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{{Infobox 携帯電話の仕様表
[[Image:P1050350.JPG|thumb|250px|W41H(インフィニティブラック)オープン]]
| 機種名 = W41H
[[Image:P1050348.JPG|thumb|250px|W41H(インフィニティブラック)クローズ]]
| 画像1 = [[Image:Au Hitachi W41H (infinity black, opened).JPG|250px|W41H(インフィニティブラック)]]<br />W41H(インフィニティブラック)
[[Image:P1050365.JPG|thumb|250px|ワンセグ受信時]]
| 画像2 = [[Image:Au Hitachi W41H (infinity black, closed).JPG|250px|W41H(インフィニティブラック)]]<br />W41H(インフィニティブラック)
| キャリア = au
| 製造 = 日立製作所
| 発売年 = 2006年
| 発売日 = 2月11日
| OS = [[REX OS]]
| CPU = [[クアルコム|Qualcomm]] MSM6550<br/>225MHz
| 通信方式 = [[CDMA2000 1x RTT]]
| データ通信方式 = [[1xEV-DO Rel.0]]
| 利用周波数帯 = [[800MHz帯|L800MHz]]<ref>[[2012年]][[7月23日]]より利用不可</ref>
| 形状 = 回転2軸ヒンジ型
| 幅 = 53
| 長さ = 106
| 厚さ = 27
| 重量 = 159
| 連続通話時間 = 220分
| 連続待受時間 = 240時間
| 充電時間 = 140分
| データフォルダ = 70[[MB]]
| 外部メモリ = [[SDメモリーカード#miniSDカード|miniSD]]
| 日本語入力 = [[ATOK]] for au・APOT
| FeliCa = あり
| 赤外線通信機能 = [[IrDA]]
| Bluetooth = なし
| 放送受信機能 = [[ワンセグ]]<br />FM放送対応
| 備考 = Infinity BK ByM田
| メイン画面方式 = [[液晶ディスプレイ]]
| メイン画面解像度 = ワイド[[QVGA]]<br />(240×400ドット)
| メイン画面サイズ = 2.7[[インチ]]
| メイン画面色数 = 65,536色(ワンセグ視聴時262,144色)
| サブ画面有無 = なし
| メインカメラ有無 = あり
| メインカメラ画素数 = 207万
| メインカメラ方式 = CMOS
| メインカメラ機能 = [[オートフォーカス|AF]]付き
| サブカメラ有無 = なし
| 本体色1 = black
| 本体色1の名 = インフィニティブラック<br />(Infinity Black)
| 本体色2 = white
| 本体色2の色名 = グレースホワイト<br />(Grace White)
}}


'''W41H'''('''だぶりゅよんいちえいち'''は、[[日立製作所]][[カシオ日立モバイルコミュニケーションズ]])が開発し、[[KDDI]]の[[Au (携帯電話)|au]]ブランドで販売された[[CDMA 1X WIN]]の携帯電話である。
'''W41H'''(ダブリュヨンイチエイチ)は、[[日立製作所]]、および[[カシオ日立モバイルコミュニケーションズ]](現・[[日本電気]](NEC))が開発し、[[KDDI]]、および[[沖縄セルラー電話]]の[[Au (携帯電話)|au]]ブランドで販売された[[CDMA 1X WIN]](後のau 3G)の携帯電話である。


==概要==
== 概要 ==
[[Image:Au Hitachi W41H (infinity black, view style).JPG|thumb|left|160px|ワンセグ受信時]]
W41Hは[[W32H]]の発展型で、au電話としては最大の2軸回転式2.7インチ[[液晶ディスプレイ]]および2.1メガピクセル・オートフォーカスカメラや[[ワンセグ]]対応テレビチューナーを搭載する(アナログ放送には対応しない)携帯電話端末である。[[EZ Felica]]([[Edy]]、[[モバイルSuica]]等が利用可能)や[[SD-Audio]]、SD-Video等、auが携帯電話端末向けに提供する大部分の機能、サービスに対応する。付属の充電スタンドに装着すると小型のテレビスタンドになる。2006年のWIN対応春モデル中、本体の体積・質量ともに最大だが、最も多機能なハイエンドモデルである。
W41Hは、auの2軸回転式2.7インチワイドディスプレイ[[液晶ディスプレイ]]および2.1メガピクセル・オートフォーカスカメラや[[ワンセグ]]対応テレビチューナーを搭載する(アナログ放送には対応しない)携帯電話端末である。[[EZ FeliCa]]([[Edy]]、[[モバイルSuica]]等が利用可能)や[[SD-Audio]]([[AAC]])、SD-Video等、auが携帯電話端末向けに提供する大部分の機能、サービスに対応する。付属の充電スタンド小型のテレビスタンドになる。2006年のWIN対応春モデル中、本体の体積・質量ともに最大だが、最も多機能な[[ハイエンド]]モデルである。


同社プラズマテレビ、[[Wooo]]をイメージしたデザインで、卓上ホルダやアンテナなど随所にテレビを意識させるフォルムに仕上げている。外装には高度な2色・2層成型を施しており、ディスプレイや着信ランプと外装との間に凹凸のないフラットなボディを特徴とする。
同社プラズマテレビ、[[Wooo]]をイメージしたデザインで、卓上ホルダやアンテナなど随所にテレビを意識させるフォルムに仕上げている。外装には高度な2色・2層成型を施しており、ディスプレイや着信ランプと外装との間に凹凸のないフラットなボディを特徴とする。


また、かつては日立の携帯電話といえば「[[日立の樹]]」の[[着信メロディ]]がプリセットされていることで有名だったが、C451H以来久しぶりに「日立の樹」がプリセットされた。
また、かつては日立の携帯電話といえば「[[日立の樹]]」の[[着信メロディ]]がプリセットされていることで有名だったが、[[C451H]](2001年)以来久しぶりに「日立の樹」がプリセットされた。


== 評判 ==
== 評判 ==
{{出典の明記|date=2021年3月|section=1}}
当時のワンセグ対応端末としては新サービスに対応するなど完成度が高く、ヘビーユーザーなどに支持された。また、[[フルブラウザ]]であるPCサイトビューアーや、[[Word]]や[[Excel]]などのファイルが回覧できるPCドキュメントビューーを搭載し、ビジネスマンにも好評。しかし高機能ゆえボディの大きさや重さ、ボタンの押しにくさなど少なからず悪評もある。
当時のワンセグ対応端末としては新サービスに対応するなど完成度が高く、ヘビーユーザーなどに支持された。また、[[フルブラウザ]]であるPCサイトビューアーや、[[Microsoft Word|Word]]や[[Microsoft Excel|Excel]]などのファイルが表示できるPCドキュメントビューーを搭載し、ビジネスマンにも好評。しかし高機能ゆえボディの大きさや重さ、ボタンの押しにくさなど少なからず悪評もある。


==沿革==
== 沿革 ==
*[[2006年]][[1月19日]] 発表
*[[2006年]][[1月19日]] - KDDI、および日立製作所より公式発表
*[[2006年]][[2月11日]] 発売
*2006年[[2月11日]] - 日本全国にて発売開始。
*[[2012年]][[7月22日]] - 本機を含むL800MHzを用いたau携帯電話向けサービスの停波により、[[7月23日|翌日]]より利用不可能となる。


==仕様==
== 不具合 ==
*2006年3月8日発表の不具合([[W41CA]]、W41H)
*機種名 W41H
**ペア機能画面でペア相手のデータのスクロール表示中に別画面に移動した場合、省電力モードへと移行できなくなる。
*サイズ 約53×106×27mm(閉じた状態・突起部除く)
**「au Music Port」でCDから取り込んだ楽曲をminiSDカードに転送して再生した場合、音がこもって聞こえる。
*質量 約159g(電池パック含む)
*2006年4月4日発表の不具合(W41H)
*色 インフィニティブラック、グレースホワイト
**特定の放送局(山梨県及び東海、北陸、近畿地方以西)のワンセグ放送を視聴した場合、番組連動のデータ放送が正しく表示できない。
*連続通話時間 220分
*2006年6月7日発表の不具合(W41CA、W41H)
*連続待受時間 240時間
**ダウンロードした「電子ブックコンテンツ」をminiSDに移動、または「au Music Port」にバックアップ後に、戻して再生すると、ページが再生できなくなるか、画像の一部が乱れる。
*充電時間 140分
**ダウンロードした「EZムービー」をminiSDに移動、または、au Music Portにバックアップした場合、音声が出ないか、画像の一部が乱れる。
*液晶 2.7[[インチ]]ワイドQVGA(240×400[[ドット]])
**ダウンロードした「EZ 着うた」をminiSDに移動、または、au Music Portにバックアップした場合、ノイズが入る。
*カメラ
*2008年3月18日発表の不具合(W41CA、W41H、及び[[W32H]])
**約207万[[画素]][[CMOS]]センサー
**長い入力文字列を漢字に変換、確定した後に発話キーで確定を取り消すと、電源が落ちる。
*データフォルダ容量 70MB
*外部メモリ [[miniSD]]
*SAR値


いずれも「ケータイアップデート」で修正が可能。また、購入時期によっては既に修正されている。
==対応サービス==

== 対応サービス ==
*[[EZテレビ]]([[ワンセグ]])
*[[EZテレビ]]([[ワンセグ]])
*[[Au LISTEN MOBILE SERVICE|au LISTEN MOBILE SERVICE]]
*[[LISMO|au LISTEN MOBILE SERVICE]]
*[[PCサイトビューアー]]
*[[PCサイトビューアー]]
*PCドキュメントビューアー
*PCドキュメントビューアー
*[[着うたフル|着うたフル&reg;]]
*[[着うたフル]]
*[[EZ・FM]]
*[[EZ・FM]]
*[[EZ FeliCa]]
*[[EZ FeliCa]]
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*安心ナビ
*安心ナビ


==関連項目==
== 関連項目 ==
*[[携帯電話]]
*[[携帯電話]]
*[[Au (携帯電話)|au(携帯電話)]]
*[[au (携帯電話)]]
*[[日立製作所]]
*[[日立製作所]]
*[[CDMA 1X WIN]]
*[[CDMA 1X WIN]]
*[[カシオ日立モバイルコミュニケーションズ]]
*[[カシオ日立モバイルコミュニケーションズ]]


==外部リンク==
== 外部リンク ==
*[http://www.hitachi.co.jp/Prod/vims/mobilephone/w41h/index.html 日立W41H商品ページ]
*[http://www.hitachi.co.jp/Prod/vims/mobilephone/w41h/index.html W41H (HITACHI)]
*[http://www.au.kddi.com/ au by KDDI]
*[http://www.au.kddi.com/manual/w41h/ KDDI au: オンラインマニュアル > W41H]
*[http://form.allabout.co.jp/1/207045/1/product/207045.htm 欲求を満たす、色艶ケータイ(For M記事)]
*[http://form.allabout.co.jp/1/207045/1/product/207045.htm 欲求を満たす、色艶ケータイ(For M記事)]
*[http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/showcase_top/27813.html ケータイ新製品SHOW CASE au W41H]
*[http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/features/au06s/w41h.html ITmedia記事]


== 注 ==
[[Category:携帯電話 (au)]]
{{Reflist}}
[[Category:日立製作所]]

[[Category:携帯電話端末]]
{{au WINモデル}}
{{keitai-stub}}
{{keitai-stub}}

[[Category:携帯電話端末 (au 第三世代)|W41H]]
[[Category:携帯電話端末 (日立製作所)]]

2021年3月14日 (日) 03:29時点における最新版

au W41H
W41H(インフィニティブラック)
W41H(インフィニティブラック)
W41H(インフィニティブラック)
W41H(インフィニティブラック)
キャリア au
製造 日立製作所
発売日 2006年2月11日
概要
OS REX OS
CPU Qualcomm MSM6550
225MHz
音声通信方式 CDMA2000 1x RTT
L800MHz[1]
データ通信方式 1xEV-DO Rel.0
形状 回転2軸ヒンジ型
サイズ 106 × 53 × 27 mm
質量 159 g
連続通話時間 220分
連続待受時間 240時間
充電時間 140分
外部メモリ miniSD
日本語入力 ATOK for au・APOT
FeliCa あり
赤外線通信機能 IrDA
Bluetooth なし
放送受信機能 ワンセグ
FM放送対応
備考 Infinity BK ByM田
メインディスプレイ
方式 液晶ディスプレイ
解像度 ワイドQVGA
(240×400ドット)
サイズ 2.7インチ
表示色数 65,536色(ワンセグ視聴時262,144色)
サブディスプレイ
なし
メインカメラ
画素数・方式 207万画素CMOS
機能 AF付き
サブカメラ
なし
カラーバリエーション
インフィニティブラック
(Infinity Black)
グレースホワイト
(Grace White)
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

W41H(ダブリューヨンイチエイチ)は、日立製作所、およびカシオ日立モバイルコミュニケーションズ(現・日本電気(NEC))が開発し、KDDI、および沖縄セルラー電話の各auブランドで販売されたCDMA 1X WIN(後のau 3G)の携帯電話である。

概要[編集]

ワンセグ受信時

W41Hは、au初の2軸回転式2.7インチワイドディスプレイ液晶ディスプレイおよび2.1メガピクセル・オートフォーカスカメラやワンセグ対応テレビチューナーを搭載する(アナログ放送には対応しない)携帯電話端末である。EZ FeliCaEdyモバイルSuica等が利用可能)やSD-AudioAAC)、SD-Video等、auが携帯電話端末向けに提供する大部分の機能、サービスに対応する。付属の充電スタンドは小型のテレビスタンドになる。2006年のWIN対応春モデル中、本体の体積・質量ともに最大だが、最も多機能なハイエンドモデルである。

同社プラズマテレビ、Woooをイメージしたデザインで、卓上ホルダやアンテナなど随所にテレビを意識させるフォルムに仕上げている。外装には高度な2色・2層成型を施しており、ディスプレイや着信ランプと外装との間に凹凸のないフラットなボディを特徴とする。

また、かつては日立の携帯電話といえば「日立の樹」の着信メロディがプリセットされていることで有名だったが、C451H(2001年)以来久しぶりに「日立の樹」がプリセットされた。

評判[編集]

当時のワンセグ対応端末としては新サービスに対応するなど完成度が高く、ヘビーユーザーなどに支持された。また、フルブラウザであるPCサイトビューアーや、WordExcelなどのファイルが表示できるPCドキュメントビューアーを搭載し、ビジネスマンにも好評。しかし高機能ゆえボディの大きさや重さ、ボタンの押しにくさなど少なからず悪評もある。

沿革[編集]

  • 2006年1月19日 - KDDI、および日立製作所より公式発表。
  • 2006年2月11日 - 日本全国にて発売開始。
  • 2012年7月22日 - 本機を含むL800MHzを用いたau携帯電話向けサービスの停波により、翌日より利用不可能となる。

不具合[編集]

  • 2006年3月8日発表の不具合(W41CA、W41H)
    • ペア機能画面でペア相手のデータのスクロール表示中に別画面に移動した場合、省電力モードへと移行できなくなる。
    • 「au Music Port」でCDから取り込んだ楽曲をminiSDカードに転送して再生した場合、音がこもって聞こえる。
  • 2006年4月4日発表の不具合(W41H)
    • 特定の放送局(山梨県及び東海、北陸、近畿地方以西)のワンセグ放送を視聴した場合、番組連動のデータ放送が正しく表示できない。
  • 2006年6月7日発表の不具合(W41CA、W41H)
    • ダウンロードした「電子ブックコンテンツ」をminiSDに移動、または「au Music Port」にバックアップ後に、戻して再生すると、ページが再生できなくなるか、画像の一部が乱れる。
    • ダウンロードした「EZムービー」をminiSDに移動、または、au Music Portにバックアップした場合、音声が出ないか、画像の一部が乱れる。
    • ダウンロードした「EZ 着うた」をminiSDに移動、または、au Music Portにバックアップした場合、ノイズが入る。
  • 2008年3月18日発表の不具合(W41CA、W41H、及びW32H
    • 長い入力文字列を漢字に変換、確定した後に発話キーで確定を取り消すと、電源が落ちる。

いずれも「ケータイアップデート」で修正が可能。また、購入時期によっては既に修正されている。

対応サービス[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

[編集]

  1. ^ 2012年7月23日より利用不可