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「WX04SH」の版間の差分

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== 概要 ==
== 概要 ==
ウィルコム向けとしては初となる[[AQUOS PHONE]]シリーズの端末で、グループ会社の[[ソフトバンクモバイル]]向けに発売されている[[SoftBank 205SH|AQUOS PHONE ss(205SH)]]をベースとして開発された。205SHと異なり、カメラが490万画素になり、[[SoftBank 4G]](AXGP)に対応しておらず、放射能測定機能も搭載していないが、プリインストールされているアプリなど、その他の内容は205SHと同じであり、アクセサリ類も流用可能。
ウィルコム向けとしては初となる[[AQUOS PHONE]]シリーズの端末で、グループ会社の[[ソフトバンクモバイル]]向けに発売されている[[SoftBank 205SH|AQUOS PHONE ss(205SH)]]をベースとして開発された。205SHと異なり、カメラが490万画素になり、[[SoftBank 4G]](AXGP)に対応しておらず、放射能測定機能も搭載していないが、プリインストールされているアプリなど、その他の内容は205SHとほぼ同じであり、ケースなどのアクセサリ類も流用可能。


対応料金コースは「ウィルコムプランLite」および「ウィルコムプランD+」で、その他の料金コースでの契約はできない。機種変更の場合でも料金コースの維持はできず、前述の2コースのいずれかへの変更が必須となる。当初は一度契約すると、ウィルコムプランLiteとウィルコムプランD+の間であっても、機種変更を伴わない料金コースの変更が出来なかったが、本機種発売以前の9月9日に相互の料金コース変更に対応した。
対応料金コースは「ウィルコムプランLite」および「ウィルコムプランD+」で、その他の料金コースでの契約はできない。機種変更の場合でも料金コースの維持はできず、前述の2コースのいずれかへの変更が必須となる。当初は一度契約すると、ウィルコムプランLiteとウィルコムプランD+の間であっても、機種変更を伴わない料金コースの変更が出来なかったが、本機種発売以前の9月9日に相互の料金コース変更に対応した。
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PHSと[[ULTRA SPEED]](DC-HSDPA方式)のデュアルデータ通信に対応。PHS通信は料金コースのデータ通信量にカウントされず、またデータ通信量上限に達しても速度制限されない。PHS通信でのみテザリングが利用可能(3G通信によるテザリングには非対応)で、このためテザリングオプションは不要(オプション契約が無くてもテザリングが可能)となっている。
PHSと[[ULTRA SPEED]](DC-HSDPA方式)のデュアルデータ通信に対応。PHS通信は料金コースのデータ通信量にカウントされず、またデータ通信量上限に達しても速度制限されない。PHS通信でのみテザリングが利用可能(3G通信によるテザリングには非対応)で、このためテザリングオプションは不要(オプション契約が無くてもテザリングが可能)となっている。


メールアドレスはwcm.ne.jpのアドレス(MMS)の利用となるが、機種変更で事前にオンラインサインアップを実施してメールの設定を控えてある場合、設定を適切に行えば、PHS通信ONの状態に限りwillcom.comまたはpdx.ne.jpのアドレスの送受信も可能となる<ref>[http://www.willcom-inc.com/ja/lineup/wx/04sh/set_pdxmail/ ウィルコムのEメールを送受信する方法について] より。</ref>。ただし自動受信には非対応。また、現状はPCメール相当として扱われるため、送信先の迷惑メール設定次第では受信拒否される場合がある。事前のオンラインサインアップが未実施の場合はwillcom.comまたはpdx.ne.jpのアドレスは利用できないが、メールアドレス自体は保存されているので、利用可能な機種に機種変更すれば以前の状態から利用を再開できる。新規の場合はWX04K同様、willcom.comまたはpdx.ne.jpのアドレスは提供されず使用不可となる。
メールアドレスはwcm.ne.jpのアドレス(MMS)の利用となるが、機種変更で事前にオンラインサインアップを実施してメールの設定を控えてある場合、設定を適切に行えば、PHS通信ONの状態に限りwillcom.comまたはpdx.ne.jpのアドレスの送受信も可能となる<ref>[http://www.willcom-inc.com/ja/lineup/wx/04sh/set_pdxmail/ ウィルコムのEメールを送受信する方法について] より。</ref>。ただしメール受信のPUSH通知には非対応。また、現状はPCメール相当として扱われるため、送信先の迷惑メール設定次第では受信拒否される場合がある。事前のオンラインサインアップが未実施の場合はwillcom.comまたはpdx.ne.jpのアドレスは利用できないが、メールアドレス自体は保存されているので、利用可能な機種に機種変更すれば以前の状態から利用を再開できる。新規の場合はWX04K同様、willcom.comまたはpdx.ne.jpのアドレスは提供されず使用不可となる。


3GによるSMSおよびMMS(電話番号あて)に対応するが、PHSの特徴である直送メール「ライトメール」には対応していない。
3GによるSMSおよびMMS(電話番号あて)に対応するが、PHSの特徴である直送メール「ライトメール」には対応していない。
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電話番号はPHS番号と3G番号の2つを持ち、3Gの電話番号についてはMNPに対応しており、MNP転入による新規契約、MNP転出による解約の他、他社ではあり得ない「MNP転入と同時の機種変更」(3G非対応機種からの機種変更の場合。既存のPHS回線と組み合わせる)や「MNP転出と同時の機種変更」(3G非対応機種への機種変更の場合。PHS番号と3G番号の紐付けが解除されPHS番号のみ残る)も可能である。ユニバーサルサービス料は1回線分のみ請求される。
電話番号はPHS番号と3G番号の2つを持ち、3Gの電話番号についてはMNPに対応しており、MNP転入による新規契約、MNP転出による解約の他、他社ではあり得ない「MNP転入と同時の機種変更」(3G非対応機種からの機種変更の場合。既存のPHS回線と組み合わせる)や「MNP転出と同時の機種変更」(3G非対応機種への機種変更の場合。PHS番号と3G番号の紐付けが解除されPHS番号のみ残る)も可能である。ユニバーサルサービス料は1回線分のみ請求される。


バックライト制御やバックグラウンドタスクの自動抑制などによる省電力技術「エコ技」機能を搭載している。電池容量は2080mAh。
バックライト制御やバックグラウンドタスクの自動抑制などによる省電力技術「エコ技」機能を搭載している。電池容量は2080mAhで取り外しは出来ず、交換は修理対応となる


同社のウィルコム向けスマートフォンは、2010年1月に発売された[[WS027SH|HYBRID W-ZERO3(WS027SH)]]以来3年8ヶ月ぶりとなる。
同社のウィルコム向けスマートフォンは、2010年1月に発売された[[WS027SH|HYBRID W-ZERO3(WS027SH)]]以来3年8ヶ月ぶりとなる。

2013年11月15日 (金) 23:42時点における版

ウィルコム AQUOS PHONE es WX04SH
キャリア ウィルコム
製造 シャープ
発売日 2013年9月19日
概要
OS Android 4.1
CPU Qualcomm
Snapdragon S4
MSM8260A 1.5GHz(デュアルコア)
音声通信方式 国内:PHS(1.9GHz)/W-CDMA(900/1500/2100MHz)
海外:W-CDMA(900/1500/2100MHz)
データ通信方式 PHS(1.9GHz)
ULTRA SPEED(DC-HSDPA)
IEEE 802.11b/g/n
形状 ストレート
サイズ 120 × 60 × 11.9 mm
質量 120 g
連続通話時間 約14時間(PHSモード)/約13時間(3Gモード)
連続待受時間 約400時間(PHS/3Gデュアルモード)
充電時間 約3.5時間
バッテリー 2080mAh
内部メモリ RAM:1GB
ROM:8GB
外部メモリ microSD
(最大2GB)
microSDHC
(最大32GB)
日本語入力 iWnn
FeliCa あり
赤外線通信機能 あり
テザリング Wi-Fi
Bluetooth 3.0+EDR
放送受信機能 ワンセグ対応
外部接続 MicroUSB、3.5φイヤホン端子
メインディスプレイ
方式 TFT
解像度 FWVGA
(480×854ドット)
サイズ 4.0インチ
表示色数 約1677万色
サブディスプレイ
なし
メインカメラ
画素数・方式 約490万画素画素CMOS
機能 手振れ補正対応AF
サブカメラ
画素数・方式 約30万画素画素CMOS
カラーバリエーション
ホワイト
ダークブルー
ブラック
ピンク
レッド
ターコイズグリーン
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

WX04SH(ダブリューエックスゼロヨンエスエイチ)は、シャープによって開発された、Android搭載PHS/3Gデュアルモード対応端末である。愛称はAQUOS PHONE es(アクオスフォン イーエス)。

概要

ウィルコム向けとしては初となるAQUOS PHONEシリーズの端末で、グループ会社のソフトバンクモバイル向けに発売されているAQUOS PHONE ss(205SH)をベースとして開発された。205SHと異なり、カメラが490万画素になり、SoftBank 4G(AXGP)に対応しておらず、放射能測定機能も搭載していないが、プリインストールされているアプリなど、その他の内容は205SHとほぼ同じであり、ケースなどのアクセサリ類も流用が可能。

対応料金コースは「ウィルコムプランLite」および「ウィルコムプランD+」で、その他の料金コースでの契約はできない。機種変更の場合でも料金コースの維持はできず、前述の2コースのいずれかへの変更が必須となる。当初は一度契約すると、ウィルコムプランLiteとウィルコムプランD+の間であっても、機種変更を伴わない料金コースの変更が出来なかったが、本機種発売以前の9月9日に相互の料金コース変更に対応した。

PHSとULTRA SPEED(DC-HSDPA方式)のデュアルデータ通信に対応。PHS通信は料金コースのデータ通信量にカウントされず、またデータ通信量上限に達しても速度制限されない。PHS通信でのみテザリングが利用可能(3G通信によるテザリングには非対応)で、このためテザリングオプションは不要(オプション契約が無くてもテザリングが可能)となっている。

メールアドレスはwcm.ne.jpのアドレス(MMS)の利用となるが、機種変更で事前にオンラインサインアップを実施してメールの設定を控えてある場合、設定を適切に行えば、PHS通信ONの状態に限りwillcom.comまたはpdx.ne.jpのアドレスの送受信も可能となる[1]。ただしメール受信のPUSH通知には非対応。また、現状はPCメール相当として扱われるため、送信先の迷惑メール設定次第では受信拒否される場合がある。事前のオンラインサインアップが未実施の場合はwillcom.comまたはpdx.ne.jpのアドレスは利用できないが、メールアドレス自体は保存されているので、利用可能な機種に機種変更すれば以前の状態から利用を再開できる。新規の場合はWX04K同様、willcom.comまたはpdx.ne.jpのアドレスは提供されず使用不可となる。

3GによるSMSおよびMMS(電話番号あて)に対応するが、PHSの特徴である直送メール「ライトメール」には対応していない。

通話についてはPHS・3Gの両対応で、設定で発信時にどちらを優先させるか変更でき、またダイヤル画面にてPHSと3Gのどちらで発信するかを切り替えることもできる。3Gによる通話は相手に関わらず一律30秒/21円、PHSによる通話は新ウィルコム定額プランS相当となる。3Gの番号はソフトバンクモバイルのホワイトプランの無料通話先に含まれ、掛けた際にはソフトバンクモバイルの識別音が流れる。3Gは圏外通知もソフトバンク扱い。

電話番号はPHS番号と3G番号の2つを持ち、3Gの電話番号についてはMNPに対応しており、MNP転入による新規契約、MNP転出による解約の他、他社ではあり得ない「MNP転入と同時の機種変更」(3G非対応機種からの機種変更の場合。既存のPHS回線と組み合わせる)や「MNP転出と同時の機種変更」(3G非対応機種への機種変更の場合。PHS番号と3G番号の紐付けが解除されPHS番号のみ残る)も可能である。ユニバーサルサービス料は1回線分のみ請求される。

バックライト制御やバックグラウンドタスクの自動抑制などによる省電力技術「エコ技」機能を搭載している。電池容量は2080mAhで取り外しは出来ず、交換は修理対応となる。

同社のウィルコム向けスマートフォンは、2010年1月に発売されたHYBRID W-ZERO3(WS027SH)以来3年8ヶ月ぶりとなる。

搭載アプリ


その他機能

主な対応サービス
PHS通話・通信 3G通話・通信 テザリング(PHSのみ) WiFi
Bluetooth 赤外線通信 GPS ワンセグテレビ
おサイフケータイNFC 緊急速報メール 防水/防塵

沿革

脚注

  1. ^ ウィルコムのEメールを送受信する方法について より。
  2. ^ 技術基準適合証明等を受けた機器の検索 - 001-P00375
  3. ^ OET List Exhibits Report - APYHRO00195
  4. ^ Qualified Design Listing Details - B021414
  5. ^ 「STREAM<201HW>」ならびに「AQUOS PHONE es<WX04SH>」の発売について | ウィルコム(WILLCOM)

関連項目


外部リンク