「ARB (バンド)」の版間の差分
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*SYSTEM IN SYSTEM/そして明日から(1988年) |
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*Long, Long Way/Rock it! Baby(1988年) |
*Long, Long Way/Rock it! Baby(1988年) |
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*MURDER GAME/NO EASY ROAD(1989年)(「MURDER GAME」は歌詞の内容が[[宮崎勤]]による[[東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件]]に酷似しているため、放送禁止になったという逸話がある) |
*MURDER GAME/NO EASY ROAD(1989年)(「MURDER GAME」は歌詞の内容が[[宮崎勤]]による[[東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件]]に酷似していると[[NHK]]から指摘があったため、放送禁止になったという逸話がある) |
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*TOKYO OUTSIDER/スケアクロウ/魂こがして(1998年) |
*TOKYO OUTSIDER/スケアクロウ/魂こがして(1998年) |
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*INFINITELY/はじまりの詩/バラとサボテン/淋しい街から(1998年) |
*INFINITELY/はじまりの詩/バラとサボテン/淋しい街から(1998年) |
2009年8月25日 (火) 02:05時点における版
ARB | |
---|---|
出身地 |
|
ジャンル | ロック |
活動期間 |
1977年 - 1990年 1998年 - (2006年より活動停止中) |
レーベル |
ビクターエンタテインメント ユニバーサルビクター M&I COMPANY |
事務所 |
シンコーミュージック ARB OFFICE |
公式サイト | www.arb-tamashii.com |
メンバー |
KEITH 内藤幸也 EBI |
旧メンバー |
石橋凌 田中一郎 宮城伸一郎 エンマ サンジ 斉藤光浩 ジャン=ジャック・バーネル 岡部滋 白浜久 浅田孟 |
A.R.B.(エーアールビー)は、石橋凌を中心としたロックバンド。
1977年に結成、デビュー曲は「野良犬」(1978年10月25日)。1990年に一度解散するが、1998年に新メンバーにより復活。2006年3月、石橋の脱退により活動停止。
ユニコーン、JUN SKY WALKER(S)、福山雅治、ニューロティカをはじめ、数多くのミュージシャンに影響を与えた。
所属レコード会社は、ビクターエンタテインメント(1978年 - 1990年)→ユニバーサルビクター(→ユニバーサルミュージック)(1998年 - 2002年)→M&I COMPANY(2003年 - 2006年)。
概要
ストレート、ストイックな1980年代硬派バンドで、博多出身のめんたいロックのひとつ。正確にはARBは石橋の加入前に東京で結成されているので博多とは直接関係はないが、石橋が鮎川誠やサンハウスのファンであること、石橋や田中一郎が福岡出身であることなどから、そのようにカテゴライズされていった。
バンド名の「ARB」とは、「アレキサンダー・ラグタイム・バンド」の略で、ジャズの同名曲より引用したものであった。しかし、3rdアルバム『BOYS&GIRLS』発売時より、メンバーの意向で「アレキサンダー・ラグタイム・バンド」とは名乗らず、「ARB」を正式名称とすることになった。
歌詞はサンハウスの菊(柴山俊之)が手がけた数曲と1stアルバムの一部を除いたほぼ全てを石橋が作詞している。白浜久が在籍していた時期はクレジットを「Ryo&Hisashi」としており、白浜が作詞した曲もあった。詞の内容は戦争や労働者、人間をテーマにおいた曲が多い。特に労働に関する曲は「Work Song」と呼ばれ、代名詞のひとつとなった。
作曲は、石橋と各時期のギタリスト、ベーシストによって行われた。ギタリストによってバンドサウンドの方向性が微妙に変化するため、所属したギタリストが変わるたびに「第○期」という表現が用いられる。
ARBのファンのことを「ARB KIDS」という。なお、最初の解散までは「ARB JAM」というファンクラブが存在していた。
あるディレクターから「他の売れてるバンドのように洋楽のサウンドをパクってラブソングを歌え」と言われたが、書きたい詞やサウンドにこだわりがあったARBは頑なにそれを拒否した。売れることに抵抗していたわけではなく、自分たちのロックを忘れずにお茶の間に入っていきたいという思いがあったからである。
プロレス団体のZERO-ONE社長であった橋本真也と交友があった関係で、ZERO-ONEに「ゼロワン戦士の詩」という歌を提供している。橋本死去後も、ZERO-ONEの後身となったZERO1-MAXの会場や中継番組で「HARD-BOILED CITY」「LONESOME RYDER」といった曲が使用されている。ZERO1-MAXの会場でメインイベント終了後に「HARD-BOILED CITY」が流れるが、イントロの空襲のサイレンが会場に鳴った瞬間に「何かの緊急事態か」と驚く観客がいる。
歴代のギタリスト、田中・斉藤光浩・白浜の3人は、ARBの再結成後、アリーナ37℃のライター角野恵津子の企画により「ロックな三色丼」というタイトルのライブを行った。また、田中と斉藤はKIT16を結成するなど、共に活動している。
歴代メンバー
第1期(1977年 - 1983年)
- 1 石橋凌(Vo)、田中一郎(G)、KEITH(キース、Dr)、宮城伸一郎(B)、エンマ(Key)
- 2 石橋凌(Vo)、田中一郎(G&B)、KEITH(Dr)
- 3 石橋凌(Vo)、田中一郎(G)、KEITH(Dr)、サンジ(B)
第2期(1983年 - 1986年)
- 4 石橋凌(Vo)、KEITH(Dr)、サンジ(B)、斉藤光浩(G)
- 5 石橋凌(Vo)、KEITH(Dr)、斉藤光浩(G)、ジャン=ジャック・バーネル(B)
- 6 石橋凌(Vo)、KEITH(Dr)、斉藤光浩(G)、岡部滋(B)
第3期(1986 - 1990年)
- 7 石橋凌(Vo)、KEITH(Dr)、岡部滋(B)、白浜久(G)
- 8 石橋凌(Vo)、KEITH(Dr)、白浜久(G)、浅田孟(B)
第4期(1998年 - )
- 9 石橋凌(Vo)、KEITH(Dr)、内藤幸也(G)、EBI(B)
- 10 KEITH(Dr)、内藤幸也(G)、EBI(B)
略歴
石橋と田中はARB結成前からの知り合いであり、田中と白浜は幼馴染であった。
バンド結成当初、ボーカリストを探していた田中から相談を受けた甲斐よしひろは、照和でボーイをしていた時に歌っていた石橋凌を思い出し、彼はどうかと薦めた。
デビュー前、後楽園球場でのピンク・レディーのコンサートにおいて前座を務めた際、白の囚人服を着て登場したところ、ビクターエンタテインメント関係者の目にとまり、レコード会社が決まった。
- 1977年 - 83年
- デビュー時の所属事務所はシンコーミュージックで、事務所はベイシティローラーズのような、いわゆるアイドルグループとして売り出そうとしていた。しかし事務所との方向性の違いにより1年弱で独立、その際メンバー2人(宮城とエンマ)が脱退し、ベース不在のまま1979年に「魂こがして」をリリースしている。当時、極貧生活のためメンバーは質屋通いしていた。その後、新宿ロフトなどのライブハウスをメインに活動、ライブバンドとして知れ渡る。
- 1983年
- バンドのリーダーであった田中がツアー中に突然の脱退。その後、サポートとして参加した斉藤が正式加入する。
- 1983 - 85年
- メンバーの楽器を横流ししていたため、サンジを解雇。ベースが抜けるという危機に、急遽KEITHの親友であるストラングラーズのジャン=ジャック・バーネルが来日し、ベーシストとして一時参加。その後、オーディションにより岡部滋が正式ベーシストとして加入。
- 1986年
- 1986 - 87年
- 2枚のアルバムに参加した後、斉藤が脱退。白浜が加入。10thアルバム『ROCK OVER JAPAN』を最後に岡部が脱退。シーナ&ロケッツの浅田孟が加入。
- 1988年
- デビュー10周年にして初の日本武道館ライブを実施。
- 1990年
- 松田優作の急逝を受けて石橋が俳優転向宣言。これによりARBは解散。
- 1997 - 98年
- 再結成。新宿ロフトで復活を果たす。
- 1999年
- 武道館ライブを行う。
- 2003年
- デビュー25周年ツアーを実施。
- 2005年
- 東北楽天ゴールデンイーグルスの公認応援歌「荒鷲のうた」を発表。
- 2006年3月1日
- 石橋の脱退表明により活動停止。
ディスコグラフィ
シングル
- 野良犬/OH! PLEASE(1978年)
- ワイルド・ローティーン・ガール/ジャックナイフ・ブルース(1979年)
- 魂こがして/Tokyo Cityは風だらけ(1979年)
- ノクターン・クラブ/R&R AIR MAIL(1980年)
- BLACK X'mas/Dance music/ハリケーン・バンド(1980年)
- ダディーズ・シューズ/シェリーは昼間死んでいる(1981年)
- クレイジー・ラブ/エイリーン(1982年)
- さらば相棒/ピエロ(1982年)
- トラブルド・キッズ/Give Me A Chance(1983年)
- Deep Inside/Fight it Out!(1985年)(12インチシングル)
- Blue Color Dancer/Big Romance/ONE WAY TRIP(1985年)(12インチシングル)
- God Bless The Ring/挑戦者(ARB)のテーマ/魂こがして(1986年)(12インチシングル)
- AFTER '45/踊り子ルシア(1986年)
- プライベートガール/SPEED OF LOVE(1986年)
- HAPPINESS/SAY! NO!!(1987年)
- SYSTEM IN SYSTEM/そして明日から(1988年)
- Long, Long Way/Rock it! Baby(1988年)
- MURDER GAME/NO EASY ROAD(1989年)(「MURDER GAME」は歌詞の内容が宮崎勤による東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件に酷似しているとNHKから指摘があったため、放送禁止になったという逸話がある)
- TOKYO OUTSIDER/スケアクロウ/魂こがして(1998年)
- INFINITELY/はじまりの詩/バラとサボテン/淋しい街から(1998年)
- 反逆のブルースを歌え/June Rain/SOULFUL DAY(1999年)(70年代のテニスウエアに身を包み、笑みを浮かべるキースのジャケットは反響を呼んだ)
- HARD-BOILD CITY/LOVELESS TOWN/共犯者よ/HARD-BOILED CITY (HARD-BOILED MIX)(2001年)
- HEY! WAR(石橋凌のソロシングル「忘れてはイケナイ物語り」(2002年)に収録。ブッシュ政権のイラクへの宣戦布告を受けて)
- 荒鷲のうた(2005年)
アルバム
第1期
- A.R.B.(1979年)
- BAD NEWS(1980年)
- BOYS&GIRLS(1981年)
- Snap Your Fingers/指を鳴らせ!(1981年)
- W(1982年)
- トラブル中毒(1983年)
第2期
- YELLOW BLOOD(1984年)
- 砂丘1945年(1985年)
第3期
- ONE and ONLY DREAMs(1986年)
- ROCK OVER JAPAN(1987年)
- PAPERS BED(1988年)
- SYMPATHY(1989年)
第4期
- REAL LIFE(1998年)
- EL DORADO(1999年)
- HARD-BOILED CITY(2001年)
- KAZA-BANA(2003年)
ライブアルバム、ベストアルバム
- ARB LIVE/魂こがして(1983年)
- WORK SONGS(1986年)
- DAYS OF A.R.B Vol.1(1987年)
- DAYS OF A.R.B Vol.2(1987年、Vol.1と同時発売)
- LOVE THE LIVE(1989年、1988年10月31日に行われた10th anniversary "魂こがして" in 日本武道館を収録)
- BALLADS AND WORK SONGS(1990年)
- RED BOX/ARB LIVE(1980-1990)(1990年、初回限定版のみ「銀行マン」収録)
- BLACK Xmas〜ARB SECRET SINGLES(1991年)
- DAYS OF A.R.B Vol.3(1993年)
- 魂、 ARB COMPLETE BEST 1978-1990(1999年、ファン投票による選曲)
- 武道館LIVE〜'99.1.24 Days of ARB(2000年)
- LOCUS 1998-2004 ARB LIVE BEST(2004年)
- DAYS OF A.R.B Vol.4(2006年)
- ARB Is(2006年)
- A.R.B. THE BEST "Long Long Way"(2008年)
外部リンク
- ARB OFFICIAL WEB SITE 公式サイト