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: 主人公。第三師団所属の救助部隊コッペリオン保健係のリーダー。高3。[[近畿方言|関西弁]]で話す。黒髪のセミロングの少女。 |
: 主人公。陸上自衛隊第三師団所属の救助部隊コッペリオン保健係のリーダー。委員長。高3。[[近畿方言|関西弁]]で話す。黒髪のセミロングの少女。 |
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: 遺伝子操作により驚異的な運動能力を持ち、極めて戦闘能力が高い。正義感が非常に強く、強い信念のもとに死都・東京に詮索活動を行っている。普段は強気で行動的だが、いざそれを崩されるととても脆い所がある。又、後先を考えない行動が危機を度々招く事も多い。 |
: 遺伝子操作により驚異的な運動能力を持ち、極めて戦闘能力が高い。正義感が非常に強く、強い信念のもとに死都・東京に詮索活動を行っている。普段は強気で行動的だが、いざそれを崩されるととても脆い所がある。又、後先を考えない行動が危機を度々招く事も多い。 |
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: 製造コードは'''C-2'''。 |
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: プラネット内に配備されている室内用ロボット。AI搭載で高性能。葵と仲良くなり、脱出作戦時に置いていかれる事に対して葵が猛反発した事もあって、後に戦闘用に改良され、作戦に同行する事に。 |
: プラネット内に配備されている室内用ロボット。AI搭載で高性能。葵と仲良くなり、脱出作戦時に置いていかれる事に対して葵が猛反発した事もあって、後に戦闘用に改良され、作戦に同行する事に。 |
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; 小津句音(おづ くおん) |
; 小津句音(おづ くおん) |
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: かつては有名 |
: かつては有名な女優であったが、裏の顔は[[シリアルキラー|連続殺人犯]]。歌音と詩音のオリジンで、黒髪の美人。 |
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=== 第三部ゲスト === |
=== 第三部ゲスト === |
2011年8月13日 (土) 06:57時点における版
COPPELION | |
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ジャンル | SF漫画 |
漫画:COPPELION | |
作者 | 井上智徳 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | 週刊ヤングマガジン |
レーベル | ヤンマガKC |
発表号 | 2008年28号 - 連載中 |
巻数 | 既刊11巻(2011年8月現在) |
テンプレート - ノート |
Template:漫画 は 廃止されました |
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『COPPELION』(コッペリオン)は、井上智徳による日本のSF漫画作品。『週刊ヤングマガジン』(講談社)にて2008年28号より連載中。アニメ化が決定している[1]が、2011年3月に起きた東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)や、震災によって誘発された福島第一原子力発電所事故などの影響により、今後の動向は不明となっている。
ストーリー
西暦2036年、「コッペリオン」と呼ばれる遺伝子操作により生まれた3人の女子高生が無人の東京を歩いていた。彼女達は、お台場の原子力発電所で起きたメルトダウンにより、死の街と化した東京から生存者を救援する自衛隊の特殊部隊だった。捜索をする彼女達に、突如銃声が鳴る。そして……。
残留放射能あふれる無人の廃墟であり、緑あふれる野生の王国でもある、異界と化した東京都内が主な舞台となっている。
注意:以降の記述にはCOPPELIONに関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
登場人物
コッペリオンたちは映画監督に由来した名前、一般人は文豪に由来した名前が多い。
保健係
- 成瀬荊(なるせ いばら)
- 主人公。陸上自衛隊第三師団所属の救助部隊コッペリオン保健係のリーダー。委員長。高3。関西弁で話す。黒髪のセミロングの少女。
- 遺伝子操作により驚異的な運動能力を持ち、極めて戦闘能力が高い。正義感が非常に強く、強い信念のもとに死都・東京に詮索活動を行っている。普段は強気で行動的だが、いざそれを崩されるととても脆い所がある。又、後先を考えない行動が危機を度々招く事も多い。
- 製造コードはC-2。
- 野村タエ子(のむら タエこ)
- コッペリオン保健係の実質的2番手。高1。常に口調が丁寧。地味な顔立ちだが、保健係の中では一番スタイルがいい。学校時代とは髪型が違う。
- 豊富な知識を持ち、遺伝子操作により視力が通常の人間の10倍ある。普段は眼鏡をかける事によって逆に視力を落としている(落とさなければ見えすぎて頭痛になる)。他にも、動物とすぐに仲良くなれる能力を持つ(単行本9巻で動物との会話能力があると書かれている)。外科手術が得意。
- 深作葵(ふかさく あおい)
- コッペリオン保健係のムードメーカー。高1。ショートヘアの童顔で自称「美少女」と言い張っている。
- 食いしん坊でよくグチをこぼしている。その食欲は1個のおにぎりの為に小津姉妹の無茶な要求を呑もうとする程。性格は明るく、沈みがちな空気でも和ませる。成瀬荊を尊敬しているが、その反面、気弱で役に立てない自分にコンプレックスを抱いている。
- 学生時代から、小津歌音と小津詩音に陰惨ないじめを受け続けた過去を持つ(その2人を見ただけでも気絶してしまうほど深いトラウマを負っている)。
- 能力の詳細は未だ不明であるが、これまでに空中に浮かぶ(自分だけでなく他人を浮かばせることも可能)、(小津歌音の)電撃を吸収、吸収した電撃を放出、強化ガラスを割るほどの怪力、第一師団の兵器「鉄グモ」の爆炎砲を未知の力で遮断(バリアー?)と、多彩な能力を発揮している。しかし本人は能力発動時の記憶がない。
- 守護天使イザナミ(しゅごてんしイザナミ)
- 葵の別人格。由来は作中の昔のテレビアニメヒロイン。
- 気弱で現実からアニメやファンタジーへ逃避する傾向があった葵を防衛するために「アニメの世界から」発現した別人格で、Dr.コッペリウスの生体実験の副作用によって明確に発現・定着した。
- 性格はきわめて攻撃的で、「我が一族に仇なすもの」、すなわち(本来味方で、葵を救出に来たはずの)小津姉妹を能力全開で容赦なく攻撃する。
掃除係
- 黒澤遥人(くろさわ はると)
- コッペリオン掃除係のリーダー。高3。髪や瞳の色素が薄く、ハーフめいた容貌。女性編成の保健係に対し、掃除係唯一の男子。常に冷静で洞察力も鋭く、他のコッペリオンに比べ、人間に対し不信感を持っている。しかし本気で人間を救おうとする荊達を見て、歌音に「コッペリオンの心を失った」と称される程に変わり始めている(都心の原発開発とその後の事故による根本的な矛盾に気づいた影響も大きい)。大阪の自衛隊学校時代から成瀬荊に好意を抱いていた様である。7巻で第一師団の発砲から梶井五次郎を庇って負傷。
- 重火器や装甲車の扱いに優れ、戦闘能力は非常に高い。特技は爆弾作りで人を殺す事にためらいがない。クセなのか爆弾をよくいじっている。葵からは「いつも理科室で変な実験ばかりしている怖い先輩」だと思われていた。三島教頭との会話からコッペリオンの寿命が短命である事も察していた等、何らかの事情を知っている様。
- 第3部においてエーテルを製造したのが彼であること、自衛隊基地に自身の研究室を持っていたこと、さらにはDr.コッペリウスのクローンであることが判明。製造コードはC-1であり、最初に作られたコッペリオンである。
- 小津姉妹(おづしまい)
- 3年生のコッペリオン掃除係。2人とも小津句音(後述)のクローン、すなわち本来は同一人物だが、「黙っていれば美人だが、その言動や表情は粗暴で凶悪そのもの」、「もはや人間とはいえないほど改造強化されている」という点以外、あまり似ていない。
- 小津歌音(おづ かのん)
- 「姉」。茶髪で黒いコートが特徴。一人称は「オレ」。趣味は小動物(そして葵)いじめ。
- 自分達コッペリオンが使い捨ての人形である事を知ってから、人間に対して復讐する事を誓う。横暴で自己中心的な性格だが、「妹」詩音にだけは心優しい。詩音とは違って比較的冷静で分析も優秀だが、抱え込んでいるトラウマも詩音以上。
- 電気ウナギの遺伝子を組み込まれ、大型機械を作動させるほど強力な電撃を発する事ができる。また、「獲物」の体内イオンを遠距離探知する事もでき、残忍かつ執拗に容赦なく追い込みをかける。全身の神経が常に感電しているため無痛症であり、毎朝リストカットをして痛みで生の実感を得ていた詩音を内心羨ましく思っていた。
- 第3部では意外にも優秀な頭脳を以って敵陣に切り込む役割を持っている。
- 小津詩音(おづ しおん)
- 「妹」。姉とは違い、黒髪ストレートに半そで制服。一人称は「ボク」。
- 過去に実験として酷い虐待を受けており、それが精神的に深いトラウマとして残っている。そのせいかリストカットの常習犯で、凶暴で攻撃的で非常に残忍だが、「姉」歌音だけは心から慕っている。実は葵同様、食い意地が張っている。
- 遺伝子操作により強化された骨肉組織と怪力が自慢。至近距離からの砲撃を受けても傷一つ付かず、拳の一振りでコンクリートすら砕く。
- 第3部では姉妹ともども上記の心の闇は描写されず、単なる陽気な暴力キャラとして描かれ、敵の能力が強力すぎる事もあって戦績は芳しくない。
救出班・政府関係者
- 三島鬼兵(みしま おにへい)
- コッペリオンを育成していた特別工科学校の教頭兼指揮官。階級は一等陸佐。
- 厳しさの中に優しさのある人物。誰よりコッペリオンのメンバーの安否を気遣っている。実は、お台場の原発事故によって妻と幼かった娘を亡くしている。
- 井伏(いぶせ)
- 大阪の特別工科学校の教師。階級は一等陸尉。三島教頭の部下で軽口が多いが、いざという時には行動的。自称「京都の頼れるアニキ」。
- 武者小路(むしゃのこうじ)
- 陸上自衛隊に所属する研究者。食欲旺盛で、三島教頭の無茶な要求を食の誘惑に駆られて呑む事も多い。
- 普段は臆病だが、一度ノるとどこまでも暴走する性格で、第三部ではその勢いで意外な活躍を見せる。
- 夏目総理(なつめそうり)
- 日本の内閣総理大臣。政権の支持率や国の体面を第一とし、コッペリオンの活動や放射能に対しては無知に等しい。過去の原発事故で、盟友の国木田率いる第一師団を見捨てた事が内心負い目になっている。
- 鴎外官房長官(おうがいかんぼうちょうかん)
- 日本の内閣官房長官。いつも嫌味な言い回しだが、非常に頭の切れる人物。
- 第三部において世界にコッペリオンの存在を公表し、核戦争時に大いに役にたつ「兵器」として売り込む。そしてデモンストレーションとして、世界同時中継でフォッスルノイド(後述)と葵を戦わせる。
第一部ゲスト
- 谷崎平次(たにざき へいじ)
- 第一話で最初に登場した生存者。
- 劇中何の説明もなく、廃墟と化した府中市で、防護服姿のままで重度の放射線障害で行き倒れているところを、荊に救われる。その後のストーリー展開で、東京がメルトダウンで滅亡したこと、荊たちがコッペリオンであることが明らかになっていく。
- 川端満男(かわばた みつお)
- 府中の生存者。妻雪子、娘未来とともに地下にシェルターを築いて生き延びていた。
- 実は府中刑務所の囚人で、メルトダウンに乗じて集団脱走した…のはいいが行くところもなく、「何者か」の手を借りて東京にとどまっていた。
- 川端雪子(かわばた ゆきこ)
- 川端の妻。
- 実は後妻。しかも子供殺しの罪で府中刑務所に収監されていた。
- 川端未来(かわばた みく)
- 川端の娘。亡き実母の墓参りに、集団墓地と化した東京競馬場へと飛び出していってしまう。しかし、東京競馬場はストロンチウム90に汚染された人骨が堆積する、防護服を着ていても耐えられない高濃度汚染地帯でもあった。
- 司馬伝次郎(しば でんしろう)
- メルトダウンを引き起こしたお台場原発の設計責任者。メルトダウン後、行方不明とされていた。だが、死都となった東京で生存者への防護服や食料の配給を行い、ライフラインを整えていた。
- あやめ婆さん
- 東京の老人施設に取り残され、体よく家族から捨てられた老婆。イエローケーキの傭兵に拉致されかけたところを救出された。
- 実はベテランの助産婦で、第2部では出産に無知なタエ子を救出先の名古屋からサポートする。
- 蒲田
- 司馬の助手。自称「チンピラ」。
第二部ゲスト
- 第一師団(だいいちしだん)
- 原子力発電所のメルトダウンの際に救助にあたった自衛隊の部隊。書類上では全滅した事になっているが、政府に見捨てられたまま東京で生存していた。
- その復讐のため、国木田師団長以下全員が防護服で身を護って素顔を隠し、小津姉妹と共謀してお台場原発を破壊、地球を死の星にしようと目論む。
- なお、その軍装は三島教頭たち第三師団とは異なり、どこか旧日本陸軍風。
- 黒べえ親方(くろべえおやかた)
- 鳶職「三鷹組」の親方。口が悪い。三鷹市にある宇宙航空研究開発機構 (JAXA) の環境シミュレーション施設を改造した大規模なシェルター「プラネット」に住んでいる。
- 石川源内(いしかわ げんない)
- 修理屋。黒べえ達の住むプラネットの太陽光発電や水力発電等を作り上げた人物。常にマスクを被っている。短時間でノーセンスを戦闘用に改造したりする等、腕は確か。武蔵野電鉄作戦において車輌を改造に成功するが、第一師団が高レベル放射性廃棄物を風に乗せて起こした「死の風」から仲間を庇い、被爆した。
- 梶井息吹(かじい いぶき)
- プラネットに住む生存者。10ヶ月目に入っている妊婦。夫は第一師団の兵士。
- 梶井五次郎(かじい ごじろう)
- 息吹の父親。神経質な性格。新都電力の社員で例のお台場原発の責任者だったが、利権に群がる政治家達によって経費が横領され、安全対策がおざなりになっていた片棒を担いでいた事実と、その結果のメルトダウン発生に対する良心の呵責から、東京に居残り続けていた。7巻で武蔵野電鉄作戦に必要な電力供給を整備。コッペリオンに対しても警戒心を見せていたが、7巻で意識に変化が出る。
- ノーセンス
- プラネット内に配備されている室内用ロボット。AI搭載で高性能。葵と仲良くなり、脱出作戦時に置いていかれる事に対して葵が猛反発した事もあって、後に戦闘用に改良され、作戦に同行する事に。
- 小津句音(おづ くおん)
- かつては有名な女優であったが、裏の顔は連続殺人犯。歌音と詩音のオリジンで、黒髪の美人。
第三部ゲスト
- 円谷真奈(つぶらや まな)
- 「失敗作」として「廃棄処分」されたはずのコッペリオン2年生の生き残り。
- 放射能に耐えるどころか、防護服が通用しないほど強力な中性子を放ち、空中浮遊・念動力・ビルをも砕く高温プラズマ攻撃・ミサイルをも弾くバリアなど、葵と同種の超能力の持ち主で、しかも自らの意思で自在に能力が使える。異様に無口だが心優しい性格で、花や蝶を愛でるのが好き。だが、その花や蝶が己の中性子に耐えられずに絶命していく様を見て涙していた。
- 葵の能力に対して再三「暗黒物質(ダークマター)」という言葉を発しており、「同族」ゆえに何かを知っている模様。
- 市川迷砂(いちかわ めいさ)
- 東京都庁で真奈を裏から操っていた2年生。
- 核力を操ることで自らの体を変幻自在の流砂状に「素粒子分解(ブレイク)・再構成(リロード)」する能力を持ち、いかなる物理攻撃も受けつけず、またそれを回避困難な攻撃に利用することも可能。しかし、衣服を再構成する事はできないため、能力発動時は常に全裸になる。また、真奈と同様に強烈な中性子を常に放っている。なお、左目の瞳には放射能マークが描かれており、ここが能力を使う際の核になっている模様。
- 一人称は「あっし」で、常にやる気の無さそうな口調であり、ネットゲーム廃人かつ身なりも乱れたままと言う、いわば汚ギャル。
- Dr.コッペリウス
- 真奈を裏から操っていた迷砂を裏から操っていた自称「天才科学者」。名の由来は「動く人形」コッペリアの製作者でもある人形職人・コッペリウスから。
- その名の通りコッペリオン計画の「産みの親」であったが、その研究があまりにも人倫を逸脱していると評されたために計画から外され、行方不明となる。そして迷砂たちを「体の不具合(バグ)を直してやる」と抱き込み、彼の理想の「成功例」である葵を狙わせ、そして葵の中のイザナミをも味方につける。
- キメラ
- 2年生とともに開発され、そして2年生とともに「廃棄処分」された実験動物で、これも放射線耐性を持つコッペリオンの一種である。そのせいか「仲間」の2年生、特に真奈に深く懐いている。
- それぞれ二股に分かれた2本の触手を持つ超巨大なミジンコの姿をしているが、体内の内臓や背骨は人間を連想させる。巨体・怪力・そして飛行能力と再生能力を持つ怪獣で、真奈とともに荊たちを追い詰める。
- 晶子(あきこ)
- 渋谷シェルターの生存者で、そのシェルターのゴッドマザー。ニューハーフであり、肥満体型である。毒舌気味であるが、危機的状況で先に竜之介を避難させたりと、根は優しい人物。
- アシモフ
- 渋谷シェルターの生存者。ガスマスクを装着し、ライフルを装備している。一般人であるが、かなりの身体能力がある。実は国籍不明の無免許の医者である。
- 龍之介(りゅうのすけ)
- 渋谷シェルターの生存者。小学生くらいの少年で、有栖の弟。姉の病気を治すために「亜ヒ酸」を探しに晶子やアシモフと新都銀行のシェルターに向かっていた。
- 有栖(ありす)
- 竜之介の姉。白血病を患っており、生きる気力を失っている少女。母親も白血病を患って亡くなっており、ある意味滅びゆく渋谷シェルターを象徴する少女。荊の説得もあり、段々と希望を取り戻しつつある。
- 多喜二(たきじ)
- 晶子の知り合いの牧師。渋谷シェルターと決裂した新宿グループの生存者。
- 新都銀行の金庫内でただ一人生き残っていたが、ショック状態で混乱しており、自分だけ脱出しようとするも、キメラに喰われて消化されてしまう。
用語解説
この節の加筆が望まれています。 |
- コッペリオン (COPPELION)
- 遺伝子操作により誕生した人間。名前は古典バレエに登場する「動く人形」コッペリア (COPPELIA) とイオン (ION) を組み合わせた造語。
- 特殊な遺伝子が放射能を無効化しており、常人なら即死するレベルの放射能の中にあっても平気である。遺伝子操作による副産物の付加として、各個人が特殊能力を得ており、中には放電を起こすなど人間離れした者も存在する。
- コッペリオンは基本的に全ての個体が陸上自衛隊第3師団所属であり、大阪の特別工科学校で特殊訓練を受けている。そこでは1年から3年までが通常の授業や核に対する知識、救助訓練や格闘術や軍事兵器の扱い方などを学んでいる。学年ごとに血液型が分かれており、同学年の者の血でなければ輸血できない。それぞれに係が割り振られており、現在確認できるのは荊たちの「保健係」と遥人と小津姉妹の「掃除係」である。
- 全員が実在した人物のクローンであり、性格や行動などはクローン元の人間に似る。又、遺伝子操作の影響からか生殖機能が不全であり、後世に子孫を残す事は不可能である。コッペリオンは政府間及び誕生に関わった研究者から使い捨ての人形として見られており、いつ寿命が切れて突然死するか分からないらしい。外見的特徴は、放射能を無効化するイオン交換体による影響からか、肌の色が青白い事が挙げられている(しかし、カラーでは通常の肌色)。
- 保健係
- 陸上自衛隊第3師団所属の死都東京における救助活動を主任務とする特殊部隊。構成員をコッペリオンの女子高生3人とする(この重大任務をわずか女子3人に「丸投げ」するあたりに、政府の生存者に対する冷淡な態度が現われている)。
- エーテル
- コッペリオンから採取した細胞から生成されているワクチン。放射能に対する被爆の予防剤となる。ただし放射能を無害化する交換イオンは体内には定着せず、10分程度で燃焼されてしまうため、実質効力は10分しか保たない。その原料は……。
- イエローケーキ
- 放射性廃棄物を処理する、日本にあるバックエンド会社。日本国外から放射性廃棄物を買い取り、多摩川競艇場や東京各所に不法投棄していた。
- さらに、不法投棄にはステルス機を使用し、廃棄物の警護用として恐竜型戦闘ロボット「フォッスルノイド」を配備する、そのフォッスルノイドで葵・Dr.コッペリウス・遥人の拉致を企てるなど、民間企業とは思えぬ装備と怪しさを有している。
- 三ツ星重工
- すべての元凶とも言える東京台場原発を施工した建設企業。3つの☆マークが社表。現在、原発を取り囲んでいるコンクリートと鉛の壁もこの重工が建設した。
以上でCOPPELIONに関する核心部分の記述は終わりです。
書籍情報
単行本は2011年5月現在、ヤンマガKCより10巻まで刊行されている。
- 2008年10月6日発売 ISBN 978-4063755725
- 2009年1月6日発売 ISBN 978-4063617498
- 2009年4月6日発売 ISBN 978-4063617757
- 2009年7月6日発売 ISBN 978-4063618075
- 2009年10月6日発売 ISBN 978-4063618303
- 2010年1月6日発売 ISBN 978-4063618570
- 2010年5月6日発売 ISBN 978-4063618907
- 2010年9月6日発売 ISBN 978-4063619300
- 2011年1月6日発売 ISBN 978-4063619928
- 2011年5月6日発売 ISBN 978-4063820270
- 2011年8月5日発売 ISBN 978-4063820621