:59時点における版
シムーン (Simoun) | |
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ジャンル | SF、ファンタジー |
アニメ | |
原作 | 小山田風狂子・篠吉祥・美原轟 |
監督 | 西村純二 |
アニメーション制作 | スタジオディーン |
製作 | シムーン製作委員会: バンダイビジュアル スタジオディーン 創通エージェンシー |
放送局 | テレビ東京他 |
放送期間 | 2006年4月3日 - 9月25日 |
話数 | 全26話 |
漫画:Simoun | |
原作・原案など | 創通映像・スタジオディーン |
作画 | 速瀬羽柴 |
出版社 | 一迅社 |
掲載誌 | 百合姫 |
レーベル | 百合姫コミックス |
発売日 | 2006年9月16日 |
巻数 | 全1巻 |
漫画:シムーン ~まじかる美勇伝~ | |
原作・原案など | 前田まさよし(脚本) 原田まさふみ(構成) |
作画 | あきづき弥 |
出版社 | 学習研究社 |
掲載誌 | メガミマガジン |
発表期間 | 2006年8月号 - 2006年12月号 |
その他 | ギャグ系 |
小説 | |
著者 | 岡崎純子 |
イラスト | 西田亜沙子・スタジオディーン |
出版社 | 学習研究社 |
レーベル | メガミ文庫 |
刊行期間 | 2006年7月25日 - 11月22日 |
巻数 | 全2巻 |
ゲーム:シムーン 異薔薇戦争~封印のリ・マージョン~ | |
ゲームジャンル | ADV+タクティカルSLG |
対応機種 | プレイステーション2 |
発売元 | マーベラスインタラクティブ |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | 2007年6月21日 |
テンプレート - ノート |
シムーン (Simoun) はスタジオディーンが制作した日本のアニメ作品。テレビ東京系で2006年4月から同年9月にかけて全26話が放送された。ハイビジョン制作。
概要
大空陸(だいくうりく)という全ての人が女性として生まれてくる星を舞台に、巫女として神に祈りを奉げる少女たちが否応無しに戦争に巻き込まれていく姿を描いている。監督である西村純二は、「思春期の少女の話」であると述べている[1]。アニメ作品としては珍しく、BGMとして、アストル・ピアソラの『リベルタンゴ』をイメージしたという[2]タンゴが流されることが多い。
「人は全て女性として生まれてくる」という世界設定はキャスティングにも影響を及ぼし、女性キャラクターのみならず、性別選定後の男性キャラクターまでをも、すべて女性声優が演じている[3]。これは、世界観との整合性を取るためであるとしている[4]。
メカデザインは、企画時点からとにかく他に類を見ない造形にしようとの思惑があり、結果として大変に特異な形状となった。取り分け、作品の中心的存在となる飛行艇シムーンに関しては、機体ごとに僅かずつデザインが異なり、一つとして同じデザインは無いという徹底したものとなった。
日本では、アニメ版のDVDがバンダイビジュアルから発売された。ニュースリリースなどでは「百合」の要素が強調されている[5]。北米ではメディアブラスターズ (Media Blasters) から発売予定である[6]。また、アニメ以外にも漫画、小説、テレビゲームなどのメディアミックスが行われた。中にはドラマCDのようにアニメのパロディのような作品もある。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
ストーリー
舞台は大空陸(だいくうりく)という名の世界。ここでは人類は全て女性として生まれ、17才になった時、自らの意思で性別を選んで成人する。
大空陸にある宗教国家・シムラークルム宮国には、人々の信仰の対象である神テンプスパティウムに仕える巫女達がいた。彼女達はテンプスパティウムの加護を受けた聖なる遺物ヘリカル・モートリスを搭載した飛行艇・シムーンに2人1組で乗り込み、空に紋章(リ・マージョン)を描き、神に供えるのだ。
ある時代、シムラークルム宮国に隣国が攻め入る。彼らはシムーンとそれに搭載される神秘のエンジン、ヘリカル・モートリスの力の秘密を欲し、手中に収めようとしているのだ。宮国は火急の危機に際して苦渋の決断をする。それはシムーンを戦うための戦闘兵器として利用すること──。
シムーンを操れる巫女シムーン・シヴュラになれる者は性別選択前の少女に限られており、その決断は巫女たちを大人にさせず、常に死の危険に晒す事を強要する事でもあった。
美しく大空を舞う巫女達は戦士となり国を護る。ある者は生き残るため、またある者は空を飛び続けるために。少女である事を運命付けられた巫女達の終わりなき戦いは、今日も続く…。
用語
シムーン(飛行艇)について
- シムーン
- シムラークルム宮国のみが有する、複座式飛行艇。「神の乗機」とも呼ばれる。ヘリカル・モートリスを動力とし、空中を自在に飛行できる。2人の搭乗者がテンプスパティウムに捧げる口づけを交わさなければ起動しない。
- シミレ・シムーン
- シムーンの練習用に開発された、単座式または複座式の飛行艇。単に「シミレ」とも呼ばれる。ヘリカル・モートリスを模した装置を動力とし、シムーンにこそ劣るものの、かなり自在に飛行できる。巫女でなくとも操縦できるが、リ・マージョンは行えない。
- ヘリカル・モートリス
- 太古の時代に作られた遺物で、テンプスパティウムの力を利用するための動力装置。シムラークルム宮国領土内の遺跡からしか出土せず、その機構も良く分かっていない。ただし、シムーンに用いられる2つのヘリカル・モートリスに関しては、一方が空間を、他方が時間をそれぞれ制御しているらしいことは明らかとなっている。
- シムーン球
- シムーンに搭載されている緑色の球体。前後2つの操縦席の間に位置する。リ・マージョンを行う際、この球体内にこれから描くべき紋章の図形が映し出される。祈りへの集中の欠如や負傷による意識の混濁などでシムーン球が輝かなくなるとシムーンは制御を失う。
シヴュラ(巫女)について
- シムーン・シヴュラ
- テンプスパティウムに仕える巫女で、シムーンを操る資格を有する少女のこと。単に「シヴュラ」とも呼ばれる。性別の選定前である必要がある。家格も非常に重要な資格だったが、戦争の激化によりシムーンの操縦の得意なものも徴用された。
- シヴュラ・アウレア
- すべてのシムーン・シヴュラの内、最も優れた巫女に与えられる称号で「黄金の巫女」の意。
- リ・マージョン
- テンプスパティウムに捧げる祈りとして、シムーンの放つ光の航跡によって空中に特定の図形(紋章)を描く行為のこと。またそうして描かれた紋章のこと。描き出された紋章には、テンプスパティウムの力の発露として様々な効果がある。太古の時代より受け継がれてきたが、今ではその意味や効果が忘れ去られてしまった紋章も多い。それらを再び解明することも、シムーン・シヴュラたちの使命の1つ。単機で行うもの(波濤のリ・マージョンなど)や複数機で行うもの(鉄のリ・マージョンなど)がある。敵の妨害によりリ・マージョンの軌跡がかき消されると効果が発揮されない。
- マージュ
- リ・マージョンの練習のこと。マージュ・プールで行う。足首に発煙器具を取り付け、紋章を描く。
- マージュ・プール
- マージュに用いられる円筒状の巨大空間。特殊な服を身に付けることでヘリカル・モートリスの作用を受け、円筒内の空中を飛行できる。
コール(部隊)について
- コール
- 12人のシムーン・シヴュラが一組となり形成される部隊。6機のシムーンに各々2人のシヴュラが乗り込むがアウリーガ、サジッタの編成はかなり柔軟である。戦争にシムーンが利用されることが決定されてから、シムーン・シヴュラたちが再編成されたもの。
- デュクス
- シヴュラたちのお世話係。コールの運用を司る。アルクス・プリーマではグラギエフがデュクスである。普段は艦長付で戦闘指揮所にいる。
- レギーナ
- コールのリーダーを務める者。
- パル
- シムーンに乗る2人の搭乗者(パートナー)のこと。
- アウリーガ
- シムーンの操縦者。シムーンの前席に搭乗する。作中の様々な台詞からサジッタより技量が求められ立場は上のようである。
- サジッタ
- シムーンのナビゲーター兼銃撃手。シムーンの後席に搭乗する。シヴュラは得手不得手は別としてアウリーガとサジッタのどちらもこなせるように訓練を受けている。
- コール・テンペスト
- 最高のエリート部隊としてその名を馳せたコール。レギーナはネヴィリル。礁国の大攻勢とその迎撃の為の翠玉(すいぎょく)のリ・マージョンの失敗により戦死者2、行方不明者1、帰還後脱退3という損耗率50%の大損害を受けた所から物語は始まる。
- コール・カプト
- アルクス・プリーマに配属されているコール。礁国の侵攻を迎撃し1人を残し全滅。部隊は再編成される。
- コール・ルボル
- アルクス・プリーマに配属されているコール。コール・テンペスト再編成の間、哨戒任務を受け持つ。
- コール・イグニス
- アルクス・ニゲルに配属されているコール。マミーナとユンが所属していたコール。
- コール・デクストラ
- ドミヌーラ、オナシア、アーエルの祖父が以前所属していた、今では存在しないコール。「翠玉のリ・マージョン」を成功させる事のみを目的としていた。
- アルクス・プリーマ
- シムーンの空中母艦の1つ。元は大型客船であった為、食堂、バー、図書館、教会などの施設や豪華な内装が施されている。コール・テンペスト、コール・ルボル、コール・カプトの3個コール(部隊)とシミレの母艦であり、シムーン・シヴュラとその練習生が乗り込んでいる。
- アルクス・ニゲル
- シムラークルム宮国の空中母艦の1つ。黒い船体を持つ。アルクス・プリーマの同型艦。
- メッシス
- アルクス・プリーマの修理中、コール・テンペストが配備されることになった艦船。元は貨物船だった。
その他の用語について
- テンプスパティウム
- シムラークルム宮国で神として信仰されている存在。翼の生えた柱の姿で象徴される。
- アニムス
- プルンブム嶺国で神として信仰されている存在。蝶の羽根の生えた柱の姿で象徴される。元来テンプスパティウムと同一の神であるとする説が有力。
- シムラークルム宮国(きゅうこく)
- 単に「宮国」とも。宗教国家。唯一、ヘリカル・モートリスが出土するため、これを手に入れようと企む周辺国家から侵略を受けている。国家の中心には宗教施設「テンプスパティウム宮」があり、その内部には性別を選定する「泉」がある。
- アルゲントゥム礁国(しょうこく)
- 単に「礁国」とも。シムラークルム宮国に侵攻する国家。工業の発達とともに大気汚染が深刻化しており、その打開策としてシムラークルム宮国のヘリカル・モートリスを狙う。宮国と異なり、一般国民は生まれてすぐ手術を受け性別を決定される。
- プルンブム嶺国(れいこく)
- 単に「嶺国」とも。シムラークルム宮国に侵攻する国家。
- 宮守
- テンプスパティウムに仕える神官。宮国の神事を司る。シヴュラは巫女なので彼らの元に所属する。
- 司政院
- 宮国の行政を司る。ネヴィリルの父ハルコンフは司政官第二位の副院主。
- 司兵院
- 宮国の軍事を司る。シムーンを空に祈るためのものと主張する神官達を悠長なものと考え、対立しがちである。
これらの世界観を支える特殊な用語には、ラテン語を起源とする語が多く見受けられる。
キャラクター
コール・テンペスト
- アーエル(声:新野美知)
- 年齢17歳 身長150cm B・W・H/83(C)・63・85 足のサイズ22.5cm 血液型O型
- 好きな物は、アンティークの洋服、古着屋めぐり。嫌いな物は、中途半端なヤツ、うじうじしてるヤツ。趣味は、風琴を聴くこと、武器の手入れ。
- コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。本作の主人公。戦闘において欠員が生じたコール・テンペストに補充人員として配属されて来た。もともと、シムーン・シヴュラにはなれない農家の家系の出身だが、卓越したシムーンの操作技術を見込まれたものと思われる。何らかの理由により、本人は泉行きを拒んでおり、優れたシムーン・シヴュラであり続けるためにコール・テンペストのレギーナ、ネヴィリルのパルになることを希望している。本物の巫女では無いからか、所々で周囲を驚かせるような行動や発言を繰り返すが、戦闘における選択や判断、意見はかなり的確で的を射ていると言って良い。
- ネヴィリル(声:高橋理恵子)
- 年齢18歳 身長161cm B・W・H/87(D)・58・92 足のサイズ24cm 血液型AB型
- 好きな物は、アフタヌーンティー。嫌いな物は、権力。趣味は、口紅のコレクション
- コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。コール全体を統括するレギーナでもある。司政官であるハルコンフの子で、シヴュラや国民からシヴュラ・アウレアと呼ばれ尊敬される容姿端麗な少女。アムリアのパルとしてアウリーガを担っていたが、翠玉のリ・マージョン失敗によりアムリアが行方不明になって以降、シヴュラとして飛ぶことを拒絶し、誰ともパルを組むことも望まなかった。しかし、ある事件を契機にアーエルとパルを組むことになる。
- パライエッタ(声:小清水亜美)
- 年齢18歳 身長170cm B・W・H/98(F)・60・93 足のサイズ25cm 血液型O型
- 好きな物は、チョコレート。嫌いな物は、おしゃべりなヤツ、マージュ用のスーツ。趣味は、音楽(ジャズ、ボサノバ、あと隠れて演歌)。
- コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。ネヴィリルとは子供の時からの幼なじみ。常日頃からネヴィリルに付き添い、傍で支えてあげている。また、ネヴィリルがシヴュラとしての役目を放棄して以降、コール・テンペストをまとめる役目も担うことになる。アーエルの登場により、ネヴィリルから遠ざかって行く自分を疎ましく思うようになる。
- カイム(声:細越みちこ)
- 年齢16歳 身長156cm B・W・H/78(A)・56・80 足のサイズ23cm 血液型A型
- 好きな物は、パラ様、コーヒー。嫌いな物は、牛乳。趣味は、ネイルアート。
- コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。同コールのアルティは自身の妹である。過去にアルティと何かあったらしく、微妙に距離を置いて生活している。サジッタとしてパルを組んでいるパライエッタを「パラ様」と呼び、好意を抱いている。一人称は「ボク」。
- アルティ(声:豊口めぐみ)
- 年齢16歳 身長156cm B・W・H/72(A)・56・79 足のサイズ23cm 血液型A型
- 好きな物は、家族、辛いもの。嫌いな物は、自分。趣味は、バードウォッチング。
- コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。同コールのカイムは自身の姉である。カイムに恋愛にも似た感情を抱いており、常にカイムのためを思って行動している。パルを組むフロエは良きパートナーだが、ふざけているフロエに対しては常にクールな態度をとる。
- リモネ(声:能登麻美子)
- コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。シヴュラとしてはかなり幼い年齢だが、優秀な成績を修めていたため、アーエルとほぼ同時期にコール・テンペストへ配属された。お菓子が好きなど、まだ幼い面が残るが、リ・マージョンを描く能力には人一倍秀でている。何度かパルを変えたが現在はドミヌーラと組んでいる。
- ロードレアモン(声:高橋美佳子)
- コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。過去に多くのシムーン・シヴュラを輩出した名家の出身で、周囲のシヴュラからは「お嬢様」と呼ばれている。毒舌にも似た直球な発言をするが、本人に相手を傷つける意志はない。現在はモリナスとパルを組んでいる。
- フロエ/フローフ(声:相澤みちる)
- コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。無邪気で、かなりのおしゃべり。戦闘においては好戦的な性格で果敢に敵を追い詰める。不思議な空気を発するアーエルに好意を抱いて、パルを組もうと誘ったが、断られている。惚れっぽい性格で以前はアルクス・プリーマの整備士・ワポーリフとも恋愛関係にあった。パルのアルティとは信頼しあえる仲。「フローフ」は男性化した後の名前。
- モリナス(声:水樹奈々)
- コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。アーエルやリモネと同じく補充人員として配属されて来た。純粋にシムーンに乗ることが大好きで、そのためにシヴュラになったと言ってもよい。そのため、彼女自身、自分がテンプスパティウムに仕える巫女であるとは言えないと語っている。シムーン好きが講じて、整備場への出入りも多いことから、整備士ワポーリフとはかなり親しい間柄になっている。なお、モリナスのモデルとなったのは倖田來未である[7]。
- ドミヌーラ(声:ゆかな)
- コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。コールの統率がパライエッタだけでは不足とされたのか、テンペストに補充人員として配属されて来た。テンペストのシヴュラの中でも最年長で、何所か不思議な雰囲気を持つ。政府の高官達と直接に繋がっているらしい。パルには最年少のリモネを選び、彼女が閉じ込めていた真の力を目覚めさせることになる。なお、制作当初の案では敵役として登場する予定だった[8]。
- マミーナ(声:森永理科)
- 年齢16歳 身長160cm B・W・H/84(D)・56・84 足のサイズ23cm 血液型O(RH-)
- 好きな物は、自分のウエスト。嫌いな物は、実力のない者。趣味は、料理、家事全般。
- コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。補充人員としてユンと共にアルクス・ニゲルのコール・イグニスから配属されて来た。アーエルと同じく身分が低く、本来シヴュラになれない家系だったが、故郷の村が攻撃された際の戦闘を契機にその能力を開花させることとなった。幼いころ、両親がロードレアモン家で使用人として務めており、ロードレアモンに対して、身分の差から複雑な感情を抱いている。
- ユン(声:名塚佳織)
- 年齢16歳 身長156cm B・W・H/85(D)・57・85 足のサイズ24cm 血液型A型
- 好きな物は、平和。嫌いな物は、戦争、タマネギ。趣味は、読書。
- コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。補充人員としてマミーナと共にアルクス・ニゲルのコール・イグニスから配属されて来た。同志であるシヴュラの死を多く見届けてきたこともあり、シヴュラに対して追悼の念が強い。戦争を嫌っている反面、散って行った仲間達への申し訳なさからシヴュラをやめずに仕方なくシムーンに乗っている。そのため、誰と組んでも変わりないと本人も語るほど、あまりパルが一定していない。一人称は「オレ」という強めの印象だが、時たま「私」になったりと不明な点も多い。
- アムリア(声:喜多村英梨)
- コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。アーエルが配属される以前、ネヴィリルとパルを組んでいた。戦闘の最中、ネヴィリルに翠玉のリ・マージョンを行うことを発案、成功し掛けたところでネヴィリルに迷いが生じ、失敗。他の敵部隊と共に行方不明となった。アーエルと似て、自分を高みへ押し上げたいとする上昇志向を持っており、これにより、ネヴィリルはアーエルに自分を踏み台にされるのでないかと恐れている。
- エリー/エリフ(声:ゆかな)
- コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。アムリアが行方不明となった戦闘以後、同僚の死への恐怖からシヴュラをやめ、泉へ行くことを選択する。しかし、自身が性別を決める覚悟が無い中途半端な状態だったため、泉で男性となった時、後悔することとなった。シヴュラの当時はロードレアモンとパルを組んでいた。「エリフ」は男性化した後の名前。
- ヴューラ/ヴュラフ(声:早坂愛)
- コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。元はコール・ルボルに所属し、ルボル解散後、コール・テンペストと入れ替わりにメッシスに着任し哨戒任務に就いていたが、ある事情から後に配属されることになった。「ヴュラフ」は男性化した後の名前。なお、当初の予定では物語の前半で死亡することになっていたという[9]。
その他
- グラギエフ(声:桑島法子)
- デュクスと呼ばれるアルクス・プリーマに所属する全てのコールを統括している人物。世話係とも呼べる。かつては自身もシムーン・シヴュラであった。
- アヌビトゥフ(声:木内レイコ)
- 空中母艦「アルクス・プリーマ」の艦長。冷静沈着で常に的確な指示を出す。かつては自身もシムーン・シヴュラであった。
- ワポーリフ(声:水沢史絵)
- アルクス・プリーマの整備士。日頃からシムーンの整備を行っているので、シムーンの構造に関しても詳しい。二年前に泉にて男性化。二年経った今でも少女であったことを忘れさせない体形の持ち主である。以前、フロエと恋愛関係にあった。シムーンを通じてモリナスとはかなり親しい間柄となっている。
- オナシア(声:玉川紗己子)
- 最高位の巫女。永遠の少女でいることを選んだ罪との引き換えに、泉の番人となった。元シムーン・シヴュラ。
- ハルコンフ(声:沢海陽子)
- 司政官で、ネヴィリルの父。
- アングラス(声:松来未祐)
- 嶺国の巫女。宮国語を話せる。
- ワウフ(声:高乃麗)
- メッシスの艦長。
サブキャラクターもすべて上記のキャストによるものであり、別撮りで収録されている[10]。
以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
製作の過程
本作の企画は、放送の2-3年前に始まり、当初はスタジオディーンのプロデューサーである野口和紀と脚本家の田中哲生主導であり、作風も「明るいシムーン」の予定であった[11][8]。その後、この2人が企画から離脱し、プロデューサーの松田桂一と脚本家の小山田風狂子によって進められることとなり、作風も現在のようなシリアスなものへと変化した[8]。
評価
SF作家の秋山完は、「“永遠の少女”というロマンティックなテーマを、真面目に、真剣に、深く深く掘り下げた作品」と述べ、高く評価するとともに、アニメ『少女革命ウテナ』との共通点を指摘している[12]。またアメリカ合衆国のアニメコンベンションの1つであるYuriconの代表Erica Friedmanは、「Top Ten Yuri Countdown of 2006 」の1位にシムーンを選んだ[13]。ただ、音響監督の辻谷耕史も認めているように、物語の序盤になじめないという意見もある[2]。
スタッフ
- 監督:西村純二
- 原作:小山田風狂子、篠吉祥、美原轟
- 脚本:小山田風狂子、大和屋暁(11話まで参加)、西村ジュンジ[14]、岡田麿里(途中から参加[15])
- キャラクターデザイン・総作画監督:西田亜沙子
- コンセプトデザイン:長濱博史
- メカデザイン:Jin Seob Song
- 美術監督:小林七郎
- 3DCG制作:CreativeField
- 音楽:佐橋俊彦
- 音楽制作:ビクターエンタテインメント
- 音響監督:辻谷耕史
- アニメーション制作:スタジオディーン
- 製作:シムーン製作委員会(バンダイビジュアル、スタジオディーン、創通エージェンシー)
主題歌
- 『美しければそれでいい』
- 作詞・作曲 - 石川智晶/編曲 - 西田マサラ/歌 - 石川智晶。オープニングテーマ。
- 『祈りの詩』
- 歌 - savage genius/作詞 - ああ/作曲 - takumi/編曲 - 鈴木Daichi秀行。エンディングテーマ。
音楽プロデューサーの野崎圭一は、石川智晶とsavage geniusは「お姉さんと妹」かつ「ネヴィリルとアーエル」という立ち位置であると述べている[16]。
放映リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 堕ちた翼 | 小山田風狂子 | 西村純二 | 加藤敏幸 | 西岡忍 |
2 | 青い泉 | 下司泰弘 | 中山岳洋 | ||
3 | 遠い戦争 | 西村ジュンジ | 藤原良二 | 吉田俊司 | 波風立流 |
4 | 近い戦争 | 小山田風狂子 | 山本秀世 | 石田ひろし | 南伸一郎 |
5 | 白い孤独 | 大和屋暁 | 小滝礼 | 吉田俊司 | 志賀道憲 浜津武広 |
6 | 傷と痛み | 加藤敏幸 | 山田勝 | ||
7 | 公海上空にて | 小山田風狂子 | 藤原良二 | 下司泰弘 | 津熊健徳 |
8 | 祈り | 中山岳洋 西村純二 |
吉田俊司 | 中山岳洋 | |
9 | 審問 | 西村ジュンジ | 藤原良二 | 神保昌登 | 西岡忍 |
10 | 籠の鳥 | 孫承希 | 波風立流 | ||
11 | 共同戦線 | 大和屋暁 | 加藤敏幸 | 南伸一郎 | |
12 | 姉と妹 | 岡田麿里 | 西村純二 | 下司泰弘 | 森本浩文 波風立流 |
13 | 理(ことわり) | 藤原良二 | 吉田俊司 | 津熊健徳 | |
14 | 冒さざるもの | 西村ジュンジ 岡田麿里 |
鎌倉由実 西村純二 |
うえだしげる | 中山岳洋 |
15 | 一人、また一人 | 岡田麿里 | 藤原良二 | 孫承希 | 南伸一郎 |
16 | 翠玉のリ・マージョン | 西村ジュンジ 岡田麿里 |
西村純二 加藤敏幸 |
加藤敏幸 | 西岡忍 |
17 | 遺跡 | 西村ジュンジ | 藤原良二 | 下司泰弘 | 野口和夫 |
18 | 葬列 | 岡田麿里 | 山本秀世 | 吉田俊司 | 森本浩文 えびす陽樹 |
19 | シヴュラ | 西村ジュンジ | 西村純二 | うえだしげる | 菊地洋子 南伸一郎 |
20 | 嘆きの詩(うた) | 岡田麿里 | 藤原良二 | 神保昌登 | 中山岳洋 |
21 | 新天地への扉 | 孫承希 | 南伸一郎 | ||
22 | 出撃 | 西村ジュンジ | 西村純二 加藤敏幸 |
加藤敏幸 | 西岡忍 |
23 | 永遠の少女 | 岡田麿里 | 藤原良二 | 吉田俊司 | 野口和夫 |
24 | 選択 | 鎌倉由実 西村純二 |
うえだしげる | 森本浩文 えびす陽樹 | |
25 | パル | 西村ジュンジ | 西村純二 | 吉田俊司 | 龍吉三 菊地洋子 |
26 | 彼女達の肖像 | 岡田麿里 | 藤原良二 | 西村純二 | 西田亜沙子、西岡忍 南伸一郎、中山岳洋 |
放送局
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 |
---|---|---|---|
関東広域圏 | テレビ東京 | 2006年4月3日 - 9月25日 | 月曜 25時30分 - 26時00分 |
愛知県 | テレビ愛知 | 2006年4月7日 - 9月29日 | 金曜 26時28分 - 26時58分 |
大阪府 | テレビ大阪 | 金曜 26時30分 - 27時00分 | |
日本全域 | AT-X | 2006年4月27日 - 10月19日 | 木曜 10時30分 - 11時00分 (リピート有り) |
インターネット配信(有料) | バンダイチャンネル | 2006年7月6日[17] - |
テレビ東京・AT-X 月曜25:30枠(テレビ東京) 木曜10:30/21:30、月曜14:30/0:30(AT-X 30分1話枠) | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
シムーン
|
サウンドトラック
- タンゴやワルツ、その他弦楽器等によるクラシック要素の強い楽曲が多い。
- ブックレットは厚めで、キャラクター紹介や作曲家インタビュー(#1)、主要スタッフによる対談(#2)などが掲載されていている。
- 「Simoun オリジナルサウンドトラック1」VICL-61964 2006年6月21日発売[18]
- 「Simoun オリジナルサウンドトラック2」VICL-62043 2006年8月30日発売[19]
ドラマCD
- Simoun CDドラマ『嗚呼、麗しの派遣OL なぜなんだシムーン株式会社』VICL-62083 2006年10月25日発売[20]
アーエルたちが東京で「シムーン株式会社」を設立するという、アニメ本編とは無関係なパロディ仕立ての内容となっている[21]。
漫画
- 速瀬羽柴作画、「Simoun」
- 『コミック百合姫』(一迅社)Vol.3から連載されていた。単行本は全1巻。
- あきづき弥作画、前田まさよし脚本、原田まさふみ構成「シムーン ~まじかる美勇伝~」
- 『メガミマガジン』(学習研究社)2006年8月号 (Vol.75) - 2006年12月号 (Vol.79)。こちらは本編のパロディ仕立てのストーリーとなっている。単行本化される予定はない[22]。
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ラジオ
- Simoun~電波 DE リ・マージョン~(音泉 2006年7月17日~2007年1月15日、毎週月曜日更新)
- パーソナリティー:高橋理恵子(ネヴィリル役)、高橋美佳子(ロードレアモン役)
ゲーム
マーベラスインタラクティブより、2007年6月21日にプレイステーション2用ソフト『シムーン 異薔薇戦争~封印のリ・マージョン~』が発売された。ジャンルはADV+タクティカルSLG。アニメ版の第9話から第14話周辺を舞台としたオリジナルストーリーである[23]。
ストーリー
コール・テンペストがメッシスに配属されてから一ヵ月後、新たに遺跡が発見されたとの報告を受けアーエル達は調査に向かう。そこで彼女たちはシムーンによく似た謎の機体に遭遇。そこからシムーン・シヴュラ達の新たな戦いが始まる。
用語
- ソール・イーノルド
- 二万年前に大空陸全土を支配していた国家。最終兵器の暴走によって滅びたが親衛隊や姫など一部の人間はコールドスリープによって現代まで生き延びていた。あらゆる点で現代を上回る技術力を有している。
- ウンブラ・シムーン
- ソール・イーノルドで使用されていた戦闘用シムーンで性能はヘリカル・モートリスを用いたシムーンを遥かに凌駕している。ウンブラとはソール・イーノルドの言葉で「死霊」の意。
キャラクター
ここでは、ゲーム版オリジナルキャラクターについて述べる。
- アーシュラ(声:福圓美里)
- ソール・イーノルドの姫を守る役目を持つ巫女。ソール・イーノルドが現代に復活するのを阻止するためコール・テンペストと協力し、ソール・イーノルドの情報やウンブラ・シムーンを提供する。物語終盤ではワポーリフから「シヴュラ・アーシュラ」と呼ばれる。
- サイルサンドラ(声:喜多村英梨)
- アーシュラと同じソール・イーノルドの巫女でアムリアに酷似している。姫の暴走とソール・イーノルド滅亡のきっかけを作った人物。
- エレノア
- キャンディス
- クリサリス
- レイユイ
- ギリー
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その他
同じく西村純二が監督を務めるOVA『今日から㋮王! R』第3巻『乾いた風』はシムーンのパロディである[24]。
脚注
- ^ 蔵出シムーン・ファイナル 監督&ライター編 第2回 シムーン公式サイト 2007年11月13日閲覧
- ^ a b 蔵出シムーン・シヴュラ辻谷耕史(音響監督)第2回 シムーン公式サイト 2007年11月12日閲覧
- ^ シムーン 今週のナイショ話 BIGLOBEキャラクター 2007年11月12日閲覧
- ^ <コメントリレー>ヤコフの憂鬱 シムーンスタッフブログ 2007年11月13日閲覧
- ^ 『Simoun(シムーン)』 DVD第1巻を8月25日より発売 バンダイビジュアル 2007年11月12日閲覧
- ^ Simoun- Choir of Pairs メディアブラスターズ 2007年11月12日閲覧
- ^ 第3話「遠い戦争」のみどころ(その1) シムーンスタッフブログ 2007年11月13日閲覧
- ^ a b c 蔵出シムーン オーディオコメンタリー番外編 第2回 シムーン公式サイト 2007年11月13日閲覧
- ^ ドキッ!?女だらけの卒業式?シムーン最終回アフレコレポート とれたて!ほびーちゃんねる 2007年11月14日閲覧
- ^ アーシャのアフレコこぼれ話。2 シムーンスタッフブログ 2007年11月13日閲覧
- ^ 蔵出シムーン オーディオコメンタリー番外編第1回 シムーン公式サイト 2007年11月13日閲覧
- ^ 日々の雑文 『シムーン』、思春期のレクイエム(1) 秋山完ホームページ 2007年11月13日閲覧
- ^ Top Ten Yuri Countdown of 2006 Okazu 2007年11月13日閲覧
- ^ 監督である西村純二の脚本担当としての名義。
- ^ 蔵出シムーン・ファイナル 監督&ライター編 第1回 シムーン公式サイト 2007年11月13日閲覧
- ^ 蔵出シムーン 野崎圭一(音楽プロデューサー)第1回 シムーン公式サイト 2007年11月14日
- ^ 当初はBIGLOBEのみ。BIGLOBEで新作TVアニメ「シムーン」を有料にて限定配信開始! バンダイチャンネル 2007年11月13日閲覧
- ^ Simoun オリジナルサウンドトラック1 m-serve 2007年11月13日閲覧
- ^ Simoun オリジナルサウンドトラック2 m-serve 2007年11月13日閲覧
- ^ Simoun CDドラマ 『嗚呼、麗しの派遣OL なぜなんだシムーン株式会社』 m-serve 2007年11月13日閲覧
- ^ あの戦う巫女たちが株式会社を設立!? 「シムーン」外伝ドラマCDアフレコレポート web Newtype 2007年11月12日閲覧
- ^ あきづき弥単行本の話 桃源郷◆日記 2007年11月14日閲覧
- ^ Story シムーン 異薔薇戦争~封印のリ・マージョン~公式サイト 2007年11月12日閲覧
- ^ 今日からマ王! R 監督:西村純二さん×シリーズ構成:面出明美さん 超ロングインタビュー!! プレセペ 2007年11月12日閲覧
外部リンク
- シムーン 公式サイト
- テレビ東京・あにてれ シムーン
- BIGLOBEキャラクター シムーン
- シムーン 異薔薇戦争~封印のリ・マージョン~ マーベラスエンターテイメント